……のおまけのお話
のさらにおまけのお話……
お姫様抱っこで部屋に戻ったれむを、ベッドにそっと座らせる。
——さて、どうしたらいいんだ、これ……。
まさかとは思ったが、彼女が何を言っているのかは部屋に戻るまでの間にはっきりした。彼女が自分の体調——あくまでも体調——を心配してくれているのは、正直色々な意味で嬉しい限りだ。だがその幼い顔で例のあの行為を迫られるのは想定外だった。
「れむのこと、好きにしていいんですよ?」
「スバルくんはれむとせっくすしたくないんですか?」
「れむはスバルくんとつながりたいです……」
その年齢では決して口にしてはいけない内容の言葉が、矢継ぎ早に出てくる。
「こんなれむではだめですか?」
抱っこされたまま、どこぞの白金の姫のように、首をこてん、と傾けるのも破壊力抜群だった。
そんなれむの言葉に、仕草に、どうしても体の一部が反応してしまう。さらに良くなかったのは、ベッドに座らされた小さなれむの目の前に、スバルの盛り上がった部分があったことだった。
れむはその部分にその小さな手をそえると、ゆっくりと撫でながらスバルを見上げた。
「ふふふっ。ここ、大きくなってますよ?」
「いや、これは、その……」
「スバルくん、スバルくんのしたいこと、何でもしていいんですよ?」
「な、なんでもって……」
「あーんなことや、こーんなこと、何でもです! れむはスバルくんになら何をされてもかまいませんよ?」
その言葉を聞いた途端、小さな手でさすられていたスバルの部分がさらに大きく戦慄いた。
「れむはスバルくんにいろんなことをしてほしいです」
「いろんなって……」
「それに……」
そう言いながら、れむがジャージの腰のゴムに手をかける。
「さっきも言いましたけど、れむはたぶん、その……まだなので、だいじょうぶですよ」
「いや、それは……」
「まだ……出血を迎えていないと思うので……」
「そういうことじゃなくて……」
れむのされるがままになるわけにもいかず、とりあえず下されそうになっていたジャージを抑えるスバル。だが、れむは引き下がらない。
「スバルくんは、小さなれむに興味はありませんか?」
「きょ、興味って……」
「スバルくんは、小さなれむとえっちなことしたいと思わないですか?」
「それは、その……は、犯罪になるし……」
「えっ? 何がですか?」
「な、何って……お、俺の故郷じゃ、だな——」
「ルグニカでは、この年頃の女の子が嫁いだりするのは珍しくないですよ?」
スバルの言葉を遮ってれむがさらに主張する。
「いや、それはそうかもだけど……」
「お嫁に行った先でそういうことがあるのは自然なことですし、何もおかしいことでは——」
「いや、けど……」
「いやよいやよも好きのうち、って言いますよ?」
「れ、れむさん、それどっちかっていうと男のセリフだから! ってか、さっきからいろいろ間違えてるから!」
れむは視線を目の前の膨らみに戻すと、ニコニコしながらこう言った。
「それに、スバルくんの体は正直みたいですよ?」
「ぐはっ——い、いや、だからそのセリフは……」
頑ななスバルに、れむは、ふぅ、とため息をひとつ。
「しかたないですね……そこまで言うなら、れむが一肌脱ぎます」
「え? あ? そこまでも何も……」
彼女はベッドから立ち立ち上がると、黙ったままスバルの手を取って、先ほどまで自分が座っていた場所に彼を座らせた。
「俺、何も言っ……」
スバルの困惑をよそに部屋の中程まで進んだれむは、彼に背を向けたまま青いネグリジェに手をかけた。
「てな……」
舞台の緞帳のようにゆっくりと裾が持ち上がり、最初に細いふくらはぎ、ついで綺麗な太ももが登場する。
「い……」
言葉を失っている間にも幕は上がり続け、とうとう剥き出しのお尻がその舞台上で露わになった。さらに背中から肩甲骨の辺りまで捲れ上がると、れむはくるりと手を回して、その青い緞帳を体から抜き去った。
「あ……」
細い肩。細い背中。白桃のような小ぶりのかわいらしいお尻。すらっとした細い足。いつもとは違う、くびれの少ないやや中性的な少女の後ろ姿。
顔は壁に向いているが、脱いだばかりのネグリジェで体の前を隠して、恥ずかしそうにしているのがわかる。青い髪から少しだけのぞいている耳が赤く染まっている。
スバルはだらしなく口を開けたまま、その舞台から目が離せないでいた。
「ど、どうですか……」
「どうって……あ、いや、その……」
れむは手に持っていた青い布をはらり、と床に落とした。それからゆっくりとスバルの方へ向き直った。
左腕で胸元を、右手で股間を隠し、顔を赤く染めた小さなれむ。
「ちゃ、ちゃんとみてください……」
れむはささやかに膨らんだ胸元と、女の子の秘密の部分を隠していた手を後ろに回しながら、恥ずかしそうにスバルを見つめた。
初めて見る幼い女の子の裸身——。
