捕虜さんがこの研究所に来てから、一週間が経過した。
意外にも捕虜さんは整備課に所属していたメカニックだったらしく、機械に詳しい部分を気に入られて博士やアロさんとは既に仲良しだ。
特にアロさんは研究所に来た初めての女の子ということで、捕虜さんを特別気にかけているようで。
惑星間では戦争をしている相手だが、こんなことでも仲を深めることが出来るのだから、きっと僕たちと地球人は大して変わらない、人間同士なのだろう。
今はお昼が過ぎた頃で、ランチも終わったあと。僕と捕虜さんは研究所の実験室に赴き、博士の言う試作機を見に来ている。
実験室の机に置かれていたのは、二つの腕時計型のデバイスだった。興味深そうにそれを観察していると、何処からともなくヒゲのじいさんが現れた。
「やぁ二人とも! 今日は試作機を──おや、捕虜クン?」
「なんですか博士」
「いやぁ、珍しい格好をしていると思ってねぇ!」
そんなうるさいくらい元気な博士の指摘通り、捕虜さんは不思議な格好をしていた。
なんでも、地球のニッポンという国の、学生服とのことだ。着れる服が少ないのでアロさんが作ると言ったところ、この学生服もリクエストの紙に書いてあったらしい。
無表情ながらも、楽しそうにクルリと回ってみせる捕虜さん。よほど学生服が気に入っているようだ、アロさんグッジョブ。
学生服をまじまじと見ていると、捕虜さんが僕の顔をみてきた。
「かわいいですか」
決して笑顔ではなく、眠そうな無表情でそう聞いてきた。青いベストに白いシャツ、そこまで長くないスカート……など、なかなかいいデザインをしていると思う。
「うん、似合ってるよ」
「そうですか。あとでまた、アロさんにお礼を言わなければなりませんね」
どうやらアロさんは、この研究所では欠かせない存在らしい。
「さてさて、では試作機のテストを始めようか」
ずかずかと僕たちの前に立ち、腕にデバイスをはめる博士。装着された瞬間、腕時計型のデバイスが軽く光った。
不思議な挙動をするデバイスを見て、疑問が浮かんできた。
「博士、これって何を目的としたデバイスなんですか?」
「まぁまぁ、見ていたまえよ。……それっ!」
掛け声を発した瞬間、博士が目の前から消えてしまった。
「えっ……!」
何が起きたのか理解できず、辺りを見渡す僕。すると、肩に誰かの手が置かれた。
急に触られて吃驚してしまい、思わず振り返ると、そこには見慣れた白衣のヒゲおじさんがいた。
「ふっふっふ、なんとコイツは瞬間移動するための機械なのだ!」
「ま、まさかそんなことが……」
呆気にとられる僕。捕虜さんは無表情だが、口に手を当てている。おそらく驚いている、という意味なのだろう。
博士の試作機に思わず舌を巻き、僕は興奮気味にもう一つのデバイスを手に取った。
「ワープ装置を小型化するなんて……世紀の大発明じゃないですか! 博士、凄いですよ!」
「すごいですよー」
僕に続いて、棒読みな声が聞こえてくる。どうやら捕虜さんも、僕と同じように感動しているらしい。
捕虜さんと一緒に、もう一つのデバイスを念入りに観察する。その様子に、博士も満足している様子だ。
「もちろんまだ試作段階だがね。電力が足りなくてワープは一回のみ……さらに言えば、瞬間移動の効果範囲はこの研究所内で精一杯だよ」
「だ、だったら改良ですね! 僕にも手伝わせてください!」
「わたしもー」
僕たち二人の熱意を見て、博士はまんざらでもなく笑顔である。
「はっはっは、嬉しいねぇ! では早速、作業に──」
「あっ」
「あれっ」
博士にデバイスを手渡そうとした瞬間、試作機が誤作動を起こしてしまい───僕と捕虜さんはワープしてしまった。
★ ★ ★ ★ ★
ガタンッ!
「いてっ!」
「うわぁー」
僕は思い切り後頭部を何かにぶつけ、捕虜さんは棒読みな悲鳴を上げた。
ここ、どこだ?
