徒然なるエロ小説〜ショートショート〜 作:更新は終了いたしました
「くっそぉ……真香め……」
自室で一人愚痴をこぼす。なんで私だけにあんなに人当たりが悪いんだ。他の人にはいっつもニコニコ顔で応対している癖に……。今日も図書館で一人勉強していた私に近づいて来たかと思えば、
「せんぱーい、そんなのも分からないんですかー?先輩なのに私より勉強できないってヤバくないですか?」
なんて馬鹿にしてくるし。確かに私は頭悪いけどさぁ!
それにこないだも運悪く自転車がパンクしてしまい、走って学校に行ってる時もわざわざ走ってきて、隣で足が遅いだの走る時のバランスが悪いだの好き勝手いうだけ言ってそのまま抜き去っていったし。
「はぁ……なんか上手いこと懲らしめられないかな……」
別に敬語使えとか敬えとか言ってるわけじゃない、ただ他の人みたいに人当たりをよくしてくれればそれで良いのに。私何か悪いことしたかなぁ……?
またため息が溢れる。
「……ん?なにこれ」
スマホを弄っていると、何やら変なサイトに飛んでしまった。
「素直になる薬……?はぁ」
飲むと精神的に弱り、つい甘えてしまうようになる薬ねぇ……なんなんだその眉唾モノな薬は。
そう思ってスルーしようとした時、ふと無料という文字に目がいった。私は無料という言葉にとても弱いのだ。
「今だけ無料、ねぇ……しかもコンビニ受け取りできるのか」
上手いこと遠くのコンビニで受け取りにしたら家族にバレることも住所特定されることもなくその薬を入手できるかも。
「まあダメで元々、試すだけ試してみようかな」
運が良ければ真香の面白い所が見られるかもしれないし。ポチっちゃお。
「届くのは明日か。ちょっと楽しみになってきたかも」
ちょっとだけ気分を持ち直した私は寝る用意を済ませるのだった。
〜〜〜
私は先輩が好きだ。揶揄うと頬を膨らませてプンスコといった擬音がつくような怒り方をする所が好きだ。背が私よりも頭ひとつ高くてクールそうな見た目をしているのに中身はポンコツでダメダメなところが好きだ。先輩に意地悪をした後、他の人と話している時に見せる私も優しくして欲しいと言わんばかりのあの寂しげな表情も好きだ。
普段意地悪してるのに車に轢かれそうになった時助けたりすると、
「ありがと……」
なんてちょっと恥ずかしそうに礼を述べる所も好きだ。
私のこの気持ちの大半は独占欲だというのはもう知っている。他の人と会話をさせたくない。私の事だけを見ていて欲しい。
けど、それは無理だから。だって私達は同性だから。もしも先輩を見つけるのがもっと早かったら、多分普通に慕っていたんだと思う。けど、私が先輩を知った時には既に周りに愛想を振りまくのが習慣付いてしまっていた。これでは先輩にも愛想を振り撒く後輩Aとしか覚えられない。
なら、少しでも気を引きたい。先輩の記憶に私を刻み込みたい……!
「はぁ……先輩、先輩、せんぱい……っ」
もし私が男だったら、もし先輩が男だったら。そう思わずにはいられない。
「なんで私は先輩を好きになっちゃったんだろうなぁ……」
少しだけ涙が零れ落ちた。いけない、明日は先輩の家に勉強を教えに行く日だ。早く寝なきゃ。
起きたら私はまた生意気な後輩の杉目真香に戻ってる。そう思い込んで目を閉じる。
優しい夜の帳は、やがて私を眠りへと導いていった。
〜〜〜
チャイムが鳴る。インターホンを見ると真香の姿が映っていた。私はドアの鍵を開けて彼女を迎え入れた。
「いらっしゃい。よく来たね、真香」
「そりゃあ先輩の誘いとあらば後輩は断るわけにはいきませんからね。後が怖くてとてもサボれませんよ」
「またそんなありもしない上下関係をちらつかせて……」
がっくりと肩を落とす。初手から疲れるんだけど……。
いけないな、ここで疲れてたらメインまでにこっちが倒れちゃう。
「まあいいや。上がって、直ぐにお茶とお菓子用意するから。紅茶でいい?」
「ええ。先輩の淹れる紅茶、好きですから」
なんだ?珍しく褒めてくるじゃないか。何を狙ってるのやら。
(……そういえば化粧も服も結構気合入ってる。どうしてだろ?)
