DEVILMAN REBORN ~LOST DESTINY~ 作:カナト
あれから数日が経過した。
雷沼虎之介との一件で、光子力研究所の買収問題は白紙に戻ることになった。
セイクリッドセイヴァー、暴走デビルマン、地獄王ゴードンの襲撃。
それら全てを受けてなお、研究所が無事だったのは奇跡と言っても過言ではない。
なお、アルテミスAが戦闘不能にした暴走デビルマンたちは死亡してはいない。
昏睡状態ではあるが、保護して三者連合の本部に送られている。
あれから、セイクリッドセイヴァーは姿を現していない。
それと同時に、暴走デビルマン事件も聞かなくなってきた。
ホーリースパーク事態、今は雷沼虎之介の動向が掴めていないらしい。
今まで人類の救世主として、大大的に自らを宣伝していたにも関わらず、突然の失踪に世間が騒いでいた。
そして、それに合わせて俺はというと、飛鳥代表の策略によって人類の敵という奴らの配役から解放されることになった。
『全ては悪の天才科学者ドクター・ヘルが、兜家を陥れるために起こした計画なのだ』と。
それだけでなく、これまでの腹いせと言わんばかりに、あいつは雷沼虎之介がドクター・ヘルの息子であることも告発した。
そして、その報道が流れようとも、雷沼は世間に姿を現さなかった。
神聖なる救世主セイクリッドセイヴァー。
その存在が消えたことによる影響は大きかったが、それでも世間はすぐに日常に戻って行った。
何故なら、既に彼らの求める救世主は戻ってきていたからだ。
「本当に薄情だよな……人間ってのはよ」
そう言っては、いつかみたいに新聞を見ながら苦笑いを浮かべる。
そこには堂々と『我らが英雄!魔神皇帝の帰還‼』と書いてはマジンカイザーの写真が載っている。
「なぁ~にをしているのかしら?兜甲牙くぅ~ん?」
名前を呼ばれ、書けていたサングラスをクイっと上げる。
そこには、ピンク色のビキニを着ては豊満な乳房が強調されるように、前屈みになって顔を覗き込んでくるさやかが居た。
「いや、何って……世間の声を確認していたんだよ。エゴサみたいなもんだ、エゴサ」
「そんなこと、ここに来てまでするぅ!?ほんとに呆れちゃうわ」
そう言って、新聞を奪い取られてはパラソルの外を指さす。
「今日は甲牙が晴れて、自由の身になったお祝いに来てるのよ!?海に来るのなんて、久しぶりじゃない!」
そう、俺たちは今、海水浴場に来ている。
青い空、白い雲、さんさんとした太陽が俺たちを照らしている。
「おぉ~い、アニキー‼こっち来いよー‼」
「澄ました顔してないで、おまえもビーチバレー大会しようぜ、兜ぉ‼」
海パン姿のシローとボス、ヌケ、ムチャも手を振ってくる。
それだけでなく、ミネルバXもビキニに着替えて一緒に居た。
「昨日も戦闘続きで身体がバキバキなんだぜぇ?少しは休ませてくれよぉ」
腰を丸めて溜め息をつきながらも、俺は起き上がって日の下に出る。
「忘れちゃったの、世界の救世主様?私たちはまだ学生よ?もっと、青春を楽しまないと」
さやかがそう言っては、手を引かれてみんなの下まで連れていかれる。
羽を伸ばして遊ぶのなんて、いつぶりかもわからない。
ビーチバレーにビーチフラッグ、スイカ割りと遊ぶ中で、流石にはしゃぎ過ぎてばてる奴が出てくる。
「ひぃー、ひぃー。……ハメ、外し過ぎたわさ……もう、ダメ…」
「ボシュー、顔が真っ赤でしゅよー?」
大の字になって横になっているボス。
ヌケが顔を触るとジューっと手が焼けては「ひっ‼」と言って離す。
