※この作品はR-18です。

智花アフター   作:gajun

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ようやくエロシーンのようなものがわずかに出てきます。


しつれん・がーる

 ~~高校生日記(グループメール)~~

 

ゾノノノ!!『あちゃー、ついに智花ちゃんたちが動き出しちゃったのかぁ」

しょーじ☆『元気だしなよブチョー」

    葵『あぅぅ~……昴が、昴がぁ~~……うぅぅぅ~~」

ゾノノノ!!『まぁ、こんな一瞬でショウブを決めにくるとは思わなかったけどさー」

しょーじ☆『ブチョーもいつでも落とせるからって油断しすぎだよぉ」

    葵『べ、別にそんな風になって思ってないわよ……それにどうせ昴のことだから、

      私が真剣に気持ちを伝えたって絶対に気づかないわよ』

ゾノノノ!!『あぁーセンセーならありえるかもねぇ』

しょーじ☆『でもさぁ~、ブチョーもさぁ~』

    葵『……なによ?』

ゾノノノ!!『それがわかってんなら、いくらニブちんのセンセーでも

      その気になっちゃうくらいセメまくればよかったんだよねぇ。

      ムズカシイだろうけどさぁ」

しょーじ☆『そのせっかくのおっぱいが泣いてんぞっ。ってか、センセーに使わないんなら

      あちしに思う存分揉ませてくれればいいのにっ、生でっ!!』

ゾノノノ!!『ヌケガケとはズルいぞっ、しょーじっ!!

      ブチョーのおっぱいはあちしらの共有財産ではないかっ』

    葵『あんたらは……。人が落ち込んでるってのに……はぁ、もういいや』

しょーじ☆『ブチョー、ごめんよぉ。ふざけすぎたのは謝るからさぁ。ほんと元気だしなって』

ゾノノノ!!『ブチョーがここまでガチ凹みしてんの、あちしらも初めて見たよ』

    葵『私だってそうよ。まさか自分が昴のことここまで好きだったなんて………………

      失ってから気づいたって遅いのに……なにしてんだろ』

しょーじ☆『……………………はッ!! いや諦めんのは早いって、マジでさ』

ゾノノノ!!『うんうん。しょーじの言うとおりだって』

    葵『どういう意味よ』

しょーじ☆『今すぐセンセーの家に押しかけて襲って『既成事実作ってNTRちゃえ♪』

      ってのは、さすがに智花ちゃんがかわいそうだから言わないけどさ』

ゾノノノ!!『そもそもそんなことしてあっさりブチョーにKURAGAEしちゃうような

      センセーだったら、最初からブチョーも智花ちゃんも好きになんてならないよね☆』

しょーじ☆『おおっとぉ!!

