徒然なるエロ小説〜ショートショート〜 作:更新は終了いたしました
ネコ:鈴ちゃん。小学生の様なつるぺたぼでーのJK。すずはJKじゃい!
タチ:百合姉妹。双子。片方は明るめな口調でもう片方は落ち着いた感じ。
双子のいいなりで気持ちよかったので書いてたら案の定ほぼ双子のいいなりになった。ごめん。
風呂は命の洗濯と言うが、まさしくその通りだと思う。今日は一日空いたので朝からずっと銭湯に入り浸っていた。保湿成分のある源泉からの掛け流しらしく、見た目はスーパー銭湯でしか無いが個人的にここらじゃ最高の温泉だと思っている。何より人が少ない。これが最高。
「う゛あ゛ぁ゛……さいっこう……」
蕩けるような心地で湯船に浸かり続ける。暫くボケーっとしていたのだが、仕切りの戸が開く音で我に返った。
(一人風呂も終わりかー、残念だな)
そんな事を考えながら音のする方を見ると、どうやら私と同じくらいの歳の娘達だった。(自分の事を棚に上げつつ)こんな時間帯に温泉に来るなんて珍しい、そう思ったが直ぐに気にも留めなくなった。
(……にしても、すっぴんの癖に美人だなこの二人。身体つきもエロいし、私もあれだけ綺麗なら人生楽しいだろうなぁ)
自分の体型を思い浮かべてこっそりため息を吐く。つるぺたすとんなロリボディは一部の変態達にしか喜ばれないだろう。
(やだやだ、せっかくの銭湯なのにこんな気分になるなんてね。まあ私の自己嫌悪だけど)
頭を振ってやれやれと自嘲する。そして暗くなった気分を切り替えるためにサウナ室へ足を運んだ。
「あっぢぃ……でもなんか癖になるんだよなぁ」
室温は90度を少し超えた辺り。入って1分もしないうちに滝の様な汗が噴き出してきた。
(思ったより暑いな本当に……少ししたら出よう、じゃないと倒れかねん)
そう思って暫く楽しもうとしたその時、サウナ室のドアが開いた。うげ、そう思ったのも束の間、例の二人が入ってきた。せっかく目につかない様にしようって思ったのに意味無いじゃん。とは言え直ぐ出て変に思われるのも嫌だなあ。
「うわ、暑っつ……」
「そりゃあサウナだしね。というかお姉ちゃん暑いの大丈夫だっけ?お願いだから倒れたりしないでよ?運ぶの面倒なんだから」
「いや流石に倒れないって。暑いの嫌いなだけで弱点ではないし」
「なら良いけど」
どうやら姉妹の様だ。それで身体つきや顔が似通ってたのか。二人揃って美人とか神に愛されすぎでしょ。
なんだかすっかりやさぐれてしまった私は端に避けて煤けていた。
〜〜〜
(暑い……けど、なんか先に出るのも癪だな……)
気付けば数十分くらいサウナに入り浸っていた。そろそろ出たい。てか死ぬ、流石に無理。
(出よう……)
結局根負けして(誰に?)立ち上がる。瞬間、視界が白くぼやけ俄かにノイズが走り始めた。
(あ、れ……?)
そのまま私は崩れる様に倒れ、意識を失った。
〜〜〜
ふわふわと浮き上がる様な、心地良い脱力感に私は眼を覚ます。身体に当たる空気がひんやりと冷たい。気持ちいい……。
「あ、お姉ちゃん、眼を覚ましたみたいだよ」
「そうね、起きたみたい。大丈夫?自分の事は分かる?ここはどこか分かる?」
突然目の前に現れた二人に眼を白黒させる。
(な、え、誰……?てか、確かサウナで倒れて……?)