ふんわりと膨らみ始めたばかりの、二つの乳房。桜色をした小さな突端部分。くびれは少ないが、やはり女の子らしい胴回りと腰つき。決して触れてはいけない彼女の臍は、見慣れた形よりも少しだけ丸みを帯びている。そして、ぺったんこの下腹部の、さらに下の縦のすじは、いつもよりもくっきりと見えている気がする。
昨日までのレムを果物に喩えるなら、まだ少しだけ酸っぱさが残りつつも、十分に甘くてジューシーな、もぎたてのスロベリか真っ赤なリンガという表現がぴったりだろう。だが、この目の前のれむは、まだ未完熟な、いわばこれから色づいていくはずの、小さくて酸っぱい青リンガ。
誰が言ったか知らないが、これを『禁断の果実』と表現するのは、言い得て妙、と言わざるを得ない。
いや、これが現実のはずがない。そもそも。今日の昼間、厨房で突然レムが変なことを言い出したのが、原因に違いない。そう、これは夢なのだ。夢に決まっている。
だが、心のどこかで——もしこれが夢なら覚めないで欲しい——と思っていることにも、気がついていた。
自分の知っているレムと自分の知らなかったれむ。今目の前にいるのは、知りたくても、どんなに見てみたくても叶うことのない、幼少期の、さらにはその禁断の姿。
——お、俺って……俺ってもしかして——ロリコンだったのか……⁉
「あ、あの……スバルくん?」
「え、あ?」
「その、かわいいとか、きれいとか、何か言って欲しいです……」
「あ……」
「だまっていられると、れむはとっても恥ずかしいです……それとも……やっぱり小さなれむはみりょくがないですか?」
「そ、そんなこと! そんなことない……その、か、かわいくて……きれいだ……」
スバルが無意識にジャージのポケットに手を入れる。その様子を見たれむはにっこりと微笑んだ。
「勇気を出して良かったです!」
腰掛けるスバルに近づいたれむは、スバルの手をポケットから優しく引き抜くと、改めてスバルのジャージに手をかけた。
「れ、れむ……」
「大丈夫ですよ、スバルくん。恥ずかしくないですからね」
まるで、経験のない子供を諭すように、優しくジャージと下着を脱がせようとするれむ。スバルは、れむのその言葉に、まるで催眠術にでもかかったように自ら腰を浮かせて、彼女の作業に手を貸した。
「わあっ、おっきいです! スバルくん!」
スバルの下半身がすっかり現れると、れむは閉じ気味にしているその両足をそっと広げた。
「いつもよりも大きいですよ!」
「いや、そ、それは、あれじゃないか? れむがいつもよりも小さ——あああっ!」
スバルが体全体を震わせた。くすぐったさにも似た突然の快感に、目をぎゅっと閉じて、上半身をのけぞらせる。
「あ、あ、あ……」
小さいれむの小さい舌がチロチロと動き、スバルの急所を的確に捉えていた。
竿の部分が下から舐め上げられ裏の筋がちょんちょんと突かれる。
れろれろと筋を痛ぶられる。
溝に沿って小さな舌がぐるりと回される。
先端がはふはふと唇で食まれる。
小さな手が左右それぞれに振り分けられた小鳥の卵を袋の上からそっとつまむ。
小さな口がいっぱいに広げられて大きなスバルの艶やかな部分を飲み込もうとする。
「れ、れむ……き、きもち……きもちいい!」
小さな唇が頭の部分を咥えたまま、小さな舌が上下左右に多彩に動き、そして小さな手が袋の部分からすぼんだ穴に移動する。細い指先が、その二箇所をつなぐ路をくすぐりながら行き来する。
「れむ! れむ! お、おれ……も、もう……」
それを聞いたれむは、最大限一歩手前まで脹れ上がったすばるからそっと口を外した。
「ふうっ……」
今の彼女には太くて大きかったのだろう。小さなれむは一つ息を吐き出してから、今度は小さな体を伸び上がらせて、スバルの様子をそっとうかがった。
「ぐっ……うぅっ……」
れむの青い瞳には、解放されたばかりの部分を、ひくん、ひくん、と、戦慄かせているスバルの姿が映っていた。閉じられたまぶたと同じように、両尻肉にギュッと力を入れて、懸命に我慢しようと全身を震わせている。
れむは少しだけ待ってから、震えるスバルの足に手をかけた。
「スバルくん、ベッドに横になってくださいね」
小さな手がスバルの両足に伸び、そのままベッドに持ちあげる。スバルはれむにされるがまま、ジャージとシャツを脱がされ、素っ裸になって自身のベッドに仰臥した。
「すばるくん、まだまだこれからですよ?」
「えっ?」
一体何を言っているのかと、薄目を開けたスバルを覗き込むようにしてから、れむはにっこりと微笑んだ。
「れむ?」
「すばるくん……隅々までちゃんとれむを見てくださいね」
れむはベッドの上に立ち上がると、くるりとスバルに背中を向け、そのまま彼の頭を大きく跨いだ。
そして足を大きく広げたまま、ゆっくりとしゃがみ込んだ。
お楽しみいただけていますでしょうか?
おまけのおまけ、第二話です。よろしくお願いします!