徒然なるエロ小説〜ショートショート〜 作:更新は終了いたしました
凛:狼の力を宿した不老不死。ネコ
鈴仙・優曇華院・イナバ:月の兎。タチ
八意永琳:真の黒幕。凛と姉妹のように仲のいい幼馴染の関係
レイプもの。
「姉さん、お使い行ってきた……誰この子?」
永遠亭になんか兎がいた。いや兎はいるし悪兎もいる。性悪兎の間違いか。
「あ、あの、私は……鈴仙・優曇華院・イナバと申します!えっと、この間の異変の時に……」
あー……終わらない夜の異変だったっけ?いつも日が登らないと起きないし気付いたら異変も終わってたんだよねぇ……。
「成る程……まあ初対面だね。宴会の時も私寝てたし。私は火ノ槻凛って言うんだ。よろしくね」
「あ、そうなんですか。よろしくお願いします。っと、どうぞ。立ち話も何ですし。お師匠様に会いにきたのですよね?」
お師匠様、ねぇ。呼ばせてるだけなのか私の影を見たのか……まあ前者だろうな。
「はいはい、じゃあお邪魔するね」
「はい、私はお師匠様を呼んできますね」
そのまま廊下を走って行ってしまった鈴仙を見送ると応接間へと向かった。どうせ姉さんは研究室だろうな……。あの機材持ち込んできたのだろうか?
〜〜〜
「あら、お使いから帰ってきたのね。ご苦労様」
「ただいま、これからは鈴仙をお使い係に任命するの?」
横目でチラリと鈴仙を見やる。あ、ビクつかれた。泣きそう。
「ほらうどんげ、凛を見てビクつかない。血は繋がってないとはいえ私の可愛い妹なんだから」
「へっ?」
なんか鈴仙がビックリしてる。なんかあったっけ?
「じゃ、じゃああなたが『月の英雄』の?」
ゾワッ!!身体中に鳥肌が立った。え?なに?月の英雄?なにその痛い名前。訳が分からず永琳を見ると、永琳は気まずそうに目を逸らした。
「……観測班がね、一部始終を見てたの。そして月で映画化して」
私が覚えていたのは其処までだった。
〜〜〜
「やっぱり倒れたか」
「でも、あの映画だと死んでたはずでは?終わり方も自身を死ぬまで封印するという終わり方でしたし」
最期涙を一筋零しながら大木に呑まれるシーンは何度見ても涙を誘いましたし。
「そうね、私もあれを見てホントよくできてるなと感心したわ。えぇ、本当に」
いつもだとありえないヘラリとした笑みに戦慄を覚えつつ凛を見やる。全体的に真っ白で、儚さの中に庇護欲を掻き立てる何かがある。それは時折見せる哀しみに溺れたような表情なのだろうか?
「あら、凛の可愛さに惚れた?」
クスクスと的外れなようでその実的を得ている発言をするお師匠様に半眼を返しつつ頰をプニプニと突く。あ、可愛い。
「和みますねぇ」
「そうね、でも凛の可愛さはベッドの上の時が一番ね。もう本当に愛を持って接してあげると……ふぅ」
なにがふぅ何だろうか。そもそも同性だろうに。まあ割と中性的な顔立ちはしているが。
「それにしても、つつくの楽しいですね」
「それはね、凛には能力とは違うちょっとだけ普通とは違う体質があって」
そして凛を一撫でして微笑みながら
「構ってあげたくなるようなオーラって言うのかしら。『この子の相手をしてあげたいな』って思えるような仕草を無意識にするのよ」
それが悪感情でも同じ。よっぽど人との関わりに飢えていたのね、とそう言った。
「じゃあ私が構いたくなるような事を見抜いてやってると言う事ですか?」
「そうね、私とあのスキマには若干態度が違うし、まあ凛なりの処世術かもしれないわね」
さて、と。とお師匠様は言って席を立った。頭にハテナマークのある私を放置して、そのまま研究室へと戻ってしまった。
「え、えぇ……。どうしましょうか、凛さんもまだ寝てますし」
頰をペチペチと叩いてみると呻き声をあげながら起き上がった。良かった。こんな場所で寝られても困る。
「凛さん、お師匠様が研究室に帰っちゃいました。どうしましょうか?」
「んー、姉さんったら相変わらずマイペースなんだから。じゃあ私も自分の部屋に戻るかなー」
ん?自分の部屋?
「あれ?姉さん教えてないの?姉さんの研究室の左隣は私の部屋だよ。もしかして開かずの間になってる?」
「あ、いえ毎日掃除してるらしいので多分そんな事ないと思いますが……。一緒に行きますか?」
そう言うと凛は目を輝かせてアホ毛をぴこぴこと動かした。いやまってアホ毛って動くの!?
