DEVILMAN REBORN ~LOST DESTINY~ 作:カナト
ダンダンダダダンッ、ダンダンダダダンッ‼
蛮人たちが、戦いを楽しむかのように太鼓を叩いて盛り上げようとする。
ワニの悪魔と化したヴァラバと対峙しては、他の獣人たちは俺と沙織を逃がさないために囲んでくる。
「沙織、俺の後ろへ」
「う、うん……」
険しい表情の沙織は、俺に背中を預けた状態で刀を構えている。
「俺から離れるな、絶対に」
「わかってる……信じてるからね、ダンテ」
互いに背中を預けながら、俺は両腕を交差させ、力強く十字を切るように振り下ろした。
「アーク・サンダー‼」
全身から雷撃を放出し、それが複数の野獣に命中しては「うぎゃあああ‼」と悲鳴が響き渡る。
「ふっ、面白い‼その力、もっと俺に見せてみろー‼」
部下が倒れようとも、逆に闘志を燃え上がらせるヴァラバ。
そして、ワニの口から「はぁー‼」と衝撃波を放ってくる。
それを正面から受け止めては、左手で振り払う。
「この程度の力で、俺に勝てると思うな‼」
そして、右手で手刀の構えをしては薙ぎ払う動作で斬撃を飛ばす。
「アーク・セイバー‼」
斬撃はヴァラバに迫り、その前にゴリラの獣人が出ては盾になる。
「ヴァラバ様、ここは俺がぁ‼」
しかし、獣人の身体は無惨にも真っ二つになっては左右に分かれて倒れる。
「っ‼並の獣では勝てぬというのか!?」
斬撃は今の一瞬で方向がズレ、ヴァラバの頬をかするだけに留まった。
しかし、その切れ味は凄まじく、スゥーっと血が流れている。
「これ以上続けるのであれば、手加減はしない」
「手加減?この野獣王が嘗められたものよぉ‼」
野獣王と名乗る者のプライドか、これだけの力を見せつけられようとも引き下がることを知らない。
しかし、そのすぐ後ろから聞こえてくる声に、奴は戦いの中であるにも関わらず反応した。
「ヴァラバ様!アジトより知らせが!エルドラドの奴らが攻めてきたと‼」
「……何?」
それはカメレオンの姿をした獣人であり、エルドラドという名にヴァラバは険しい顔を浮かべる。
「全員撤退だぁ‼アジトに戻るぞぉ‼」
エルドラド…?
その名に何か、本能的に引っ掛かりを覚えた。
しかし、それを問いただす前にヴァラバは俺たちに背中を向けて下がっていく。
「この勝負、預けたぞ!デビルマン・ゼノン‼」
野獣王ヴァラバの軍団は、退いてしまった。
「エルドラド……野獣王の軍団以外にも、この領域内に勢力があると言うのか」
追撃はせず、変身を解いては「ふぅー」と息を吐く。
「一先ずの危機は去ったわね……。でも、野獣王って言っても、ダンテの敵じゃなかったみたい」
沙織が安堵の息をついているが、俺は首を横に振る。
「確かに力としては、俺の方が上かもしれない。しかし、奴は個ではなく集団で動いている。それに……」
膝をついては、「はぁ、はぁ」と肩で息をしてしまう。
ゼノンの力を、技を解放するだけで体力が消耗してしまう。
集団を利用しての消耗戦に持ち込まれては、俺が不利だったのは明白だ。
あの集団は、王であるヴァラバを守るためならばその身を犠牲にすることも厭わない。
それほどのカリスマ性が、あの男にはあるのだろう。
手数の多さで言えば、向こうに分があるのは明らかだ。
「野獣王……。侮れない相手だ」
これから先、このバリア内に居る限りは再度相まみえることもあるだろう。
その時に、俺は次も退けることができるだろうか。
「とんだ朝の開幕ね……。これから、どうするの?」
沙織が予定確認をしてくるが、流石に今の戦いのせいですぐに動くことはできそうにない。
「少しだけ、休ませてくれ。そして、休んだ後は……人を捜したい」
「人…?」
彼女は怪訝な顔をして復唱してくる。
「武藤愛羅。彼女と話がしたいんだ」
「えっ……」
愛羅の名前を出せば、沙織の表情が引きつったものになる。
