安心院さんからメールが届いた。
内容は、『陳内の件に付いて決着が付いた。その事を説明したいから放課後生徒会室に来てくれ』という物だ。
決着が付いたとはどういうことだろうか。
前に会った時は陳内はそれほど悪い奴じゃないし、むしろ仲良くなったなんてことを言っていたが……。
俺の知らない所でやはり何か動いていたということか?
まぁ安心院さんのことだから心配する必要は無いのだろうが……なぜだろう、どこか不安になってしまう。
放課後の生徒会室なら俺や陳内以外の生徒会メンバーも普段なら揃っているはずだが、今日に限って生徒会の仕事は無しだとめだかちゃんに言われている。
そのタイミングの良さも何か引っかかる。
ちらほらと他の生徒とすれ違いはするが、生徒会の面子は見当たらない。
生徒会室にも生徒会メンバーは居ないだろうし、今日活動が無いこと知っていて安心院さんは二人きりになるため生徒会室を指定したと考えるのが妥当か。
「まぁ考え込んでいても仕方ないか」
生徒会室に着いた辺りで、雑念を拭い去るように顔を左右に振る。
そしていつものように何気なく扉を開ける。
よく生徒会室の扉を開けるとめだかちゃんや他の女子が着替え中の場面に出くわすことがあるので気をつけないといけないのだが、そんなもの神聖な生徒会室で下着姿になってる奴らが悪いと俺は思うんだよ。
まぁしかし今回はそんな事は無く、部屋の中に着替え中の女子は居なかった。
居たのは女子ではあるが、制服はちゃんと着ている、俺を呼びつけた安心院さん。どうやら待たせてしまったようだ。
だがそれだけではなく、そこには後二人の男女が揃っていた。
めだかちゃんと――陳内だ。
「やぁ、来てくれたんだね人吉君」
安心院さんは軽く手を上げ、気安く挨拶をしてくる。他の二人がそこに居ることはさして気にした風も無く。
「なんで、めだかちゃんとソイツも居るんです」
顎でそちらを指し示すとソイツ、つまり陳内がこっちに反応した。
「僕らがいちゃ不味いのかい、人吉?」
脂肪で膨らんだ不快な笑みを浮かべて、陳内が口を開く。
「今日は生徒会の仕事無いはずだろ」
それを決めたのは他ならぬめだかちゃんのはずだ。
何か生徒会よりも優先させるべき用事があるのかと思っていたが、結局生徒会室に居るのなら生徒会活動を休みにする必要は無かったんじゃないか?
「僕が呼んだんだよ」
「……安心院さんが?」
この人の頼みなら何よりも優先させる程重要なのも分かる。が、それでもなぜ今この場に集めたのかは分からない。
陳内とのことの顛末を俺に説明するんじゃなかったのか? 本人が居たほうが都合が良いのか?
「やっぱり君にはちゃんと報告しておかなきゃって思ってね」
「……何をですか?」
あまりこういう切り出し方でいい話だった試しがない。
「僕らが間言君と仲良くなったってことをだよ」
言って、安心院さんは陳内の方へ近づく。
「いや、仲良くなったってのは前聞きましたよ。そんなことわざわざ改まって言わなくても」
正直めだかちゃんや安心院さんがコイツと仲良くしてるのは不愉快ですらあるのだが、一々そんなことを言うのは女々しいと思い黙っていた。
だからあえてそのことに文句言う気はなかったのに、それを掘り返す意味があるのか?
「善吉、貴様はあまり間言のことを気に入っていないようだな」
「あん? いや、まぁ……」
そりゃあ気に入ってるかどうかで言えば気に入ってないと言うしかないけども。
逆にめだかちゃんはコイツのどこを気に入ってるのかが謎だ。
阿久根先輩や喜界島、そして俺のようにめだかちゃんを助け、並び立つのだという意識は感じられないし、秀でた何かもあるとは思えない。
性格も俺の知る限り良いとは思えないしな。
「役員同士の仲が悪くては仕事にも支障が出るだろう」
「そりゃあそうかもしれないけどよ……」
だからって無理して仲良くしろっていうのか?