「先輩?」
「ああ、今行くね」
「私の姿に見惚れるのはいいですけど、同性でもセクハラは適用されますよ?」
「何故真香はそう一言多いいのかな……」
私はそのままキッチンに向かう。とは言ってもダイニングキッチンなので真香の姿は見える。
さてと……紅茶を淹れようか。日頃の恨み、ここではらさでおくべきか……!
紅茶と茶菓子を置いたお盆を持っていく。今日は悔しながら真香に勉強を教えてもらう予定なのだ。この間の図書館の時はかなり役に立った。本当に、本当に不本意ながら常に一言多いだけで、真香は非常に優秀だった。
彼女の横に座りつつ、紅茶を彼女の前に置く。すると彼女はニヤ、と笑い、
「おや、先輩は勉強をするために私を呼んだのでは?」
なんて言ってきた。一瞬怒りそうになったけど、こちらが教えてもらう立場なのと薬を飲ませたいという事でなんとか耐え、
「……この紅茶は冷めると不味くなるから、温かいうちに飲んでもらおうと思ってね」
と返した。彼女は意外そうに片眉を上げると、
「そう言うことなら、いただきます」
と言って、紅茶に手をつけた。くそう、飲む動作ですら妙に洗練されてて腹が立つな。
私も紅茶に手をつける。うん、今日も美味しい。
しばらく紅茶を楽しんでから、私はノートを開いた。今日は数学だ。私は特に数学が苦手で、真香は数学が得意らしい。というか苦手な科目はないらしい。悔しい。
しばらく一人で解いて、分からないところを質問して、色々と余計な言葉をつけられながら教わっていく。
(……良い匂いする)
ふと、指で指示するために近づいた彼女から良い匂いがした。無意識に顔が彼女の肩に寄りかかる様になってしまう。
「先輩?聞いてるんですか?」
彼女に肩を叩かれて意識が浮上する。気が付けば正午を回っていた。せっかくだしご飯も作ろうか。ちらりと彼女を見る。涼しい顔をしていた。薬も効いている様子はないっぽい。残念だけど諦めて午後も勉強を教えてもらおう。
「ぅ、ごめん。集中力切れてたかも。いい時間だしお昼にしようか。ちょっと作ってくるね」
「先輩料理できたんですね。ポンコツだと思ってたんですけど見直しました」
「ポンコツは余計!」
全くもう!
〜〜〜
異変が起きたのは、おやつにしようと席を立った時だった。身体が妙に暑い。風邪かもと思い、もう遅いと思いつつ感染すと悪いから今日はお開きにしようと真香の方を向く。
───ドクン。
「ぁえ……?」
「先輩?……っ!」
真香の顔を見るとすごいドキドキする。なんで?真香もなんか顔を赤くしてるし。どうしたんだろう。
「なんて顔してるんですか先輩……」
「かおって……?」
うぅ、頭もよく回らない。なんかフワフワしてモジモジする……パンツもなんか湿ってる気がするし……。
……ん?
(もしかして、薬入りの紅茶飲んだの私!?てか素直になる薬じゃないの!?こんなのただの媚薬……はっ!?)
もしかして私媚薬を飲んだの!?自覚しだすと急にドキドキが激しくなる。呼吸が平常に保てなくなって、自然と荒くなっていく。
「なんでそんなエロい顔してるんですか?もしかして誘ってます?」
え、エロい顔って……!?自分の顔をペタペタと触ってみる。……よくわかんない。
不意に、身体を起こすためのバランス感覚が崩れてふらりと身体が揺れる。そのまま後ろに倒れそうになった。床に頭をぶつけそうになったその時、
「ちょっ!?」
「ひゃぁんっ!?」
真香の右手が私の背中に回されて倒れるのを回避して、部屋の中に甘い声が響いた。
もしかして……今の私の声?