取り敢えずわかる事は、視界がとても暗いということだ。うっすらと差し込んでいる光でなんとか捕虜さんの顔は見えるものの、周囲の状況が分からない。それになぜか身体が上手く動かせず、なにより空気がホコリっぽい。
というか。
(ち、近いっ……!?)
本来なら自分よりも背が低いはずの捕虜さんの顔が、目の前にあった。下を見てみると、逆さまになったバケツの上に捕虜さんが乗っている。それゆえに、いつもの身長差が、完全に縮まっていた。
左の隙間から差し込む薄い光、そしてバケツと、身動きが殆ど取れないほどの狭い空間。僕たちがワープした場所はまさか。
「も、もしかして……掃除用具入れの、ロッカー?」
そこまで大きくない声が、耳を擽るように反響する。間違いない、どこの部屋かは分からないが、今僕たちがいる場所は、本当にギリギリ人間が二人収まるサイズの、狭いロッカーの中だ。よく見れば、左側が扉のようになっている。
とりあえず現状確認が出来て、ホッと胸を撫で下ろした。こんな狭い場所をさっさと出てしまうために、ドアを押した。
ガンッ、ガンガンガン……。
「えっ! あっ、開かない!?」
グッと力強く押したり、何度か思い切り腕で叩いても、鉄の扉はビクともしない。
「このっ!」
同じように力ませにドアを攻撃するが、ロッカーの出入り口は沈黙を続けるだけであった。
「……あの、助手さん、開かないん、ですか……」
いつになく弱々しい声で、無表情な黒髪少女が呼びかけてくる。ふと彼女の顔を見れば、不安げに少し下がった眼尻が、弱々しく僅かに震えている。
(捕虜さん、もしかして……)
狭い所が苦手、いや、トラウマなのか。
……よく考えれば、当たり前か。彼女は一週間前に、誰も救助が来ないまま、餓死寸前までジェクターという鉄の檻に閉じ込められていたのだから。
無表情なのに、僅かに不安そうな色が見て取れる。
「て、手じゃ無理そうだから、こうなったら足で蹴破るよ。ちょっと待ってて……」
怯える彼女を落ち着かせるように優しく言うと、僕は体の自由がろくに利かない掃除用具入れの中で器用に腰を捻る。そして足の裏で、錆の浮いたドアを蹴りつけた。
バンッ!
これでも少しは鍛えているので、そんな僕の足なら一撃で蹴破ることもできたはず。しかし思うように腰を捻れない状況では、せいぜいドア板に凹みをつけるのがやっとだった。
狭い空間なので、空気は少ない。酸欠にならないように一旦落ち着き、深呼吸を繰り返した。
(そ、それにしても……やっぱり近い……)
息を吸う音まで聞こえるほど間近に迫っている状況に、僕の胸の鼓動が高まっていく。
それに近いのは、顔だけではない。自分の胸板に、彼女の柔らかな乳房が密着してしまっているのである。胸の鼓動が伝わってくるほど強く押しつけられるバストは、まるで蒸したての肉まんのようにフワフワで、そして熱い。
(まずいって、こんな状況……!)
服を着ているとはいえ、保護しているはずの少女と身体を重ね合わせるなどという事があっていいはずがない。少し前のあの事故の時も、ここまで密着してはいなかった。
それにもっと厄介な場所が触れ合ってしまっている。バケツで高さが釣り合っているせいで、股間同士までもが接触してしまっているのだ。
しかもただ重なり合うだけではない。ワープしてきた拍子にスカートが捲れ上がってしまったらしく、薄い水色のショートパンツが丸出しになっている。
僕の履いている厚手のジーンズを挟んでいるとはいえ、少女の秘所に自分の性器を押しつけているという状況はただ事ではない。
激しく脈打つ心臓が、股間に向けて沸騰しそうなほど熱い血液をどんどん送り込んでいく。このままでは、シャワー室の時のように勃起しかねない。
おまけに乙女の甘い体臭と黒い髪から漂う柑橘系のシャンプーの香りが充満し、鼻腔の中を激しく擽ってきた。抑え込むべき彼が奮い立たせるのを促進するかのように。
(だ、だめだ! 早く脱出しないと!)
