ジャンヌ・オルタとの甘い生活。〘完結〙 作:どこかの超電磁砲
「ん~!なんだかくつろげる場所だね~!」
「悪くはない・・・ん?どうしたんだ二人共そんな抱き合って」
イリヤとスカサハはくつろいでいた・・・しかし異様な雰囲気に包まれた旅館に幽霊(またの名をスタンド)に怯えている翔真と沖田は抱き締め合っていた。ジャンヌ・オルタは何故か姿を消し、翔真自身も霊力が弱まり斬魄刀すら出せない状態である。
「(オイィィ!なんだよこれ、なんで部屋にスタンドがいんだよォォ!?)」
「(なんでこんな数がいるんです!?)」
イリヤ・スカサハは見えていないが翔真達の周りにはスタンドがいた・・・この状況で翔真と沖田は怯えるしかない。
「どうしたのマスターに沖田さん?」
「さっきから何も言わんがどうかしたのか」
「―――沖田、説明を」
「し、信じられないかもしれませんが・・・『おやつタイーム!』ふぁ!?」
沖田が説明しようとした時、旅館の女将御蔵がおやつを持って来た。柿ピーを差し出しイリヤとスカサハは手を出す・・・御蔵は立ち上がろうとした時翔真と沖田の耳元で囁く。
『言ったらぶち殺す――――』
「「(!?)」」
「じゃあ・・・ごゆっくり」
女将はニヤリと笑うと傍らにいるスタンドに柿ピーを差し出す。
「(ま、マスター!?明らかにあのオバサン言いましたよね!?ぶち殺すって!)」
「(なんだよあの囁き!?船◯吉兆のささやき女将でもちょっと優しいよ!?)」
「ん・・・これは・・・」
「ど、どうかしたかスカサハさん?」
「いや・・・先程から違和感があってな・・・」
「・・・?」
スカサハは僅かな違和感を感じるが、取り敢えず翔真一行は温泉へ向かう―――――――――
「なあ沖田・・・お前が男湯にいるのかはどうでもいい・・・」
「さすがに私も、この状況でマスターとイチャイチャ出来ませんよ」
「・・・なんかアウェイじゃないか」
辺りを見渡す・・・そこには骸骨がシャワーを浴び、スタンド達は湯に浸かっている。このアウェイの状況に翔真と沖田はただ湯に浸かる。
「(一体なんだよここは!?くそ・・・霊力が弱まって、斬魄刀も出せねーしジャンヌもいない!どういうことだ・・・)」
手元に斬魄刀を召喚しようとしても反応はない・・・更には手の甲にあった令呪も消えており先程から分からず仕舞いのトラブルに見舞われていた。
「(くっそ!スタンドがなんだってんだよ!?ちきしょ――『マスター』どうした・・・」
「我輩―――なんだかのぼせてしまったようです」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「(か、閣下ァァァァァァァ!?)」
隣にいた沖田を見る・・・・・・
「どうかしましたかねマスター。我輩なんか変ですか?」
「変どころか閣下になってますけど!?」
髪が逆立ち顔は白塗りになり閣下になっている桜セイバー 沖田総司がいた。額には呪という字が書かれていた。
「なんでだよ!?なんでテメー憑依されてんだ!?」
「ん?なんのことですか。我輩知らないですよ」
「(どうなってんだ!?なんで沖田がこんな状態に!?・・・まさか)」
翔真は湯船から出て浴衣を羽織って外へでる・・・
「がはははは!マスター、どうかしました?」
「がはははは!マスター、部屋へ行ってUNOをやりましょう」
「なんでだァァァァ!?なんでテメーらまで閣下になってんだよ!?」
外へ出て見れば何故か沖田と同様閣下になっているイリヤとスカサハがいた。
「(やっべーよ!?こんなイリヤの姿・・・アイリさんに殺される・・・!!?)」
脳裏に過る最悪の結末――――それを回避する為に翔真は女将を探す。すると翔真の前に女将である御蔵が現れる。
「オイババア!テメーの仕業か!俺のサーヴァントをあんな風にしたのは!」
「ほう・・・あんまりあんたは変わってないね?まあいい・・・本当のことを教えてやろう。ここはスタンド温泉・・・またの名をサーヴァントの楽園さね」
「楽園・・・だと!」