今晩も彼とたわいないおしゃべりをしていると、あっという間に時間が過ぎてしまう。
ふと腕時計に目をやると、時間の針は23時半を指そうとしていた。
「うわっ、もんこんな時間なの?」
今から店を出ても、私の自宅がある路線の終電は乗れないのは確実だ。
「じゃあ、僕のアトリエに泊まっていけば?」
ちょっと待て、私の家だって、タクシーに乗れば3,000円以内で行ける距離だぞ。
終電に乗り損ねる=男の家に外泊決定という発想は、およそ「天才デザイナー」に相応しくないのではないか?
「あなたは、飲んでいる店が連れ添いの女性の家に近い場所だったら、躊躇なく『泊めさせてくれ』という人?」
と質問したら、彼は「うん」と即答した。
「このスケベ!」
私は、彼の額を指で小突いた。
「安心しろ。『泊めさせてくれ』と頼む相手は、一人暮らしの女性限定さ」
「なに考えているのよ!」
「そうキャンキャン吠えるな。向こうが誘ってくるんだからしょうがないだろ」
「アンタそんな調子だと、いつか痛い目に遭うよ」
「大丈夫だ。そんな危ないヤツなんかとは付き合わないから」
「どうだかね」
といいながら、私は席を立つ。
「それじゃ決まりだ。今日君は、僕のところで一晩を明かす」
「私はうんといっていない」
というそばから、彼は二人分の会計をさっさと済ませ、私に外に出るよう促す。
「今晩もごちそうさまでした」
ドアを開けながら私が挨拶すると、マスターはおやすみなさいと返してきた。
今日の私の服装は、上が青の丸首ノースリーブに前ボタンのついたタイプのシャツ、下が白のロングパンツ。丸首シャツは、胸の谷間がチラチラ見えるタイプである。
「ふーみん、今日もまた色っぽい装いをしているね」
遠はニヤニヤしながら話しかけると、ボタンの隙間からてのひらを差し込んできた。
「なにすんのよ変態!」
私は怒りのあまり、彼を突き飛ばした。だがコイツは、セックスのためならこれしきのことでへこたれるようなヤツではない。この2年あまり、彼と付き合ってそのことがよくわかった。
「いいじゃん、減るもんじゃなし……また1㎝、おっぱいが大きくなってる」
「こんなところ誰かに見られて、マスコミに通報されたらどうするのよ?」
「ふーみんのおっぱいがここまで成長したのは、ふーみんと会うたびに、俺が愛情をこめて君のおっぱいを揉みしだいたおかげだ。裸になったら。よく観察するがいい。僕と関係してからの2年間で、君のおっぱいは少なくても、3㎝以上は大きくなっているし、形もよくなっているはずだ。感謝されこそすれ、非難されるいわれはない」
彼には、人の身体をさわってスリーサイズを当てるという特技がある。しかし世間から見たら、この特技は犯罪行為でしかない。
しかも夜遅いとは言え、私たちが歩いているのは街中の歩道だ。事情を知らない人間がいたら、痴漢行為の現行犯を見たと、警官に通報されるのは確実だ。
「こんなところ、誰かに見られたらどうするのよ?警察沙汰はごめんだからね」
「誰もいないから大丈夫だよ」
「アホか、そういう問題じゃないでしょうが」
「アホアホいうなよ。第一この特技がなければ、俺は今の地位に就いていないって」
「アンタ今も、初対面の女性にこんなことをやっていないでしょうね」
「もちろんやっているよ。モデル限定だけどね」
「心ちゃんや千雪ちゃんにも、同じことをしているの?」
「もちのろん」
「食ったの? ねえ、食ったの?」
「まだ食っていないけど、2人ともいつか食ってみたいなあ。心ちゃんは背が高いから美味しそうだし。それに彼女は、男性経験はそんなに積んでいなさそうだから、俺の手で是非開発してみたい。どんな風に変化するのか、非常に楽しみだ」
「千雪ちゃんも食おうとしてるんじゃないでしょうね?」
「ハハハ、まさか。彼女は津村君一筋だからね。それに俺は略奪愛はしない主義だから」
「あんたまさか、成岡さんや長谷川さんも食ったんじゃないでしょうね」
「なにそれ、チョー受けるんですけど。俺、おばさんには興味ないから」
彼は爆笑しながら答える。
「大概にしないと、そのうち痛い目に遭うわよ。そうでなくても遠は、これまで何度となく週刊誌の好餌になってきたんだから」
