「レム、やっぱり綺麗だ……」
浴槽の縁に座ったレムの太ももに手を添えたスバルは、ゆっくりと大きくレムの足を広げた。大きくめくれ上がったバスタオルの奥から、ピタリと閉じられた一本の筋がスバルの目に飛び込んでくる。さらに大きくレムの足を広げ、その間に顔を近づける、スバル。
「す、スバルくん……や、やっぱり、も、もう、今日はもう止めにしたいかもしれません……」
その言葉を無視して、内腿に唇を這わせるスバル。その唇と舌先がレムの真っ白な肌をくすぐる度、
「ああっ……はあっ……ん、んんっ……」
レムの可愛い口から声が漏れ、太ももに震えが走った。
スバルは、レムの足を曲げたまま、大きく持ち上げるように広げた。そしてそのまま、浴槽の縁に足をかけさせる。だが、そうまでしても、まだレムのあの部分はピタリと閉じたままだった。その閉じたままのレムに沿って指を這わせるスバル。スバルの指先が優しく上下するたびに、レムの口からあの可愛い声が漏れる。
スバルがようやくレムの扉を優しく広げると、その途端、レムの体全体に震えが走った。初めて目にした瞬間からスバルを虜にしてしまったその部分は、お湯ではない、他の何かでしっとりと濡れて光っていた。
「レムのここ、食べちゃいたいくらい綺麗で可愛い……。レム、ここにキスしてもいいか?」
スバルの言葉一つ一つにぶるっと反応する、レム。
レムはスバルに返事をする代わりに、少しだけ腰を突き出して、その部分をスバルの顔に近づけた。
「ああっ! あんっ! ああん! んんんっ!」
スバルの舌が、レムの小さくて可愛らしい襞をなぞるように、そして絡め取るように動くたび、レムが喘ぐ。レムの体がびくんびくんと小さく跳ねる。その襞が合わさっている部分にちょこんとついている、つやつやした小さいものを口に含むと、さらに大きく声が漏れ、体の反応も大きくなった。
「ああっ! スバルくん! スバルくん! そ、それ好きです! き、気持ちいいです! れ、レムはとっても気持ちいいですっ! ああ……スバルくん……」
いつしかレムはスバルの頭を両手で抱えて、自分のそこから離さないように抑え込んでいた。スバルも両手をレムの足に回して、レムの体をしっかりと固定している。
スバルの舌先が、レムの一番反応のいい場所から離れ、そのすぐ下にある小さなくぼみに触れると、
「あ、あ、あ……」
レムの反応が、今までとは少し違うものに変化した。
「あ、だ、だめです……そ、そこは……それ以上は……あ、だ、だめ……だめです……」
スバルの舌先が、レムから漏れ出した温かい何かをすくい取った。途端にレムの体に力が入り、レムのその部分もキュッと閉じようと動いた。
「す、スバルくん、も、もうやめてください。もう、レムは気持ち良くなりましたから! も、もう、それ以上は……ああっ」
その先を知りたくて、レムがどうなるかを見てみたくて。
スバルは指でレムの蜜をすくい取ると、レムの一番お気に入りの場所に当てがい、とんとんとんとノックをするように動かし、くりくりと撫で回し、きゅっきゅっと優しく圧迫した。それと同時に、先ほどの窪みに集中して舌を這わせた。
「あ! ああああっ! スバルくん……だめ! お、お願いです! あ……だめっ! や、止めて……あっ! あああっ! だめ、だめっ! あああんっ」
レムの声が浴室に響き渡り、
「ああああっ! いやっ! いやっ!」
レムの手と足がスバルの頭を抱きかかえるように締め付け、ビクンビクンと大きく痙攣すると同時に、さっきは滲み出るように漏れていたものが、今度は勢いよくスバルの顔を濡らした。
「ああっ……あっ……いや……いやあああん……あっ、んんっ……くうっ……いやっ……」
ようやく体の痙攣と震えが収まると、レムの体から漏れていたものも勢いを弱め、やがて止まった。スバルを抱え込んでいたレムから力が抜ける。
「レム? ど、どうだった? 気持ちよかった——」
スバルが言い終える前に、
「ふえええん……」
レムが突然泣き出した。
「れ、レム? お、おい……」
「す、スバルくん……レムは、や、やめてくださいって言ったのに……そ、それなのに……ひっく……」
「あ……あ! レム! ごめん! ごめん! そんなに嫌だと思わなくて……」
「れ、レムは、あんな……お風呂で……あんなに恥ずかしいことを……そ、それよりも、す、スバルくんに……」
レムの青い瞳からポロポロと涙がこぼれ落ちる。それを見たスバルは、思わずレムをぎゅっと抱きしめた。
「レム、ごめん! 本当にごめん。俺、レムに気持ち良くなってもらいたくて、でも……ごめん」
スバルの胸の中でしゃくりあげるレム。スバルはレムの頭を優しく撫でながら、謝り続けた。
「ひっく……れ、レムはも、もう……ひっく……スバルくんに、き、嫌われちゃいました……ひっく」
「え、え? なんで? 嫌いになるわけないだろ!」
