太陽の王、グウィン(偽)が征くFate/Zero~残された一振りの剣~ 作:KeI77777
KEY(ドS)です
久しぶりのグウィン(偽)の投稿
それでは、ご覧ください(KBTIT)
KEY(ドS)
「・・・・・・・・。」
全身の血が沸き立つかのように、体が熱くなっていく。
ばちばち、と何かが燃える音が耳に響いた。
それが、自身の持つ剣に雷がほとばしっていることによるものだと
気が付き、目の前の下手人を見る。
1人は、黒い鎧に身を包んだ俊敏な動きで
獣のごとき身のこなしを見せつける騎士。
もう1人見ているだけで心臓をわしづかみにされるような、
強烈な存在感を発揮している金色の青年。
事ここに至って、もう自重などしない。
炎と雷をミックスしてまとわせた剣。
ぐぐぐ、と上に持ち上げ振り下ろし、
----砂浜が轟雷と共に真っ二つに割れた。
「~~~!??」
「・・・っ」
割れた地面に飲み込まれぬように大きく飛びずさり、
砂浜から大きく離れたところに着地する2人。
『な、なんだ!?』
『雷!?』
がやがや、と徐々に辺りが騒がしくなってくる。
周りを見ると、少しずつだが異常に気が付いた人々が様子を伺いに集まってきているようだ。
大王の剣をソウル化して内部にしまい、
その場を全速力で駆け抜け離脱する。
(・・・・・やばい・・・・まじでやばかった・・!!
追っ手とか来ていないよな・・・!?)
内心、あの二人が追ってきていないか心臓をばくばくに鳴らしながら。
◆
緊急の召集例が教会から、各陣営に出されたのは、
グウィンとギルガメッシュたちが砂浜で戦って数時間後のことである。
言峰の父にして、教会の神父、言峰璃正は此度の事態を重くとらえ、
仲介することにしたのであった。
---すなわち、普通ならあり得ぬ、八騎目のサーヴァントについて。
聖杯戦争が実施されている間、教会は手出し無用の場所。
つまり、戦闘行為が禁止される個所となる。
そこへの召集は武装を解除したうえでの出頭を意味しており、
それを全陣営のマスターとサーヴァントが手放しで賛成するわけもなく
半数が使い魔だけをよこすということになった。
自ら教会に乗り込んだのは、臆病風に吹かれた思われることを良しとしなかったイスカンダル。そして、そのイスカンダルに無理やり連れてこられたウェイバー。
セイバーのマスターとして、右手に手袋をはめたまま教会にやってきたアイリ。
そしてそんな彼女を護るために付き添いで来たセイバー。
教会の外から狙撃できるようにいつでも引き金に指をかけて
スコープを覗く衛宮切嗣。
そして、王たるものとして、威圧感を放ちながら
自身の庭で騒ぐ玩具を見つめる英雄王、ギルガメッシュ。
無論、言峰綺礼とアサシンもいるのだが、
彼らは他のマスターたちに気づかれぬ場所にて、
様子を伺っていた。
「・・・・まずは集まっていただき感謝します。
今回緊急の召集を出したのは、他でもない。
----あの八騎目のサーヴァントについてです。」
それまで、けん制し合っていたマスターたちは、
一様に押し黙る。
コンテナ置き場の海辺で目撃した、
そのサーヴァントの力を思い出し。
異常ともいえる魔力を身にまとい、
手からは"魔法"レベルの雷を瞬時に放ち、
また、剣に炎をまとわせるといった奇怪な術を操る、
見知らぬ王のことを。
「あのサーヴァント、・・・いや、サーヴァントかさえも怪しいところですが、
聖杯戦争の継続に当たり、障害と判断しました。つきましては・・・。」
す、と璃正が左手で右腕の袖をまくり、
"それ"を見せながらマスターたちに告げる。
「---全陣営に、一時休戦を要請します。そして、あのサーヴァントを討伐したマスターには令呪を付与します。」
マスターたちにとっては欲しくてかなわないもの。
サーヴァントを従えるにあたって必須の令呪。
それが彼の腕にはびっしりと刻まれていた。
「質問があります。・・・・いいかしら?」
「・・・なんですかな?」
それまで、黙っていたアイリが言峰璃正に対して、
質問を投げかける。
「あのサーヴァントはキャスターではないのかしら?」
「その可能性も考えましたが・・・・。」
璃正は首を振って否定した。
キャスターの脱落を確認しているため、
それはありえない、というのが答えであった。
「あれは完全にイレギュラーでしょう。
・・・・クラスが何かも疑わしい。剣を持っているところからセイバーに近いとは思われますが・・・。」
「・・・・・・・。」
ちらりと、アイリを庇うように前に立つセイバーに目を向け
そして視線を外す。
こうして目の前にセイバーがいる以上、それもない、と
彼は付け加える。
「・・・・まあ、要するにだ。あやつをどうにかしてしまえばいいのであろう?
・・・・そう、余の軍門に下らせるのでも!!」
「お、お前はまたそんな・・・!!」
「何を言っとるか!!」
「あいたっ!!」
大声をあげて、がははと笑いながらのたまうイスカンダルにウェイバーが詰め寄るもデコピンをお見舞いされ、ううう、とうなりながら両手でおでこを抑える。
「あやつを仲間にしてどうにか抑制すれば、令呪も手に入る。
・・・この上なくわかりやすいではないか!!
・・・・こうしてはいられん!!よし、行くぞ、マスター!!
我らが一番乗りよ!!」
「うああ!!ちょっと待てよおおおぉぉ・・・!!」
ずるずる、とその大きな腕でウェイバーの首根っこをつかんだかと思うと、
すぐさま外に出ていってしまった。
「・・・・アイリ。我々も、行きましょう。」
「・・・そうね。・・・では、失礼いたします。」
そう言って、今度はセイバーとアイリが、イスカンダルたちの後を追うように、
教会の外に出ていった。
「・・・・・・・・ふん。おい、時臣。」
『・・・何でしょうか。我が王よ。』
それまで沈黙を貫いていたギルガメッシュは、
すぐ近くにいる時臣の使い魔に告げる。
「あれは我の愉しみである。・・・ゆめゆめ、余計な手を出すなよ?
・・・死にたくなければな。」
『・・・・っ』
魔術師として、興味深い存在であるイレギュラーに対して、
手を打とうとしていた彼は、千里眼で見通していたギルガメッシュに
釘を刺され、息を飲んだ。
「・・・さて。せいぜいあがけよ、雑種ども・・・・。」
そうこぼす彼の顔は、どこか子供のような無邪気さを思わせるものであった。
他の陣営「あいつなんなん・・・・。せや、まずはあいつを倒すんや!!
他のやつらはそれからでええ!!」
グウィン(偽)「あ、弓もある程度つかえるっぽいな。」←竜狩りの弓を試し中
全盛期グウィンはネイキッド・ギルガメッシュみたいな理不尽の権化だから、
深く考えてはいけない。
ちなみに、帰りがけ、切嗣はウェイバーを狙撃しようとしたが、
ちゃんとイスカンダルがガードしていたため、諦めることに。
グウィンの炎って、実は雷の力を変換して発生させているという。
意外と知られていないけど、彼は火を直接生み出せるわけではなく、
あくまで雷を生み出しそれを火にしているだけ。
というか、そんなことできるんだったら、イザリスの魔女たちみたいに、
呪術も使っているだろうし・・・
感想くれ
れれれのれ
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