徒然なるエロ小説〜ショートショート〜 作:更新は終了いたしました
優月《ゆづ》:タチ。いつもはヘタレ攻め。今回はそこそこやる
蒼唯《あおい》:ネコ。お股がゆるい。最近は優月にご執心。誘い受け。
ゆるゆる和姦もの。
「トロ顔が見たい」
「そう……(無関心)」
やつは唐突にそう切り出してきた。私はその場で適当に切り上げて立ち去る。と、やつは慌ててしがみついてきた。
「わー!?ごめんって!私が悪かったから怒らないで!」
「
「うわーん!」
慈愛に満ちた微笑みを持って別れの挨拶を告げると悲鳴をあげた。鬱陶しいなあ。
「でもあんたじゃ絶対に無理じゃん。下手くそだし」
「うっ……い、いや!今回こそは……!」
優月はエッチが下手だ。というか慣れてない。私?そりゃあ、まあ。アイツよりかは全然ヤってるしよゆーなんですけどね。
「じゃあ今日も勝負する?良いけどあんたここんとこ負け続きでお金怪しいんじゃない?」
「そこについては大丈夫、こないだ宝くじで50万当たったから」
ああ、忘れてた。こいつの運の良さを。
「はー羨ましい。これで何回目よ?」
「さあ?数え切れないくらい?」
「私に貢ぎすぎなんじゃないかな」
「良いんだよ、私
「口説くタイミング間違えてるよ」
私はため息をついて優月の手を取って歩き出す。行き先はラブホだ。
〜〜〜
「じゃあシャワー浴びてくるね」
「あ、うん」
優月に見送られながらバスルームへ行く。ここで着いてこないのがなぁ。
シャワーを浴びながらポツリと呟く。
「私だって優月の事嫌いじゃないんだけどなぁ」
まあ嫌いだったら振り払うしね。それにアイツのひたむきな所とかドジなところ好きだし。
「…………ふぅ。あがろ」
軽く湿り気を拭き取って部屋に戻る。と、優月はジュースを飲んでいた。私に気付くと、手を付けていないジュースを軽く振って
「あ、早かったね。飲む?」
と促してきた。そう言えばここに来るまで何も飲んでなかったな。
「じゃあ貰うね。気が利くじゃん」
「まあね、お金が入って余裕が出来たからね」
冷えたオレンジジュースが身体の中へ入って、火照った身体を冷やしていく。優月をちらりと見ると、もう準備万端のようだ。さっきからそわそわしてる。
「じゃ、始めますかね」
「う、うん」
〜〜〜
始めは軽くキスをしてきた。やっぱり優月の身体は極上だ、シミひとつない珠の肌だし肉感的で柔らかい。
「んっ」
珍しくディープキスに切り替えてきた。軽く応戦するが、日頃とは別人のように攻めてくる。
「……いつもより積極的じゃん、どうしたの?」
「今日こそ蒼唯を満足させてあげるから」
そう言って優月は薄く微笑んだ。その蠱惑的な表情にドキリとさせられる。
「そう、じゃあ楽しみにしてるよ」
今日は本当に楽しめるかもしれない。私は心の奥でそんなことを考えた。
〜〜〜
「はっ、はっ……な、なんだろ……?」
「息が荒いけど、どうしたの?」
おかしい、いつもより身体が敏感な気がする。それに体力も少ないような……?
