徒然なるエロ小説〜ショートショート〜 作:更新は終了いたしました
穂語翡翠:タチ。元遊び人のスーパーウーマン。テクが凄い。
七波真理:ネコ。孤児。押しに弱い。素質あり
純愛(断言)。
ボクはよくチャHをする。チャHと言うのは、チャットの中でエロい事をするのだ。意味がわからないって?君たちもLINEとかメールで出会い厨じみた発言をしているだろう?そんなもんだよ。気にすることでは無いのさ。
けど、その日は違った。いつもやってるチャHの人が、会わないか、と誘って来たのだ。正直動揺した。やばくないか、とか。犯罪に巻き込まれないか、とか。
……まあ結局は行ったんですけどね。
〜〜〜
「ここが東京かぁ……」
ボクは普段福岡に住んでいるため、東京にはあまり行けてない。てか普通JKは東京に気軽に行ったりしない。よね?
「待ち合わせではここら辺なんだけど……」
黒いパーカーと短いズボンという話しをしていたので探してみる。にしても人多いね、うんざりしてしまいそうだ。
「あ、もしかして『ストリア』さんですか……?」
「……ん?へぇ、これは驚いた。こんなに可愛らしい娘だったなんて……初めまして、『ラッチ』さん。私は
取り敢えずすぐに襲う人では無さそうだ、てか女性だったのね。すごい綺麗な人だなぁ……。
「あ、初めまして。
そう言うと、少し考えた後、
「ラッチはゲームの中で楽しみたいし、マリ、と呼ぼうかな。その方が親しみやすそうだ」
そう言って笑った。かっこいい人だな……。
「早速、行こうか。ここら辺は私の庭みたいなものだからね。案内してあげるよ」
「わあ、ありがとうございます!」
楽しい一日になりそうだとボクは素直に喜んだ。ヒスイさんも微笑んでいる。
「さ、手を繋ごうか。はぐれないように……ね?」
「あ、はいっ」
〜〜〜
その日は
「わあ、可愛い……!」
動物園に行ったり、
「美味しい……」
「良かった。ここは私のお気に入りの店なんだ」
隠れた名店に連れて行ってもらったり、
「きれい……」
「ふふ、君の方が綺麗だよ……なんてね」
「……いきなりはボク恥ずかしいですよぅ……」
花火を見に行ったり、すごく楽しんだ。
その日はヒスイさんの家に泊まることになった。
その帰り際。
「マリはどうしてあのゲームと出会ったのかい?こういってはなんだけど君に合うよなゲームではないことは確かだ」
「うーん……たまたま広告をみてビビッときたからで……あんまり深い意味は無いかな?」
パケ買いと同じ、ただボクの場合はどんなゲームも最低半年以上かクリアまでやると決めているだけ。
それを伝えるとヒスイさんは面白そうに目を細めてきた。
「へぇ、どんな事でも半年以上はやる、か……。実に面白い趣向だね。私は良いと思うよ」
「あ、因みに何ですけどヒスイさんはなんでこのゲームを始めたんですか?」
「私の場合は普段家から出ないからね。その分の暇つぶしというわけさ」
「家から出ない?」
なんでも、ヒスイさんは株の投資やFXで荒稼ぎしているそうで、一生遊んで暮らせるだけのお金はもう持っているのだそう。
「マンションも持っているからその分で勝手にお金が入ってくるし、人生がこんなに楽でいいのかと思ってしまうほどだよ」
「ほえぇ……いいですねぇ。ボクはあんまりお金がないのでバイトの合間位しかプレイ出来ませんし課金も難しいです……」
施設上がりで身寄りもないから、仕方ないんですけどねと苦笑いしながら言うと、
「それはそれは……若いのに苦労しているのだな……」
ヒスイさんは顎に手を当てて少しだけ考える素振りをした。なにかあったのだろうか?
「ふむ、もし君が良ければだけど、君を養う事は出来るよ。それだけの余裕がある」
そう考えてたらまさかの発言。これが出来る大人の人……!?
「えっと、その……本当……ですか?」
「ああ、本当さ。まあ、一つ条件を飲んでもらう必要はあるのだけれど」
……?……条件?
