「綺麗になりましたよ! スバルくん!」
レムはラムの用意したお湯を使ってスバルの体をすっかり綺麗にすると、ベッドを降りてワゴンへ歩み寄った。二人にされるがままのスバルは、股間をタオルで隠したまま体をベッドに起こしていた。ラムは、そんなスバルのタオルに隠された部分を注視していた。
「な、なんだよ。仕方ないだろ。小さくならないんだから!」
「別に何も言っていないわ」
「その目が言ってるって!」
「そう?」
「そう!」
「気のせいじゃないですか?」
レムがその二人の会話に割って入った。
「えー、気のせいかぁ?」
「そうですよ、スバルくん。今日はスバルくんが満足できるまで、姉様と二人で頑張るんですから、大きいままでいいんです!」
「そうね、レム。バルスも恥ずかしがらなくていいわ。若いんだし、仕方がないわ」
「いやいやねえさま。歳、かわんねえだろ!」
そのスバルをラムは「ハッ」と一蹴。そして、
「次はどうしたいの? 素直に言ってごらんなさい」
「うう……」
スバルは口の中で小さく唸ると、一間置いてぼそっと呟いた。
「——普通なら、賢者タイムのはずなんだよ」
「賢者……?」
「……たいむ?」
その言葉にちょっと驚いた様子の二人だったが、スバルはその様子に気づかずに、さらに続けた。
「そう。賢者タイム」
「なんなの? その賢者たいむって?」
「なんですか? その賢者たいむって」
「あの、その……それは俺だけじゃないと思うんだけど、男って射精したらすぐに、その、満足するっていうか、なんって言うか……」
「それと賢者となんの関係があるの?」
「いや、だからさ、性欲が一気に覚めて、賢者のように無になるって言うか……悟りを開くと言うか……」
「ああ、そう言うことね。賢者シャウラの名を語るなんて、バルスも偉くなったものだと一瞬勘違いしたわ」
「えーと、誰? それ」
一瞬、互いに視線をかわす双子。
「ああ、これはこれは。誰かさんには常識が通用しないってことをすっかり忘れていたラムが間違えていたわ」
「う……」
「そ、その賢者たいむって、悟りを開いてその後どうなるんですか?」
レムがそれとなく助け舟を出す。
「いや、悟りは開かないんだけどさ——」
苦笑いしながら、スバルが続けた。
「普段ならすぐに小さくなって、エッチなこととか、どうでも良くなるんだよ」
「すぐに小さくなる……んですか?」
「げ! いや、その、あんまりそうじゃないかもしれないくもないかもなんだけど!」
鋭いツッコミに、しどろもどろになるスバル。そこに今度はラムが一言。
「まあ、今は大きいままなんだし、その賢者なんちゃらは置いとくとして、次はどうやって出したいの?」
二人とも微妙に助け舟にはなっていない気もしたが、その言葉にスバルはきっちりと乗っかった。
「……レムにしたい。レムにいろいろしたい」
途端にレムの頬が染まる。ラムはその妹の顔を見てから、そっとスバルの股間に手を伸ばした。
「んー? でもバルス、さっきよりも少しだけ、柔らかくなってない? これ、このまま放っておけば、賢者になれるんじゃないの?」
「う……せっかく答えたのに、なんで水をさすようなことを言うんだよ!」
「ああ、ごめんなさい。ちょっと気になったものだから。さあ、どうぞ」
すまし顔のラムに、スバルは改めてレムに向かって言った。
「じゃ、じゃあ、改めて。レム、レムとつながりたい……」
「れ、レムもしてほしいです……スバルくんと、したいです……」
二人は顔を赤くしたまま、互いにゆっくりと手を伸ばしあった。スバルがレムを優しくベッドの上に招き、その手に引き寄せられるままに、レムはスバルの胸の中におさまった。
「レム、大好きだ」
「……はい。レムもスバルくんが大好きです……」
二人の甘い口づけが始まる。貪るように舌と舌を絡ませ合い、自然と二人の手が互いの体を弄り合う。腰に回されていたスバルの手が、レムの豊かな胸に伸びると、
「んんっ」
体の震えと共に、くぐもった声がレムの喉の奥から漏れた。レムは自分の乳房を覆っているスバルの手の上から手を重ね、そのまま後ろに倒れ込んだ。二人の体が完全に横になると、スバルはレムから唇を離してゆっくりと体を起こした。
「レム……」
スバルの指先がレムの頬に触れる。その指先が、今度は優しくレムの前髪をかき分けると、スバルは露になった額に軽く口づけをした。