ガンガンガン、ガン、ガガン……。
強情に閉ざされた扉をなんども蹴りつけているうちに、僕の体温でだんだんと中が蒸し暑くなってくる。
「あっ、じょっ、助手さん……はぁっ、はぁっ、わ、わたし……んぅっ」
する突然、捕虜さんがたどたどしいこえで喘ぎ出す。
「ど、どうしたの、捕虜さん……」
苦しそうな喘ぎ声に思わず動きを止め、彼女の様子を窺う。
キラキラとダイヤモンドダストのように舞う埃の向こうに、頬を朱色に染めて、宝石のような瞳を潤ませる少女の顔が見えた。
いつもの冷静さが感じられず、途切れ途切れに吐く声が切なそうである。
(ま、まさか酸欠に……!)
考えてみれば体を密着させてようやく人間二人が入れるような狭い空間。それも僅かな隙間からしか空気が入って来ない異常な状況では、いつ酸素がなくなってもおかしくない。
(ちくしょうっ、開け! 開いてくれ!!)
一刻も早く彼女に空気を吸わせようと、心の中で叫びながら必死に歪んだ扉を蹴り続ける。だがそれでもまだ、固いドア板はビクともしない。
「助手さん……わたしも、一緒に蹴ります。だから、こう、やって……」
なかなか扉が開かないことに痺れを切らしたのか、彼女も手を、いや足を貸してきた。捲れ上がった短いスカートをさらに振り乱しながら、細い足で懸命に蹴りを繰り出す。
ガン、カンッ……バンッ! パパンッ、ガンッ。
不規則な打撃音が、二人の耳に突き刺さる。ただ闇雲に蹴るだけでは、やはり歪んだ扉はどうにもならないのか。
「もっと、こっ、呼吸を合わせないと、ダメですね。だから、こうやって……」
たどたどしく呼びかけてくると、彼女の細い両手がウエストの辺りに纏わりついて来る。そしてキュッと体を密着させた。
「ほ、捕虜さん……?」
「こんなときは、力を一転に……はふぅっ、集中させないと、いけませんから……」
思わず焦ってしまう僕だったが、当の捕虜さん本人は気にしていないようで、いつものような事務的な返事をしてくる。
むしろ気にしているのは僕の方だ。なぜなら汗ばむ少女の華奢な体躯が、より強く密着してしまったからだ。薄布一枚しか覆われていない乙女の丘の熱さが、ジーンズの中にまでどんどん染み込んでいく。
その刺激がズボンの中で男の筋肉をピリピリと痺れさせ、ついに高々と固くいきり立たせてしまった。
「ど、どうかしましたか……助手さん……」
戸惑う僕に、捕虜さんは怪訝な表情で訪ねてくる。股間の異変には気付いていないらしい。
「いや、何でも無いよ。と、とにかく僕の声に合わせて、一緒に蹴ってみよう。せーのっ!」
ガガンッ!
平静を装って彼女に呼びかけ、タイミングを合わせて同時に鉄の扉を蹴る。そのたびに二人の身体が擦れあい、一蹴りごとに調子を合わせるように、プチプチと彼女の制服のボタンが一つずつ外れていく。
自分のYシャツも同じで、あれよあれよという間に前が開いてしまった。
(な、何とかしないと……!)
下手をすれば捕虜さんの服まで脱げてしまうが、脱出に夢中でまるで気づいていない。そうこうしているうちに、彼女のベストもボタンが全て外れてしまった。
薄っすらと汗が染み、下に着けたブラのラインがクッキリと見えるシャツ。そのボタンまでもが外れていく。
ガガンッ、ガン、ズリュッ!
(えっ、んん? な、何だ!?)