「やっ、あっ……くうっ……ん」
優月の指が私の肌に触れる度、ゾワゾワとした薄い気持ち良さが溜まっていく。
「蒼唯、なんか余裕無さそうだね……?可愛いよ」
「なっ、優月のくせにぃ……ひゃあん!?」
乳首に触れるか触れないかの辺りで撫でられる。いつもとは違う徹底した焦らしプレイ。感度は高まって行くのに一度も上り詰めてない。ギリギリのラインでずっと放置される。
「もうちょっとイクの我慢しよっか、そしたらいいこいいこしてあげる」
爪の先がほんの少し気持ちいい所を引っ掻く。身体が跳ねるが、それでもギリギリイケない。苦しい。
「あぁ、ごめん泣かないで!」
「んむっ!?」
誤魔化すように唇を塞がれる。舌がはいってきて、私の口腔内を愛撫する。パチパチと視界が白くフラッシュし始める。
「ぷはっ、甘イキした?って辛そうな顔、もう限界そうだね」
そう言うと優月は私の耳元へ近付いて、
「良く頑張ったね。ご褒美にイかせてあげる」
と囁き、私の股に手を伸ばした。期待感に体が疼く。
「わ、もうびちゃびちゃだね。本気汁も垂れてきてる」
「いいからっ、早く……!」
思わず我慢出来ずにねだってしまった。優月の顔が笑みを形作る。
「ふふ、ゴメンね?じゃあイかせてあげる……っ!」
その言葉と共に指が私の中へ入ってきた。さっきと比にならないレベルの快感が身体を襲った。
「ぅああぁっ!!」
一瞬でイかされた。腰の辺りからじんわりと温かさが広がって全身が多幸感に包まれる。
「蒼唯の顔、緩んできてるよ?可愛いトロ顔になってる」
「あ、あひゅっ……うるひゃいぃ……」
と、まだ私の中に入りっぱなしだった指が蠢き出した。
「んぁっ!?ま、まだイったばっかり……っ!?ぅあっ、またイクっ!」
短時間で二度もイかされた。おかしい。いつもなら有り得ないのに。しかもイったのに指が止まってくれない。身体がビクビクと跳ね回る。
「おねが、いだから……あひぃっ!?ゆるひてっ……あぐっ!……あっ、イっきゅぅぅっ!」
意識がトびかける。絶頂したまま帰ってこられない。何度も何度も繰り返しイカされる。
(まず、い……このままじゃこの気持ち良さの虜になっちゃう……堕とされちゃう……!)
「蒼唯、気持ち良さそうだね?これからもずーっとこうしてイかせてあげるから。私のモノになろっか」
ズルい。このタイミングで、思考に被せるようにそんな事を言わないで。
「や、やらぁ……!」
「我慢なんてしなくていい、気持ちいいんでしょ?何回も何回もイッちゃう度に私の存在が蒼唯の中でおっきくなっているのがよく分かるよ。だって私を見る目が、表情がかわってきてるもんね」
その言葉に心を見透かされたような気がして、思わず強く目を瞑って腕で顔を隠し、顔を背けた。
「ふふ、図星。テンパった時の蒼唯はわかり易いね?」
優月の指が大きく動く。身体が強ばり、腕が顔を隠せなくなる。そのスキに、またキスをされた。
「んぶっ、れちゅ、じゅる、んちゅ、んく」
ねちっこく、私の事を堕とそうとするキスに、私は耐え切れなかった。心から支配される。堕とされる。
「蒼唯、好きだよ。だから、私のモノになって」
意識が朦朧とするなか、優月のその声だけが私の中に染み込んでいった。そして、その言葉に私は───。
〜〜〜
「どう?満足出来た?」
「……う、うん……」
あら、蒼唯がなんかしおらしい。落ち着いたら恥ずかしくなったのかな?
「ふふ、良かったー。これで満足出来なかったらどうしようかと思ってたよ。私の最終手段だったし」
「最終手段?」
蒼唯が不思議そうに聞き返してきたので、私は袋に入った粉を振る。
「なに、これ……?」
「へへ、漢方由来の媚薬。高かったんだよねー。でも効き目凄かったでしょ?ってあいた!?」
「このっ!そんな変なもの使うな!今更怖くなったわ!」
痛い痛い!?ふええ蒼唯が苛めるー!
「にしても……優月って割とSだよね」
「そう言う蒼唯はM入ってない?」
「入ってないわ!」
「あいた!?うわーん!やっぱりドSだー!」
久々にそれなりなやつがかけた(8敗)