ぱふぱふ、ぱふぱふ……
ぐにゅぐにゅと顔で形を変える、とても柔らかい二つの双球。二百ゴールドという決して安くはない料金、しかしこの行為にはそれ以上の価値があると、谷間でぼんやりと思った。
「ぱふぱふ、ぱふぱふ……お客様、幸せそうですね。頭の中空っぽにして、私にぜーんぶ任せちゃってくださいね~」
甘い声でバニーが囁いて来る。言われるまでも無く、僕は彼女に身を任せきっている。
魔性とも言えるこの悦楽、ふわふわの身体に僕がもたれかかるのは最早必然とすら言えた。
「もっと強く抱え込んで、上下にむにむにーっ。どうですか?これ、とっても気持ちいいですよね?」
「あぁ、おっぱいが、いい匂いで、ふわぁ……」
「ふふっ、良い声ですよぉ、お客様……幾ら私にもたれても構いませんから、胸の中であっぷあっぷしちゃってくださいね」
頭が更に深く沈み、淫香がより一層濃くなっていく。中で蒸れた空気を吸うと、その甘さに頭が揺れる。
ふわり、ふわりと身体が浮いていくような錯覚すらおぼえる。僕はこの胸の中で頭を蕩かせていた。
「ふふふ、もう、お客様……すっかり蕩けてしまって……ここ、もうこんなになってるじゃないですかぁ……」
「ん、んむっ……」
服の上からペニスを軽くなぞられる。弱いちょっとした刺激だが、ご無沙汰だったそれに軽く身を震わせる、
「ふふ、お客様。追加料金で四百ゴールド出していただければ、もーっと気持ちよくして差し上げますが……いかが致しましょう?」
彼女の甘い誘惑。最初の二倍の値段合計で六百ゴールド。かなりの値段なのはわかっている。
しかし甘く溶かされるような胸の谷間で溺れた僕は、意識をうっとりとさせて頷き、その次を望む。
彼女の顔は見えないのに、優しく微笑んでくれたような気がした。
「はい、ありがとうございます……それでは失礼しますね、ごゆるりとお楽しみください」
ズボンを下ろされ、ぼくの勃起したそれが外に露出する。服によって抑え込まれることによる圧迫感から解放されると同時に、ぶるんと跳ねた時に勢いよくパンツの布地に擦れ、電気が走るような刺激に少し呻く。
そしてしゅっしゅっと扱いている音が聞こえ始めた。竿を中心に、上下にしこしこと。優しく撫でるように、しかし確実に快楽が刻まれていく。
「はい、しゅっしゅっ……しゅっしゅっ……おちんちん、とーっても硬くて、扱きやすいですよぉ……しゅっしゅっ、しゅっしゅっ……」
声に合わせて、優しく、優しく。心地良い柔肉にうもれ、どんどん彼女に身を預けていく。
「少しずつ、どんどん気持ちよくなっていきますからね……ゆっくり、ゆーっくりと……」
その言葉通り、彼女の手の動きに変化が表れ始める。指のわっかがカリの裏を円を描くように動き、搾り上げられるようなそれとは違う不思議な感覚に声が出る。
また、亀頭が手の平で包み込まれる。すべての指で揉みこみつつ、くりくりと器用に回してきたりと、ペニスには絶え間なく新しい刺激が打ち込まれていく。
だけどそれらはみんな、ぼくを無理に射精させるためものではない。本当に優しく、ぼくを気持ちよくさせるためだけにしてくれていることだということがわかる。
「あぅ……気持ちいい……」
声が漏れる。力が全部、抜けきってしまうような。そんな錯覚すら覚える。くぐもったとても小さい声だったが、それも聞こえたのだろうか。僕の頭を抱える側の手で、胸と一緒にゆっくり揺らされる。
そうしてあやされ続けること数分、びくびくと腰が跳ね始める。同時に湧き上がるこの感覚。
「きゅっ……きゅっ……そろそろですね? 」
「むぅ……むん……ぅ……」
いつの間にか僕の両手は彼女の背に回り、ぎゅうっと力を込めている。心なしか息も荒くなり、吐息が胸の中で熱く蒸れる。限界が近づいた僕は縋るように彼女の体を、与えられる快楽を求めていた。
「大丈夫ですよ、こうして、持ち替えて……はい、しこしこ、しこしこ……」
「……! んぅ……ん……!」
彼女の手は僕の竿を握り、絞り出す様な動きへと変わる。僕がそれをするために、優しく手伝うかのような。
上下に動くたびに、ゆっくりとそれはせりあがる。僕の興奮も最高潮に達し、より一層強くしがみつく。
「それではゆっくり漏らしていきましょうね? はい、ぴゅっ、ぴゅ~」
限界が訪れたのは、彼女の声と同時だった。
ビクンと腰が跳ね、白濁を宙へと放つ。弱々しくも、一発ごとに僕の体は快楽に震える。僕は彼女の胸へと顔をこすりつけ、彼女も深く抱きかかえる。
「ぴゅっ、ぴゅっ……ちゃんと出し切っちゃいましょうね。ぴゅっ、ぴゅっ……」
彼女は僕の陰茎をゆっくりと扱き続けていた。ゆっくりと一回上下に擦られるたびに、ビクンと腰が跳ねて吐精する。そのたびに僕の意識は快楽に打ち震わされ、溶かされる。