(なんだろう、あまり無理な事は出来ないんだけど……)
「おっと、ここが私のマンションだ。続きは中で話そう。さあ、おいで」
「おっきい……あ、お邪魔します」
中はとても綺麗だった。ボクの部屋よりこのマンションの一室が大きい……当たり前か。
「適当に寛いでいてくれ、お茶を出そう」
「あ、えーと、お構いなく?」
人と接する事が少ない……と言うか他人の家に上がった事が極端に少ないからこういう時どう言えばいいのか分からずにはてなマークがついてしまった。
「はい、どうぞ。紅茶のいい物があったからね。クッキーもどうぞ」
「わあ、ありがとうございます!」
紅茶は割と好物で、たまのご褒美に飲んでいる。
「美味しい……いつも飲んでるのと格が違うって言うか、全く別物ですよ」
「喜んでくれて嬉しいよ。まだおかわりもあるからね」
それから、少しの間雑談をしてから。おもむろにヒスイさんが切り出した。
「それで、条件の話なんだが……こういう言い方は少しアレなのだが……マリ、君の全てをくれないか?」
「……へ?」
私の全て?どういう事なのだろうか。
「そうだな……きっとおかしい人だと思われているのだろうけど。君と私はゲームでは特に親しい仲だっだろう?」
「そうですね、一番一緒にいて楽しかったです」
「そう言ってくれるのはとても嬉しい。それで、私は思ったんだ。アバターの向こう側の人はどんな人なのだろうか、と」
まあ分かる。私も多少は気になっていた。
「そして会ってみたら、すごく可愛らしい娘だったし、今日一日私はとても楽しかった……有り体に言えば君に惚れてしまったのだよ。はは、おかしいだろう?同性なのに、君に恋愛感情を抱いてしまったんだ」
そういう、事か。ボクとしても、ヒスイさん綺麗だし、今日一日とっても楽しかったし。
まあボクには身寄りがない。言ってしまえば一人でどこまでもいけるのだ。……それにボクは色々あってあまり男の人が好きじゃないし。
「……どうだろうか。いやなら忘れてくれて構わない。帰るならお金を出そう」
今日一日自信に満ち溢れていた姿はなんだったのだろうか、と言うほどの不安そうな顔に少し笑えてくる。
「ヒスイさん、目を瞑ってください」
「あ、ああ。こうでいいか?」
ヒスイさんが目を瞑った瞬間、ボクはヒスイさんにキスをした。机を挟んでのキスはちょっと難しかったけど、なんとか出来た。
唇を離す。おお、すごい驚いてる。なんかヒスイさんの顔を見てると、どくん、どくんって心臓が急に早鐘を打ち始めた。やば、緊張してきた。
「……え、と。ヒスイさん、ボクの全部をあげます。養ってもらうためとか、お金とか、そんな打算的なものを一切除いて、ボクも……なんか、ヒスイさんに落とされちゃったみたいです……」
最後声が小さくなってボソボソと呟くくらいの声になっていた。だめだ、あんな真正面からの愛の告白を受けたらお腹の奥が熱くなっちゃう。
「……ありがとう。とても嬉しいよ」
そう言ってヒスイさんはボクを抱き締めた。少し声が震えているのは泣いているのだろうか……?
何はともあれ、ボクはヒスイさんのヒモになったのだ。
……あれ?ボクってダメ人間?
〜〜〜
健全なお付き合いを始めたその日の夜。既に健全じゃなくなってる件について。
「あむっ、ちゅぷ、れる……んむ……ぷはっ」
初めてディープキスという奴をしたのだけど気持ちいいな、これ。余裕を持ってやらないと直ぐに気をやってしまいそうだ。
っと、口を離すみたいだ。うわ、涎が糸引いてる……えっろ……。
「……ぷは、初めてかな?初々しくて懐かしい気分になったよ」
「う、恥ずかしいです……」
ニコニコと笑いながら頭を撫でるヒスイさん。ボクは顔を赤くして俯いてしまった。
「可愛いじゃないか。ベッドに横になって、大丈夫さ、すぐに良くなるから」
うん?何か雰囲気変わったような……?
