頑張ったご褒美にデートして欲しい。そんな彼女のお願いをのらりくらりと理由をつけ躱してきたツケが来たようだ。彼女の、佐久間まゆの提案してきたデートプランはこれまでの難癖を全て回避していた。
“誰にも見つからず俺の家でもまゆの家でも事務所でも女子寮でもない場所”
その条件に一切抵触しない、レンタルハウスで1日一緒にのんびり過ごすという彼女の提案を断る術を俺は持たなかった。あまりにも長く彼女の好意を袖にしてきた負い目がなかったとは言わない。しかしもう少しでも彼女に優しくしていたら、あるいはもっと冷たく彼女と接することができていたら、あるいは違う結末があったのかもしれない。後になってそう思ってしまうのだった。
「実はプロデューサーさんに見せたいものがあるんです」
レンタルハウスに着いてすぐ、荷物を置いて寛ごうかと思った矢先にそんなことを言われた。連れて行かれたのは部屋の片隅に大きな姿鏡とベッドがあるだけの、スペースの余っている地下室だった。
「この地下室すごいんです。防音がしっかりしてて、歌ったり大声を出しても平気なんですよぉ」
そう言って重厚な音を立てて扉が閉じられる。俺を見る彼女の目は据わっていた。
「実はあなたにお願いがあるんです、淫乱マゾにゃんこさん」
誰にも知られていないはず名前を呼ばれ心臓が飛び跳ねる。それは俺の、SNSの裏アカウントの名前だった
「ま、まゆ? 何を言って……」
「職場であんなアカウントを覗くのは良くないと思いますよぉ? 小さい子もいるんですから。それにしても、プロデューサーさんがそんなことを思っていたなんてビックリしました」
ゆらゆらと身体を揺らしながら彼女が詰め寄ってくる。お忍びだからと選んだと言っていた、別段目を引くわけではないワンピース姿の彼女はその美貌も相まって妖じみた迫力があった。責めるでも呆れるでもない、淡々としただがどこか嬉しそうな口調で言葉が続く。
「『女の子になって雌の快楽に溺れたい』、『ステージの上でキラキラ輝く彼女たちのようになりたい』、『女の子と入れ替わって愛されたい』、『朝起きたら女の子になっていて欲しい』、『女の子になってレズのあの子達に身も心も支配されたい』、『生意気なあの子に憑依して人生滅茶苦茶にしてやりたい』なんてのもありましたっけ。ふふっ、変態さんですね」
全部バレている。冷や汗がドッと吹き出てきた。
「何が望みだ」
「そんなに怖い顔しないでくださいよぉ……まゆもなんです」
一拍おいて彼女の言葉が続く。
「最初はびっくりしたけど、まゆ想像してみたんです。女の子になったばかりプロデューサーに女の子のことをいろいろ教えてあげたり、デートしたりするのも素敵だなって思いました。プロデューサーさんに身体を乗っ取られて欲望のままに身体を使われちゃうって考えるだけですっごいゾクゾクしちゃいました。でも1番興奮したのは───プロデューサーさんと入れ替わってまゆの身体になったあなたを手籠めにしちゃうことでした」
嬉しそうだった彼女の口調がどんどんと恍惚としたものへと変わっていく。
「ねっ、まゆもあなたと同じ変態さんだったんです。それでお願いなんですけど……プロデューサーさん、まゆと入れ替わってくれませんか?」
そう言って彼女は懐から褐色の小瓶を取り出した。ラベルも何も張っていないが何か液体が入っていることだけはわかった。
「何言ってるんだ。そんなの不可能に決まってるだろ?」
それでももしかしたらと、一縷の期待を抱いてしまった。
「そうですよね、普通はそう思いますよね。じゃあこうしましょう。この薬を飲んだまゆと1分だけ見つめあってください。それだけでいいですから。もし何もなかったら最初の予定通り1日のんびり過ごしましょう? でももしこれが本物だったら───あなたのしたかったこと、されたかったこと、してあげます。ねっ、いいでしょう?」