歩み寄ることは大事だとは思うが、我慢して親しくしてもなぁ……。アイツにそういう気があるとも思えないんだが。
「安心院さんもめだかちゃんも、俺とコイツの仲を取り持とうとしてんのか? だとしたら無駄という無意味っつーか……別に協力を拒んで生徒会の仕事に差し支えるような真似はしねーし、変に仲良くしようとする必要も無いと思うぜ俺は。ソイツだって俺と仲良くしたいなんて思っちゃいねーだろ?」
反りが合わなくても同じ組織に居る以上協力は必要になるだろうし、そもそも俺は阿久根先輩とも元々は険悪な関係だったのだ。
それでも生徒会は上手く続いてきたし、陳内が入ってきたからもそれは変わらないと思っている。
「ふー……分かってないね人吉。めだかとなじみは君のことを心配してくれてるんだぜ?」
陳内はやれやれと肩をすくめる。
馴れ馴れしくめだかちゃんと安心院さんを呼び捨てにしているが、二人もそのことは特に気にしていない様子だ。
「なんで俺が心配されなきゃいけないんだよ」
今後こいつと一緒に上手く仕事やっていけるのかって話にしても、どっちかというとそれは陳内の問題だろ。俺は今までちゃんと生徒会やって来てたんだしよ。
「人吉はさ、僕とめだかが親しくしてる所に一緒に居るのなんて我慢出来ないでしょ? だから心配してやってるのさ」
「はあ? 別にお前とめだかちゃんが親しかろうがそれで生徒会に居づらくなったりしねーよ」
そりゃ少しは嫌な気分になるが、めだかちゃんに友人が増えるなんて何時もの事だ。
それで俺とめだかちゃんの友情が消えるわけでも無し。自分の影響力を過信しすぎだろ。
俺の何言ってんだコイツはという視線に気づいたのか、安心院さんが陳内へ解説するように話し掛ける。
「人吉君はまだめだかちゃんと間言君がただの友人だと思っているんだよ。だから可愛らしい子供の嫉妬程度で済んでいるのさ」
「ふひひっ、まぁ鈍感な人吉じゃ気づかないか。自分が好きな子のことも何も分かってないんじゃあ救えないねえ」
「……何を、言ってやがる」
コイツが何を言いたいのか分からない。
その言い方ではまるで奴とめだかちゃんが友人以上の関係だという風に聞こえるが、そんなことはあり得ない。
めだかちゃんがコイツを選ぶなんてこと、あるはずが無い……。
「理解してないって言うより、理解したくないって感じだね。仕方ないから見せつけてやろうぜ、僕らがどれだけ仲良くなったかを、さ」
そう言って、安心院さんは陳内の身体にすり寄って、その華奢な身体を太ましい脂肪の塊に預けた。
「あぁ、善吉に見てもらおう、私達の仲を」
めだかちゃんもそれに追従し、男の方へ肩を寄せる。その肩に陳内は腕を乗せ、二人の美少女を自分の元へと引き寄せた。
「つまり、こういう事だよ」
そのまま肩に回した腕でめだかちゃんの大胆に露出した胸と、安心院さんの制服越しの胸を乱暴に揉みしだいた。
「な、何してやがるテメエ!?」
突然の暴挙に俺は怒りの声を上げた。
だが、その行為で怒りだしたのは俺だけで、胸を揉まれている当の二人は全くの無抵抗だった。
「何だよ、僕がめだかとなじみのおっぱいを揉むと何か問題あるのか?」
「何言ってやがるっ、当たり前だろ! めだかちゃん達もなんで抵抗しねえんだ!」
めだかちゃんの巨乳が太い指に掴まれてぐにぐにと揺れ動く。
安心院さんの制服に皺が出来るのも構わず、男の指は強く捏ねくり回すように胸を触っている。
「ん……ふぅ……だから、見ての通りだ善吉。私は間言の物になったんだ……」