「ひぅっ……!ちょ、いきなり……?」
あ、ヒスイさん根っからのタチだ。すっごい慣れてる、やば、ヒスイさん上手すぎ……っ。あたま、しろくなって……。
「ふっ、んぁっ、ふにゅぅぅ!?」
むねだけで……イカされた……。胸の先からあったかい感覚が全身に広がっていく。痺れていく。
「はぁ、はぁ……ヒスイさん上手すぎますよ……」
「ふふ、そうかい?これでも昔は遊び人だったからね。今はもう足を洗ってるけど」
そう言って指を股の間に滑らせる。にゅち、にゅち、と湿った音を立てて快楽を運んでくる。
「あんっ、いきなりは……まって、激しっ」
指を突っ込まれて中を掻き回される。親指はクリトリスを器用に刺激してきて、また直ぐに絶頂させられてしまった。
「はぁっ、はあっ、ちょっと、やすませて……」
「ふふ、だーめ。君は私のモノだからね?大丈夫さ、直ぐに物足りなくなる」
ヒスイさんは指についたボクの愛液を愛おしそうに舐めとった。その淫靡な姿に顔が真っ赤になる。
「本当に可愛いね、君は」
うぅ、ボクも結構な百合少女的な所があったんですけどヒスイさんには勝てそうにないです……。
「さあ、続きを始めようか。力を抜いて、楽にしていいよ」
ヒスイさんの長い指が私のナカへ入っていく。さっきより優しいんだけど、さっきよりも気持ちいい。
「深呼吸して、私の目を見て……」
言われた通りに従っていくうちに、本当に力が抜けて、ぼんやりとしてきた。
「そう、目の焦点が合わなくなって……思考が蕩けていく。そう、いい子」
そう言ってヒスイさんは頭を撫でてくれた。こそばゆくて、気持ちよくて、白い光に包まれていく感覚を味わう。
「そろそろまたイきそうなんだね?いいよ、一回イこうか」
「やっ、ひぁっ……ふきゅううううう!!」
気持ち良くて、どこかへ飛んでいってしまいそうで、怖くなって。
ボクはヒスイさんにしがみついてしまった。
「おっと、怖くなったかい?よしよし、大丈夫だからね」
それでも、ヒスイさんの声を聞くとどんどん落ち着いていって、安心していく。
心の中で、ヒスイさんの存在がどんどんと大きくなっていく。
「ふふ、私だけを見て、他は見なくていい。君は私だけをまっすぐ愛して」
「ふぁ、い。あいし……ましゅ……」
ヒスイさんの事が愛おしくてたまらない。もうヒスイさんの事しか考えられない。
「じゃあ、誓いのキスをしよう。舌を出して」
「ふぁい……んぶっ、んぢゅ、んんんんんん!!」
舌を出すとヒスイさんに舌を吸われ、更に舌を口腔内に押し込めてきた。何度も、何度も執拗に蹂躙され、また絶頂してしまった。
「ぷはっ。うん、とてもいい顔をしているよ。キス、気に入ってくれたみたいだね」
「ぅん、きしゅ、らいしゅきぃ……」
〜〜〜
それから、ボクは何度も何度もイカされ、その度にもうボクはこの人のモノなんだって事を強く自覚させられた。その事がとても気持ちよくて、ボクという存在が認められているようで、とても嬉しかった。
「あ、ヒスイさん。そろそろご飯ができるので待っててください」
「了解、マリの作る料理は美味しいからね。まったく、本当に自慢の嫁だよ」
もう、ヒスイさんったら。恥ずかしげも無くこういう殺し文句を言うんだから……。
そう言えば、籍は入れてないが先日結婚式をした。ボク達は現在新婚だ。左の薬指に光る指輪を見てニヤニヤしてしまう。あの人のモノだっていう証。
「ヒスイさん、準備終わりましたよ。一緒に食べましょう」
「そうだね、食べようか」
家族のいないボクの初めて出来た家族。ずっと二人で過ごせたらいいな。
純愛()。