どちらにせよ悪い話じゃない。ただ、ひとつだけ気になることがあった。
「なぁ、それ俺が飲んでも問題ないのか?」
彼女はキョトンとした顔で肯定した。
「じゃあ俺が飲むよ。アイドルに変なもの飲ませられないからな……」
その言葉を聞きにわかに嬉しそうになった彼女から薬を受け取り、一息で呷った。液体が喉を通り抜けた途端強烈な目眩に襲われる。意識が朦朧としていく中で彼女の愛らしい顔が近づいてきた。そして彼女のトロンとした瞳に吸い込まれるように目の前が真っ暗になっていった。
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徐々に意識が浮かび上がってくる。暖かくて優しい存在に包まれているようで心地がいい。自分ではない心臓の音が子守唄のように耳に入り込んでくる。
「んぅ……」
誰かに頭を撫でられている。優しい手付きだが少しくすぐったい。だんだん意識がはっきりしてきた。瞳を開けると一面の白いシャツ。ぼやけた目で顔を上げると見覚えのある、しかしどことなく違和感のある顔を見て一気に意識が覚醒する。
「お、俺?! あっ……」
自分の口から出た甘く蕩けるような声に驚き言葉が詰まる。手を伸ばしてもそこには喉仏がなく、手のひらに吸い付くような肌触りを感じる。顔を下に向けるとそこには先ほどまでまゆが着ていた清楚なワンピースが彼女の女性らしい膨らみでなだらかな曲線を描いている。無意識に手がその双丘に吸い寄せられるように降りていく。
ふにゅんっ
強く触ると壊れてしまいそうな柔らかさが伝わってくる。それと同時に自分の胸に触れている感触。胸の内から伝わる心臓の鼓動が否応なしにこれが自分の身体であると訴えてくる。と、いうことは……目の前の男の腰に密着している股間に意識を向ける。もぞもぞと動かすがその存在を感じられない。あるはずのものがないことを、いや、ないはずのものが当然のようにないことを確かめようと手をさらに降ろしていこうとしたところで声をかけられる。
「ふふっおはようございますプロデューサーさん。まゆの身体、気に入ってくれましたか?」
俺の身体が声をかけてくる。それだけで心臓が大きく跳ね上がる。いつも聞いているのとは少し違う声、それがとても心地いい音色のように耳に入り込んで来る。
「ぁ、まゆ……本当に、入れ替わったんだ……」
顔を見つめるだけで身体の芯から熱くなる。言葉がうまく出てこない。心臓が早鐘を打ち顔が火照る。耳まで真っ赤になっているのではと思うほどだ。まゆはいつもこんな気持ちで俺のことを見ていたのだろうか。
「はい、今は貴方がまゆですよぉ。うふっ、もっとよく見せてあげますね」
ぐるんと天地がひっくり返るような感覚とともに宙に浮かびあがる。いや、抱き抱えられていた。いわゆるお姫様抱っこの体勢だ。そう自覚した途端嬉しさと気恥ずかしさが入り混じり胸の鼓動がさらに大きくなる。まゆに聞こえるんじゃないか、そんな不安が脳裏をよぎったが束の間の浮遊感はすぐに終わった。
まゆは部屋の隅の鏡が置いてあるベッドに深く腰掛けると足の間に俺を座らせた。腕から解放された瞬間、名残惜しい思いが心を満たす。
「そんな顔しないでください。ほら、鏡を見て……」
優しく顔を前に向けられる。姿鏡に映っていたのは軽く上気した、どこか切なげな表情を浮かべた佐久間まゆの姿。どこからどう見ても恋する乙女だ。思わず生唾を飲み込むと鏡の中のまゆの喉も動く。
「本当にまゆになってる……」
ぺたぺたと顔を触る。鏡とシンクロする手の動きが、手のひらから伝わる女子特有のきめ細やかな肌の手触りが、今オレがまゆになっているという実感を与えてくれる。微笑むと同時に鏡の中の彼女も微笑み返してくる。
