徒然なるエロ小説〜ショートショート〜 作:更新は終了いたしました
葵:タチ
まーくん:ネコ
催眠音声もの
最近、催眠音声って言うのにハマった。元は、耳かきボイスを聴きながら寝てたんだけど……友達にバレてさ。
「それなら催眠音声ってのもあるから、そっち聴きなよ!」
と安眠用の催眠音声を幾つか見繕ってくれた。どうやら彼女のお気に入りのサークルらしく、全て同じサークルの作品だった。
「……さて、準備は万端。いざ、参る」
と、カッコつけて言ったものの、特にやることは無い。ただ音声に合わせて、深呼吸してみたりするだけ。なのだが、
「……すっげえよく眠れるな、これ」
素晴らしく快眠出来てしまったようだ。
〜〜〜
甘い声が耳を擽る。それだけでトロンと意識が薄くなっていく。私はそれくらいどハマりしており、更に次の催眠音声……18禁催眠音声を聴きたい、そんな思いが日に日に強くなっていった。
「……1回だけ、1回だけなら」
そういって、友達に教えて貰ったサークルから、特に評価の高かった1つを選び出し聴くことにした。
〜〜〜
「やっあっ……やめっ、ふあぁっ!」
『ふふ、気持ちよくて、もうそれ以外何も要らないって顔、してますよ?』
やばい、これ、クセになる……っ!
『次に10からカウントダウンをします。0になったら、アナタは今までに無いくらいの快感を受けて、イってしまいます。お預けはしませんよ?一気に気持ちよくなってください』
『10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、0!ほら!イけ!みっともなく喘ぎ声晒しながらイけ!』
「あっあああああああああっうあぁぁぁぁ!!!」
やばい、これは聴きすぎると頭馬鹿になる……。
〜〜〜
「おはよ、まーくん。どうしたの、元気ないね」
「ん?あぁ、おはよ。昨日ちょっとあってね……」
流石に18禁催眠音声で気をやってしまったなんていったら笑われる。
「ふーん……?まあいいや、私日直だから、先行っておくね」
「おー、いってらー」
〜〜〜
放課後、私たちは教室で駄弁っていた。催眠音声の話だ。
「それでさー、今まーくんはどんなの聴いてるのかな?かな?」
「あっ、ちょっと葵!?」
「おー、とうとうエッチなやつに手を出したんだね?順調にハマっていってて私嬉しーなー」
顔が赤くなる。めちゃくちゃ恥ずかしい。
「ふふー、『まーくん、落ちて』」
「は……?」
力が抜ける。座る事すら難しくなって、机に突っ伏すような形で崩れる。
「『まーくん、すき、すき、だーいすき』」
「あ、う、わたしも、すき……」
聴き慣れた声、これは葵の声だったのか……。今更気付いてももう遅い。私は葵に蕩かされ続けた。
〜〜〜
あれから数ヶ月。『お話』と称した調教は、私を葵しか愛せないような心に作り替えていった。
「はーい、まーくん。『お座り』」
「わんっ」
「ふふ、よく出来ました。じゃあ一緒に帰ろっか」
「うんっ!」
この後彼女らは末永く幸せに暮らしましたとさ。めでたしめでたし
お目汚し失礼しました。