「……先輩、なんですか。発情期なんですか?それとも私を揶揄ってるんですか?」
あれ?助けてくれたはずの真香の声が怖い。合わない焦点をなんとか合わせて真香を見ると、欲情に塗れた捕食者の目をしていた。
───ドクン、ドクン。
「……ぁ、う」
「先輩……?」
普段意地悪されてるのに嫌いになれないのはもしかしたら、なんて一瞬考えけどやめた。
薬が悪いんだ。私がこんな事になってるのも、真香が私をこんな目で見ているのも。真香にこんな目を向けられてドキドキしている私も。薬が全部悪いんだ……。
───そうじゃなきゃ……。
「まにゃかぁ……どきどきしてくるしいよ……」
「……先輩?」
「たすけてぇ……」
ふやけた私の声への返答はキスだった。
啄む様なキス。すごい満たされる。真香に唇を舐められて受け入れる様に唇を薄く開くと、舌が私の口の中に入り込んだ。そのまま口の中を舐め回され、舌を絡まされ、引っ張り出されて吸われた。
(真香に食べられてるみたい……)
湿った水音が耳の奥にまで響き、力が少しずつ抜けていく。気が付けば真香に押し倒される様な格好になっていた。
唇が、真香の顔が離れていき、涎が互いの舌に架って銀色の橋になる。余程今の私の見た目が劣情を誘ったのか、真香の目が鋭くなって独占欲すら混じる目の色をしていた。
「先輩、最後までやりますからね。嫌だって泣いても犯しますから」
まだ私の息が上がってて返事できない事をわかってるだろうに。やっぱり意地悪だ……。
真香に服を捲りあげられ、私の下着が彼女の目に晒される。普段なら同性に見られても特に何も思わないのに、真香の劣情を秘めた目で見られると恥ずかしくてたまらない。
「あんまり……みないで……」
息が整ってきて、目を逸らして真香を見ないようにしながらそう言う。それを彼女は鼻で笑った。
「逆効果ですよ。やっぱり誘ってるんでしょう?」
煩わし気にブラを外され、私の胸が露わになる。正直大きいとは言えないし、こんなの見てもつまらないだろうと思う。けど、真香は愛おしそうに私の胸を揉み始めた。チリチリとした弱い快感が胸から伝わってくる。思わず身を捩った。それを煩わしく思ったのか、真香は私が動けない様に馬乗りになってきた。
「動かないで下さい。それとも動けない様にされたいんですか?先輩のえっち」
「ち、ちがっんうっ……」
真香の軽口に言い返そうとするも、胸への愛撫で甘い声を漏らしてしまう。自分では殆ど触っていない新品のような身体は、自分でも知らない程に敏感らしく、動けないままに真香に快楽を刻み込まれていく。まるで私の身体にお前は私のものだと消えない傷跡を付けられているかのようで、身体の奥が熱くなった。。
胸の下あたりから乳首に触れるか触れないか位の所まで指先でつつ、と撫でられる。そのまま乳輪に沿ってくるくると円を描くようになぞられる。もどかしさが強くなって息が余計に荒くなり、もっと強くいじって欲しいという欲望だけが強くなっていく。物足りない。もっと気持ちいいのが欲しい。
「まなかぁ……いじわるしないでぇ……」
「えー?先輩ったらえっちなんだから……仕方ないですねぇ」
思わず漏れた私の声に対し真香は喜悦を隠しきれていない声色で返答する。次の瞬間、乳輪の周りを動いていた指が乳首の先に進路を変更した。そのまま興奮で固くなった乳首を撫でる様に引っ掻いていく。さっきより明らかに強い快感に、思わず腰が跳ねそうになる。が、真香が腰の上に乗っているせいで快感が逃がせない。
あ、あん、と小さく喘ぎ声を漏らし、快楽から逃げる為に身を捩ろうとする。けど、当然の如く動けない。真香の体重は全然重くないのに何故か持ち上げる事ができないのだ。
「自分からおねだりしたくせに逃げないで下さい。逃げるならもっと焦らしまくっておかしくしちゃいますよ?」
「や、ごめ、なさ……んうっ!」
身じろぎしたせいで真香の指がほんの少し乳首に掠る。それだけなのに甘い痺れが胸を通って全身に広がって思わず声をあげてしまう。
そして真香はそれを知ってか知らずかまた焦らし始めた。気持ち良いのに物足りない。さっきの甘い痺れを知ってしまったせいで我慢ができなくなってしまった。