      なんか画面のムコウ側のブチョーが白い眼で睨んできてる気がするよぉ』

    葵『真面目に話す気ないなら、もう寝るわよ?』

ゾノノノ!!『いや、ショージキさぁ。どっちかっていうとブガイシャ寄りな、

      あちしらが言うのもナンだけどさぁ』

しょーじ☆『話聞いた感じだとセンセー、またすぐにフリーになっちゃうんでしょ?』

ゾノノノ!!『ブチョーが積極的にアプローチしまくれば、さすがのセンセーだって

      気持ち傾くんじゃないかなぁ』

    葵『なっ!? そっそんなことできるわけないでしょっ!! 昴はもう……』

しょーじ☆『ま、ブチョーの気持ちもわからないまでもないけどさ」

ゾノノノ!!『智花ちゃんがセンセーと決定的な関係になるには、ギリギリあと一歩足りなかった。

      それがわかってから後出しで動くのはヒキョーだってブチョーなら思うよね』

しょーじ☆『葵ちん。恋は駆け引きだぜ☆』

    葵『あんたらに言われても胡散臭い感じしかしないんだけど』

ゾノノノ!!『うわっヒドっ!?』

しょーじ☆『いちおー弊社らだって割とガチでマジで本気なんだよ?』

ゾノノノ!!『なんだかんだいって、やっぱ葵ちんと長谷川センセーってお似合いだしね☆』

    葵『本当にそう思ってくれてるの? ……と、智花ちゃんよりも?』

しょーじ☆『真帆ちゃんたち小学生――もとい、もう中学生ズは智花ちゃん推しみたいだけど、

      弊社らは変わらずブチョーを支持しておりますぞ』

ゾノノノ!!『あちしらも一時気の迷いを起こしかけたこともあったけど、

      やっぱセンセーはブチョーじゃないと無理だよねぇ』

しょーじ☆『まったくもってその通り』

    葵『気の迷いって、ちょっと待って、まさかあんたたちまで』

しょーじ☆『うぉっ!? その超反応はさすがにゾクゾクしちゃうよぉ』

ゾノノノ!!『まぁお察しの通りなわけですが、いやーあの頃のあちしらも若かったよねー』

    葵『二人までそうだったなんて……ごめんね。私、全然気づかなくて……』

しょーじ☆『や。胸のトキメキを感じたのはホント一瞬だけだったので、謝罪は一切無用』

ゾノノノ!!『ちょっと冷静になって考えてみたら、あ、こいつ無理。

      ってなっちゃったわけですよ』

    葵『え?』

ゾノノノ!!『ブチョーとセンセーであちしらと真剣に向き合ってくれてすごく嬉しかったからね。

      練習はキツかったけど、最後まであちしらを信じて付き合ってくれてたし』

しょーじ☆『まぁ、憧れや感謝みたいな感情を抱いても仕方ないよねっ。

      そんな中、ブチョー不在のタイミングで長谷川センセーにこう言われたんだよねぇ』

ゾノノノ!!『葵を助けてやれるのはお前たちしかいないんだ。

      頼む葵の力になってやってくれ。ってさ』

しょーじ☆『弊社ら眼中になしかよ。てねっ♪』

    葵『………………なんかごめん』

ゾノノノ!!『だからブチョーが謝ることじゃないって。それにあちしらも気づいたんだよ』

しょーじ☆『弊社らは恋をしたいんじゃなくて、たんにブチョーとセンセー。

      二人揃ってるのを見るのが好きなんだってさ』

ゾノノノ!!『正直ブチョーには悪いけどさ、試しにあちしとセンセーが付き合ったヴィジョンを、

      恐れ多くも妄想してみたんだけどさ……うん、無理♪』

しょーじ☆『はっきり言ってバスケしてる時以外のセンセーの相手できるのって

     、弊社らの人脈をいくら遡ってみてもブチョーくらいしかいないんだよねぇ』

    葵『そっか。二人ともありがとうね。まだダメかもだけど、ちょっとは元気出てきた』

しょーじ☆『あ。葵ちん。最後にちょっと忠告を』

    葵『ん? なんかアドバイスでもくれるの?』

ゾノノノ!!『いくら傷心中だからって、うっかりその辺の男に気を許さないように』

しょーじ☆『寂しくて人肌が恋しくなったのなら、弊社たちが好きなだけ慰めるから。

      っていうかむしろ推奨。いつでも待ってる』

ゾノノノ!!『おいガチレズ自重しろ』

    葵『するかっ!!』

 

                      *

 

「まったく。ほんと相変わらずなんだから」

 葵は最後の最後までいつものペースでおどけ続けている二人の姿が容易に想像でき、自分の部屋で起動してたノートPCのSNS上に表示された文面にがっくりと突っ伏す。

 帰宅直後から目元はずっと赤く腫れぼったままだが、今は口元や頬は幽かに緩んでしまっていた。

 机の上で起動していたノートPCを閉じつつ、椅子の上で体を大きくぐっと伸ばす。

 

 二人のおかげで少しは元気が出てきた気がする。

 胸の中はぽっかりと穴が開いてしまっているままだけど。

 