そうして時間をかけてたっぷりと楽しんだ僕は、体に力を入れることもできずにだらんとした。足に力が入らず倒れそうになるが、彼女がしっかりと抱きとめてくれた。再度胸に体が埋もれ、意識が朦朧とする。
「はい、楽しんでいただけましたか?」
「……ぁ、はい……とてもよかった、です」
顔を両手で上げられ、視界に満面の笑みを浮かべたバニーが映る。爛漫としたそれも、今はどこか妖艶に感じる。
僕の言葉にフフッと笑うと、突然、唇を重ねてきた。僕の舌をからめとり、暫くじゅるじゅると舐めまわされる。
「ぷはぁっ……それは何よりです。私の愛撫で気持ちよくなっていただけたのなら、それは大変喜ばしいこと」
そうして顔を離すと、何もなかったように笑みを浮かべたまま言葉を続けてくる。本当にうれしくて仕方がないといった様子で。
突然の出来事と、彼女の美貌に見惚れていると、また、ぼくの一物が勃ってきた。先ほど出したばかりだというのに、ギンギンに硬くなっている。
「あらあら……」
彼女はそれを見て仕方ないというように笑うと、僕を大きなベッドに寝かせてくれた。そして近くにあった棚から容器を取り出し僕の腰の近くに置くと、僕の足を軽く開き、その間に寝そべった。
そして、胸の間に僕のペニスを挟み込む。今まで頭で感じていた心地良さが、直接ペニスへと塗り込まれる。柔らかい悦楽に思わず声が漏れた。
「お客様はまだ満足されていないようですし……ご希望でしたら、追加料金で八百ゴールドを頂ければさらに気持ちよくして差し上げるのですが、いかがいたしましょう?」
八百ゴールド、今まで払う予定だった六百ゴールドと合わせれば、千を超える。間違いなく大金だ。そして今の僕の持ちで払いきれる金額ではなかった。
僕が今持っているのは千ゴールド。あと四百ゴールドも足りなかった。
「……はい、お願いします……」
しかし、ぼくは即答した。彼女がキスをした際に何かを飲ませたのもわかっている。でなければそんな直ぐに勃起するはずがない。これまでの行為すべてが僕から搾り取っていくための罠だということはわかっていた。
だけど、そんなことは、どうでもよかった。
彼女が僕のことをとても気持ちよくしてくれる。その事実さえあればどうでもよかった。
「……ありがとうございます。では、後々のお支払いなどはお気になさらず。今はただ、この胸の中で微睡み、お愉しみください……」
そういうとにっこりと彼女は微笑んだ。恐らくは僕の財布の中などもすべて把握しているのだろう。全て、彼女の掌状の出来事でしかなかった。
今はそんな思考なんて、邪魔者でしかないのだけれど。
「それでは、始めますね」
傍に置いた容器の蓋を開け、胸の間にたらし始めた。胸の暖かさとは違う、冷たい感触。そんな刺激にすら体を震わせる。いつの間にか、僕の体は快楽にすっかり弱くなってしまっていた。
そして、彼女が胸を動かし始めた。
「あっ……!」
僕の陰茎をすっかり包み込んだそれは、その中で激しく扱かれる。強く挟み込まれ、その圧と柔らかさに腰砕けになることは序の口、そのまま左右交互へと擦り合わされ、ペニス全体がもみくちゃにされる。
おそらく容器の中身はローションか何かだったのだろう。強く、早く扱いているのにかかわらず、僕のペニスに痛みはない。柔乳はただただ僕の弱点を愛撫し続け、ひたすらに気持ちよかった。
「それではぎゅーってしますよ? はい、ぎゅうううぅぅぅぅっ……」
彼女は両手で胸を抱え込み、声に合わせて強く締め付けてきた。
先ほどよりもかなり強く、それでも心地良さは一切失われていない。より一層、胸が僕に絡みつく。
「じゃあ、このまま動かしていきますからね? 出そうになったら、出しちゃって構いませんから」
そして、蹂躙が始まった。
「あ、あーっ! あああぁぁぁぁぁ!」
それは単純な上下運動だった。上に行くときには搾り上げ、下に進むときは振り下ろす様に。それをただただ、じっくりと続けていっているだけ。
それが、堪らなく気持ちよかった。
竿も亀頭も何もかもが包み込まれ、乳圧がかかったまま全てが扱かれ続ける。上に動くときは竿や、亀頭の裏側、裏筋を引っ掛けるように擦り上げる。振り下ろすときは亀頭全体をぐちゅりと包み込み、胸の重みで一気に扱かれる。
手では絶対にできない、胸特有の魔性の快楽。上に動いて、搾り上げられて。振り下ろされて、強く扱かれて。
ただそれだけがひたすらに続けられ、僕は一分と持たずに限界寸前となった。
「あっ、もう出そうなんですね? 腰をガックガクにさせちゃって、お顔がふにゃふにゃになってるのを見たら、すぐわかっちゃいましたよぉ」
彼女の言葉通り、僕は体を完全に弛緩させていた。最早、口端から涎をたらしながら、呻き声をあげることぐらいしかできない。