自分の胸を掴む腕に手を添え、興奮したように顔を紅潮させるめだかちゃん。
「嘘だろ……なんで……な、何か脅されてるのか!?」
「脅す? 馬鹿だなぁ、そんな事する必要無いっての、僕らは愛し合ってるんだから。なぁめだか?」
「あぁ、もちろんだ。大好きだぞ、間言。……んぅ、ちゅっ」
二人は見つめ合い、俺に見せつけるように唇を重ね合わせた。
眼の前で想い人と嫌悪感を抱く人間が口づけをする光景を見せつけられ、俺は愕然として立ち尽くしていた。
「まぁそういうことだよ人吉君。君がめだかちゃんの様子がおかしいと感じていた時には、もう彼女は間言君と何度も愛し合っていた後だし、君が僕に調査を頼んだ結果、僕も彼に骨抜きにされちゃったのさ。まったく、どうしようもない女殺しだよね」
口の塞がった陳内の代わりに、安心院さんが俺へ同情じみた言葉を掛けてくる。
「めだかちゃんのために生徒会に入っている君が、彼女を取られた後も生徒会に残り続けるのは酷だろう? だから君はもう生徒会に居ない方が良いってことを説明してあげようと思ったのさ、今日は」
「なんだよそれ……」
それで、大人しく引き下がれってのかよ。
今まで俺はガキの頃からめだかちゃんの為に生きてきたのに、それをこんな最近出会ったばっかの男に居場所を取られて終わりにしろって言うのかよ。
「そんなの、納得出来るかッ……!」
頭が熱い。脳から染み出してくるような汗が額に浮かびだす。
衝動的に、俺は拳を振り上げ陳内に殴り掛かろうとしていた。
「おっと、お楽しみの邪魔はいけないな」
駆け出したはずの俺の身体が、安心院さんの言葉と共に急停止した。
「なっ……!?」
まるで身体が石化したかのように、指一本ピクリとも動かない。
明らかな異常事態。
こんなことが出来るの人物はこの場には一人しか居ない。
「動きを止めるスキル『身じろぎひとつ』(ミスルトゥポーズ)」
安心院さんの一京分の一のスキルが、俺の身体に効力を及ぼしたのだ。
「ぐ、ガッ……動け、ねえ……ッ」
「悪いね、そこでジッとしててくれるかい」
なんとか首から上は動くものの、相手に近づくことも逃げることも出来ない。
動けない俺を尻目に、陳内はめだかちゃんの唇を貪りながら、豊満な女体を掌で堪能している。
「はむ、ちゅぅ……れろれろぉ……ぁん、間言ぉ……」
めだかちゃんは俺が聞いたことのないような甘えた声と蕩けた顔で、媚びるようにアイツに身体を擦り付ける。
「んぢゅ……ぇろ、んべろ……じゅぱっ、はぁ……キスすき……舌舐めてやるからな……ぺろれろ、ぐちゅん……」
淫猥な水音を立てながら絡み合う舌。
美しく整っためだかちゃんの顔が不細工な男の顔と密着する光景を、現実と受け止めることは困難だった。
「もう、僕にもキスしてよ……。人吉君の動き止めて頑張ってるんだからさ」
安心院さんはスキルで俺の動きを止めながら顔を近づけキスをせがむ。
「なじみも欲しがりだねえ。別に人吉の動きを止める程度、意識する必要も無く簡単に出来るくせに。んー」
「ぁ、んぅ……ふく、ム……」
めだかちゃんの唇から離れた陳内が、今度は安心院さんの薄い唇に吸い付く。
べろべろと奥まで舐め尽くすように舌が動いているのが、こちらからも分かる。
「ふむ、では私はこっちを頂こうか」
キスを終えためだかちゃんは、男の足元に跪き、ズボンのベルトをカチャカチャと外し始めた。
そして使い古され黄ばんだトランクスパンツに手を掛けると、一気に床へずり下げた。
「――ッ、んだよアレ……」