「はぁぁ~……これが失恋の痛みってやつかぁ……」

 今のこのやるせない気持ちをうっかり声に出してしまい心底後悔する。

 せっかく二人が引き上げてくれた気分がまた一気に奈落の彼方まで落とされてしまったのだ。

 

 これまでにも『彼が誰かと付き合うことになった』という誤情報に何度も危機感を煽られ、直後にそのどれもがちょっとした誤解だったことに心底安堵し……それで終わってしまった。

 本来なら危機感を覚えた時点ですぐにでも自分は行動を起こさなくてはいけなかったはずなのに。

 今までの『幼馴染』という関係すら壊れてしまうことに恐れるあまり、その立場に自分は満足しているふりを続け――手遅れになってしまった。

 挙句、湧きあがった焦燥感という衝動のままに強引にキスを迫るという大失態。

 これ程までのことを仕出かしてしまった自分に対しても、彼は『幼馴染』の関係を維持することを許してくれたのだ。

 そのかわり、もう彼とはそれ以上の関係になるのは絶望的だが。

 

「ほんと私、なにやってんだろ……」

 初めて感じた本当の失恋の痛みに、自分の胸に手を当てようとしたのだが、大きく成長してしまった二つの膨らみがジャマで思ったところに手を置けなくて妙にもどかしさを感じる。

 無駄に重くて疎ましさを感じてはいるものの、だからと言ってそれが本当に不要だとは思っていない。

 男子の不躾な視線を向けられることもあったり、運動するには不向きな面もあるが、それでも同性から羨望の眼差しを向けられることに少しばかりは優越感を得ていたのも事実だ。

 ま、幼馴染相手には何のアドバンテージにもならなかったのだが。うん、やっぱ不要だったかもしれない。

 

 パジャマ越しに胸の上に手を置いてみたが、穴が塞がってくれる感覚がないどころか、忘れかけていた寂しさを一層強く感じ始めてしまった気がする。

 

「……昴。すばるぅ……」

 置いた右手が寂しさを紛らせるため無意識に自分を慰めるようにと優しく胸を撫で始めていた。

 柔らかな刺激に反応した頂点が、もっと甘い刺激を求めるように薄布越しに主張する。

 

「……ん」

 指先で摘まむと、擦るように挟み転がすと、ぴりぴりとした痺れるような刺激に体がわずかに跳ねる。

 硬く膨らみ始めた乳首から走った刺激が快楽となって背中を突き抜けて行く。

 

「……ふぁぁ、あ、あぁ、んくっ」」

 甘い刺激に夢中になり、思わず大きな声が出してしまったことに気づき、とっさに反対の手で口を押える。

 

「はぁ、はぁ……わ、わたし……」

 唇に触れた指先によって呼び出された記憶。

 急に引き上げられたそれを鮮明に思い出す様に、指先で自分の唇をゆっくりとなぞる。

 二度と味わうことが許されない温もりと感触がしっかりと蘇る。

 大切な幼馴染であり、想い人であった彼の初めてになれなかったあまり暴走してしまった行為の記憶。

 

「だ、ダメなのに……ひっく。こんなの、こんなこと絶対ダメなのに……」

 辛い悲しみを思い出し、涙を流しながらも、行為を止めることができなくなってしまっていた。

 今止めてしまえば、きっと自分はまたあの悲しみに襲われてしまう。

 せめて今だけはこの快楽に身を委ねたい。

 自分の胸を揉んでいた手が、さらに激しく乳房を揉み始める。

 

 葵は失恋させてしまった自分を慰めるための彼の行為を、勝手に自分の都合の良いようにねつ造していく。

 

 後ろから優しく抱き寄せられながら、伝わってくる心地良い温もり。

 いつものようにバカなことばかり考えてる癖にどこか安心できる温かい表情。

 自分たちは幼馴染なのに、私にこんなことをしていいのかと恥ずかしそうに聞いてくる彼の姿に、

 

『しょうがないでしょ。私くらいしか昴と付き合ってあげられるような人なんていないんだからね。感謝しなさいよ』

 

