ジャンヌ・オルタとの甘い生活。〘完結〙 作:どこかの超電磁砲
「ほ~う、呪令がないのに憑依されてないとは」
「ババア!テメーの仕業か!沖田達があんな風になったのは!」
「だと言ったら?」
「ならしばく!」
翔真は護身用に持って来ていた木刀を構えて御蔵に近付く――――振り下ろされる木刀は御蔵には当たらず、御蔵は余裕に交わして翔真を蹴り飛ばす。
「がっ!?」
『人間が、御蔵に楯突くとはいい度胸だなァ!!!!』
「(あのスタンドは!?)」
『舐めてじゃんねぇぞ!!!』
「やめときなアンタ。翔真とか言ったね坊主・・・アンタ、このあたしに挑むとはァなかなか見所があるじゃないか。気に入ったよ」
御蔵の側にいるスタンド"田五介"によって吹き飛ばされた翔真・・・死神の力も使えずこれまでかと目を瞑る。しかし御蔵は翔真の反抗的な態度を気に入り翔真にある条件を出す。
「仲間のサーヴァント・・・今のあの子達はこの旅館の呪いでサーヴァントとしての能力を失い生前の姿・・・つまり人間になっている」
「んだと!?」
「この旅館はね、戦いによって散っていった英霊の楽園・・・」
「死後の世界って訳かい?」
「まあそうさね。アンタの仲間のサーヴァント・・・アイツ等はモブ・・・じゃない、他のサーヴァントに憑依された状態にある」
「今モブって言い掛けたよ!?」
御蔵に連れられ奥の部屋へ連れて来られ、翔真は何故か制服を渡される。
「アンタにはしばらくの間働いてもらうよ。そうすりゃ返してやる」
「んだと!?」
「別にあのまま返してもいいんだよ?一度憑依された元サーヴァント達は私じゃなきゃ元に戻せないけど?」
「ちぃ・・・!」
閣下状態の沖田達を連れ帰れば混乱・・・しかもイリヤがそんな状態ならばエミヤ一家による制裁は免れない。制服に袖を通し、翔真は仕方なく支度する。
「アンタ名前は?」
「翔真だ」
「翔真・・・ならアンタは今から翔と名乗りな。名前は命と身体を繋ぐ鎖みたいなもんさね。もし名前が知られたら霊に奪われるよ・・・何もかも」
「マジかよ・・・くそ」
翔真改め翔は女将の御蔵から仕事の内容を言い渡される。しぶしぶ納得できない翔は仲間の為にこのスタンド温泉 絶望館で働くことになった。
「あ、女将」
「ああ、アンタかい。すまないが黒髭、この新入りの面倒頼むよ」
「・・・・・・」
「やあ宜しく、わたしは―――『お前何してんのォォォォ!?』ごは!?」
翔真の前に現れたのは黒髭ことエドワード・ティーチであった・・・・・・一方で旅館の結果から追い出されたジャンヌオルタはそこ等にいる雑兵を倒していた。
「さあ教えてもらいましょうか?このボロい旅館について」
『わ、分かった!この旅館はアンタのようなサーヴァントは入れないんだ!セイバー、アーチャー、ランサー、キャスター、アサシン、バーサーカー、ライダーしか入れないんだ!』
「なるほど・・・じゃあ、用はないわ」
『え!?ちょ!?・・・ギャアアアアアア!?』
雑兵を消し炭にし、ジャンヌは旅館に入る為に策を考える。