「だ、だって……ひっく……あんな……き、汚いことを、ひっく……」
「嫌いになんてならない! 俺がレムのこと嫌いになるわけないじゃないか!」
「ほ、本当ですか? ひっく」
「あ、当たり前じゃないか! 俺がレムに嫌われるなら仕方ないけど……。そもそも、あんな風にしちゃったの、俺だし……。あの、マジごめんな」
「本当に、レムのこと嫌いになってないですか?」
「本当だ。本当に本当!」
「本当に、本当の本当ですか?」
「本当に、本当の本当だ!」
レムは、スバルの胸に顔を埋めたまま、その手をスバルの背中に回した。
「す、スバルくん、ごめんなさい。レムは、その、スバルくんを汚してしまって……」
「汚いなんてことないって! そもそも味も匂いもしなかったし」
「す、スバルくん! 飲んじゃったんですか!」
「少し口に入っただけ。でも、全然汚くないって。あ……」
本当は少しだけではなかったのだが、今はそういうことにしておこう。
「ご、ごめんなさ——」
「もう謝るのも、泣くのも無し!」
スバルはレムの体をさらに強く抱きしめた。しばらくして、ようやく落ち着いたのか、レムが顔を上げて、スバルを見つめた。スバルもレムを見つめ返す。そして二人の唇がそっと近づき、舌を絡ませ合った。
「今度は、今度こそレムの番です!」
二人の唇が離れると、レムはそう言って、今度はスバルを座らせた。さっきの一連で、スバルはかなり大きくなっているのを感じていた。
レムの手が、タオルの下に伸びる。そしてその両方の手でスバルを包み込むと、そっと優しく動かし始めた。
「ああっ」
スバルの口から声が漏れる。
「スバルくん、気持ちいいですか?」
レムの手の動きが、だんだんと大きくなってくる。的確にスバルの反応が大きい箇所を責め立てる、レム。片方の手が、スバルの付け根にある柔らかい部分の感触を確かめるように動く。
「スバルくん、もう少しで出そうなんですね……」
「な、なんでわかんの……?」
「ふふふっ。内緒です」
今日はもう我慢するとか言っておきながら、すぐに出したくなってしまう自分がちょっと恥ずかしい。そんなスバルをよそに、レムがそっと両膝に手を当てて、スバルの脚を大きく開いた。腰に巻かれたタオルが、大きく突き上げられている。レムは足の間に跪くと、そのタオルとゆっくりと取り外した。
「ああ……」
レムの口から、感嘆の声が漏れた。途端に頬がぽおっとして、青い瞳が潤む。
「す、スバルくん、今度はレムに全部任せてくださいね……」
優しく手を添えて、ゆっくりと扱き始める、レム。あの時したように、親指をスバルの一番お気に入りの部分にあて、くりくりと動かしながら、もう一方の指先が袋をくすぐるように撫でていく。
「うっ……くうっ……」
レムの手の動きに合わせて、スバルの腰が自然と突き出すような形になった。目をつぶって、その気持ち良さに集中する。
「んっ……んんっ……」
その手が不意に止まった。
「スバルくん、なるべく我慢してくださいね」
スバルの根元が掴まれ、ぐっとレムに引き寄せられた途端、柔らかい何かが、一番敏感な部分をチロチロとくすぐり始めた。
「れ、レム! ああっ」
レムがその可愛らしい口をつけて、まるで味見をするかのように小さく舌を伸ばしていた。その動きが、根元から括れへ動き、括れている部分、一番敏感な筋の部分を行ったり来たりする。徐々に大胆になって先端の割れ目に舌先が入り込む。スバルは両手を後ろについた状態で、声も出せずに震えるばかりだった。その間にも絶えずレムの指先が、二つの実の入った部分に刺激を与え続けていた。
「レム……すごい……き、気持ちいい……」
その言葉をきっかけに、スバルの先端全体がしっとりと濡れて温かい何かに包まれた。
「うわわわっ!」
思わず声を上げる、スバル。レムが小さな口を一生懸命大きく開けて、スバルの大きくなった部分を咥えていた。
スバルがレムに出し入れしていたように、今はレムの頭が前後に動いている。その口の中で、レムの舌が的確にスバルの敏感な部分をとらえ続ける。先端部分をくるくると舐めまわし、裏を刺激し、さらに、唇をすぼめるようにして締め付ける。その未曾有の気持ち良さに、スバルの体は何度もそこを突き出すような形になった。
「ああ、レム……融けちゃいそうだ……融けるっ! 融けちまう!」
そうしてあっという間に、あのめくるめく瞬間がやってきた。
「れ、レム……ダメだ。もう我慢が……」
レムはコクリと小さく頷くと、その動きを早めた。
「ああっ、れ、レム……イクっ……あっ……」
ぐぐっと大きく硬くなった部分から、レムの口にスバルの精液が放出された。その瞬間を待っていたかのように、レムがさらにキューっと強くスバルを吸い込んだ。
「んんっ……くっ……ぐぅっ……」
スバルは、自身の先端から放出されるたびに、吸い付き、舌を使って全てをすくい取るレムの動きに、痺れたように動けなくなった。完全に全てを出し切ると、レムの舌と喉が動き、続いて口の中のスバルのものが全て咽下されたのがわかった。