「レム、いいか?」
一番上で結ばれている大きな飾り紐にスバルの手が伸びた瞬間、レムは体を震わせながら大きく息を吸いみ、そっと瞳を閉じて小さく頷いた。
スバルがゆっくりと最後の飾り紐をほどき終える。それと同時にピンクの薄い布がさらりと左右に割れ、レムの体の中心に、一筋の川のような線が現れた。ブラの部分は未だレムの左右の乳房をそれぞれ隠していて、そこから身体の外に裾がふんわりと逃げている。
下に目を送ると、白い肌に、薄い腹部、そして綺麗な形をした禁断の例の場所。さらに下方には、レースで縁取られた小さな白いショーツ。そのショーツに包まれている部分はふっくらとしていて、柔らかな曲線を描いている。そして少しだけ盛り上がっているあの部分には、縦の筋が一本、うっすらと浮かび上がっていた。
スバルはゴクリと大きく喉を鳴らして唾を飲み込むと、ブラトップの部分に手を伸ばして、左右にそっとベビードールを広げた。次の瞬間、彼女の形のいい真っ白な乳房が姿を現した。その柔らかい両峯は、以前と同じくその形をたもったまま、レムの呼吸に合わせてゆっくりと上下していた。
「レム……綺麗だ……」
「本当、綺麗ね……」
「うわっ!」
突然囁くような声がして、スバルは驚いて振り返った。いつの間にか、ラムがスバルの肩越しから、自分の妹の裸身を同じように見つめていた。
「なによ。そんなに驚かなくてもいいと思うけど?」
「い、いや、驚くだろ、普通!」
顔を赤くして抗議するスバルに、ラムはいつものすまし顔で答える。
「ラムがいると、恥ずかしい?」
「あ、いや、そんなこと……なくはないけど……」
「いまさらって感じよ、それ。そんなことより、早くレムにしてあげなさい」
「あ、ああ……うん」
スバルは改めてレムに向き直ると、再び両手をレムの胸に伸ばした。手のひらがレムの白い胸に触れる。
「んっ……」
その途端、レムの口から声が漏れた。綺麗なピンク色をしている部分が、きゅっと硬くなって、スバルの掌を押し返している。
「レムのおっぱい、柔らかいな」
ゆっくりと揉みしだきながら、思っていることが自然と口に出る。
「いやん……すばるく……ん、そんなこと言わないでくだ……ああっ……」
両手で顔を隠したレムから反応が返ってくる。スバルはさらに大きく下から持ち上げるように二つの塊を揉みしだき、指先でくすぐるように全体を包み込み、思い出したように先端部分を優しくつまんで振動を与えたりと、レムの反応を見ながら、多彩に指と手を動かした。
「ああん……す、スバルくん……」
しばらくして、レムが太腿をよじりながら、足を動かし始めたのに気付いたスバルは、一度手を離して、今度はショーツにその手をかけた。最初の時はかなり抵抗したはずのレムは、今度は軽くお尻を浮かせて、スバルがしたいことに協力した。
するりと両足首から白いショーツが抜き去られる。
スバルはレムから取り去ったその小さな白い布を顔の高さに持ち上げると、特に何も考えることなく、両端を持ってそれを広げようとした。その途端、
「だ、だめです! スバルくんっ!」
さっきまで身悶えていたはずのレムが、ガバッと体を起こして、スバルの手から自分のショーツを引ったくった。
「な、なんだよ、いきなり」
「見ちゃダメですっ!」
レムは後ろ手にショーツを隠しながら、真っ赤になって可愛くスバルを睨みつけた。
「あ、ご、ごめ——」
そう言い終える前に、後ろから袋の部分がきゅっと握られるのがわかって。
「バルス、レムの嫌がることはやめなさい」
そう言いながら、握っているラムの手に力が入る。
「わ、わかった。わかったって! 謝るから!」
「レム、レムの下着はラムが預かっておくから」
ラムがスバルを捕まえたまま、レムに手を差し出しす。レムはちょっと恥ずかしそうに、小さく畳んだ自分のショーツを姉に手渡した。
「それでいい? バルス」
「う、うん。もちろんいい、いい。すごくいい!」
それを聞いたラムは、スバルから手を離してそっとベッドを降りた。
「ごめん、レム」
そう言いながら改めてレムをベッドに寝かせたスバルが、レムの足首に手を添えた。レムはスバルが何をしたいのかすぐにわかって、一瞬躊躇ってから、スバルの望み通りにした。