「まなか……っ、まにゃかぁ……!」
「先輩よわよわですね。もう耐えられないんですか?」
「むりぃ……!じらすのやだぁ……!」
私の懇願に真香はしょうがないですね、なんて呟いて唐突に私の乳首を摘んだ。頭の中にバチバチと電気が流れる。あまりの衝撃にまともな言葉すらも出ない。
「……ひいぅっ……あぁっ!?」
ガクガクと押さえつけられていたはずの腰が跳ねる。全身が感電してしまったかのように引き攣って、全く自分の好きなように動かせない。
「私が先輩の上に乗ってるのに腰が跳ねましたね。後輩の手で乳首いじめられるのがイっちゃうくらい気持ちよかったんですか?この変態♡」
「いわないで……っ」
今は何もかもが快感に変わってしまっている。耳元で囁かれているだけで頭が蕩けてしまいそう。
「じゃ、一旦どきますね」
「ぁ……」
真香の身体が離れていく。温もりが減って寂しくなってしまう。薬の影響か、私は本当に心が弱ってしまっているらしい。
「何寂しそうな顔してるんですか?まだまだこれからですよ」
真香がそういうや否や捲りあげられていた上着が完全に脱がされる。ついでと言わんばかりに下も脱がされた。
「うわ……糸引いてる……感じまくってるじゃないですか」
かあっと顔が赤くなる。あまりにも恥ずかしくて思わず顔を腕で覆った。
「もう。顔隠さないでください。感じまくってとろっとろに蕩けた恥ずかしい顔を見せて下さい」
そんな言い方はあんまりではないだろうか。やっぱり意地悪で情け容赦がない。
「次はお待ちかねのここ……糸引いてて気持ちいいのを今か今かと待ってるおまんこ、弄っちゃいますよ」
「ひぅ……♡ ぁ……い、言わないでっ……!」
真香の指が下腹部……子宮の辺りに添えられる。そのままゆっくりと私の足の間へと伸びていく。情けない話だが私は指がどんどん下に降りるにつれて確かに期待していた。真香ならめちゃくちゃにしてくれると、そう期待していた。
なのに。
「先輩?私の指に目が釘付けですよ?言わないでーとかやめてーってさっきまで言ってませんでしたか?」
ハッとして視線を真香に向けると、彼女はニヤニヤと笑っていた。
「はぁはぁって息も荒くして。本当に嫌がってるんですかぁ?」
「そ、それ……は……」
喉が閉まったかのように言葉が出てこない。一言。欲しいと言えば気持ち良くしてくれるだろう。その一歩が踏み出せない。際限なく真香に堕ちていくのが目に見えているから。
我ながら重い女だな、と自嘲する。
「それは、何ですか?」
指が子宮の辺りに戻っていく。そのまま指でなぞったりグリグリと押したりして私の身体で遊ばれる。私の身体は初めてなのに敏感で、遊ばれているだけで感じてしまう。
「ほらほら、はやく言わないと気持ちいいところ触ってあげませんよ?もっとも先輩はどこでも感じちゃう変態でしょうけど」
「ひゃうっ!?」
一際強くお腹を押され、身体がびくんと跳ねる。甘い痺れが子宮から全身に広がってまた頭が麻痺してくるのがわかった。
「そもそも、先輩が考えてる事なんてお見通しなんですよ。良いから一言触ってって言って私に堕ちてください」
「ぁ、や、みみぃっ……♡」
いつの間にか弱くなっていた耳元で甘く囁かれて、理性が、建前が優しく蕩かされていく。
「ほら、言え。言っちゃえ。言って私に堕ちちゃえ」
「ぁ♡あ♡♡」
蕩けた理性の隙間に真香の声が入り込んで、口が勝手に動いていく。
(だめ、ダメ♡気持ちいいので♡私がだめになる♡)
「おまんこ……わらひのおまんこ触ってくらひゃい♡」
トロトロに蕩けた情けない顔と声で、お仕置きしようとした相手にする屈服宣言。死ぬ程情けなくて恥ずかしくて、何よりも気持ちよかった。
「良くできました。先輩の事ちゃんと受け止めてあげますからね……♡」
真香の指が脚の間に入り込んで。私の胸は期待で張り裂けそうで。
「行きますよ……先輩の洪水みたいになったおまんこ、ちゃんと愛してあげますから……ね?」
指が私のナカに入り込んで、イイトコロをかき回した。お腹の奥が熱くなって、身体が私の意思とは別にビクビクと跳ねる。
まだ指が入っただけなのに頭チカチカしてる……こんなの知らない……!