そんな中で、ミネルバがボスの状態を赤外線を通じて解析する。
「ボスさんの身体は、軽度の熱中症ですね。水分補給をされることを推奨します」
「はしゃぎ過ぎだろ、ボス。おまえ、加減ってものを知れよ」
「遊びに全力になれなくて、高校生ができるかってんだぁ‼」
両手両足を振り回して地団太を踏むボスに呆れた目を向けながら、「しゃーねぇ、ジュースでも買ってきてやるよ」と言って離れようとすれば、さやかも「あ、私も行くわ」と言って同行する。
「さやかも?何で?」
「ボスだけじゃなくて、みんなも水分補給は必要よ。多めに買ってきてあげましょう」
そう言って、2人で行くことに決まりかけたが、そこでシローが善意で手を挙げる。
「あ、じゃあ、俺も―――」
「し、シローちゃんは待っててぇ?2人になりたっ…じゃなくて、私たち2人で十分よ」
さやかはそう言っては「に、人数も多いし、1時間はかかるかもしれないからー‼」と謎の宣言をして俺の腕を強引に引いて離れた。
「ど、どうしたんだよ、さやか?ちょっと変だぜ?」
怪訝な顔で聞いてしまえば、さやかは両手を俺の左腕に回しては乳房を押し付けるように密着させてくる。
むにゅっとした柔らかい感触が広がる。
「さ、ささ、さやか…さん!?」
思わずさん付けで呼んでしまったが、彼女は頬を紅潮させて見上げてくる。
「ジュース……買ってくるのに時間がかかるって言ってあるし。少しは抜け出しても……良いよね?」
恋人にそんな色っぽい言い方をされれば、胸がドキッとしない男は居ない。
「い、良いんじゃないか?少しくらいなら……」
俺も満更でもない気持ちとなり、2人だけに成れるところに移動した。
ーーーーー
あまり人が居ないところまで来ては、シートを引いてうつ伏せに寝転がるさやか。
「最近、2人だけになれる時間なんて無かったじゃない?マジンカイザーとしても、アルテミスAとしても、戦い続きで」
「そ、そう…だな」
彼女は今、あられもない姿でうつ伏せになっている。
ビキニの紐を解き、背中が丸見えになっている。
そして、俺の手にはサンオイルのボトルがあり、ぱちゃっぱちゃっと片手に出している。
「甲牙ぁ~?好きな所に塗っていいからねぇ~?」
「好きな所って、おまえぇ…」
目を逸らしながら苦笑いを浮かべていると、さやかはフフっと笑って両足を軽く前後に振っては焦らしてくる。
震える両手で背中に触れてサンオイルを塗り始めれば、「ああぁんっ‼」と色っぽい声が漏れては上半身が跳《は》ねる。
「もぉ~、いきなり冷たいままで塗ったでしょ?そういうのは、塗る前に手で温めるものなのよ?」
「わ、わりぃわりぃ…」
謝った後、背中に塗り込みつつも俺の動きに合わせて揺れる身体に目が釘付けになる。
ぶにゅんっぶにゅんっぶにゅんっ。
うつ伏せになって潰れている乳房の横乳が、揺れているのが視界に入って集中できないんだ。
そして、背中に塗り続けていると片手を伸ばしてくる。
「甲牙ぁ~、腕もおねがぁ~い。あと、脚もぉ~」
「お、おう…」
頼まれるがままに、彼女がうつ伏せの状態のまま、腕や脚にもサンオイルを塗り込んでいく。
すると、さやかは胸を隠しながら起き上がった。
「今度は、おっぱいに塗ってみる?」
「え、あ、いや、それは…‼」
「フフッ、冗談よ!手の届かない所は全部塗ってもらったし、もうお仕舞い!」
そう言って、ビキニを着け直しては小さい尻を左右に振りながら海に向かっていく。
「心臓に悪い冗談はやめてくれよ……」