何発目かの蹴りの後で、胸板を小突かれる妙な感触が走る。ついに彼女のシャツもはだけて、乳房が曝け出されてしまったのだ。しかも暴れすぎたせいで、ブラの右カップがずり上がっている。
当たっていたのは、桜の蕾のような小さい乳首だったのだ。
(ほ、捕虜さんの……胸が……)
僅かに差し込む光の下で曝け出される華奢な少女のバストは、左右均等に張り出した曲線と、ツンと上向きに尖った乳首を頂いた釣鐘型のふくらみが美しい。
そして暑さのせいかほんのりと朱に染まった肌と、胸の谷間に落ちる汗の雫がエッセンスとなって、少女の中に潜む大人の妖艶さをグッと引き出していた。
まだ微かに残る理性が見てはいけないと警告しても、僕は瞳を逸らすことが出来ない。蹴り続けている扉の方を向いていても、横目でチラチラと盗み見してしまう。
「はぁっ、はぁっはぁっはぅっ……」
華奢な体を振りながら捩りながら必死に細い足で蹴りを繰り出す姿も、紅潮した頬の悩ましさと白く美しい太股の艶めかしさのせいで、不謹慎ながらもこの上なく色っぽく見えた。
「はぁっ、ふぅっ、あっ、開きませんね……なら、もっと力を合わせて……」
ますます酸素が少なくなってきたのか、苦しげに上ずった声で呼びかけてきながら捕虜さんは背中を弓なりに反らし、胸同士をさらに強く張り合わせた。
ピチュッ。
「うっ、はぅっっ!」
乙女の柔肌が張り付いた瞬間、静電気のような痺れが胸いっぱいに広がり僕は思わず喘ぐ。
表面に浮いた汗が接着剤のようになっていて、二人の肌と肌を張り合わせていた。激しい鼓動がトクトクと伝わり、まるで心臓まで一つに繋がってしまうかと思えるぐらいに。
「捕虜さんっ、こっ、こんなにくっつかなくても……」
「いえ……このぐらい密着していないと、支点と力点の関係が……いゃそんなことはいいですから……また、蹴りますよ……」
流石に近すぎるのがまずいと思い、たどたどしく離れるよう呼びかけようとする。しかし、僕の言葉を遮るように捕虜さんが妙な解説を入れてきた。そして張り付いたままの状態で、脱出工作を再開する。
ガンガン、むにちゅっ、ぷりゅっ、ガンッ、ぷりりっっ……。
言われるままに肌を重ね、身体をよじる僕の胸板の上で、発酵したパン生地のように温かい乳房がこね回されるように形を変える。ペタペタと張りついてくる柔肌の感触は、シャツの上からよりもはるかに心地いい。
「ほっ、捕虜さん……」
彼女の湿った乳房はプリプリと柔らかく、火照ってほのかに朱に染まっている見た目と相俟って、まるでイチゴ味のプリンのようだ。それに柔らかいだけでなく、時々固くしこった物がポチポチと胸板を叩いてくる。小さく勃起した、彼女の桜色の乳首だ。
クリッ、クリックレリュッ……。
胸板の上を駆け巡る固い肉粒の先端から、擽られるようなゾワゾワとした感覚が芽生え、股間に向けて電撃のように駆け抜けていった。
ジーンズ越しに受ける秘所の熱さや心地いい柔らかさと相俟って、ますます膨張した男根が激しく脈打つ。
(こっ、このままじゃ……いくらなんでも、バレる……っ!)
ジリッジリッジリッジリッ……。
そろそろ隠しきれなくなってきたのを感じる僕の耳に、下腹部の辺りから妙な金属音が微かに響く。ふと視線を下ろせば股間に一大事が起きていた。
チャックの金具が捕虜さんのショーツに引っ掛かり、ずり下ろしはじめていたのだ。このまま前が開いてしまったら、支えを失ったいきり立つ一物は外へ飛び出しかねない。
「ちょっ、ちょっと待った! と、止まって、捕虜さん!」
「いいえ、もう……我慢できません……!」
慌てて暴れる少女を制止しようとするものの、よほど苦しいのか彼女の動きは止まらない。うわごとのように呟きながら、身をくねらせて次々と蹴りを繰り出す。もはや力を合わせる事など忘れているようだ。その間も社会の窓はどんどん開いていくが、僕には止めようがない。引っかかった金具を止めようにも、少女の下着に手など伸ばせるはずがない。
ジリュュュュッッ! ぶりゅんっ!
