※この作品はR-18です。

ご注文は私ですか?   作:右野向左衛門

29 / 35
#29

そしてゆっくりと私の中に入ると、思い切り力と情熱、そして愛情をこめて、私の中をガン!ガン!と突きまくった。

「イヤ────────────────ッ!!!イヤ──────────────ッ!!!」

「ダメ──────────────────────────────────ッ!!!」

「バッカ─────────────────────────────────ッ!!!」

ワタシはうつ伏せの姿勢にもかかわらず、口をずらして大声を出し続ける。

壁が薄い部屋だったら、ワタシも少しはおとなしくしているだろう。

しかし今は深夜で、私たちのいる部屋はとても広く、そして壁も厚い。少なくても、私たちの叫び声が、外に漏れる心配はない。

「もっと派手に乱れてみろよ、ふーみん。ここには、僕たち以外に誰もいないんだからさ」

それに、と彼は言葉を続ける。

「君みたいに、一流大学を出て、一流の出版社に勤めている女性が、快楽を貪る様子を見るのが、俺は好きなんだよ。普段真面目くさって顧客や取材相手に対応している時と、ベッドでのハレンチな姿とのギャップが、男性にはたまらないのさ」

ワタシの一番深い部分をガンガンと突きながら、煽るように遠が話しかける。

ふーん、コイツは私をそんなイメージで見ていたのか。

だったらお言葉に甘えて、派手に暴れるといたしますか……というわけで、ワタシは欲望のままに、ハレンチな言葉を叫び続けた。

「トォォォォォォォォ───────────────────────────ッ!!!」

「オッッッッッッッッキィィィィィィ─────────────────────ッ!!!」

「カッッッッッッッッタァァァァァァイィィィィ────────────────ッ!!!」

「ワタシィィィ、コワレルゥゥゥ──────────────────────ッ!!!!!」

「コワレチャウカラァァァァ───────────────────────ッ!!!!!

「ダメェェェェェ────────────────────────────ッ!!!!!」

「ダメナノォォォォォ───────────────────────────ッ!!!!!」

「ダメニナッチャウゥゥゥゥ────────────────────────ッ!!!!!」

1回のセックスで、こんなに叫び声を上げた記憶はない。

そのくらい、遠とのセックスは気持ちがよかった。

 

だが、それでも彼は満足してくれない。ワタシはもうヘトヘトなのに。

「モウ…………ダメ…………トウ……ダシテ…………」

私を突き、かき回している間も、遠の掌は、ワタシの胸を、乳首を弄び、愛撫する。

コイツは、どれだけおっぱいフェチなんだよ。

「いいや、まだまだだ」

彼はワタシの耳元で囁くと、長く逞しいイチモツを再び引き抜き

「上にまたがれよ」

と、エラソーにワタシに指示する。

フン、こうなったらこっちもヤケだ。

やられっぱなしは悔しいから、今までの辱めを晴らして見せようとばかりの勢いで、私は彼の上にまたがった。ありったけの力を振り絞って激しく腰を振り、太ももで彼のイチモツを締め付ける。

さすがにこのときは遠も顔をしかめたものの、効果があったと思ったのもほんの一瞬だった。彼は私のカラダを支えるふりをして、しっかりとワタシの胸を揉みしだく。丁寧に、愛情をこめて。

もう、私は限界だった

「オネガイ……ダシテ……オモイキリ……ダシテ……」

ワタシのつぶやきを聞いた遠は、とどめとばかりに、私の中を強烈に突いた。

その瞬間、ワタシの周りの景色は白く覆われ、なにも見えない状態になった。

同時に、分厚かったはずのワタシの理性は、とうとう崩壊の時を迎えた。

「アァァァァァァァァァ──────────────────────────ッ!!!」

そして

「イッチャウゥゥゥゥゥゥ─────────────────────────ッ!!!」

「アタシ、イッチャウゥゥゥゥゥゥ─────────────────────ッ!!!」

ワタシの最後の絶叫と同時に、彼も限界を迎えたようだ。

「ウッ!」と短くうめくと、自分のエネルギーを、私の中に注ぎ込んだ。

「モウ……ダメ……」

ワタシは遠の胸に倒れ込み、しばらく動けなかった。

彼はそんな私に優しくキスをすると、そのままゆっくりと髪を撫でてくれたのだった。

 