露出した下半身に反り立つ逸物は見たこともないサイズで、女性の手首程の太さがあるように見えた。
ソレに顔を近づけ、めだかちゃんはうっとりと熱い息を吐く。
「ぁはあ……凄いだろう善吉、これが私達を堕とした間言のチンポだぞ。これに沢山可愛がってもらったんだ。あぁ、思い出すだけで身体が疼いてしまう……」
「やめろ、めだかちゃん……。そんな奴のなんて……」
声は聞こえているはずなのに、まるで俺には関心が無いかのようにめだかちゃんは太く逞しい男根へ舌を這わせた。
「んべぇー……れろん、んん……じゅるぅぅ……♡」
汚い物を口に含む嫌悪感は微塵も感じさせず、愛しげに肉竿を大きく舐める様は、これまで何度もこの行為を行い、慣れていることを示していた。
「れる……むりゅりゅ……んーまっ、じゅぱあぁっ……!」
一通り竿を下から上へ舐め終えると、今度は大きく口を開き、その口いっぱいに巨根を頬張った。
「ずぞぞっ、じゅる、れちょれちょ……んっぼ、んぼっ……、ずぅぅ……!」
分厚い肉の塊を喉奥まで咥え込み、激しい音を立てて吸い上げる。
下品に歪むめだかちゃんの顔を見て俺は……熱くドロドロした感情が胸に溜まっていくのを感じていた。
「なんで、そんな奴なんかを……」
幾ら眼の前で事実を見せつけられても、心が納得することを拒否している。
こんな見た目も性格も最悪な男に、めだかちゃんや安心院さんが惚れるわけがねえ!
「なんで? ハハハっ、そんなの決まってるよ。このデカいチンポを見れば分かるだろ? 女は結局下半身で男を選ぶ浅ましい生き物なのさ」
安心院さんが俺を嘲笑するように言う。
男の価値がそんなことだけで決まるなんて認めたくなかったし、この人からそんな言葉が出てくるなんてことも信じられない。
「人吉はずっとめだかと一緒に居たのに、こういう事して貰ったこと無いのかい? 可哀想だねえ。代わりに僕がこのエロい身体で楽しんでやるから安心しなよ」
優越感に浸った哀れみに、血管が切れそうな程怒りがこみ上げてくる。
「んふぅ~……、じゅぷ、んじゅるる、あはぁ……おチンポ美味しんぞ。……あーん、むちゅば、ぐちゅぅ……」
俺の怒りとは裏腹に、めだかちゃんは恍惚とした表情で肉棒をしゃぶり続ける。
あんな物を口に含んでも気持ち悪いだけにしか思えないのに、極上の食い物を口にしているかのように美味しそうに舌で味わっている。
「くそ……くそ……っ!」
握りしめた掌から血が滲み出てきた。
この硬めた拳を陳内のニヤケ面に叩きつけて、ボコボコにしてやりたい。
「あ~気持ち良いよめだかのお口。随分上手くなったね。これ僕が仕込んでやったんだよ? 幼馴染を一人前の女にしてやったこと感謝して欲しいなぁ」
陳内は俺を挑発して楽しんでいる。
その挑発を冷静に受け流せるほど、俺の心中は落ち着いてはいなかった。
「えあぁあぁぁ~……にゅる、れろんっ……じゅぷうぅ~……」
真っ赤な舌が竿に唾液をまぶし、潤んだ唇が肉棒を扱き上げる。
巨大な肉塊で喉奥を突かれてもえづくことなく、丹念にそれを舐めあげる姿は、もう俺の知っている箱庭学園生徒会長・黒神めだかでは無かった。
「んぶ、ぶっ……、おぅん、ぶぢゅぅっ、ぐぷく……!」
めだかちゃんは顔を素早く前後に振り始める。
その動きが男をイかせるための動きなのは明白だった。
頬を凹ませ、強く音が立つくらいに吸い上げる。
「ぐぽ、ず、ずずじゅっ、じゅじゅぅ~……!」
その強烈な奉仕に、陳内は腰をぶるぶると揺らしていた。
「お、おおぅ……良い吸い付き……っ」
