徒然なるエロ小説〜ショートショート〜 作:更新は終了いたしました
魔王:タチ
話がぶっ飛びますがこれは私の文章力が無いだけです。ごめんに
魔王×勇者・百合・TS
こうして、勇者と魔王は相打ちとなりましたが、世界に平和が訪れましたとさ、おしまい。
…………訪れるかぁ!普通に考えてみろ!魔王を倒しても魔物は残るし人同士の争いなんてなにもおこらなくてもなるんだぞ!?これからも勇者の仕事は続くに決まってんだろぉ!?
「……ま、子供向けのお話なんてそんなものか」
はい、どうも。勇者(♀)です。訳あって女になりました。泣きそう。
私は魔王(♀)と戦い、相打ちになったんですけど、先に死んだ魔王からの呪い(?)でめっちゃ可愛いというか自分好みの女の子に変えられてしまいました。いや焦った。
今現在学園に特待生枠として入っています。私は前の記憶がありますし、簡単に特待生枠をもぎ取れました。いやーすみませんね。
さて、何となくサボれる場所を探して、と。お、中々いい場所があるじゃないです……か……?
「な、なななななな……!?」
なんか魔王がいます!?前と姿は違うけど私の魂が警鐘を鳴らしているのです。
「……あら?」
「ひっ」
魔王に見つかってしまい、恐怖で身が竦む私。
残念ですが今の私はただの小娘、魔王と戦って勝てる道理がありません。魔王に見つかった時点で死亡確定です。
「貴方はあの時の……勇者サマじゃあ、ないですか?」
「っ!?」
ねっとりと舐めるような視線に身体が硬直してしまいました。魔王の目がすうっ……と細まりました。恐怖からか表情が引き攣ってしまい、恐らく私は今本当に怯えた顔をしているのでしょう。
「……ぷっ、くく……あはははははははっ!」
「……?な、何がおかしいのですか……っ!」
突然、魔王が笑いだしました。まるで訳がわからず、馬鹿にされたのかと思い思わず顔を赤くしながらも言い返してしまいました。
「ふふ、ごめんなさいね。私が復活したのが怖いんでしょう?でも安心していいわ。だって私にも力がもうないもの」
そう言うとずいっとそばに寄ってきました。混乱する私をよそに「更に」と続ける魔王。
……なんか顔が赤いような?
「私を倒すくらい強いお方ですもの、私の伴侶にしたいと思いまして、ね?」
「な、は、ははは伴侶ぉ!?私達は同性ですよ!?何を考えてるのですか!!」
私の言葉に「そうねぇ」と返す魔王。しかしその表情には笑みが作られており、何よりも近い。とても近い!!
「何を考えてるのか……ね。そりゃあ何も考えられなくしたいって考えてるわ」
「え……?……っぐむ!?」
突然魔王の顔が更に近くなって、唇になにか感触が……?ってキスされてます!?
引き剥がそうと暴れるも、頬を手で押さえられ、押し倒されてしまいました。重心を押さえられて動けない私にひたすらにキスをし続ける魔王。
「んー!?むうううう!」
なっ……!?舌が私の口の中に……!?魔王は何を考えているのだろうか。訳が分からない……でも……フワフワしてきて……なんだかきもちい……。
「ぷはっ。あら?こういった事にはあまり免疫がなかったかしら?それとももしかして今までの女性としての暮らしの中で精神が少しずつ女性としてのそれに変わっていったのかしら?」
「はあっ、はあっ……あ、れ?」
魔王が私の口の中に入れていた舌を抜いた途端、すうっと力が抜ける。
くったりとした私を見て、魔王は嗜虐的に微笑んでくる。ゾワっとした悪寒が背筋を伝った。前世でも一度しか見なかった表情で、あの表情の後には嫐る様な攻撃が絶え間なく来ていた。嘗てのトラウマが呼び起こされ、心臓がキュウッと引き絞られるような痛みを発する。呼吸が苦しくなり、視界が暗く狭まってきた。
「ふむ……転生前のトラウマと言ったところかしら。この表情も可愛いけれど……」
魔王はそのまま私に覆いかぶさって、耳元で優しく呟くように
「〈カーム〉」
と詠唱した。パニックを起こしていた心は即座に沈静化し、深い水の底に落ちていくような感覚さえした。
魔王の前なのに……心が落ち着く……。魔王の体温が、柔らかさが心地いい。魔王の心音が私の身体に伝わって、とても安心する……。
「うんうん、やっぱりこっちの安心した蕩け顔の方が可愛いわね」
あ、またチューされた……?でも、心地良くて拒めない……もう、魔王とか……同性とか……どうでも良くなってきた……。
「んちゅ、ぷはっ」
「ぁ……」
「どうしたの?残念そうな顔をして。もしかして、もっと私に口を犯されたかったのかしら?」
蕩けた頭では上手く考えられないまま、気がつけば私は頷いていた。次の瞬間、私は再度口を犯される。次第に頭が真っ白になって弾けてしまうような感覚に襲われた。
「ひうぅっっっ!!」
急速に力が抜けていく。意識が闇に包まれ、落ちていくようだ。心地いい微睡みの中、私は意識を闇に溶かした。
〜〜〜
「まさかあの勇者があんなに弱くなってるとはね。転生をかけたのはよかったけれど転生先は決められないし……まあ人だっただけよかったのかしら?」
お互いに人でよかったわ。正直あの戦いの後もし生き残れたら
「でもまあ、可愛い娘に生まれ変わってるし、もう堕ちてるような気がするし私の目標は達成できるのでは?」
膝枕をしながら優しく頭を撫でると、勇者は嬉しそうにスリスリと頭を擦りつけてくる。ふふ、可愛らしい……。
「よーしよーし……。勇者はいい子だからね……安心してゆっくり寝なさい……?」
そう言えば勇者の名前を知らないな、とふと思ったが、すぐにまあいいかと思い直す。その内知る事になるでしょう。
私はゆっくりと勇者の頭を撫で続ける。ゆったりとした春の暖かい空気の中、一定のリズムを刻んでいると、私まで眠くなってきた。
「はしたないけれど……〈フィールド〉。では添い寝と洒落こみましょうか」
暖かな日差しが心地よく眠気を誘ってくる。私より一回り小さな身体を抱きしめ、私は眠りについたのだった。
甘々なお話の方が好きなので多分この路線でずっと行きます。
バッドエンドは書きたくないんじゃあ