「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」

「ハァ、ハァ、ハァ、ハァ」

広い寝室に設置されたベッドの上に横たわる、私と遠の口から吐き出される息は、まだ激しいままだ。

私はゆっくりと視線を遠に向ける。

掌を、彼の分厚い胸にそっと置き、ゆっくりと乳首を弄ぶ。

彼はにっこりと笑うと、私の髪を優しく撫でる。

彼の指が私の髪に触れるたびに、快感が走る。

ついさっきまで、私の中で暴れていた彼のモノが急速に縮んでいき、私の襞にまとわりついている。私の芯と彼のモノが接触するたびに、失神しそうなほどの強烈な快感が、体内を駆け回る。

彼は気が済むまで髪を愛撫すると、彼の手は再び私の乳房に向かう。

そして、未だ硬いままの私の乳首を、指を使って弾き、くすぐり、つまみ、愛撫する。

「アアッ……ハアッ……」

なにするのよ?という感情をこめ、私は彼を見つめる。

彼もしばらくの間私を見つめると、私の唇に優しくキスをした。そして自分の舌を、私の口にこじ入れてくる。

「ピチャピチャ」という猥雑な音が、しばらくの間部屋に響いた。もちろん、彼の掌は私の乳房を弄んでいる。

やがて、彼はゆっくりと私の中から抜くと、再び私を見つめていった。

「文世……愛しているよ」

そう言うと、両手を私の背中に回し、優しく抱きしめた。

抱かれたままの状態で、私は彼に問いかける。

「あんたってさ……どんくらいおっぱいが好きなんだよ」

フーッと長いため息をついた後、彼は答えた。

「俺が孤児だっていうのは、君も知っているよね。俺は生まれた時から、両親の顔を知らない。だから物心ついた頃から、おっぱいに憧れていたんだろうね」

綾野遠。近い将来日本、いや世界のファッション界をしょって立つであろう、将来を嘱望されるデザイナー。

彼の祖母は、日本を代表するブランド「Aphro I dite(アプロ アイ ディーテ)」の創始者にして、日本ファッションデザイン界を代表する大物デザイナーである綾野芽衣……というのが、公式に発表されているプロフィールだ。

だがその正体は、彼の口から明かされたように、パリでその日暮らしの日々を強いられていたストリート・チルドレンだ。彼の祖母は、所用で訪れたパリの裏通りで彼と出会い、そして彼を引き取り、自分の手で育てた。

だから彼の本名、生年月日、出生地は本人もわからないため、全てが謎だ。

「遠」という名前こそ祖母が名付けたものだが、戸籍上の誕生日は、パリで2人が初めて出会った日になっている。年齢は、本人が「2歳」と答えたので、それを青年にした。だが何分幼少時のことなので、本当に2歳だったのかどうかは怪しい。

だが私にとっては、そんなことはどうでもいい。

誠意を持って愛してくれさえすれば、それでいいのだ。

「ふーみん……君は、両親が抱き合っているところを見た記憶があるか?」

私の乳房を揉みしだきながら、彼は私に問うた。

うーん……と、私はいったっきり、そのまま黙っていた。

「仲間と、そういう話をしていたの?」

「仲間の友達が『俺、親がセックスしている現場を何回か見たことがある』という話をしていたのを思い出しでさ。それで、君の両親はどうなの? とおもった」

「フランスでは、それが当たり前なの?」

「ああ。『パパとママは、これから仲良くしたいから』とか『兄弟や姉妹が欲しくないかい?』というような言い方で、子どもに早く寝なさいということはあるらしいよ」

「ふーん、そうやって子どもを寝かしつけて、それから二人っきりの世界に……」

「まあ、そうなんだろうね」

といいながら、遠は私の頬に優しくキスをする。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。