やはりあたしの青春百合コメはまちがっている。 作:四月一日 今日
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「―――なんだか疲れちゃったね、ゆきのん」
あの人の来なくなった奉仕部部室で、あたしはんーっと背伸びをしながら、読んでいた参考書から視線を上げたカワイイ女の子を見る。
「・・・あなた、ずっとそこで携帯電話をさわっていただけじゃない」
「いやいや、それでも〜」
ぐでーっとそのまま机につっ伏すと、はぁっとため息をついたゆきのんの白く透けてしまいそうな頬をなんとなく、指でぷにぷにとつついてみた。
「・・・・・。」
「・・・。」
「あ、あの・・・何かしら?」
「いやぁ、カワイイなぁって思ってさ」
自分もこんなに綺麗で、カワイかったら。そんな妄想なんて何回したか分からない。
でも、あたしはこんなに綺麗でカワイイ彼女とのんびり一緒にいることが好きなのだと、最近になって分かった。
あの時のことは、二人とも触れない。別に気まずいわけじゃないけど、多分あそこに踏み込んでしまえば大変なことになるのは簡単に想像ついた。
でも、あたしは彼女の身体に触れる。
性欲的なものじゃなくてだよ?なんか、愛でたいみたいな??
ゆきのんを見てると、なんだか征服欲?というか背徳感?みたいな。そんな感じが胸の内に湧き上がってきちゃうんだもん。
ゆきのんもゆきのんで、過剰なスキンシップをしなければ何も言ってこない。せいぜい照れて「そ、そうなの・・・」って顔を紅くするくらいだ。
逆に、どこまで許してくれるのか、試したくなる。
えっちなことはやめるって、いつだったか忘れたけど決心したりもしたんだけど、もう高校生だもん。それに、我慢するほうが身体に悪いに決まってるしね。・・・そうなの?
まぁでも、今のところはほっぺたをつついたり、手を握ったり、ハグしたりするのはセーフみたいだ。
あたしはできるだけいつも通りを装って、手をゆきのんの頬からスカートから伸びる細い太ももへ伸ばした。
「―――えっ、きゃっ!」
「あ、ごめん、冷たかった?」
分かっていてこう誤魔化した。それでいて、笑いかけながらゆっくりとゆきのんのきめ細やかな肌を撫でる。
「ちょ、ちょっと?由比ヶ浜さん?」
「羨ましいなぁ、あたしなんてこんなに太いし」
そう言って今度はゆきのんの手をとって、あたしの太ももへ乗せた。それから内ももの方へ持っていって、ゆきのんの手をぎゅっと挟み込む。
ゆきのんの口から「ふわぁぁあ・・・」というほわほわした声が漏れた。これって少しくらいは意識してくれてるってことでいいよね??
ここまで来て、もう一歩だけゆきのんの方へあたしは踏み込む。
「なんか気持ちいい、ね?」
あたしはてっきり、「何を言ってるのかしら!?」とか何だか言ってゆきのんは慌てふためくのだと思っていたんだけど、
「そ、そうかも、しれないわ、ね・・・」
「えっ!?」
「え??」
逆に面食らった。ゆきのんは嘘をつかない素直な女の子だから、今のも垣間見えた本音のように思える。
それがなんだか心を許してくれてるようで嬉しくて、あたしはゆきのーん!と抱きついた。
「こ、こら、離れなさい」
ハグは恥ずかしいらしい。
このままずっと、こんな感じでいられたら。なんて心地いいのだろう。
あたしはそれからしばらくゆきのんの手を握っていたが、ふとそんなことを思って自分より少しだけ低いゆきのんの肩に頭を預けた。
「ふふ、疲れて眠くなるなんて、まるで猫さんみたいね」
そうじゃないんだけどね。
今日はもう、このまま部活を終えて、ゆきのんと一緒にご飯でも食べに行きたい気分だった。
しかし、訪問は突然に。
コンコン、と扉が二回ノックされた。
あたしはこのままで良かったんだけどゆきのんは慌てて身だしなみを整えると、「どうぞ」と返事した。
「―――あー、今いいかな?」
少し男勝りの口調。それでいて女性らしいボディラインは、モデルと言われてもおかしくないほどで。
長く艶のある青っぽい黒髪、そのポニーテールを揺らしながら、そんな彼女は見た目とは裏腹に遠慮がちに部室へと入ってきた。
ゆるゆりでほんわか始まりですが、次からまた本気出す!主にえっちな方向に!
では、来週からも頑張っていきましょー!