スバルは広げられたレムの足の間に体を鎮座すると、今度はその間にある、レムのあの甘く蕩ける秘密の部分をじっと見つめた。
「す、スバルくん……は、恥ずかしいです……」
両手を胸の前で組み、恥ずかしそうに横を向くレム。そのレムの女の子の部分は、前と変わらずピタリと扉が閉じられていて、ややこんもりとした肌色の丘の部分に一本の筋を描いていた。
「レム、レムのここも綺麗だ……」
スバルが手をレムの膝の後ろに差し込んで、持ち上げるように両足をさらに広げた。だがそうまでしても、レムの扉はピタリと閉じたままだった。
「これは、その……レムのここは綺麗なの?」
流石のスバルも、今度ばかりはラムの気配を感じていた。だから、驚くこともなく冷静に——とは言っても、レムのその部分を目の当たりにして、心臓はバクバクしていたし、喉もカラカラに干上がっていた——対応した。
「うん。スッゲー綺麗だ……うん、めちゃめちゃ可愛くて、綺麗だと思う」
「ふうん。そういうものなのね」
「ひゃっ! ね、姉様も……さ、さすがに二人に見られるのは……」
レムは両手で顔を隠して、真っ赤な顔でそう訴えた。
「大丈夫よ、レム。ちっとも恥ずかしいことなんてないわ」
「な、何が大丈夫なんですか⁉ 大丈夫ってなんですか⁉」
「だって、バルスがレムの恥ずかしいところを全部見たいって言っているもの。そうよね?」
「え? ああ、うん」
「なによ、そのやる気のない返事は……」
レムの可愛い割れ目に目を奪われていたスバルは、二人のやりとりがほとんど耳に入っていなかった。そんな生半可な返事もそこそこに、際どいところに手を添えたスバルは、ゆっくりとレムのその扉を開けた。その扉の中は透明な蜜で溢れ、そこを縁取っている薄くて小ぶりな襞と、さらにその奥に隠れている可愛らしい小さな口をしっとりと濡らしていた。
「こ、こんなふうになっているの?」
「え? 見たことないのかよ?」
「初めてよ」
「だってさ、自分のを、その、風呂の時とか、鏡とかで見たことないの?」
「……ない、わ」
「そ、そうなんだ……そっか……」
そう言いながら、指で優しくレムの蜜をすくい取るスバル。その途端、レムの体がびくりと反応し、さらにスバルの後ろにいるであろうラムの体もビクッと反応したのがわかった。
「そ、それで、その……い、いったいどの部分が——」
ラムの言葉を聞き終える前に、スバルは蜜がたっぷりとついた指を使って、レムの一番お気に入りのあの場所へ、くすぐるように優しく刺激を与えた。
「あああっ! スバルくん! スバルくん!」
レムが声を上げ、体を震わせる。同時に、後ろにいるはずのラムの手がスバルの二の腕をギュッと掴み、
「ちょ、ちょっ……ちょっと待って! バルス!」
そう声を震わせた。だがスバルはそんなことはお構いなしに、
「レム、可愛いな。……ここがいいのか?」
その反応を確かめながら、レムへの優しい刺激をし続ける。一番敏感な器官から指を遠ざけ、ひだの部分をなぞるように指を動かす。この後スバルが入り込むはずの小さな口の周りを撫でるようにしてから、今度は、蜜がたっぷりと滴り落ちている、恥ずかしいセピア色の窄みの部分に刺激を与える。それと同時に、もう片方の指で、例の小さな突起に改めて細かな振動を与える。
「ああっ! 気持ち……気持ちいいです! 気持ちいいです! スバルくん! スバルく……んんっ! ああん!」
しばらくして、
「ああっ! す、スバルくん! レムは……レムは……い、いってもいいですか? いっても……ああああっ!」
レムの声が一際大きくなると同時に、ほのかに朱色に染まった白い綺麗な体が、ピンとのけぞった。そして、
「ああんっ! んんっ! あぁーっ! んっ! んーっ!」
シーツを強く掴んだまま、レムは腰をビクンビクンと激しく痙攣させ、やがてベッドの上でぐったりとなった。
それと同時に。
もう一人がスバルの背中にグッタリともたれかかった。
Kuro Maru です。ちょっと時間がかかってしまいましたが、紫紺の夢 EX.「ナントカの夢のナイショの話」その16です。あともうちょっとだけお付き合いください!
首都圏では未だ緊急事態宣言が解除されておりません。もちろん首都圏に限らず、大変な状況ですが、みなさまどうぞご無事で、そしてご自愛くださいませ。