「一緒いこ!一人は寂しいからさ」
あれよあれよと言う間に手を引っ張られて部屋に移動する。本当だ、「RIN's Room」って書いてある。ポップな書体で。しかも襖に。合わない。
「ささ、入って入って!此処って私の能力で半異世界になってるから外部から音が聞こえないし内部から音が漏れない仕組みになってるんだよ!それに通信も遮断できるし私が部屋にいる時は私が指定した人以外は入る事ができない。どう?凄いでしょ?」
それを聞いた途端私の頭に、お師匠様の言葉が浮かんだ。ダメだ、これは考えちゃいけない。でも、どうしても、頭の中にあの言葉がリフレインする。
「……?どうしたの、黙り込んじゃって。もしかして、迷惑だった?」
私が葛藤していたからだろうか。凛が上目遣いでおずおずと申し訳無さそうに言ってくる。胸が引き絞られる様な感覚を覚え、胸を抑える。触った手が、鼓動が早まっている事を教えてくれた。
「いえ、少し考え事をしてて。ごめんなさい」
「ううん、良いんだよ。良かった、嫌われてなくて。その、考え事の事なんだけど、教えてくれない?ほら、人に話すと考えも纏まるって言うしさ」
ちょっとだけホッとした表情を浮かべた凛は、私に考え事の内容を話すように勧めてきた。でも、この考え事は……。
「言っても、良いんですか?絶対ドン引きしますよ」
「良いよ、大丈夫!おねーさんにどんと任せなさい!」
その言葉に、意を決して。
能力を、発動させた。
「……ッ!?」
ベッドに腰掛けてた凛が、急に息を荒げ始めたかと思うとぐらりとよろけ、そのままベッドに倒れ伏した。瞳は潤み、ゾクゾクと襲いくる悪寒に耐えるかのように歯を食いしばっている。
「れ、れいせん?」
やっとの事で絞り出した声は私に対する疑問の声。私は赤く染まった目を凛に合わせながら、優しく語りかける。
「私、能力も持っていましてね。人を狂わせる事ができるんですよ。ねぇ、凛さん、狂ってください。初対面で私もおかしいと思うんですけど、止められないんです。貴方を
暫く目を合わせると、私と同じ朱に染まった瞳を向けてきた。既にその目はトロンと潤んでおり、息も甘く蕩けている。
「だ、めだよぉ……」
フルフルと震えながら私を見る凛さん。欲望が、欲情が止められない。
「かーわいい、もっと気持ちよくしてあげるからね」
そう言ってキスをしながら
「や、だめだって……ひぁっ!?なん、で……いつもより……きもち、いぃ!?」
がくがくと体を震わせながら快楽に悶える凛は本当に可愛い。何度でもイカせてあげたくなる。
「〜〜〜〜〜〜っ!!!」
腰が跳ねた。どうやらイったようだ。潮がプシャッと漏れてくる。虚ろな双眸を空へ向け、ぴく、ぴくと痙攣させている。
「私好みの反応してくれて嬉しいです、もっと遊びましょう?りーん?」
「ぅ、あ」
嫌がるそぶりを見せる凛に嗜虐心が唆られる。私は凛が自身の体液でぐちゃぐちゃのドロドロになるまで犯し続けた。
〜〜〜
「ひっ、来ないで……下さい……」
「あらら、嫌われちゃったわねぇ」
お師匠様の後ろに回り込んで顔だけこちらに出してる凛さんに、私は膝から崩れ落ちた。
「本当に申し訳ないと思ってます……。なんでか自分の抑えが効かなくて……」
頭を抱えて蹲る。申し訳なさと罪悪感と罪悪感と罪悪感でいっぱいだ。
「抑えが効かなく、ねぇ……お姉ちゃん?」
「な、何かしら?」
ん?何だか怒りの矛先がお師匠様に向いているような?
「一服、盛ったでしょ」
「な、何のことか分からないわね」
顔を上げて2人を見ると、お師匠様が親指と人差し指の爪をクロスさせていた。
「右手の親指と人差し指の爪をクロスさせるのはお姉ちゃんが嘘ついた時の癖だよ。気づかないと思った?」
「えっ!?そんな!?はっ!」
語るに落ちたよお師匠様ぁ……。
「お姉ちゃんも嫌い!もう帰る!」
そう言って瞬きしている間に消えてしまった。
後に残されたのは、真っ白な灰になったお師匠様と、それを何とも言えない目で見る私の姿だった。
後日、どちらも許されました。
中途半端な気もするけどままええわ