「んお、んおほぉおぉおおお! ちんぽ、チンポチンポきてるぅうう!!」
閉め切った部屋の中で、安心院なじみの絶叫が壁を震わせていた。
服は全て剥ぎ取られ、肥え太った男――陳内間言に身体を押しつぶされるように、上からペニスを挿入されている。
「もうムリッ! イッてる! イッてるからああぁ……!」
発情しきった身体に極太のペニスを打ち込まれ、簡単に絶頂に追いやられてしまった後も、更に性交は続けられている。
「偉そうにしてた癖に、チンポ突っ込まれた途端これですか、幻滅ですよ」
「あはぅ、おほっ、んひいいぃ! つ、突くなああぁぁ……!」
見下していたはずの男に逆に見下され、膣がひしゃげてしまいそうなピストンに、嬌声が止まらない。
細身の身体が壊れてしまうのではないかという程に乱暴なセックスに、それでも身体は悦びの反応を返してしまう。
当然なじみは耐えようとした。幾らスキルが使えなくとも、身体が勝手に男を受け入れるよう動いてしまっても、精神を強く保てば耐えることは出来ると思っていた。だが、そんな希望は初めの挿入一回で脆く砕かれてしまった。
男の太く長い凶悪な肉棒が膣壁をゴリゴリと抉って、それだけで軽く達してしまった。フェラをしていて身体が火照っていたのもあるが、それでもこの快感は異常だ。
「ふんっ、ふんっ、ふんっ! うおぉ、もっとイけっ!」
鼻息荒く巨体が少女をプレスする。
「はひ、はひっ、あひぃ……! こ、これ以上は……やめ……っ」
幾らなじみが人外だとしても、女であることは否定できない。幾ら戦闘能力が人外だとしても、性的に強くなるわけではない。
無敵に近い力を持つ人外も、性に関してはただの少女と変わりはなかった。
「僕のチンポしゃぶって興奮したんだろ? 淫乱女、おマンコ突かれて感じてるのか!?」
「感じてるからぁ……! もう、壊れちゃうから……止めてぇ……!」
泣き顔を濡らして、男に懇願する。初めて体験した凄まじい快感に、精神が折れかけていた。
初めに見せた強気な態度も消え失せ、普段は見せない弱気な表情が男を更に欲情させる。
肉棒が激しく抜き挿しされるたび、稲妻のような快感が脳内を駆け巡っていく。虐げられる悦びと子宮の疼きが止まらない。
(このまま続けられたら……頭がおかしくなる……。スキルさえ使えれば、こんな奴……!)
本来なら負けるはずのない低俗な男に、一本の肉棒だけで翻弄される。その屈辱に打ち震えながら、わずかに残った理性で逆転の手を探る。
だが、そんな理性も強烈なピストンによってあっけなく断絶させられる。
「はぁあぁ、っぐぅ! ひ、ひぃぃン……!」
なじみの身体は、抵抗出来ない無力感に、被虐的な悦びを覚え始めていた。
幾ら叫ぼうが、暴れようが、それを男は力で無理やり抑えつけピストン運動を続ける。
分厚い肉の塊に全身が飲み込まれるような圧迫感。暑苦しく、気持ち悪い。なのにもっともっとと求めてしまう。
いつの間にか、プレスする男の背に脚を絡ませ、乱暴なセックスを受け入れてしまっていた。
「ぁあああ~~~♡、ダメぇ……また、イッちゃう、気持ちよすぎてイッちゃううぅぅ♡」
自分が今どんな無様な姿を晒しているかは分かっている。だが、この快感には勝てない。今だけは一匹の牝として、男の種付けを欲しがってしまう。
半狂乱的に善がるなじみに、陳内はトドメとなる中出しをする。
「安心院さんのおマンコに精子出しちゃうよ~。たっぷり受精してね~」
「い、いやだっ、いやっ……やめろっ、やめろおおお! あっひいいいぃぃッ♡♡」
ぶりゅ、ぶりゅるるるう!