ついにチャックが全開となり、パンパンに膨れ上がったペニスがコブラの鎌首のように飛び出した。熱い先走り汁を纏ったそれは、獲物に襲いかかるが如く乙女の丘に激突する。
ペシュッ、ジュンッ!
「ひふぅっ、うぁっ、あっ熱い……」
その瞬間、熱湯のように熱い液体が敏感な一物の上に垂らされた。すでに彼女の泉は、淫欲の大洪水を起こしているのだ。
よりはっきりと伝わる肉のクレヴァスの柔らかさと、木綿のショーツの生地が擦り付けられる、擽られるような感触がますます僕を興奮させていく。
そしてそのまま足蹴りを繰り返すたびに動く腰に釣られて、挟み込んだペニスを丹念に磨くように股間の秘肉が上下に滑る。
ジュグッジュグッ、ジュグッジュグッッ……。
「はぁっ、はぁっはぁっ……んっ、はぁっ!」
汗の浮いた白い喉を反らし、口を半開きにして荒い息をつく黒髪少女。艶めかしく悶えるように見える彼女の姿に、僕の胸はさらに激しく高鳴っていく。
「ほ、捕虜さん……ぼ、僕もっ、もう……」
スジュッスシュ、ペチュチュペジュププッ……。
抑えきれなくなった僕は壁を蹴るのも忘れ、自ら腰を振って乙女の入り口に押し当てた己が分身をスライドさせる。そして、表面に触れる秘肉の柔らかさを堪能し始めていた。
「そうっ、です……そうやって、力を合わせれば……こんなドアくらい、あうんっ!」
己の肉欲を押しつけてしまっているにもかかわらず、彼女の反応はまるでそれを脱出のための手段と勘違いしているようだ。しかしその言葉の端々に、艶めかしい吐息が混じっているのを僕は聞き逃さない。
耳から入りこんで、股間を直接弄る様な響きに興奮し、僕は徐々に激しく腰を振るようになっていく。
ジュプッププッ、ヌチュヌチュチュッ、クチリッ……。
「ううっ、もっと、力を込めて……助手さんも……えいっ!」
カンッ!
何度も続けていたせいか少しずつ、彼女の足蹴りの威力が落ち始めていた。しかし腰の動きはむしろ激しくなってきている。キックを繰り出さなくても上下に素早く下腹部をスライドさせ、スベスベの股布越しの丘を擦りつけてくるのだ。
長い時間密着しすぎていたせいか、布目から何本かの陰毛が突き出ているらしく、時折チクチクとやさしくタワシで擦られるようなむず痒さが走る。それに、太股の間に男根が挟まれ、つねるような刺激が花火のように伝わってくるのがまた気持ちがいい。
ビシュッビシュッビシュッ……。
激しく暴れまわっているうちに、二人の下着は完全に首元までずり上がってしまった。
グッショリと汗まみれの胸と胸が、まるでローションプレイでもしているかのように妙な水音を立てながら擦りあわされる。
ギシッギシッガシンガキン……。
ペシャップシャクチャクチュクチュチュクッッ……
「ほぁっ、捕虜さんの……ぬ、ぬるぬる……気持ちよすぎてぇ……」
「じょっ、助手さん……あっ、熱い……♡ こんなに、ゴシゴシされて……♡ あうっ♡」
錆びた掃除用具入れが、地震で揺れているかのように不気味な音を立てて暴れる中で続く、僕と可憐な少女の肉体同士の激しい絡み合い。閉じ込められているという状況すら忘れて続いたそれも、いよいよ終わりの時が近づいてきた。
「やばいっ! ぼっ、僕……もう……」
股間の一物が釣り上げられたカツオのようにブルブルと震える。いよいよ射精の時が近づいているのを悟った僕は、咄嗟に股間の一物に力を込めてみずから果てるのを押し留める。
このまま出してしまったら、大切な保護対象の身体を汚してしまう。しかし堪えようとすればするほど、もみくちゃにされるペニスの感覚が鋭くなる。薄布越しの女唇がもたらす、魂まで抜かれそうな心地いい熱さがより深く染み込んでいく。
「あっ……♡ あひっ は、ひぃ……っ♡」
ジャプッジャプッジャプッジャププププッッッ……。
「もっ、もう……♡ 出ひゃう♡ ……はぁっ、はぁっ♡♡ ……ぃ、いや、出られます、じょひゅしゃあんっ♡♡」
一方で捕虜さんは、一刻も早く外へ出たい思いを口にしていても、足は扉に向いていない。しっかりと踏ん張って、必死に腰を振っていきり立つ肉柱に押し付けた秘割れを擦り続けている。
まるで身体の奥底で燻る、消えかけの炭火のようなもどかしさを鎮めるように。
ピチャプシュプチュッピチュチュルルルッチュプッ!