俺も海に入ろうと思ってさやかについて行けば、空を見上げて顔が引きつる。
「ま、マジかよ……」
さやかの頼みを聞くことに夢中になり、空が曇っていることに気づかなかった。
そして、ポツンっポツンっと雨が降り始めた。
それだけでなく、その雨はすぐにザァーザァーと大雨になっていく。
流石に海水浴を楽しんでいた他の客も、海辺から離れて行くレベルだ。
「て、天気予報だと今日はずっと晴れのはずだったのに……」
「こりゃあ、もうボスたちもボスボロットに戻って雨宿りだろ……。俺たちも―――」
「甲牙」
戻ろうと言おうとする前に、さやかは後ろから俺の手を掴んだ。
「私たち、もう水着なんだし、濡れたって平気よ!このまま遊びましょう!折角の休みなんだもの」
そう言って、彼女は雨の降る海の中にザバーンっと飛び込んではアハハハハ!と笑う。
「さやか……。へっ、そうだな‼この際、どっちでも一緒だぜ‼」
俺もさやかに習い、海の中に飛び込んでは彼女と共にはしゃいでみる。
いつかの、光子力空間の中でのことを思い出す。
あの時は水着なんて着ていなくて、お互いに裸ではしゃぎまわっていたもんだ。
だけど、今は光子力空間ではないし、誰が見てるかもわからない。
そう簡単に、解放感に浸るわけにはいかなかった。
そして、流石に疲れてきては、見つけた
ぽちょんっぽちょんっと水滴が落ちる音がする中で、俺とさやかの2人だけの空間が広がる。
周りには出っ張った岩が所々にあるが、それでも先端は丸いから危なくは無さそうだ。
「……はあぁ~、意外と楽しかったわね。サンオイル、折角塗ってくれたのに海水で洗い流されちゃった。少し身体がヌルヌルするわね…」
「戻ったら熱いシャワーを浴びてぇぜ。このままだと、風邪引いちまうよ」
タオルも何も無い状態で、頭を左右に振っては前髪をあげる。
「そうね。じゃあ……温めてあげようか?」
そう言って、軽く両手を広げるさやか。
ビキニから零れんほどの乳房と、その谷間が視界に飛び込んできては目を逸らす。
「そ、そう言うのは帰ってからにしようぜ?な?」
そう言っては、彼女の誘惑に打ち勝って理性を抑える。
こんな状況で抱き合ってなんていたら、止まらなくなるぜ……。
しかし、さやかは岩盤から立ち上がっては歩み寄ってくる。
「遠慮することなんて無いわよ。私たち、付き合ってるんだし―――」
そう言って歩いている際中に、ビキニの上と下の紐が出っ張った岩に引っ掛かっては―――。
パサッ。
紐が弾けてほどけては、さやかは俺の前で乳首と陰部が露わになっては全裸になってしまった。
「あっ…えっ!」
ビキニが外れた乳房は、目の前でぶるんっぶるんっと揺れている。
咄嗟に前を隠すさやかに、俺は思わず後ろを振り向いた。
「わ、悪いっ…‼」
しかし、彼女はそのまま、水着を治すことなく俺の背中に抱き着いてくる。
乳房の柔らかい感触が、伝わってくる。
「おかしいわね。私たち、もう全部見せあった仲なのに……未だに、こんなことで照れちゃうなんて」
「そりゃっ……照れるだろ。ほぼ毎日見てるからって、惚れた女の裸を見るのは……いつだって、緊張すんだよ」
全身を震わせる俺の下半身に手を伸ばし、トランクス越しに触ってくるさやか。
「うっ!?」
「私だけ裸になるなんて、不公平よ。甲牙も……ね?」
そう言っては、サッと俺の海パンが下に落ちていく。
お互いに全裸になり、周りには誰も居ない。
こんな状況でやることは、1つしかなかった。
ーーーーー
ズチュッズチュッズチュッ‼
