※この作品はR-18です。

DEVILMAN REBORN ~LOST DESTINY~   作:カナト

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白カラス討伐作戦、開始

 世界は、運命の日を迎えた。

 白カラスと呼ばれていたデビルマン・ゼロを包んでいる殻を、自衛隊の戦車が囲む。

 上空では、飛行機が飛び交っている。

 これらの兵器には、光子力が注がれたミサイルや弾丸が装備されている。

 テレビ局がLIVE中継で軍隊とゼロを撮って世界中に報道している。

 日本だけでなく、世界が今日の決戦に注目しているのだ。

 

 白カラス討伐作戦を。

 

 俺は地上から巨大な卵状になっている殻を睨みつけ、静かに闘志を燃やす。

 

「やっと……おまえと戦えるぜ、デビルマン・ゼロっ…!!」

 

 この1週間ずっと活動を停止している巨大な白いカラス。

 今の俺なら、奴に勝てるはずだ。

 空中からミネルバXが隣に降りてくる。

 

「甲牙さん、あと少しで作戦が実行されるようです」

「そうか、遂に……。もうこいつに怯える日々も終わりだ。今日、ここで……俺が倒す」

「期待しています。私たちもできる限りサポートしますが、やはり勝利するためにはマジンカイザーの力が必要なのです」

「わかってるさ。……爺はどうしてる?」

「兜博士は今回の作戦の指揮を取られます。作戦の内容は覚えてますか?」

「ああ。要するに奴を殻から出して、俺が仕留めるってことだろ?」

「はい。マジンガーZも準備万端です。いつでも出撃できます」

「そうか……それは何よりだ」

 

 腕を組み、今か今かと時を待つ。

 俺がデビルマン・ゼロを倒すことで、やっと目的に大きな一歩を踏み出すことができる。

 英雄になるための第一歩だ。

 

 ウゥーーーン。

 

 神経を研ぎ澄ましていると、作戦結構のゴングがなった。

 

 時間だ。

 

 インカムから、爺の声が聞こえてきた。

 

『全員、覚悟を決めるのじゃ。白カラス討伐作戦、始動!!』

「「了解!!」」

 

 戦車の弾頭が全て、白カラスの引きこもっている殻に向く。

 

 フェイズ1 まずは白カラスの殻に衝撃を与え、本体を外に引き釣り出す

 

 軍隊の総司令官より、号令が下る。

 

「全部隊、攻撃……始めー!!」

 

 全ての戦車から、大きな発射音が鳴り響く。

 人類を恐怖のどん底に陥れた忌むべき存在に、全ての弾が直撃した。

 そして、殻の中から1週間ぶりに、その恐怖の象徴の鳴き声が聞こえてきた。

 

 ファアアアアアアアア!!

 

 その声を聴いた途端、その場に居た全員の身体の背筋が凍った。

 あの破壊行動を知っているから。

 それによって起こった惨劇を知っているから。

 

 殻にヒビが入り、欠片が崩れ落ちていく。

 そして、その中から巨大な両翼を広げてはためかせ、標的は姿を現した。

 白く巨大なカラスの姿をした悪魔。

 奴は翼をはためかせて上空に上がり、俺たち人間を見下ろす。

 

「やっと会えたな……ずっと、ずっと…おまえと戦いたかったぜ……。白カラス……いや、デビルマン・ゼロ!!!」

 

 俺は空に向かって高く跳び、左腕を掴んで叫んだ。

 

「マジン……ゴー!!!」

 

 魔神の鎧を装着し、背中の赤いマントを翼の形に変える。

 

「カイザースクランダー!!最大出力!!」

 

 ゼロに突撃をかけると、奴は黒い羽根を飛ばしては小規模の圧縮爆発で幕を張る。

 翼の状態では、マントで防御することはできない。

 地上から戦車、空中から飛行機による援護射撃を受けながら、俺はゼロとの距離を技が使える範囲にまで縮めた。

 

「さぁ、勝負だ……マジンカイザー、参る!!」

 

 ゼロの口ばしがこちらに向いて開いてしまう。

 口から白と黒が混じった光線を発射した。

 

「ファイヤーブラスター!!」

 

 光線には熱線で対抗するが、その強さは互角だ。

 

「それなら!!」

 

 両手に力を入れれば、青黒いオーラを纏って腕を回転させる。

 そして、オーラの拳を放った。

 

「ターボスマッシャーパーンチっ!!」

 

 両手の拳を放つが、それは足の爪で止められた。

 その爪は、鋭い刃でできているようだ。

 

 ファアアアアア!!