「ふふ、情けない顔。可愛いですよ?先輩」
指がウネウネとナカで曲がる。反ったり曲がったり、広げたり。その度に甘い痺れが腰から全身に広がっていって声が漏れ出ていく。
「あっ、ひぃう……!にゃかっ♡こしゅれへっ……♡んんんっ!?」
「先輩のナカ結構浅いですね?一番奥まで指が届いちゃいました」
「かりかりやあっ♡頭おかひくなる♡♡」
身体が震えて海老反りになる。じゅぷじゅぷと響く音が、私に私は真香に犯されているんだなという自覚をさせてくれる。そう思うと私の膣内は咥え込んだ真香の指を締め付けていく。
「何考えてるか知りませんけど、ナカ締め付け過ぎですよ♡先輩の変態」
「いわないでぇ……♡」
さっきからずっと甘イキを繰り返している。小さな波が押し寄せては引いていく。その波はやがて大きな波を引き寄せて。
「あっ♡だめっ♡くる、大きいのくるぅ♡」
身体が言うことを聞かない。浅ましく真香に腰を振って快楽に溺れていく。
「良いですよ。ここでたっぷりイって頭バカになっちゃいましょう?」
指の動きが一際激しくなる。
「やば♡はや♡こんなの……耐えられな───♡♡」
目を最大限まで開いて、瞳孔がキュッと収縮する。舌が勝手に飛び出して背筋が限界ギリギリまで反り返る。
息が出来ない。喉が閉まって声も出ない。気を失う直前になってようやく身体が脱力して息ができる様になった。身体をビクビクと震わせながら浅い呼吸を繰り返す。
「いっぱい潮吹いちゃいましたね。どうですか?発情期は治りましたか?」
私の顔を覗き込んだ真香を虚ろ気な目で見る。身体は満足しているのに、心は焼き付きそうなほどに熱い。
「おさまんにゃい……♡もっと、いじめてぇ……♡♡」
口が勝手に回る。真香が息を呑む音が聞こえる。
「どうなっても知りませんからね……♡」
「ひにゃっ♡♡」
次の日は流石に動けなかった。
〜〜〜
「……どうしたんですか?また勉強教えてもらいにきたんですか?いい加減先輩は───」
ぎゅう、と。私は真香を抱きしめる。周りには誰もいない。それは私にとって好都合だった。
「……ほんとにどうしたんですか?」
「分からない……けど、真香が好きで好きで仕方がないんだ」
酷く頭がぼーっとしている。視界がブレて、声が掠れる。
「……また発情でもしたんですか。相変わらず先輩は変態ですね」
それでも良い。兎に角今は真香に触れたくて仕方がない。
ああ、ダメだ。もう、何も考えられな───。
「先輩……?もう。体温高いし多分ただの風邪ですね。誰かに
薄らいでいく意識にそんな満更でもないような声が聞こえた、そんな気がした。