「出そうかい間言君? いいね、人吉君の前でめだかちゃんの口にいっぱい出してやれよ」
黒光りする巨大なペニスがめだかちゃんの厚い唇を出入りする光景を、俺はただ眺めていることしか出来なかった。
そうして傍観している俺の前で、陳内はその口内に遠慮なく射精を行った。
「うっ……んんっ!」
「んぶッ! ぐっ、ぶぶっ、んふううぅぅーッ♡」
めだかちゃんは喉奥までペニスを咥えたまま、ごきゅごきゅと喉を鳴らして精液を嚥下していく。
「うひっ、たまんねー。めだかを好きな男の前でフェラさせて、ザーメン飲ませるってのもまた刺激的でイイねー」
この男は俺に行為を見せつけて、それをダシに楽しんでいるんだ。
そんな性格の悪い男にめだかちゃんが篭絡されるているという現実がどうしようもないストレスとなって俺を襲う。
「ん、んんん……っ。んく、ぇあ……ぷはぁぁっ……! ……ごちそうさまだ」
精液を飲み干しためだかちゃんが口を開いて口内を見せつけ、綺麗にしたことをアピールしている。
親に褒めてもらおうとする子供のように、無邪気で幸せそうに陳内を見上げていた。
「よしよし、ちゃんと飲めたね。じゃあ次はおマンコ可愛がってやるから、パンツ脱いで脚上げて」
言われるまま、立ち上がってスカートの中から下着だけを脱ぎ捨てる。
そしてバレリーナのように柔らかく片足を持ち上げ開脚し、その脚を陳内が支えると、既に濡れきった女の秘所が丸見えになった。
幼馴染の俺だってめだかちゃんのそんな部分見たことは無い。
「今日も間言のぶっといおチンポで、沢山セックスして私のおマンコ気持ちよくしてくれ」
禍々しい形の肉棒が、秘裂に狙いを定める。
「まぁ今日は人吉君に見せつけるのが目的だから我慢するけど、後で僕ともシてくれよな?」
「もちろん二人共抱いてあげるって。今日は観客もいることだし、楽しませてあげないとね」
亀頭が穴に埋まり、二人が結合していく。
「んぁ……見えるか善吉、私のおマンコにチンポが入っていくのが。貴様にはセックスさせてやれないが、見るだけなら許してやるからな」
別に見たくて見ているわけじゃない。だが、動かない身体は三人を正面に捕らえ、目を開ければ否応なしにその光景が視界に入ってくる。
既に男を受け入れる準備は万全の秘所に、陳内はゆっくりと腰を沈めていった。
「ふあ、あ、はああぁあぁ~~……! き、たぁああああ♡」
蕩けきった艷声が、生徒会室に広がった。
棍棒のような肉棒を容易く受け入れて、ヨガり始めるめだかちゃん。
きっと、俺とセックスしてもあんな風に歓びはしないのだろう。
「すご、お、んおおお、デカチンポがマンコ広げて、ああっ、気持ちイイ……!」
「間言君のチンポ挿れられると頭真っ白になっちゃうんだよね。めだかちゃんも凄く幸せそうだろ? 人吉君もめだかちゃんとこういうことしたかっただろうけど、残念ながら僕らはもう間言君以外とセックスする気は無いから、諦めてくれよな」
そんなことを言われても、簡単に諦められるわけがない。
俺がどれだけ、めだかちゃんに尽くしてきたと思っているんだ。
誰に頼まれたわけでも無いのに、そうしていたのは、俺がめだかちゃんに惚れていたからだ。
惚れた女が抱かれているのを、指を咥えて見ているしか出来ない自分が情けなくて、視界に涙が滲みだした。
「ふぎ、ん、はあああああっ!」
「口だけじゃなくておマンコも吸い付いてくるよ。めだかはチンポ大好きな淫乱だねえ。まぁそう育てたのは僕だけど」
どこで間違えた?