少女のピンク色の女性器の奥で、溜まった男の欲望が爆発した。膣を穢し、子宮が蹂躙される。
泥のようなザーメンが、子宮から溢れるほどに膣を満たした。
「あ、あぁ……、出てる……僕の子宮に、こいつの精液が……いっぱい注ぎこまれてる……」
口で飲み込んだ時とは違う、妊娠の危険もある軽薄な中出しに、絶望的な気分になる。
ペニスが引き抜かれると、腰をビクンビクンと痙攣させて大量の精液を陰裂から垂れ零した。
「ふひぃ~、安心院さんのおマンコも、めだかと甲乙つけ難いですねー。そのうち横に並べて食べ比べしてあげるから楽しみにしててくださいね」
頬を叩かれながら投げ掛けられる、男のふざけた言葉も耳に入らなかった。
「はひ……はひ……♡♡」
強気で余裕な皮肉を言い返す気力も無く、なじみは虚ろな目で天井を眺め、熱い吐息を漏らしていた。
◆
安心院さんが協力を申し出てくれてから、休日を挟んで次の週になった。あれから連絡は無いし、どうなったかずっと気になっている。
もちろん安心院さんのことだ、心配は無用なのだろうが、俺の問題でもあるのに他人任せにしてしまっているのは居心地が悪いし申し訳ない。
だから早く経過安心院さんから話を聞いて安心したい所なのだが。(安心院さんだけに)
「さて、その安心院さんはどこだろうか」
あの人も割りと神出鬼没な所があるからな。向こうからこちらは簡単に探し出すだろうが、いざこちらから会おうとなると難しい。まぁ学校には来ているだろうと思うが……。
と、俺が辺りを見回しながら歩いていると、丁度廊下の角を曲がりこちらに歩いてくる安心院さんの姿を発見した。
「おっ。おーい、安心院さ……」
呼びかけようとして、止まる。
理由は単純。呼び止めようとした少女の背後から、見知った顔の男が現れたからだ。
陳内間言。俺たちが探ろうとしていたその男だ。
「なんで、アイツと一緒に……?」
困惑する俺に、安心院さん達も気づいたようだ。
「やぁ人吉君。どうしたのかな?」
安心院さんが小さく手を振って挨拶してくる。
別段変わったところは無いが、僅かに顔が赤い気がする。
「どうしたって、いや、俺は……」
陳内のことを調べると言っていたのはどうなったのか聞こうと思っていたが、その本人が此処にいるのにそんなこと聞けるわけもない。
言葉を詰まらせる俺に、陳内が話しかけてきた。
「よぉ人吉、何か用か? 今僕は安心院さんと仲良くお喋りしてたってのに」
仲良く? コイツと?
休日前にあれだけ怪しんでいたのに、休日の間に打ち解けたとでも言うのか?
「本当ですか?」
「あ、あぁ……、初めはどんな奴かと思ったけど、話してみれば意外と気のいい奴でね。意気投合しちまったぜ」
「そう……なんですか……?」
めだかちゃんの異変の原因はコイツで、コイツが何か企んでいるという俺の予想は、考え過ぎだったということか?
確かに明確に証拠があるわけでは無いし、生理的に、直感的にこいつから怪しい雰囲気を感じ取っただけとは言えるかもしれないが……。
「いやー安心院さん良い人だね人吉。休みの間に随分仲良くなっちゃったよ」
そう言って陳内は安心院さんの肩に腕を回す。
女性に対するそういう馴れ馴れしい態度が相変わらず癇に障る。
「陳内、お前変なことしてないだろうな」
「変なこと? 何のことだい? 僕はただ誰とでも親しくしてるだけだよ。 安心院さんにも、生徒会長にもさ」
ニヤニヤと浮かべる薄笑いが、勝ち誇った表情に見えるのも俺の考え過ぎか?
「安心院さんも、こいつに変なことされたらすぐ言ってくださいよ」
「ヒドイこと言うなよ。何もしてないって、ねぇ?」
「う、うん……そう、だね……」
……?
どうも安心院さんの様子が変だ。
顔は赤いし、目は虚ろで息も荒い。
「やっぱり、どうかしたんですか?」
「いや……少し体調が悪くてね。丁度今、保健室に行こうと思ってた所なんだよ……」
「体調不良、安心院さんがですか?」
そんなことあるのか?
正直どんな不治の病だろうとスキルで簡単に治してしまいそうなイメージなんだが。保険委員長であり病を操作するスキルを持つ赤さんが安心院さんの端末の一人であり、彼女の一部だったりもするのに。
「おいおい……僕だって、気分が優れない時だってあるさ……。ん、くっ……、人を、風邪も引かない馬鹿みたいに言うのは……やめてくれないかな?」
言葉自体はいつもの皮肉めいた言い方だが、歯切れ悪く言うその様子から、辛そうな雰囲気が感じ取れる。
この人のこんな姿を見るのは初めてだ。やはり何かおかしい。
「まぁそんなわけで、僕が保健室に連れて行ってやるからさ、後は任せといてくれよ」
陳内は安心院さんの身体を支え(というより、これ見よがしに抱いて)歩きだす。
「ごめん、人吉くん……」
安心院さんは俯いて、すれ違い様に俺にそう言った。
なぜ謝るんだ。何か、俺に言えないことでもあるのか……? 休日の間に、何があったんだ?