「そ、その人がどこに居るのか、知ってるの?」
「わからない。だけど、あの出会いは偶然じゃない……気がするんだ」
「ふーん、運命を感じたってこと?」
茶化すように聴いてくる彼女だが、俺は素直に頷いた。
「何かの導きがあったのは、確かだ」
「そう…。じゃあ……もう1回、会った場所に行ってみたら?その人、ここの人なんでしょ?もしかしたら、もう1回来てるかも」
目を逸らしながら、そう提案してくる沙織。
「確かに、そうだな。じゃあ、あの温泉に……沙織も来るか?」
「い、いや、良いわよ。私は情報収集も兼ねて、森の中を探索しているわ」
先程危ない目にあったというのに、単独行動をするにはリスクがある。
「それは危険過ぎる。共に居た方が安全だ」
「大丈夫よ。さっきの集団、他の勢力と戦ってるんでしょ?私たちに構ってる余裕なんて無いって」
楽観的な思考であったが、「それに」と言って沙織は空に広がるバリアを見上げる。
「エルドラド……ちょっと、気になるのよね。ダンテは休んでて?危ないことをする気はないから」
そう言って、沙織はテントから離れて行った。
そして、俺は先程の戦いの消耗から回復するために、横になっていた。
ーーーーー
目が覚めた時、日は既に沈んでいた。
まさか、夕方まで眠っていたのか……。
久しぶりにゼノンの力を解放した影響か、反動が大きかったようだ。
「沙織は……まだ、戻ってきていないのか」
スマホを取り、画面を確認するが連絡はない。
何か危険があれば、ワンコール鳴らすのが決まりになっている。
しかし、それが無いということは、少なくとも危険な目には合っていないのだろう。
「もう夕方か……そう言えば、彼女と昨日会ったのも、この時間帯だったな」
テントから出ては、温泉地まで足を運ぶ。
ルートは覚えており、足取りは軽かった。
いや、覚えているというのは、少し違うか。
また、この感覚だ。
何かに引き寄せられるような、本能が求めるような感じだった。
温泉地に着けば、そこにはまだ誰も居なかった。
「流石に、そう簡単じゃないか……」
未だに、昨日見た光景が記憶に残っている。
月明かりに照らされた、愛羅の美しい裸体が。
「愛羅……おまえは今、どこに…?」
誰にともなく呟いた声だったが、それに反応するように「意外とすぐ近くに居たりして?」と返答が来る。
「んなっ!?」
そして、後ろからトンっと押されてはザバーンっと水しぶきをあげながら温泉の中に落とされる。
「ぶはぁ‼……な、何をする!?」
低い崖から落とされたため、特に怪我はなかったが、それでも驚きは隠せなかった。
見上げた先に居たのは、手を後ろに組んでいる腰まで長い黒髪の女性だった。
昨日と変わらず、その乳房や陰部を隠さずに、美しい裸体のまま姿を現している。
「愛羅!?」
名前を呼べば、彼女も温泉の中に足から浸かりながら近づいてくる。
「私のこと、捜していたの?」
「あ、ああ……」
直視することができず、目を逸らしているとフフっと彼女は笑う。
「可愛い反応しちゃって。私の裸なんて、昨日も見てるでしょ?」
「いや、あの時は不可抗力だ……。それに、俺は……」
彼女の裸を見ただけで、既に欲望を抑えられなくなりそうだった。
しかし、愛羅はそんなことは気にせず、不満気な顔をしている。
「ダンテったら、いつまで服を着たまま湯舟に浸かるつもり?」
「そ、それはっ…‼愛羅が俺を突き落としたからだろ!?」
「はいはい、ごめんなさい。それならお詫びに、その服が乾くまで一緒に居てあげるわ。ほら、脱いで?」
愛羅に促され、仕方なく俺も全裸になる。
すると、下着を脱ぐのを躊躇ってしまう。
「変なの、何でパンツを脱ぐのは恥ずかしがるの?」
「わ、悪いが俺は……おまえのように、堂々と裸を見せられるほど堂々とはできん」
そう言っている内に、彼女は俺に近づいては「えいっ!」と言ってスルっとパンツを下に降ろした。
ボロンッ!