アイツが生徒会に入ってきた時に俺が拒絶していれば良かったのか?
いや、その時には既にめだかちゃんは……。
「ねえ、僕のおマンコも弄ってよ、寂しくなっちゃうからさ」
安心院さんは陳内の空いている方の手を自分のスカートの中に導く。
布の奥で行われている事はここからは見えないが、膝をもじもじと揺らせる反応から何をしているのかは簡単に予想がつく。
「あはっ……中、かき混ぜるのイイ……、ひぁん!」
陳内は腰を打ち付けるのと同時に、指も器用に蠢かせ、二人の少女を一度に鳴かせる。
俺はあんな風に複数の女性と肉体関係を持ちたい訳じゃない。ただ幼馴染一人と好き合うことが出来ればそれで良かったのに。
「奥まで、届いてるぞ……。ガチガチのチンポが奥まで突いて……ッ、きゅふン、ふあああ♡」
「こっちも、間言君の太い指気持ちイイよ。おマンコのお汁がどんどん出ちゃう……!」
泣き出しそうな俺を尻目に、三人の行為はどんどん熱を帯び盛り上がっていく。
「はひ、きゅぅうんっ……、ぁ、ン、ちゅ、ちゅうっ」
陳内は安心院さんにキスをしながら、凶悪なペニスでめだかちゃんの膣を突きまくる。
キスと喘ぎ声の音が混ざり合った卑猥なメロディーが俺の神経を苛んでくる。
「すまん善吉っ、でもこのチンポに躾られてぇ、私のおマンコ屈服してしまったんだぁ! あン、っはああああ!」
だらしなく口を開いためだかちゃんが、雌の嬌声を絶え間なく上げる。
凛とした表情と自信溢れる声音が、今では淫らに歪んでしまっていた。
そんな変わり果てた幼馴染の姿を目の当たりにして、俺の感情は無茶苦茶になってしまっていた。
怒りと悲しみ、それだけじゃない……。
俺はめだかちゃんの乱れる姿を見て、劣情を覚えてしまっていた。
「……ん、おや? もしかして人吉、めだかが抱かれてるのを見て興奮しちゃってるのかい? ズボンが膨らんでるよ?」
奴の指摘する通り、先程から俺の股間部はズボンの下でパンパンに膨れ上がり、痛い程に勃起していた。
「ふーん、それが人吉君のおちんちんかぁ。でも、くくっ……、勃起してその大きさじゃあ間言君には敵わないかなぁ」
安心院さんが俺のモノと奴のモノを見比べ嘲笑する。
あのふざけた大きさと比べれば、俺のモノなど子供サイズに見えていることだろう。
「貴様の、その粗末なチンポでは、んああっ、私を抱かせて……やることは、出来んなっ! くひいいぃ!」
「……ッ」
何を言われても、言い返すことが出来ない。
好きな女を寝取られて、情けなく股間を膨らませているのが今の俺だ。
そんな俺が何を言おうが更に情けなくなるだけだ。
「ふひひひ、まぁそこで僕がめだかを孕ませる所をじっくり見てればいいよ。寝取られマゾ男にはそれがお似合いだろ」
陳内は笑って、腰の抽送を加速させる。
豚のように肥え太った身体がぶつかって、グラマラスな女体がいやらしく波打つ。
「へぎゅっ、おほぉおおおおお♡ で、デカマラ子宮に届くうううう♡♡」
30センチを超えているであろう肉竿が思い切り打ち付けられ、秘所に全て収まってしまっている。
めだかちゃんは柔らかく開脚した身体を奴に押し付け、鼠径部を密着させて奥までペニスを咥えこんだ。
「あんな化物みたいなチンポで子宮突かれたら、女の子じゃ誰も勝てないよねえ。僕も初めは頑張って抵抗してたんだけど、イかされまくって簡単に負けちゃったよ」
「あぁそうそう、保健室で見舞いに来た人吉にバレないようになじみとセックスした事もあったなぁ。あれは面白かったぁ」
「っ……あの時……!」
言われて思い出す。
確かにあの時安心院さんの様子がおかしかったのは気づいていた。
気づいていたのに、この人なら大丈夫だろうと思ってしまったんだ。
思えばめだかちゃんの異変に気づいた時も、どこかでめだかちゃんなら平気だろうと油断していた。その結果がこれか。
「俺が、もっと気をつけていれば……!」
悔やんでも悔みきれない。後悔してもしきれない。
何か出来たはずなのに、俺は何もしていなかった……!