 

 翼にオーラを纏い、ゼロは俺に迫ってくる。

 カイザーブレードを出して防御するが、それでも押し切られてしまっている。

 

「何て力だっ……!!ぐぁああ!!」

 

 あまりの力に吹き飛ばされてしまい、距離が開いてしまう。

 力は互角。

 でかい図体の割には、マジンカイザーでも対処できる。

 

「人間を嘗めんじゃねぇぞ、悪魔風情がぁああ!!!」

 

 光速で移動して再度接近し、カイザーブレードを右翼に向かって振るう。

 オーラの鎧で弾かれそうになるが、力技で何とか押し切る。

 

 力が拮抗していると、マスクの下のインカムからミネルバの声が聞こえてくる。

 

『甲牙さん、今、マジンガーZをそちらに向かわせています』

「わかった。被害状況はどうなっている!?」

『白カラスの落とす羽根の圧縮爆発の影響で、全体の24%の戦力が消滅しました。それでも、あなたが注意を引き付けてくれているおかげで被害は最小限に抑えられているはずです』

「早々にケリを付けなきゃいけないってことか!!」

 

 カイザースクランダーの出力を限界まで上げ、雄たけびをあげながらカイザーブレードに力を籠める。

 

「このまま……切れろぉおお!!!」

 

 俺の思いに答えるように、魔神の鎧は力を与えてくれ、カイザーブレードは遂に、ゼロの右翼を切り裂いた。

 

「うぉおおりゃぁあ!!」

 

 ゼロの身体は急降下し、地上から光子力の込められた砲撃がされる。

 

 ファアアアアアア!!!

 

 苦しむように鳴くゼロ。

 

「効いている……やっぱり、ゼロにも光子力は有効なんだ」

 

 みんなで力を合わせれば、どんな存在だろうと倒すことができる。

 

「デビルマン・ゼロ!!人類は、おまえには屈しないぞぉおお!!」

 

 左翼も切り落とそうと接近するが、その前に右翼が再生して体勢を立て直した。

 

 斬り離した右翼はと言うと、形が変形して白い円状になる。

 

 まるで『0』を描くように。

 

 その円はゼロの背面に制止し、日光を吸収して白い光の粒子をまき散らす。

 

 粒子は触れた地上に向かい、兵器に触れた瞬間にそれを中に飲み込んで消える。

 

「俺たちを……無力化する気か!?光子力ビーム!!」

 

 すぐに止めようと円を破壊しようと攻撃するが、粒子が集まって盾になり、防がれる。

 

「奥の手は残していたということか!?」

 

 ゼロの口ばしが俺の方を向き、また光線を発射される。

 

「っく!!ファイヤーブラスター!!」

 

 熱線で相殺しようとするが、威力が先ほどと違い過ぎた。

 すぐに押し切られ、直撃してしまう。

 

「あがぁあああ!!」

 

 それでも耐えきり、カイザーブレードを構える。

 相手の力を計り損ねていた。

 ゼロと俺の力は互角なんじゃない。

 奴は俺の力を試していたんだ。

 そして、本当の実力を隠していた。

 

 0を背負う白いカラスを睨みつけ、俺は叫んだ。

 

「おまえは……おまえの目的は一体……。何なんだ……おまえは一体、何なんだよ!?」

 

 俺の問いに答えるように、光の粒子がゼロの周りに集まる。

 

 そして、光の文字を作り上げた。

 

 何 だ と 思 う ?




ついに、マジンカイザーVSデビルマン・ゼロ(暴走状態)が起こりました。

最後の文字、絶対に誰か見たことあるってwww
でも、最終にして原初の魔神とは一切無関係です!!
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