俺が思案していると。
「ひやぁあん!?」
そんな、甲高い声が背後から聞こえた。
驚いて振り返ると、安心院さんが膝を折って倒れそうになり、それを陳内が支えていた。
「大丈夫ですか!?」
慌てて駆け寄ろうとする俺を、安心院さんは手をかざして制止する。
「だ、大丈夫だから……。ちょっと躓きそうになった、だけだから……」
「ふひひ、やっぱり気分が優れないみたいですねえ。早く保健室行かないと」
何が可笑しいのか、陳内はニヤニヤと笑っている。
「ん……はぁ……っ、くっ……ひぁ」
息を荒げ、脚を震わせながら立つ安心院さん。
陳内が何かしたのかと思ったが、奴は片腕で肩を支えているだけだし、何が出来るとも思えない。
「さぁ、いきましょうか」
「くっ……」
二人はまたゆっくりと、俺と反対方向に歩きだした。
その二人を、俺はどうしようもなく見送ることしか出来なかった。
「どうなってんだ……」
最後に安心院さんは陳内を睨みつけていた。まるで何かを訴えるように。
めだかちゃんの異変も依然として理由が分からないし、結局また身動き出来なくなってしまった。これからどうすればいいんだ。
俺は途方にくれて、その場に立ち尽くした。
◆
安心院なじみと陳内間言の二人が人吉善吉と別れ、廊下の角を曲がり辺りに人が居ないのを確認すると、安心院なじみは堪えていたものを吐き出すように「はぁぁー……」と安堵の息を吐いた。
その後、隣に立つ肥えた男をキッと睨みつける。
「お前……ふざけんなよ……」
「えーなんことですかー?」
惚けたように言う陳内に殺意が沸く。
「だから……この玩具を止めろって言ってるんだよ……!」
怒りの理由は、陳内がポケットの中で操作している物にある。それは、なじみの秘所に埋め込むように入れられた、遠隔操作のローターのリモコンであった。
休日に散々身体を弄ばれ、今日は一日ローターを膣に装着したまま過ごすよう命令されているのだから、なじみの怒りは頂点に達していた。
今はローターのメモリが弱められて微振動しているだけだが、先程は唐突に激しくローターが震えだし、恥ずかしい声を出してしまった。
「気づかれたら、どうするんだよ」
「大丈夫ですって、アイツ鈍感ですし。それに振動音は安心院さんが消してくれてるんでしょ?」
なじみの保有スキルの中でも、音を操るスキルは種類が豊富だ。ローターの振動音を消すこと程度のことは簡単に出来る。どうやら陳内に危害を与えることでなければ、スキルも使えるらしい。
だが、音が聞こえなくとも、反応で気づかれるということもある。
「気づかれたくないなら、ビクンビクン感じなけりゃいいだけですよ。ほら、頑張ってください」
「ん、ちょ……やめっ、動かすな……っ」
陳内はポケットの中のリモコンを操作し、ローターの振動を強める。
秘部を支点に快感が広まり、ビクンと腰が震えて身を屈めるなじみ。小型だが強力に振動するローターに、自分でも思ってもみない程感じてしまう。
「く、そ……こんな玩具で……ひぅっ!」
堪えきれない快感に、膝がカクカクと折れそうになる。内股になり太腿をすり合わせても、少しも抵抗出来ない。
そのなじみの悶える姿を面白そうに陳内は眺め、リモコンのメモリの強弱を悪戯に操作する。
「ん…………、ふっ、くぅ……ッ」
下半身から力が抜ける。このままでは歩くこともままならない。だからといってこんな場所で蹲っては人目に付きすぎる。
「早く保健室に行きましょうよ。お楽しみが待ってますよ?」
保健室で何をするのか、それを考えるとまた憂鬱になる。保険委員長の赤青黄も、女性である以上役に立たないだろう。
だが、そもそも保健室に辿り着くまでが地獄だ。動くと余計に振動が膣内を刺激して辛くなる。
「だったら、さっさとこれを……止め、ろぉ……!」
膝をついてしまわないように、陳内の腕により掛かり、冷や汗を流しながらも上目遣いに睨みつける。
反抗的な態度を取っても男を喜ばせるだけかもしれないが、それでも気位を保つことは心を折らないためには重要なことであった。
「ちゃんと歩かないと変に思われちゃいますよ。安心院なじみは変態だって噂が広まってもいいんですか?」
「……クソ野郎」
異物感に耐えながら、重い足取りで進んでいく。一階へと続く階段を一段ずつ降りていくと、その度にローターに衝撃が伝わり、甘い痺れが身体に蝕む。
ゆっくりとではあるが我慢して階段を降りていたが、踊り場に付いた所で脚が止まった。
「止まっちゃ駄目ですよ。この程度で歩けないなら、もっと振動激しくされたらどうするんです」
言って、更にカチカチとメモリを強に動かしていく。
「はあぁぁ……! それ、強っ……、ひっぐ……!」
強烈な振動に、膣壁がキュッと収縮する。愛液が溢れ、太腿に淫らな汁が垂れだした。
「ぁ、あ、あ……やだ、も、止めて……お願い、これ……ひぃ……っ♡」
「保健室まで行けたら止めてあげますよ。それが出来ないならこのまま此処でイカせちゃいます」
「く、うぅぅぅ…………」
非道な陳内の言葉に怒りを覚えながらも、なじみは再び脚を動かし始めた。
下腹部の刺激に耐えながらでは、不格好な歩みになってしまっているだろうが、それでもこんな所でイキ果てて恥を晒すような真似はごめんだった。
「絶対……後で、殺す……」
呪詛の言葉を吐きながら、中腰の姿勢で保健室を目指す。その間も、ローターは膣内で獰猛に動きまわり、精神をかき乱してくる。
怒りと羞恥と快楽が綯い交ぜになって、頭が沸騰しそうなほど顔を真っ赤に染め、なじみは男と連れ立って保健室へと向かった。