キスをしている間に、レムに入れたままの部分が、再びその力を蘇らせ始めた。レムもそれを感じたらしく、
「スバルくん、また出せますか? もっと出したいですか? レムは……このまま続けてもらっても大丈夫ですよ」
「うん、出したい。もっとしたい」
レムが口にした大胆な言葉に、スバルも素直にそう言って頷く。自然とスバルの腰が動く。再び最大限に固くなったその半分ほどをレムから抜き、そしてまた埋め込んでいく。
「レムの中、あったかくて熱くて柔らかくて、気持ちいい」
「レムも、スバルくんが入っているの、わかります。スバルくんも、とっても熱いです」
「痛く、ないか?」
「……さっきは、最初にスバルくんが入ってきたときは……その、ちょっと痛かったですけど、今はもう大丈夫です……でも、あの……ゆっくりしてもらえたら嬉しいです……」
「う、うん。わかった」
勢いで突っ走りそうになっていたスバルは、レムのその言葉を聞いて、優しくいたわるように、改めてそっと腰を動かし始めた。
ゆっくりとレムの中に入っていく。温かくて柔らかい感触がぴったりとスバルを包み込む。隙間なく包まれた全体からとろけるような快感が広がっていく。レムが眉間にシワを寄せて少しだけ苦しそうな表情を見せる。
先端部分だけを残すようにゆっくりと引いていくと、今度はエラの張った部分が引っ張られる様な刺激を感じて、震えるように全体が戦慄く。ちょっと切ないような表情になってスバルを見つめるレム。レムに残ってる先端部分がじんわりと熱い。
再び、今度は根本までレムに入りきると、先端がコリッとした部分に当たるのを感じる。深く入ったまま腰をレムにピタリとつけ、付け根をこすりつけるように動かす――
「あ……」
熱い息とともにレムの口から声が漏れる。
自分の動きで、レムの表情がこれほどに変化するのが可愛い。その反応が嬉しい。その表情の続きを見たくて、ゆっくりゆっくり、少しだけ動きに変化をつけながらレムに出し入れするスバル。さっきはレムに包まれた瞬間に爆ぜてしまったものが、今度はじっくりとレムの体の中を楽しみ、同時に、その溶けてしまうような気持ちの良さに歓喜した。
いつしかレムも、その動きに合わせて、小さく喘ぎながら、自身の腰を控えめに動かしている。
時間にして数分だろうか。スバルに今日三度目のその瞬間が訪れようとしていた。若くて、初めてのスバルには、これが限界だった。ゆっくりと動いていた腰が、わずかにそのスピードを上げ始める。
「レム! も、もう!」
「いいですよ、スバルくん! そのままレムの中に!」
「うっ!」
スバルが一瞬硬直する。
「レムに、いっぱい出して!」
そう言って、痙攣が始まったスバルの体を抱きしめる、レム。
レムのその言葉を引き金に、
「ぐうっ……くっ……ぐっ……」
スバルは歯を食いしばり、三度目とは思えないほどの量をレムに注ぎ込んだ。
——びゅるっ! びゅるっ! びゅっ!
腰の脈動と合わせて、先端からレムにスバルの白い液がなんども放出されると、レムの口から、
「ああぁ……」
と声が漏れた。
ようやく痙攣と体の震えが少しずつおさまってくる。
「はあっ……はあっ……」
スバルは荒い息を吐きながら体を起こしてレムにキスをした。熱い熱い恋人同士のキス。レムに入ったままのスバルのものは、ピクンピクンとひくつきながら、ようやく柔らかくなっていった。
ゆっくりとレムの上から体を離す。次いで、繋がっている部分も離れてゆく。名残惜しそうに、まだ吸い付こうとするレムから、硬さを失った部分が抜ける。
——ちゅぽっ。
その瞬間、絶頂感とはまた違う気持ち良さが、体全体に広がった。
荒い息のまま、レムの隣に体を横たえる。左腕をレムの首の下に回して抱き寄せると、レムはそのままスバルの胸の中に転がり込んだ。
「スバルくん、素敵でした……」
スバルの横顔をすぐ間近で見つめながら、レムがそう呟いた。スバルは嬉しさと照れ臭さに、鼻の頭を掻きながら
「レム、俺……あの……」
うまく言葉にならない。今この瞬間、レムに対する気持ちをうまく言葉にできない。こんな時、どう言っていいのかわからない。そしてちらりと銀色のものが頭をかすめる……。
そんなスバルの心を読んだように、
「スバルくん、レムは少し……眠く……。このままスバルくんの隣で、ちょっとだけ眠らせてもらってもいいですか?」
スバルの体を抱き枕のように抱え込んで、レムはそのまま瞼を閉じた。
「スバルくん、あの……レムはこのまま頭を撫でもらいたいです……」
柔らかさと重さを感じながら、レムの頭をそっと撫でる。そしてスバルもまた、心地よい気だるさの中、自分の瞳を閉じた。