「そんないきなり聞いても混乱するだけだよ。取り敢えず深呼吸して落ち着こ?」
「それもそうね。じゃあ深呼吸をしましょう?」
どうやら私に落ち着いて欲しいらしい。確かに私も混乱してるし……。
「吸って……」
「胸いっぱいに息を吸って」
大きく吸う。どこからか甘い匂いが漂って来ているのに気付く。どこから来てるのかな。
「ちょっと止めて。吐いて……」
「ふーって、細く吐き出すの。その時、余計な力を抜く様にイメージして」
ゆっくりと吐き出す。なんだか力が抜けていく気がする。
「もう一回、吸って……」
「気持ちいい空気を吸い込んで」
「ゆっくり吐く」
「焦り、混乱を吐き出していく……」
吸う。吐く。深呼吸しているだけなのになんだか気持ちが良い。思考に靄がかかった様に考えがまとまらない。
「うん、落ち着いて来たね。気持ち良さそうなお顔になってる」
「でも、少しボーッとしてる?一回目を覚ましましょうか」
「数字を数えるよ。ゼロになったら眼を覚ます、いい?行くよ?」
「さん、に、いち……ぜろ。眼が覚める。どう?起きた?スッキリした?」
靄が晴れる様に意識が浮き上がってくる。なんだろう、良く寝た気がする……?
「起きたみたいね。でも、なんだか少し眠そう?」
「まだ眠り足りないんじゃないかな?大丈夫だよ、次は数字が大きくなるよ。さんになったら眼が閉じて、意識が落ちる。行くよ?」
「ぜろ、いち、に……さん。眼が閉じる。意識が落ちていく」
ふわりと浮き上がる感覚。それと同時に下に引っ張られる様な感覚を覚えた。後ろ向きに落ちていく様な感覚なのに落ち着く。気持ち良い。
「また眼を覚ますよ。数字が小さくなればなるほど、あなたは眼が覚めていくの」
「さん、に、いち……ぜろ。眼が覚める。きちんと起きてる?」
「また意識を落とすよ。ぜろ、いち、に、さん。眼を閉じる。意識が落ちる。気持ち良い……」
為すがまま。けど気持ち良いから抗えない。二人のカウントが聞こえるたび、意識が登ったり落ちたりしている。それはまるで自分の身体が浮いたり落ちたりしている様な錯覚すらも覚えさせられる。
「数字が大きくなればなるほど意識は底へと落ちていく。小さくなればなるほど意識は覚醒する」
「カウント、いくね?さん……」
(ああ、また眼を覚ますのか───)
「よん」
「ご、ろく、なな、はちきゅうじゅう」
「意識が急激に落ちていく、底なし沼にはまったみたいにどんどんと落ちていく」
「じゅういちじゅうにじゅうさんじゅうよんじゅうごじゅうろくじゅうしちじゅうはちじゅうきゅうにじゅう」
どんどん大きくなるカウント。さっきかけられた暗示『数字が大きくなればなるほど意識が落ちる』により、身体に闇がまとわりついて引きずりこまれる様な感覚を覚えた。
(やだ、落ちる、こわい、たすけて)
無意識に頭に浮かんだ恐怖。だけど、声が出せない。身体はピクリとも動かない。動かせる状態になってない。
カウントは尚も大きくなっていく。落ちていく、どこまでもどこまでも落ちて───。
「───ひゃく」
「あなたは一番深く、落ちた」
一瞬、本当に息が止まった。重力が何倍にもなったみたいに動けない。
「一気に落ちていって少し怖かったかな?でも、一番深くまで落ちたあなたは今とっても気持ち良い状態になってるの。身体、動かせないでしょ?動かす必要もないもんね」
「だから、これからの全部を私達に委ねて、もっともっと気持ち良くなりましょう?」
身体が蕩け落ちるような気持ち良さ。ひんやりとした空気はいつの間にかなくなり、身体にまとわりつくのは暖かで心地いい何かになっている。身体の芯はジンジンと熱く火照り、ここまでの快楽を与えてくれる二人を私は心の底から信用してしまっていた。さっきの恐怖なんてもう消えて無くなっていた。
「じゃあ、次も私達の声を聞いてね?」
「私達の声だけを聞いていてね」
二人の声がだんだんと近づいてくる。それは次第に耳元で囁く様な声に変わっていった。頭が痺れた様な心地になる。
「ねぇ、私達の事……好き?」
「好きなら、すき、って言って?」
「すき、って言ったらもっと気持ち良くなれるよ?」
その時の私は同性だとか、そもそも名前も知らない相手に何故言うのか、なんて当然の疑問が全く頭に浮かんでこなかった。ただ、もっと気持ち良くなれると言う言葉と、どこか伺う様な二人の声色に愛しさを覚えていた。
「すき……」
気付けば、そんな呟きが口から漏れていた。瞬間、腰から背筋をピリッとした電流が伝っていった。思わず身体が強張る。
「うふふ……」
「「うれしい……」」
二人の幸せな声が聞こえ、ぞわりと胸が疼く。
「好きになることは気持ち良いこと」
「私達を愛する事は快感になるの」
「ねぇ、もっと言って?」
「すき、って言って?」
一度溢れたらもう止まらない。好きが溢れて止まらない。口から好きだと言い続ける。
胸がドキドキして、息がどんどん荒くなっていく。二人が好きで好きでたまらない!すき、すき、大好き!
