DEVILMAN REBORN ~LOST DESTINY~ 作:カナト
ある日の夕飯の時間、加藤の家にて、俺は前から決めていたことを美佐樹たちに伝える。
「あの……みんなに聞いてほしいことがあるんですけど、良いですか?」
「な、何?明人くん、そんなに改まって」
「私たちに話したいことがあるのなら、何でも話しなさい。若いからといって、1人で何でも抱えることは良くないからな」
おじさんは勝手な勘違いで俺が何か悩みを抱えていると思っているみたいだが、それは違う。
美佐樹が不安そうな目を向けてくるが、そこはあえて触れずに俺は宣言した。
「俺、この家を出ようと思います」
「「え、えぇー!?」」
予想外の一言に、加藤の家族全員が同じ反応をして驚いていた。
誰にも相談も何もせず、1人で決めたことだから当然だろう。
美佐樹にも言わなかったのだから。
「あ、明人兄ちゃん、この家を出てどうすんだよ!?」
孝太郎は身を乗り出して聞いてきた。
「近所でアパートを借りて、そこで1人暮らしをするよ。いつまでもおじさんたちの世話になっているのも気が引けるからさ」
「そんなこと気にしなくても良いのに。それに、喜佐子さんたちには何て説明するの?」
おばさんが心配して言ってくれた。
喜佐子さんとは、俺の母親のことだ。
無論、親にも話すつもりだ。
あのニクスの襲撃の時から考えていたことだ。
俺がこの家に住んでいたから、美佐樹を危険に巻き込んでしまった。
ならば、俺はこの家に居ない方が良い。
そして、遠くから駆け付けられる場所に1人で住もうと決めたのだ。
「母さんや父さんにも話すつもりです。そろそろ独り立ちをする準備をしないとって考えていたんです。ですから、意志を変えるつもりはないです」
俺の決意が変わることはないと察したのか、おじさんは腕を組んで肩を震わせながら笑う。
「明人くんも男だな。私も君ぐらいの時は、独り立ちをしたいと思っていたものだ。……良いだろう、1人でどれだけできるか、試してみなさい」
「おじさん……。ありがとうございます!!」
これで、加藤の家族を危険に巻き込まないで済むはずだ。
しかし、不安そうな目を向けてくる美佐樹の視線に、俺は気づいていた。
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風呂を終えて自室に戻ると、既にベッドの上で腕と足を組んで不機嫌な顔になっている美佐樹が居た。
予想通り、怒ってらっしゃる。
「さっきのこと、どういうことか教えてくれる?」
「は……はい」
俺がデビルマンだと知っている恋人には、本当に思っていることを話した。
すると、美佐樹の表情が曇る。
「そんなことを気にして、ここを出ていくって言ってるの!?」
「そんなことでくくれるようなことじゃないだろ!?命がかかってるんだぞ!!」
俺たちはお互いの目を見て眉間にしわを寄せる。
「明人がデビルマンだってこと、お父さんたちにも話すべきよ」
「それはできない。そんなことをしたら、ますます危険に巻き込んでしまう。俺は、おまえたちを守りたいからこの家を出るんだ」
「それなら、どうしてあたしにくらい相談してくれなかったの!?」
「話したら絶対に止めるだろ」
「当然よ。それでも、納得ができる説明があるならここまで怒ったりしないわ!!」
美佐樹が俺のを責める目からは、涙がにじみ出ていた。
そして、突然彼女は俺の首の後ろに両腕を回して抱きしめてくる。
「……離れたくないの。どこにも行ってほしくないのよ」
美佐樹の腰に手を回すと、身体が震えているのが伝わってくる。
「美佐樹、何かあったのか?」
頭を俺の首の下に当ててきて、震えた声で美佐樹は話を始める。
「明人がデビルマンだってことを知ってから……時々、怖い夢を見るの」
「……夢?」
「そう……。明人に似た人が人間に捕まって連れていかれてしまう夢。その中であたしはその人に『もう会えない気がする』って言ってしまうの……そして、あたしも悪魔だって思われて……!!」