「えへっ、へへへっ、ふふふっ」
にやける、と表現した方が正確かもしれない。笑みが抑えられず声まで出てしまう。
「気に入っていただけたみたいですね。どうですか、女の子の身体になれた感想は?」
首を後ろに回し自分の身体を見上げると身長が縮んだことが実感できる。じぶんが包みこみ抱きしめる側から包み込まれ抱きしめられる側になり、開放感や安心感で心を縛っていた鎖が千切れていく。そんな気がした。
「まだよくわからないけど……嬉しい、かな?」
そう答えると俺の心を読んだかのようにまゆに優しく抱きしめられる。小康状態になっていた胸の鼓動が再び早まり、薪をくべられたように身体が熱くなる。
「プロデューサーさんが喜んでくれてまゆも嬉しいです。ほら、もっとしたかったこと、シていいんですよ?」
耳元で囁かれるだけで暖かい気持ちがこみ上げてきて頭を溶かす。蕩けるような感情に浸っているとプチっと何かが外れる音がして胸が解放感に包まれる。胸元に手を突っ込まれするりとブラジャーを脱がされる。
「したかったんですよね?女の子の身体で、お・な・に・ぃ♡」
腕に絡みつくように手首を掴まれ胸元に、おっぱいに持っていかれる。たった1枚のさほど分厚くない布越しにマシュマロのような柔らかさが伝わってくる。円を描くように手首を動かされると絹のようになめらかな裏地が乳首と擦れて気持ちいい。性的な快感が胸の先から身体の奥に向かって広がっていく。気持ちよくなるにつれ乳首が固く勃起し感じる快楽がどんどん大きくなっていく。
「んぁあっ❤️」
ほんの少しだけ強く乳首が擦れた。それだけなのにおっぱいの端で快感が弾け甘い声が漏れてしまう。
「いいんですよ、我慢しなくても。女の子は気持ちいいって声を出すともっと気持ちよくなっちゃうんです」
そう言って手が離される。くっついていた身体が離れる、それだけで寂しさに似た感覚に襲われ胸の奥が苦しくなる。
「プロデューサーさんの気持ちよくなってるところ、まゆに見せて欲しいな」
そうお願いされると断れない。使命感のようなものが湧き上がり指が乳首に伸びてしまう。拒めない、逆らえない。むしろ見てもらえることが嬉しくなる。寂しさをくべたように身体が熱くなってしまう。
「それともいきなり犯される方がいいですかぁ? どこをどうすれば気持ちよくなるのか全部知られてる身体で、初めての女の子の快感を刻み込まれておちんぽの虜にされちゃいたいって時々書き込んでましたよね。そっちの方がいいならいつでも言ってくださいね」
真っ赤になった顔を横に振り、恐る恐る指先で乳首に触れる。服の上からでもわかるくらいビンビンに勃起したソレに軽く触れただけで蕩けるような快感が広がり身体が溶けていくように錯覚する。指先で乳首をクリクリと転がすと快感がどんどん身体に流れ込んでくる。快感に身体中の感覚が塗りつぶされて蕩けていく。
「んっ❤️ すごい……触ってるだけでこんなにっ❤️」
指に力が入るにつれどんどん勢いを増す快感、だがそれでもこの身体を、女の身体を満たすには程遠い。肉欲の求めるままに従ってひっかくように乳首を刺激する。直接すると痛みを感じたかもしれないその行為は、程よい厚さの布地に緩和され、絶妙な強さで乳首を刺激した。ピンッと乳首が跳ねた瞬間快感に撃ち抜かれる。快感の弾丸が身体の中で跳弾し身体中を貫いていく。1回では物足りず2回3回と何回も快感を撃ち込んでいく。
「あっ❤️やっ❤️❤️ヤバッ❤️❤️」
乳首を弾くたびに暴力的なまでの快感が身体の中で荒れ狂い身体が仰け反る。背後にいるまゆに身体を預けてしまう。
「乳首、ぎゅーって摘んでみて。もっと気持ちいいですよぉ」
言われるままに乳首を摘まみ上げる。何度も刺激しすっかり敏感になったソレをキュッと押しつぶすと快感が身体の中に雪崩れ込んできた。