 そんな強気な言葉を返してしまっていた。

 妄想の中の昴は嬉しそうに頷くと、キスをしながら荒々しく胸を揉み抱いてくる。

 

「はぁっ……ん、もっと、もっと欲しいよぉっ………」

 胸を弄繰り回すだけの刺激だけは満足できず、より強い刺激を求め手が下腹部へと移動する。

 椅子の上でわずかに足を開き、自分以外の誰にも許したことがない場所へと迎え入れた手が衣服越しに指先で何度もスリットを往復する。

 

「ふぁぁ、くぅ……はぁ、はぁ、あぁ…………んっ」

 胸とは違った新たな刺激に声が漏れないようにと必死に耐えるように口元をおさえる。

 それとは正反対により強い刺激を求めるようにぷっくりと膨らんでいる陰唇により深く指を擦りつける。

 やがてそれでも刺激を求める欲求が満たされず、ショーツごとズボンを膝元まで下ろし、秘所を曝け出す。

 湿り気を帯びている秘裂は外気に晒されて、表面はひやりとした感覚が走ったが、中はより一層熱を帯びているように熱い。 

 刺激を求めすぎるあまり大切な場所を傷つけてしまわないようにだけ気をつけ、貪るように濡れた秘裂内で指を動かす。

 

「あっ、あ、んぅ……す、すば……すばるぅ……はぁん、ん、も、もうちょっと……もっと、もっとしてぇ……」

 無意識に口元を抑えていた方の手も自慰行為に参加していた。

 パジャマのボタンを外し、胸元をはだけさせ豊満な双丘を露出させる。

 その鮮やかな頂点もツンと上を向き、妄想上の彼の欲望を刺激していた。

 重点的に秘所を慰め続ける利き手と違い、胸と秘所を交互に行き来し、彼女が欲しい刺激を与え続けるもう一方のしなやかな指先。

 熱っぽい息とくちゅくちゅと粘り気のある水音だけが、部屋で鳴り続ける中、絶頂の時が近づいてくる。

 

「すばるっすばる、イ、イきたいっ! このまま、私をイかせてっ、あ、あぁぁぁ~~っ!!」

 膣口に深く指を突き入れたい衝動を必死に抑え、代わりに薄皮から露出し膨らんだ陰核をわずかに抓るように摘まみ続ける。

 やがて刺激に耐えられなくなり限界を迎えた体を大きく仰け反らし、膣内をヒクつかせながら絶頂を迎えたのだった。

 

 

「はぁ、はぁ……うぅ、またやっちゃった……ごめん、昴……」

 絶頂の余韻が落ち着き始めると、すぐに彼に対しての罪悪感が顔を出す。

 当の本人にフられたばかりだというのに、慰めるために思い浮かべた相手もやっぱり彼だったが、仕方のないことだった。

 後ろめたさを感じつつ、自分の指や秘所から零れ出してしまっている淫液をティッシュで拭い取り、身なりを整えていく。

 

 たとえ惨めな妄想の中でとは言え、彼との束の間の逢瀬のおかげで少しは思考がクリアになった……ような気がする。

 

「うぅ……智花ちゃんに本当に申し訳ないことしちゃったな」

 普段あんなに控えめで引っ込み思案な子が、よっぽどの覚悟で手に入れた結果だということくらいわかる。

 それなのに好きな人が他の人とキスをした。っていうだけでも、ものすごくショックを受けるに違いない。自分がまさにそうだったんだし。

 

「そうよねっ。智花ちゃんがあまりの昴のダメっぷりに愛想を尽かしちゃうんならともかく、私が原因で二人が破局するなんていうの絶対ダメっ!!」

 自分が蒔いてしまった不安の種は責任をもってしっかり摘み取らなくてはっ。

 そう決意した直後、葵は何故か急にがっくりと肩を落とす。

 

 この期に及んでまで、まだ自分は彼の側にいたいと望んでしまっていると気づいてしまったのだ。

 彼女が失恋で傷ついた心を癒すのにはまだまだ時間が掛かりそうだ。

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