「私達も好き」
「だーいすき」
そう囁かれた瞬間、頭の中で何かが弾けた様な感覚がした。
身体がびくんと震える。どこも触っていないのに気持ち良い。なんで、なんで……?
快感は止まらない。壊れたレコードの様に好きを繰り返す。駆け上がっていく。絶頂が止まらない。
「言ったでしょう?私達を愛する事は快感だって」
「私達があなたを愛する事も快感になるの」
「「ね、鈴。だーいすき」」
「ひっ、ぅあああっっ!?」
今までで一番気持ち良い波が訪れた。為す術もなくその快楽の波に飲み込まれ、全身をビクビクと震わせて喘ぐ。
「大好き、好き。愛してる」
「鈴の事が好き。私達のものになって」
「やっ、ああっ!?ふやああぁっ!?」
好きが、絶頂が、止まらない。止めたくない。愛されるって気持ち良い。愛するって気持ち良い!
登り切っても、尚も降りる事がない。声ももうでない。けど、幸せが頭に満ちている。
「鈴、幸せそうだね」
「そうね。でも、もうすぐここも閉まっちゃうし、一旦終わりにしなきゃいけないわね」
「ぇ……」
何で、好きなのに。終わりなの?やだ、やだよぉ……。
「大丈夫よ。またいつかここに来たらこうやって気持ち良くしてあげる。それまで、良い子にして待っててね」
「うん、良い子にするから……」
「鈴は偉いね。じゃあ、鈴にかけた暗示を解いていくよ?」
あ、頭撫でられるのすきぃ……。
「暗示が解けても、あなたがここに来て私達が暗示をかけたらすぐに気持ち良くなれるからね」
「じゃあ、カウントダウン」
「数字が小さくなればなるほど、眼が覚める。覚醒するの」
「じゅう」
「身体が強張っていたのがなくなり、力が抜ける」
「きゅう」
「抜けていた力が元に戻り、自由に身体が動かせる様になる」
「はち」
「荒かった息が落ち着き、ゆったりとした呼吸になる」
「なな」
「ここであった事がぼんやりとしか思い出せなくなる」
「ろく」
「一度、伸びをしましょうか」
「ご」
「はい、手を後ろに……ぐーっと……良いね」
「よん」
「もうすぐ眼が覚める」
「さん」
「心地良い目覚め」
「に」
「さあ、目を開けて……」
「いち」
「暗示が解ける」
「ぜろ」
「はい、おはよう。眼は覚めた?」
あれ、どうしたんだっけ。確か、サウナで倒れて?そのあとがあんまり思い出せない……。
「あなた、サウナで倒れちゃったんだよ。大丈夫?」
「あ、えっと……ありがとうございます」
「いいのよ、それよりも気を付けてね?」
辺りを見回すと脱衣所だった。恥ずかしさや何やらで顔が赤くなる。時計を見ると、既に閉まる時間になりかけていた。
「それと、あなたはここによく来るの?」
「?……はい。結構よく来ます」
「そうなの?それじゃまた会うかもしれないから、その時はお話ししようね!」
「は、はい?分かりました……?」
そう言うと二人は満足そうに帰っていった。何でか分からないけどまたここに来たいな、そう漠然と感じていた。
前も似た様なの書いてたよなお前。