「あ~はいはい、ご忠告痛み入ります」
彼は笑って、私の忠告を聞き流す。
遠と2人でバカトークをしながら歩くこと約10分、彼のアトリエに向かう路線の駅に到着した。
「夢の国への入り口にようこそ、姫様」
ヤツは大仰に、私に話しかける。なーにが「夢の国」だ。
「私を満足させなかったら、承知しないからね」
私は文句を言いながら、彼に寄りかかった。
「アアッ!アアッ!アアッ!アア──ッ!!」
「ウッ!ウウッ!!ウァ──ッ!!イヤァ──ッ!! 」
「イヤッ!アアッ!!……ヤダ……ヤメ……ヤメ……テ」
「相変わらず、すごい燃えっぷりだねふーみん……おとなしそーな顔立ちしてんのにさ」
遠はからかい口調で話しかけながら、すでに汗まみれになった私の身体を、くまなく愛撫する。
「ヤダッ……ヤダ……ヤメテ……」
喘ぎながら私は抗弁する。
「ワタシ……淫らになった……あなたのせいで……」
「ふーみん、かなりストレスがたまっていたんだね」
ワタシの目の前でにっこり微笑んだ遠は
「じゃあもっともっと、気持ちよくしてあげるよ」
といいながら、私の乳房をゆっくりと揉みしだいた。
ここは、都内の倉庫街の一角にある、遠の仕事場兼商品倉庫兼居住スペース。二階建てだが、奥行きはかなり広い。
彼は、老朽化がすすみ誰も使っていなかったこの倉庫を、土地所有権込みで二束三文に近い値段で買い取った。それからこの倉庫に耐震偽装を施し、商品の保管設備を導入した。同時にアトリエと居住スペース、ちょっとしたイベントを開催できるステージを新設した。
そして私たちは今、そこにある彼の部屋の大きなベッドの上で、快楽を貪っている。
ベッドに入る前にシャワーで汗を流し、バスタブで気分を落ち着かせたにもかかわらず、ベッドに横たわった私たちのカラダからは、快楽まみれの汗が止まらない 。
気が済むまで私の身体を弄んだ遠は、ワタシの果実に対し集中攻撃を開始する。
リズムを変えて乳房を揉みしだき、舌をチョロチョロ動かす。ねっとりした彼の愛撫に、ワタシの乳首はずっと屹立したままだ。
「めっちゃ、カチカチじゃん」
彼はニヤリと笑うと、ピンと立ったワタシの乳首を弄ぶ。舌で、指で、そして自分の乳首で。
「ウッ!ウッ!ウッ!ウッ!」
「グッ!グッ!グッ!グッ!」
「ハァッ!!ハァッ!!ハァッ!!ハァッ!!」
「アアッ!!アアッ!!アアッ!!アアッ!!」
彼に乳首を弄ばれるたびに、私は時に激しくよがり、時に激しく頭を左右に振り、時に歯を食いしばり、そして時に体を伸ばして必死に抵抗した。
だがワタシが抵抗すればするほど、彼は面白がってワタシの果実の中心に立つ、カチカチに硬くなった芯を弄ぶ。これでもか、これでもか、これでどうだ、まだ大丈夫かといわんばかりに。
自分の気が済むまでワタシの乳房をまさぐった遠は、雄々しく膨らんだイチモツを、私の中にグイグイと押し込んだ。そして動きに変化をつけながら、私の中をかき回し、体の深い部分をガンガンと突いてくる。
「ア────────────ッ!!!ア────────────ッ!!!」
「イァ────────────ッ!!!イァ────────────ッ!!!」
「ウワァァ────────────────────────ッ!!!!!」
「ヤダ────────────────ッ!!!ヤダ──────────────ッ!!!」
「イヤ────────────────ッ!!!イヤ───────────────ッ!!!」
遠に突かれ、かき回すたびに、ワタシは叫び声を上げた。
彼のモノは普通の日本人のそれに比べて太く、硬く、そして長い。初めて彼のモノを受け入れた時、今までとは違ったその感覚に、ぶっ壊れるのではないか?と内心恐れおののいていたものだ。
それにしても、慣れというのは怖ろしい。彼がくれる快楽を知ってしまうと、他の男性との愛の行為が、どこか物足りなく感じてしまうのだ。
さらに彼がすごいのは、無尽蔵とも言えるスタミナにある。
正常位でワタシをかき回すことに飽きたのか、彼は
「お尻を突き出してごらん」
といった。
そしてご自慢のイチモツを素早く抜くと、素早くワタシを四つん這いにさせた。