太陽の王、グウィン(偽)が征くFate/Zero~残された一振りの剣~ 作:KeI77777
KEY(ドM)と申します。
アルトリア・ランサー・オルタが100レベルに
なったからお祝いの投稿だゾ
感想欄のカオスっぷりに草。
アルトリアのヤンデレ警戒していて
更に草。
力抜けよ(TNOK)
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドM)
竜と呼ばれる生物はあらゆる伝承の中で
強きものとして語り継がれる幻想種である。
ジークフリートの英雄譚然り、それを
打ち破ることは大英雄であることを
意味している。
その強さは、人の力を優に超えた物であり
例え歴戦の戦士であろうと、魔術使いで
あろうと容易く敗れる相手でもない。
ダークソウルと呼ばれるゲームにおいても
幻想種、竜の存在は物語の根幹に関わる
種族である。
古龍との戦い---。
大王グウィン率いる軍勢と、竜族の決戦から
物語は始まった。
◆
「・・・・。」
頭の中でダークソウルシリーズの始まりを
思い出しながら、淹れたお茶を飲む。
喉を伝って流れる温かな液体は体の
内側から俺をじんわりと癒してくれる。
ふう、と吐いた息は白く染まり、
夜の街がまだ寒いことを俺に知らせる。
この体は既に火の塊のようなものだが、
人間性は失ってはいないらしい。
下水道での戦いの後、疲れた体を
休ませるために、こうして空家に
やってきた。
中は当然のごとく荒れ果て、人が
住めるような場所でもなかったが、
そこはそこ。
自身のソウルから掃除に使えそうな
物を取り出し、清掃した結果、
何とか人が住めそうな状態にはなった。
そして、きれいになった六畳程度の
コンクリートの床に自分が持っている
武器を取り出し、置いていく。
「・・・・・・・わあお。」
そういってしまうほどの量の
武具が所狭しと俺の中から取り出され
床に散乱した。
見なかったことにして、自分の
中に再び取り込み、片付けているうちに
とあるものに目がいった。
--グウィン王の側近。その四騎士が持っている
装備である。
竜狩りのオーンスタイン、王の刃キアラン、
深淵狩りアルトリウス、鷹の目ゴー。
そのどれもが絶大なソウルを帯びており、
威圧感を放っている。
「・・・・・厄ネタだよなぁ。これ・・・。」
四騎士は普通に好きだし、その装備があるのも
素直に喜ばしいが、今の状況下においては
特に手助けになる要素がない。
大王の大剣があればそれでよいので、
残りのものも全部しまおうとしたその時、
突然、轟音が鳴り響いた。
(!?なん---)
「---天地乖離す開闢の星!!!」
---続いて、赤い光が辺りに広がるのが見えた。
◆
「・・・・・・。」
自身が持つ最強の剣を右手に持ち、
消し飛んだ廃屋を真紅の眼で眺める
金髪の男。ギルガメッシュ。
言峰から無理やり聞き出した情報を
元に彼はあっさりとグウィン(偽)の
居場所を割り出し、強襲した。
マスターである時臣には伝えておらず、
また、悟らせるようなこともしていない。
彼自身、普段使わぬ"皇帝特権"によって
気配遮断スキルを一時的に得て、
一切の気配を断ち切り、いきなり奥の手を打った。
エルキドゥやフンババを相手にした時のように。
慢心こそまだしてはいるが、その右手に握っている
乖離剣が、彼が本気であることを示している。
「---いつまでそうしている。さっさと姿を
見せぬか不敬者。」
「・・・・・・。」
振り返ることさえせずに、後ろから首元めがけて
放たれた炎剣の一振りを防いだ。
ただし、その顔には獰猛な笑みを浮かべて。
剣と剣がぶつかり合い、辺りに
衝撃波が生まれる。
「・・・・やってくれる。」
「・・・・この前の礼だ。手は惜しまん。
---さあ!!存分に愉しませよ!!」
◆
ミスった。
本来なら、もっと警戒すべきだった。
港での戦いを俺は見ていたはずなのに。
相手は明らかに人間ではないというのに、
俺は呑気に廃屋で休んでしまっていた。
その結果がこれだ。
「・・・ふははははは!!」
「・・・・ぬぅん!!」
お互いに切り結びながら誘導して
やってきたのは見渡す限りの海の近く。
辺りに人がいないのは不幸中の幸いであろうか、
俺たちの姿が見られる心配もない。
だが、目の前の相手をどうにかしなければならない。
出来れば穏便に済ませたいところではあるが、
問答無用でビームみたいなものを撃ってきたところを
考えるに、それは難しそうである。
がむしゃらに剣を振るっていると、
金髪の男が目を細め、解せぬといった
表情でつぶやく。
「・・・妙な男だ。身体能力は高い。
だが、なんだそのザマは。まるで童の
児戯ではないか。」
(おっしゃる通りですとも!!ええ!!)