「れ、レム!」
レムは柔らかくなり始めていた口の中のものを、まだ吸い続けていた。それはまるで、最後の一滴まで無駄にしないとでも言っているようだった。
「レム……そ、それ、く、くすぐったい……わ、わ、や、やめ! やめ!」
体を起こして見下ろすと、レムが悪戯っぽい目をしてスバルを見上げていた。そしてそのスバルの言葉に、さらに舌でスバルの先端部分を舐め回し、強く吸い付いた。
「お願い! お願いします! もう十分だから。ああっ……や、やめて! やめて!」
ようやくレムがスバルを解放した。
「さっきのお返しです!」
えへっ、と笑いながらレムが続ける。
「スバルくん、気持ちよかったですか?」
「気持ち良すぎて……その、融かされて、レムに食べられちまうかと思った。あと……そのあとは、くすぐったすぎて……で、でも、レム。あの、ごめ……いや、ありがとう。嬉しかった」
スバルは、はぁはぁ言いながらようやく答えた。
「溶けて食べちゃったら、レムだって困ります!」
顔を赤くして笑う、レム。さっきまでレムの口の中に咥えられていた部分は、今はもうすっかり柔らかくなり、いつもよりも小さく縮んでいた。レムはその部分に手を伸ばして柔らかさを確認すると、さっき取り去ったタオルでスバルの股間を隠した。そしてにっこりと微笑んだ。
「レム。あの、さっき、全部、の、飲んだ……飲んでくれたのか?」
「はい! スバルくんだって、さっきレムの……」
さっきのことを思い出したのか、赤くなって言い淀むレム。
「あ、す、少しだけこぼしちゃいましたけど……。あの、今のスバルくんのは、サラサラして、味もしなかったですよ? 何ででしょう?」
「え……。そ、そんなのわかんないよ。それに、そんなことまでしなくても……」
スバルは、ニコニコしながら話すレムをぐっと抱き寄せて、口づけしようとした。
「あ、スバルくん……ちょ、ちょっと待ってください」
初めからそうするつもりだったのか、レムは手桶に用意してあった水で口をゆすいでから、改めてスバルの胸に飛び込んだ。
「レム?」
「だ、だって……スバルくんは自分のを汚いって言ってましたし……。そのままじゃ嫌かなと思って……」
「レム……。汚いとか、レムの気持ちも考えないで……ほんとごめん……」
こんなに自分を好いてくれて。こんなに自分のことを思ってくれて。自分のことを捧げてくれて。スバルの胸は愛おしさで一杯になった。
「れ、レム! 俺、レムのこと——」
それ以上は言わせないとでも言うように、レムが顔を寄せてスバルの口を塞いだ。
※※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「スバルくん、今日は朝まで一緒にいたいです……」
スバルを先にベッドに寝かせたレムが、青いネグリジェを脱ぎかけた。
「れ、レム、待った! 待った! 一緒に寝るのは俺もうれしいけど、裸だとまた我慢できなくなっちゃうから! 今日はもうお終いにしよう!」
「でも……」
「明日! 明日またいっぱいするんだろ?」
「でも、でもレムは、スバルくんと一緒に裸でいると、それだけでとっても気持ちがいいんですけど……」
ぷ、と頬を膨らませて、可愛く抗議をするレム。
「あー、俺もそうなんだけどさ。ほら、今日はもう休んで、体力の回復を……」
「わかりました。スバルくんがそう言うなら仕方がありませんね……そのかわり腕枕してもらってもいいですか?」
手を止めたレムが、甘えるようにスバルの顔を覗き込んだ。
「いいぜ、そのくらい。ほら」
スバルは左腕を伸ばして、レムを呼んだ。レムはすかさずベッドに飛び込むと、スバルのその胸に顔を埋めた。
「そうだ、レム。あのさ、風呂のお湯ってどうした?」
「あ……出るときに栓を抜いてきました」
「そ、そっか。ならいんだ。いや、その……二人で汚しちゃったから、さ」
「そ、そうですね……明日早い時間にレムが掃除しますから」
「お、俺も手伝うよ」
「ダメですよ、スバルくん! まだ寝ていないと!」
「い、いやぁ、でも、あの……それ、もうすでに説得力ゼロじゃないか?」
二人は赤くなって見つめ合うと、そっとお互いの唇の感触を確かめ合った。そして今度こそ、ゆっくりと心地いい眠りに落ちていった。
二人の意識が夢の中に溶け始めた、ちょうどその頃。
体の痛みから解放されて、ひと眠りしたラムが、汚れてしまった体を流そうと浴室に足を踏み入れた瞬間。
「え? え? な、なんで? どうして? なぜお湯がないの⁉」
浴室に響き渡った彼女の叫び声は、誰の耳にも届かなかった。
KuroMaruです。こんにちは。
紫紺の夢・番外篇、もうちょっとだけ続きます。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。