「あっ❤️❤️❤️ダメッ❤️❤️らめッ❤️❤️❤️❤️」
その気持ち良さが身体を蕩かしていた快感と混ざり合い、行き場をなくした快楽が胸の奥で膨らんでいく。指にいっそう力がこもる。快感がさらに増し、限界まで膨らんで––––––
爆発した。
胸の奥に渦巻いていた快感が破裂し全身に広がっていく。その気持ち良さが先ほどまで身体を溶かしていた快楽と混ざり合い、沸騰させ、全身が快感の熱で焼かれていく。体内をドロドロに溶かしていた快感が沸き上がり、気持ち良さが身体中を支配する。
「ひぅっ❤️❤️❤️あっ❤️❤️❤️❤️イっ〜〜〜❤️❤️❤️❤️❤️!!!」
悲鳴のような嬌声が喉の奥から絞り出る。身体が意思とは無関係にビクビク痙攣する。男の射精して終わるソレとは全く違う、終わりの見えない絶頂。身も心も白い炎で焼かれて真っ白になっていく。
強すぎる快楽に耐え切れず糸が切れたように乳首を摘んでいた手が力なく垂れ下がる。快楽の弁が閉じ、ずっと続くかのように思われた快感の熱が少しだけ引いていく。艶やかな吐息が漏れる。快感が身体の内側にこびりついているみたいだ。気持ち良さに身を任せるようにくったりとまゆにもたれかかる。顔が天井を向く。焦点の合わない目で背後の自分だった顔を眺めると、快感の余熱と安心感が混ざり合ってとっても心地いい。そんなずっと浸っていたい感情に支配され、身体を動かしたくなくなってしまう。
「どうでしたプロデューサーさん、まゆの身体は気持ちよかったですか?」
口を開くのも億劫だったがこの声で聞かれたら答えないわけにはいかなかった。
「うん、すっごいよかった……」
生まれたての雛のような声を聞くとまゆは俺の身体で微笑した。その笑顔を見るだけでこっちまで嬉しくなってしまう。
「ふふっ、それはよかったです。プロデューサーさんのために開発しておいた甲斐がありました。でもプロデューサーさんも知ってますよね。女の子はもっとキモチヨクなれるってこと」
まゆが手を優しく撫で回す。それだけでゾクゾクとした快感が背筋を走り抜ける。1度イッて快感に弱くなっている身体がピクンと反応してしまう。
「まゆの身体、手も弱かったんですね……ううん、もしかしてプロデューサーさんの身体で触ってるからかな」
そう呟くとまゆは手を少し横にずらし脇腹をなぞりあげる。俺の指が通った所からゾワゾワとした気持ち良さが漣のように広がり身体の中に残っていた快感と共鳴する。身体が気持ち良さで小刻みに震える。乳首を弄っていた時とは違う、快感の炎を絶えさせないようにする気持ち良さ。気持ちいいのにもどかしい。もっとして欲しくなってしまう。
「それっそれすきっ❤️もっとぉ❤️」
驚くほど甘えた声が口から出てしまう。
「うふっ、当たりみたいですね。いいですよぉ、もっともっと気持ちよくしてあげる……」
そう言うとまゆは愛撫しやすいように俺の身体を抱き寄せる。背中に元の身体の存在を感じると胸の奥から安堵感が押し寄せてくる。
「気持ちよかったら声、我慢しなくていいんですからね?」
耳元でそう囁くと俺の、まゆの身体を愛撫し始める。両手で膝に触れるとゆっくりと、螺旋を描くように撫で上げていく。まゆに撫でられたところからこそばゆいような気持ちよさが生み出される。その快感は手が離れてもすぐには引かず、ジワジワと身体の内側に残り、再び触れられると活性化しさらに気持ちよくなってしまう。俺の手が脚の付け根に近づいてくるにつれて快感がどんどん溜まっていき、息が徐々に荒くなってしまう。手が腰まで達すると仕上げをするかのように再び膝に向かって撫で下ろす。そしてつーっと内股をなぞり上げる。
「ふぁあああぁぁぁっっ❤️❤️❤️❤️!!!」