すると、亀頭の剥けた反り立つ肉棒が露わになっては、彼女の目と鼻の先で自己主張する。
「あっ…‼」
流石の彼女も、目の前にケダモノの象徴を向けられれば頬を紅潮させてしまう。
「昨日見て、改めて思ったけど……あなたのこれ、立派ね…」
反り立つ肉棒に、彼女は目を奪われては胸の鼓動が速くなる。
そして、互いに無言の空間が流れる中で、顔が熱くなる。
「私を見て、こうなっちゃったのよね…」
「すまない……生理現象だ」
「良いのよ。ダンテなら、良いの……」
そう言っては、彼女は俺の肉棒をその細い手で握り、亀頭に顔を近づけてはチュッと口づけをした。
「っ…‼あ、愛羅…!?」
たじろぐ俺だが、彼女は構わずにシュッシュッと
「1回、スッキリさせないとお話にならないわ。その生理現象、私が鎮めてあげる」
そう言っては、亀頭に舌を近づけてはレロッレロレロレロッと舐め回してくる。
「おっきいっ……あなたのが、逞しくてっ……私まで、変な気分になっちゃいそう♡」
「あ、愛羅…。からかうのも、大概に…‼」
俺は彼女の舌使いに抗うことができず、愛羅にされるがままになり、立ちつくすことしかできない。
「からかってるつもりはないわ。これは善意よ?私のせいで、ダンテが苦しそうな姿は見たくないの」
愛羅は小さな口を大きく開け、反り立つ肉棒を亀頭から口に咥えた。
「愛羅っ…うっ‼」
抗うことのできない快楽に、俺は彼女の頭の上に手を置いていた。
そして、愛羅は自ら、目を閉じては頭を前後に動かし始める。
「んじゅっ、んぼっ、じゅぶっ、ぼじゅるっ、んじゅるぼっ‼」
口の中で舌が肉棒に絡みつき、何とも言えない悦を得る。
「い、良いぞ、愛羅…‼そのままっ、んんっ‼」
もはや、理性で拒絶することなど不可能だった。
愛羅という存在に魅了され、その行為をただ受け入れることしかできない。
俺は今、先導者の特異点、魔王の転生者という肩書など全て脱ぎ捨て、1人の雄になっていることを自覚する。
「じゅぼっ、じゅぶりゅっ、んじゅぶっ、んんっ、じゅるぶぶっ‼」
そして、彼女の舌使いと口の中の温かさに包まれながら、俺は絶頂に達すると同時に愛羅の頭を両手で押さえた。
「すまない、愛羅…出るっ‼」
びゅるるっ、びゅーっ、びゅっ、びゅっ‼
「んぼおぉ~~~~~~っ‼‼」
目を見開きながら、口を膨らませて射精を受け止める愛羅。
射精が治まる頃に口から肉棒を抜き、俺は肩を大きく動かして呼吸する。
「はぁ…はぁ……悪いかった。本当は、こんなつもりじゃ……」
彼女は手を重ねては器のようにし、口から舌を伝って吐き出された白濁した液を流して溜める。
「こんなに溜め込んでたのね……。それとも、これも私の身体を見た影響かしら?」
問いかけられても、返答に困るので目を逸らした。
そして、愛羅はその手に集めた精液を口に近づけては、そのまま口にもう1度含んではゴクンッと飲み干した。
「あ、愛羅!?」
「だって、もったいないでしょ?あなたから与えられるものは、無駄にしたくないの」
そう言っては、彼女は湯舟に浸かりながら隣に座るように促してくる。
「さぁ、座って?裸の付き合い、始めましょう?」
愛羅の頬は紅潮しており、どこか嬉しそうな笑みを浮かべていた。
沙織は、愛羅の本性を露わにすると解放感から大胆になる様子。
頑張れ、ダンテ!
次回は裸のお付き合い‼