今も彼女が胸を動かすたびに、ビクンと体を跳ねさせるだけなのだから。
「では、これで止めです。ぜーんぶ、出しましょう、ねっ!」
彼女は最後にまた強く締め付けると、擦り上げ、そして胸を僕の腰へと叩きつける。
そして、僕は射精した。
「はい、胸の中にしっかり出してくださいねー……」
手の時とは違う、魔乳の蹂躙によってペニスを激しくもてあそばれた僕は、勢いよく彼女の胸へと出し続けていた。
勢いよく噴射する白濁は、彼女の谷間を汚していく。そしてその多幸感に、僕の思考は悦楽によって塗りつぶされていく。
ふわふわとした脳内に、深く微睡む僕の意識。全て射精しきった僕は、ベットから動くことができないままでいた。
「お疲れさまでした……ご満足いただけましたか?」
彼女が胸元を左右に開く。出し切ったことによりすっかり萎えた僕の陰茎に、真っ白く彩られた巨乳。彼女はそれを指で掬ってペロリと舐めとり、クスリと笑う。
それは、僕の全てが搾り取られてしまった、ということを強く実感させられるものだ。
「さて、お客様。お支払いのほうですが……ええ、存しております」
僕は、ゆっくりと首を横に振る。当然、僕にお金を払うことなどできるはずがない。そんな僕を見ても彼女はにっこりと微笑んでくれた。心配するなというように。
ベッドから降りると彼女は僕のことを横に抱き上げた。いわゆるお姫様抱っこというやつだろうか。僕をひょいと持ち上げた彼女は、部屋奥の赤色の大きな扉へと向かっていく。入った時の物ではない、ドンと一つ備え付けられた大きい扉。
「時々お客様のように、もっと気持ちよくなりたいために出しすぎてしまって、あっ、お金が足りない! という方はいらっしゃるんです」
淡々と語りながら、彼女は扉へと向かっていく。その口調は、支払うことができない僕を咎めるようなものではなかった。むしろ、どこか喜色を讃えたような、明るいもの。
「ですが、折角気持ちよくなっていただけたのに、そんなことで悩まさせるわけにはいきません。……そこで、です」
扉の前にたどり着く。同時に、ゆっくり、ゆっくりと扉が奥へと開いていく。彼女が一切、手も何も触れていないのにかかわらず。
「私たちは、お客様にこちらへと来ていただいて、あることをしていただければ、お金をいただかなくてもいいだろう。ということに決めたのです」
そうして完全に扉は開かれ――
「ご安心ください、決して、悪いものではございませんから……」
――そして見えた物は、僕を驚愕させるようなものだった。
「んー? 君が今回の『負債者』でいいのかな?」
全身褐色。茶髪茶目。尖った耳と小さな角が特徴的な、露出の多い服を着ている小柄の少女。
「そうみたいだね! ……へぇー……結構若い子だね? んもう、だめだよ? 無駄遣いしちゃあ」
その半分の身長しかない、ふわふわと宙に浮く可憐な妖精。
「いいじゃないの。若者が性に関心的なのは当然のことよ? それに、ここに来る人も中年の方が多いんだし、偶にはこういう子も欲しいわ」
金髪を腰まで伸ばし、長く伸び尖った耳が特徴的な、キリっとした表情の美女。
「……さて。これからたっぷり楽しみましょうね?」
そして、艶やかな紫色の髪。頭には左右に生えている湾曲した白い角。背には大きく開かれた、蝙蝠のような漆黒の羽を持つ美女。
ほかにも、人間が絶対に持たないような特徴を持った女性が大勢いた。例外なく、全員とても美しい。
「淫魔……!? でも、たしか……」
伝説上の生き物でしかなかったはず。そう言おうとしたが、唇を塞がされた。そう、バニーの手によって。
また口内を舐めまわされる中、彼女のうさ耳に意識を向ける。まさか、これは、本物。
「ぷはぁ……ええ、本物ですよ?」
唇を離した彼女は、ただただにこにこと笑っていた。両耳を楽しそうにぴょこぴょこと動かしつつ。
「では、すぐにでも始めましょうか。もう少し奥に行けば、もっといい部屋がありますから……」
これから何をされるのか。いや、淫魔の巣窟で何をされるかなんて、わかりきったことだ。
僕の一物も、すでに完全に勃起している。先程のキスが原因か、この空間の淫靡な匂いが原因か、あるいはその両方か。
「ご安心くださいませ、この空間で年を取ることはありません……。やることを終われば、それで終わり。ご自由におかえりくださいませ」
ただ、と付け加えるように。彼女は僕の耳元に近づき、囁いた。
「あなたが望むのなら、何時までも……」
ガチャンと大きな音を立て、扉が閉まった。
こういうシチュ好きなんですよね
♪とか❤とか使わない方向でやってますけどどーなんでしょうねこれ
入れすぎると見栄え的に微妙になるのはわかってるんですが