「おいおい、責任感じちゃってるのか? お前程度が何かしたって何も変わらないから」
「そうだぜ、君と間事君じゃあ雄として差がありすぎるのさ。僕らが間言君に目をつけられた時点で、この結末はどうあがいても変わらなかったよ」
そうだとしても、このやり場のない気持ちはどうしようもない。
「おい、めだかも幼馴染に何か言ってやれよッ!」
「っあはぁあん! そ、それ、膨らんでぇ……! ぜ、善吉の事なんてもうどうでもいいからぁ、早くザーメン種付けしてくれぇ!」
めだかちゃんは、最早こちらに見向きもせず、下品に身を捩って中出しを催促している。
元々俺の物だったわけなどでは無いが、もう完全のこの手を離れていってしまったのだということを認識させられる。
「私の子宮に子種仕込んで、孕ませて、間言の子供産ませてくれっっ! 一生間言の肉便器になるからああ!!」
めだかちゃんの持つ人類全てへの無償の愛は、いつの間にか一人の男に向けられるようになっていた。
「やばっ、僕も……イッちゃいそう……っ、ぅひゃ、んきゅぅ……!」
スカートの中に潜り込んだ手で膣内を掻き回され、安心院さんの脚がガクガクと震えだす。
「よし、イけ二人とも! ふぬっ、ふぅんっ!」
巨大な肉の塊が大きく前後にピストン運動し、それに合わせて雌の身体が跳ねるように下半身を痙攣させた。
「あ! あああっ、イク、イクから、イクから中出ししてえええーッ♡ あ、はああああああ♡♡♡」
「僕も……僕もイク……ッ♡、ゃ、ひゃあああぁぁあぁ♡」
恍惚の嬌声を響かせて、二人の少女は同時に絶頂した。
「うぉお、出すぞめだか! おぉ、ぬあぁ!」
二人の絶頂に合わせ、陳内も腰をひくつかせて、めだかちゃんの秘所にその獣欲を解き放つ。
「んひいいいいい♡ な、中、燃えるううううっひぎぃいいい♡♡」
奴の低俗な精液が、俺の恋い焦がれる人の子宮に広がっていく。
「お゛お゛お、し、染み込んでいく……濃いので……子宮、満たされる……あは、あははっ」
奴の子種を受け取って、めだかちゃんは心底幸せそうに微笑んでいた。
「あ、はぁ……気持ちいぃー……。僕も早くおチンポぶち込んで欲しいなぁ……」
「おーけー、おーけー。次はなじみの番だからね」
陳内がめだかちゃんの膣内から竿を抜き取ると、ドロドロとした白濁液が秘所から垂れ落ちた。
「ふぅ、結構出たなぁ。幼馴染寝取られてる間抜けに見せつけながらヤッたのが良かったのかな。あ、人吉はもう帰っていいよ。後は僕らだけで楽しむからさ」
いつの間にか、俺の拘束は溶けていた。
自由になった身体で、しかし俺は一歩も動くことが出来なかった。
脱力し、膝から崩れ落ちる。
「善吉……私は、間言を愛してしまったから、もう貴様と共に歩むことは出来ない。だから……私のことは忘れてくれ」
最後に、めだかちゃんから別れの言葉を告げられ、そこからは男女の盛り合う声だけがいつまでも俺の鼓膜を震わせていた。
こうして俺は、大切な人を失ったのだった。
今回で最終回です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
この話はこれで終わりますが、まためだかボックスを題材に書くことはあるかもしれません。
その時はまたよろしくおねがいします。