---剣の素人であることがばれていた。
莫大なソウルに支えられている身体能力の高さ。
それがなければここまで戦うことはできなかったであろう。
こんな殺し合いに身を投じたことなどない。
前の戦いで雷を投げたのも、グウィンの代名詞であり、
これ投げとけば何とかなるのでは?と考えていたからである。
こうして剣を交えているだけでも心臓の鼓動が
なってやまないくらいには取り乱していた。
剣から炎を放出し、金髪男と距離を取る。
「・・・・。」
「・・・・。」
相手から少しでも目を離したらやられる。
それほどの威圧感を目の前の男から感じえていた。
「・・・・貴様。この我を前にして
名を名乗らぬとは。よもやせぬとは言うまい?」
「・・・・・・。」
え?これ、自己紹介しなきゃいけないパターン?
頭の中が混乱する。
落ち着け。初めてスモウ&オーンスタインと戦って、
100回以上殺されたときのことを思い出すんだ。
あの地獄に比べればまだマシ
(あ、あれはゲームだったわ。)
とりあえず名乗ろうと口を開き掛けた瞬間、
後から獣のような声がうなり声が聴こえてきた。
「---aaaaaaaaaaaaaaaa!!」
「・・・・!!」
「・・・・・・。」
後を振り向けば、こちらに向かって全力疾走してくる
黒い甲冑姿の騎士の姿が見えた。
・・・・・・・。
ふあっ!?と驚く間もなく、右手に持っている
剣を俺めがけて振り下ろしてきた。
「うおっ!?」
「・・・・・・!!!!」
思った以上の力で切りかかられ、後ろの
海の方まで吹っ飛んでいく。
海面まで弾き飛ばされ、ぼちゃり、と海の中に
沈んでいく。
◆
「・・・・狂犬ごときがぁぁっ!!我らの戦いをするかぁっ!!
失せよっ!!」
「aaaaaaaaaa!!」
(・・・・くそっ!!なんでそっちを狙う!?
俺の言うことを聴けよ!!バーサーカー!!)
ギルガメッシュともう一人の雷の男が戦っているのを
チャンスとばかりに狙った間桐雁夜は悪態をつく。
時臣のサーヴァントを倒すために奇襲をしたはずが、
上手く制御できず、背中を向けていたグウィン(偽)に
攻撃してしまう事態となった。
無論、ギルガメッシュは無傷である。
それどころか、戦いに水を刺されたと感じた彼は
怒りの形相を浮かべバーサーカーに宝具を放出する。
(・・・・・・・・。)
海辺から離れた場所にて、戦いの様子を伺っている
衛宮切嗣は、狙撃銃のスコープ越しに戦いの
様子を確認しながら、マスターの姿を探していた。
(・・・・さすがに、近くに身を表すような
馬鹿はいないか。)
想定通り。そう考え、再度スコープを
覗き見た彼は思わず自身の目を疑った。
---海が黄色く発光していたからである。
◆
(----海の中は冷たいなぁ。・・・・どうしてこうなったんだっけか。)
暗い暗い海の底に沈みながら腕を組んで考える。
ジークマイヤーやジークバルドを見習って落ち着かねば。
とりあえず、シフの数を思い浮かべながら冷静に---。
(---なれるかぁっ!!)
---ノリツッコミした。
ただ流れに身を任せていたとは言え、これは
あまりにもひどいのではないだろうか。
目を覚ませば憧れのキャラの力を持っていて、
いきなり人間卒業。
近くでは人外どもが愉快なパーティーを
おっぱじめており、それに参加したのが
運の尽き。
俺と同じかそれ以上に恐ろしい相手達に
囲まれ、襲われ、こうして
海の底に叩き込まれて---。
あれ、なんか冷静に考えると腹が
立ってきた。
沸々と自分の身体の中から何かが
燃え上がり、周りの海水がぼこぼこと
音を立てていく。
(・・・・・とりあえず。)
右手を光がさす海面に向け、
海の中で叫ぶ。
『----大王の光の槍ぃぃぃぃぃっ!!』
とりあえず、あの黒いのは絶対に許さない。
100回はバクスタ取らなきゃ気が済まない。
雷を解き放った。
次回からもっと混とんとしだすゾ。
なお、切嗣がいるということは・・・。
感想、くれ
れ
KEY(ドM)