指が通ったところから寒気に似た快感が背筋を駆け上がっていく。指がおまんこに近づいていくにつれその快楽は増幅し、気持ち良さで身体が震えてしまう。指は恥部の直前で止まる。これまでの気持ちよくさせるための快感とは違った、呼び水のような気持ち良さ。それがこの身体の中のナニカを呼び起こした。
お腹の奥がきゅんとする。これが切ないという感覚なのだろうか。本能が子宮をせっついているようだ。力の入らない手で内股をなぞる。だがやってきたのはこそばゆいような感覚だった。もう1度なぞってみる、気持ちよくない。脚の付け根に触れていた指が本能的に気持ち良さを求めて秘所に近づいていく。脚と股間の境目を通り指がアソコへ、おまんこへ近づいていき、そして触れた。指先にぷにっとした恥丘の感覚が、玉袋があったはずの、今はなくなり女性器へと変わったところから指先で触れられた感触がした。快楽を感じ柔らかくなっているソコに触れた瞬間、痺れにも似た快感が発生し身体の芯を溶かしていく。
「んぁんっ❤️」
耽美な声が漏れる。ほんの僅か、たった少し触れただけでこれまで体験したことがないほど衝撃的な快楽を生み出したソレをむしゃぶりつくそうとして––––––止められた。
「まだ、ダーメッ」
どこか加虐的な色を孕んだ声で囁かれる。嫋やかに股間に触れていた手と力なく放り出していた手を掴まれ持ち上げられる。ただでさえ華奢なうえ、快楽で蕩けきったこの腕では抵抗することすらできなかった。まゆは俺の手をまゆの首の後ろで組ませる。身体と身体がより密着する。まゆはどこか意地悪な、しかし慈愛に満ちた声で囁いた。
「もうちょっとだけ我慢して下さいねプロデューサーさん。まゆが貴方を、天国に連れて行ってあげますから……」
そう言うとまゆは腰から身体の横のラインをなぞり上げる。腰、脇腹、おっぱいの輪郭、脇、そして腕へと指が這っていくと、内股で感じたのと似た快楽が身体の中で暴れまわる。すっかり高ぶった身体が、子宮が、先ほどほんの一瞬だけ味わった快感を、おまんこの快感が欲しいと訴えてくる。
「んっ❤️❤️まゆっ❤️お願い……」
急かすような快感に耐えきれず懇願する。しかし返ってきたのはクスクスという笑い声だった。
肘まで遠ざかった手がゆっくりと降りてくる。肩を撫で、鎖骨をなぞる。こんなところまで気持ちいい。もどかしい快感で子宮がいっそう切なくなる。まゆの手が身体の中心を通っておっぱいの内側から渦を描くように胸を愛撫する。柔らかな膨らみを撫でられると切なさで支配されていた胸の内に暖かいものが流れ込んできて、少しだけ楽になる。
「はぁっ❤️❤️ふぁっ❤️❤️❤️」
溜息に似た喘ぎ声が溢れてしまう。だがその安らぎは束の間だった。まゆの指が乳輪に触れる。その瞬間、快感が決壊したダムのように押し寄せてくる。胸中の暖かさが快楽で押し流され、後に切なさが残る。その切なさも快楽で塗りつぶされる。まゆの指が乳首ににじり寄ってくるにつれ、快感が増していく。そしてついに指が乳首に触れる。
「んっ❤️あっ❤️❤️あ゛っ❤️❤️❤️❤️」
胸の先端で快感が炸裂する。くるくると優しく、ぷっくり勃起した乳首の根元をなぞられる。それだけで先程自分で乳首でアクメした時と同じくらい快感に襲われる。それなのにまだ快感が強くなり続ける。勃起しきったと思っていた乳首がまゆに気持ちよくされるとますます固く、大きくなってしまう。それにつられるように快感も勢いを増す。すっかり膨れ上がり痛いくらい勃起したソコをまゆの指が優しく弾いた。
「ん゛っ❤️❤️❤️」