薄布から染み出す恥蜜が奏でる淫音は、部屋の外まで聞こえそうなほど大きくなっている。湿った下着が擦る表皮が焼けそうなほどの摩擦熱に包まれ、男根の芯までジワジワと擽られるような刺激が染み込んでいく。その心地よさに浸り切り、達してしまわないように堪えようとするが、ついに発射のスイッチが押されてしまう。
クリュ。リリッッ! コプッ!
クレヴァスの上端で、股布を少し押し上げるほど隆起したクリトリスがパンパンに張ったペニスの熱い表皮に軽く触れたのだ。
「ひっ♡ あひぃぃんっ! しっ♡ 痺れるぅぅぅーっっ♡♡♡」
今までと違う衝撃が、長い肉竿の中を稲妻のように駆け巡る。当然桃色の肉粒は、持ち主である彼女にも激しい衝撃を与えた。
尿意のような痺れが股間の奥底に湧き上がり、下腹部がビクビクと震える。そしてついに、時は来た。
「うぐっ、でっ、出る……もうっ、だめだぁぁぁっ!!」
「はっ、はひぃぃーっっ♡ いっ、いぐっ♡ いっ……や、出ます、出られっ……まひゅうぅーっっ♡♡」
どぶっ、ぶびゅるるるるるっ!!
びゅぶるるるるるるるぅぅぅぅぅぅ……っっ!!
ぴちゅっ、ぴしゃぁぁぁぁー!
薄暗いロッカーの中に粘り気のある水音が響き、イカのような生臭さとアンモニア臭が広がる。薄布越しに秘所を擦り合わせていた二人は同時に達し、愛欲の証で互いの肌を染めあっていく。
──カチャッ、キィィィー。
するとこの時を待っていたかのように、掃除用具入れのドアが開いた。
「わっ!」
「きゃぁっ──」
ガシャンッ! カラカラカラカ……。
掃除用具をぶちまけながら、ようやく自由になれた僕たちは重なり合うように床へ倒れ込む。下になった僕が、大きな体で華奢な捕虜さんを受け止める形で。
「はぁっ、はぁっはぁ……た、助かった……あっ……」
咄嗟に身を挺して大切な保護対象を守った僕であったが、その体勢がまずかった。横たわる僕の下腹部を、スカートで覆い隠す形で捕虜さんが乗っかっている。
それだけならまだいいが、まだ固さの残る巨根の先端が、彼女の股間にピッタリとあてがわれてしまっているのだ。一歩間違えば、下着ごと彼女の膣口を貫いてしまっていたかもしれない。
大慌てでズボンの中に己が分身をしまい込むものの、こんな姿を見せてしまってはバツが悪すぎる。
「助手さん……わたし……」
捕虜さんの熟したリンゴのように真っ赤に染め上がっていた頬が、だんだんと普段の白い柔肌へと戻っていく。
しかし、さすがに精液を股間に浴びせられ、同時に失禁してしまったとなれば、そう簡単に冷静には戻れない。
「……シャワー、先に借ります。助手さん、前みたいに入ってこないでくださいね」
それだけ告げて、捕虜さんはそそくさとその場を去ってしまった。
(ぼ、僕っ、またとんでもないことを……)
思わず肩を落とし、その場にへたり込む。
博士の作ったワープ装置が大本とは言え、我慢できずに身体を動かしてしまったのは明らかに自分の責任だ。
「……どうしよう」
精液や彼女の液で濡れたジーンズを見ながら、呆然とその場でうなだれた。
感想など頂けたら嬉しいでふ