「あぁんっ‼あんっ‼はんっ‼良いわっ、甲牙っ…‼んんっ‼」
さやかは岩の壁に両手をついては尻を突き出し、俺は彼女の腰を掴んでは前後に動いて肉棒で悦を与える。
「全くっ、さやかもっ、変わったよなっ‼外でやりたいなんてっ、前はっ、思わなかっただろ?」
前までの彼女であれば、野外セックスなど野蛮だとか言って積極的にはしようとしなかったはずだ。
しかし、今は嬉々として俺に欲望を打ち付けられることを望んでいる。
「だってっ、あんっ‼ずっとっ、戦い続きでっ、はぁんっ‼んっ‼溜まってたっ、からぁ‼」
俺の動きに合わせ、ぷるんっぷるんっと乳房が揺れる。
右手を腰から離し、右乳房を掴んではむにゅんっむにゅんっと揉み回し、乳首を摘まんでみる。
「乳輪からっ、プクって膨らんでるぜ?いつからっ、発情してたんだよっ、さやかぁ!?」
「あはぁんっ‼ち、乳首ぃ…‼もっとっ、乳首コリコリしてぇ~‼」
パンっパンっパンっパンっパンっパンっ‼
「あっ、あんっ、んっ、ひぁっ、あぁんっ‼最初からっ、来た時からずっとっ、こうしたかったぁ‼むぁんっ‼甲牙とっ、エッチがっ、したかったのぉ~‼」
激しく肉棒を打ち付けられながら、悦を浸るさやか。
そして、その絶頂の時が互いに訪れては―――。
びゅーっ、びゅるるっ、びゅーっ‼
「ああはぁ~~~~んっ‼」
俺は膣内に精液を注ぎ込み、さやかはガクガクっと下半身を震わせながら受け止めた。
膣口から肉棒を抜けば、彼女は体勢が維持できずに座り込んでしまう。
そして、外を見れば日光が岩窟の中に差し込んでいるのが見えた。
「はぁ…はぁ……外、晴れたみたいね?」
「そう……みたいだな。でも……」
俺はまだ、胸の高鳴りが治まらなかった。
さやかがそうであるように、俺も戦闘続きで溜まっていたからだ。
彼女への愛と、それに連なる獣欲が。
おかげで、まだ肉棒は反り立ったままだった。
「さやか、俺…まだ……」
さやかの顔の前に、肉棒を近づければ彼女は亀頭にチュッと口づけをしてくれた。
「付き合うわ、甲牙……。私もまだ…ね?」
そう言って、自ら股を開いては精液が漏れている膣口を見せて誘惑してくる。
俺は生唾を飲み、彼女の両脚を掴んで再度挿入しようとした瞬間―――。
『至急至急、三者連合の本部よりマジンカイザーへ救援要請。至急応答されたし』
んがあぁー‼
何でこのタイミングで呼び出しがかかるんだよ!?
ムードぶち壊しの救援要請に、さやかは頭が冷静になっては地面に落ちていた水着を着け直しては出口に向かう。
「さぁ、行くわよ、甲牙。みんなが私たちを待ってるわ‼」
彼女はすぐに切り替えられたようだが、俺は若干凹んで項垂れてしまう。
「はあぁ~、結局はこうなるんだよ……プライベートも何もあったもんじゃねぇぜ」
海パンをゆっくりと履きながら、テクテクと歩いているとバシッと背中を叩かれる。
「シャキッとしなさい!みんなを照らす太陽になるんでしょ?」
そう言って、いつか俺が言った宣言を繰り返すさやか。
そして、耳打ちでこう言った。
「これが終わったら、続きをしてあげるわ。……朝まで、ね♡」
その言葉で火がついては、ダァーと駆ける俺。
「うっしゃぁああああ‼さっさと終わらせてやるぜぇええ‼」
流石は俺のパートナーだ。
やる気にさせるのも天才的だぜ。
この話は読者の方のリクエストから生まれたエロ展開です。
また、ここからあと数話でこの章も終わりになります。
本編が終わったら、ちょっと息抜きに間話を挟もうと思っていますので、お付き合いください。