頭の中に一瞬白い閃光が迸り、目がチカチカする。快楽を受け止めきれずに軽くイく。身体が海老反りになってしまう。そんな反応を楽しむようにまゆの、俺の節くれ立った指が乳首を虐める。弾かれるたびに頭の中の閃光が大きくなり、快感でいっぱいになる。どんどん気持ちいいのが広がっていく。胸の先で感じていた快感が胸全体を侵食しておっぱい全部で感じてしまっているようだ。霞む思考でそんなことを考えていると、まゆの手が中指と薬指で乳首を挟み俺の控えめな母性の象徴を鷲掴みにした。そのまま胸を揉みしだきながら指と指で乳首を押しつぶす。時に強く、時に弱く、緩急自在の責めでおっぱいが不定形の生物のように形を変える。
「ん゛ぁっ❤️❤️❤️❤️まゆっ❤️❤️い゛っ❤️❤️❤️これっ❤️❤️もっとぉ❤️❤️❤️ぁん゛っ❤️❤️❤️❤️❤️」
胸を揉まれるだけで気持ちがいい。自分で触った時はただの触り心地が良い膨らみだったのにすっかり快楽を発する器官に作り変えられてしまった。乳首を弄られて気持ちがいい。ただでさえ射精より凄まじい快感を生み出していたソコはもはや快感の源泉と化していた。ガチガチに勃起した乳首は何もせずとも快感が湧き出て、刺激を与えると炸裂する。
「い゛ぃっ❤️❤️❤️これっ❤️❤️これしゅきっ❤️❤️❤️❤️」
どんどん責めが乱暴になる。なのにそれが気持ちいい。まゆの手が荒々しくおっぱいを揉みしだく。その度に嬌声が溢れる。痛いくらい激しく胸を責められているのに気持ちいいと感じてしまう。おっぱいから流れ込んだ快感で身体がいっぱいになっていく。胸を揉まれる度に快感が身体の奥に押し込まれ、空いたところにまた快感が流れ込む。身体中が快楽でぎゅうぎゅうになって、息も絶え絶えになる。
「はぁんっ❤️❤️❤️ひぐっ❤️❤️❤️❤️ひぅっ❤️❤️❤️❤️❤️❤️」
身体がピクピクと痙攣する。快感の爆裂の予兆を感じ取ったまゆの手の動きが変わる。快感を与えるソレから、イかせるソレへと変化する。
「ん゛っ❤️❤️❤️❤️」
強く両胸を身体の中心に寄せられる。身体中の快感が凝縮される。
「はぁんぅっ❤️❤️❤️❤️❤️」
少しだけ手の力が緩み、指の間で乳首をクニクニと弄ばれる。ギチギチになった快感が膨れ上がり、快感の容器にヒビが入る。
「ん゛ん゛ん゛ぅううぁあああぁぁっっっ❤️❤️❤️❤️❤️❤️!!!!!」
乳首とおっぱいを蹂躙される。ボロボロになっていた快楽の器に容赦なく快感が流し込まれ、限界まで溜め込まれていた快感が決壊する。溢れ出した快感が身体中で膨れ上がり、行き場を求めて暴れまわる。身体が快楽に支配され、勝手にビクビクと痙攣する。イッているのにまだおっぱいから快感を送り込まれてますます気持ちよくなってしまう。快感が高まり続ける。さっき1人で感じた快感がままごとのように感じられる快楽で頭の中まで全て気持ちいいでいっぱいになる。意識が白く塗りつぶされていき、気持ちいい以外の思考を奪っていく。
「あ゛っあ゛っあ゛ぁっっっ❤️❤️❤️❤️❤️❤️❤️!!!!!」
快感が最大限に高まると同時に頭が真っ白になった。身体が弓のように仰け反り、気持ち良さが全身を突き抜ける。それを確認したまゆは手を緩めると、満足そうな笑みを浮かべた。
無限に高まり続けるかに思えた快感の増幅が緩やかに収まっていく。電池が切れたおもちゃのように倒れかかり、背後のまゆに身体を委ねる。だが快感は全く引かず、出口を求めて身体の中を彷徨い歩いている。時折行き場を失った快楽がシャボン玉のように弾けて身体を痙攣させる。快楽の大海原に放り出されたように気持ち良さに浸り続ける。快感の波に飲まれ、意識を手放したくなる。
「ごめんなさいプロデューサーさん、あなたが可愛くてつい意地悪しちゃいました。でも気持ちよかったですよね?」
可愛い、その言葉に意識が引き寄せられる。心地よい気だるさで声も出せずゆっくりと首を縦に振る。
「プロデューサーさんが喜んでくれてまゆも嬉しいですよぉ。それじゃあ1番気持ちいいこと、シましょうね……」