その夢は、了さんの話に聞いたことと類似している。
牧村美樹の記憶だ。
「会えないなんて……言うなよ。そんなこと、あるはずがない。夢はただの夢だろ」
「例え夢でも怖いわ!!明人があたしの目の前から居なくなると……夢のようになってしまうんじゃないかって思ってたまらない。不安でしょうがないのよ……!!」
俺は美佐樹の頭の後ろに左手を回し、顔を上げさせる。
「今目の前に、俺が居るだろ?」
「それでも……これも夢なんじゃないかって思いそうになる」
美佐樹は俺から離れ、着ている服や下着を脱いで裸になり、両手を軽く広げる。
「抱いて。明人の温もりを感じたい……」
「……おじさんたち、まだ起きてるかもしれないぜ?それに、孝ちゃんに気づかれたらダメだろ」
「大丈夫よ……あたしが1人でしている時も、聴こえてなかったみたいだから」
「1人でしてたって……そうか、それじゃ……美佐樹のその不安、今すぐに消してやるからな」
「うん……」
俺は美佐樹を抱きしめてキスを交わし、そのまま彼女をベッドに押し倒した。
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部屋を暗くし、ベッドの上で愛し合う2人はお互いの温もりを感じ合う。
「あっ……あっ……ああっ!あんっ!!はっ……はぁん……むぁんっ!」
俺は美佐樹の太ももを持ち上げて腰を浮かせ、腰を振って肉棒で彼女の陰部の中に刺激を与える。
そして、美佐樹は両手を上にして身体を好きにすることを許し、肉棒から与えられる悦楽に浸りながら顔を紅潮させながら喘ぐ。
「美佐樹……どうだ?不安は……消えそうか?」
「んぁ!……あんっ!!消えてる……明人と……繋がって……奥に当たる……度に……感じて……気持ち…よくってぇ……!!」
あの初体験の夜から、俺と美佐樹はおじさんたちが仕事で家に居ない日の夜は1日も欠かさずにセックスをしていた。
最初は硬かった彼女の陰部の中も、今は俺のものの形になっていて、肉棒を余裕で受け入れられるほどに柔らかくなっている。
身体のまぐわいは回を重ねるたびに、お互いを求める行為が激しくなっていく。
「明人……もっと……もっと、激しく突いてぇ~!!」
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性交を終え、ベッドの上に横になりながら2人、シーツもかけずに裸のまま手を繋いで天井を見る。
「どうしても……ここを出ていくの?」
「あぁ。……これで根性の別れになるわけじゃないしな。そんな運命になんか……させやしない」
右手を伸ばして天井にかざして言えば、美佐樹はその手を取って自身のその大きくて柔らかい左胸の乳房に触れさせる。
「……あたし、今生きてる?このドキドキ、伝わってる?」
「美佐樹は生きてる。心臓の鼓動、確かに伝わってるぜ」
「この鼓動の中には、あなたを心配している気持ちもあるのよ?それも、伝わってる?」
頭を横に向けて美佐樹の顔を見ると、その強い眼差しを直視することができなかった。
「今度からは、大きなことを決めるときはあたしに先に言ってほしい。あたしには、明人みたいに戦う力はないわ。だけど……あなたが1人で抱え込まないように、心の支えになりたいの」
「美佐樹……。わかった、なら……今のうちに1つ、良いか?」
「う、うん……何?」
美佐樹は緊張した顔になり、握っている手の力が強くなる。
俺は彼女を片手で抱きしめてお尻を触り、左乳房を優しく揉む。
「もう1回……させてくれない?」
「えっ!?ちょっと……も~~~」
溜め息をつきながらも、美佐樹は微笑んで頷いてくれた。
「大歓迎よ」
その夜は、深夜まで俺は美佐樹を喘がせた。
彼女の温もりを感じたいがために。
この明人の決断が、後々の運命の分岐点となります。
それにしても……美佐樹ちゃん、大胆。
明人くんはもう淫獣ですね