※この作品はR-18です。

ジャンヌ・オルタとの甘い生活。〘完結〙   作:どこかの超電磁砲

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本編 ジャンヌ+αとの日々
《短編》ジャンヌ・オルタとの甘い生活。


 

数年前―――――――――燃え盛る城内で一人の青年は黒いドレスに身を包んだ

金髪の女性を見据える。『カルデア』から支給された服はボロボロ。

残り僅かな力を振り絞り、青年は武装を展開する。

 

『お前は・・・悲しくないのかよ』

 

『なんでよ・・・なんでまた・・・立ち上がるのよ・・・』

 

『決まってんだろ・・・お前を好きになっちまったんだ。

今から過ちを犯そうとしている恋の相手を止めるのは当然だ』

 

『・・・バカじゃないの!?・・・私は・・・私は・・・』

 

《竜の魔女》・・・『ジャンヌ・ダルク・オルタ』は体の震えを抑えつつ

目の前の青年、綾崎翔真に己の在り方を話す。

 

『私は所詮、聖女様の影でしかない。自分には憎しみや怒りしかない・・・

愛した祖国は私を裏切り、民は私を・・・だから・・・私は誓ったのよ・・・

フランスが自分を否定したなら、自分か成し遂げたフランスの救済も

否定するって・・・けど・・・あんたが現れてから・・・ッ!!』

 

ジャンヌはドラゴンが吐き出すような業火を翔真に放った。しかし翔真は

それを交わしながら彼女に近付く。そして両手で持った大剣を振るい、炎を

斬り裂く。軽度の火傷にも目をくれず、翔真は彼女の前に立つ。

 

『例え君がなんであれ、君は君だッ!憎しみや怒りが収まらないなら

俺がお前を笑顔にしてやらァ!ずっと側で笑う日々を作ってやるッ!

だからお前を・・・幸せにしてやる!ジャンヌ・オルタッ!』

 

『~~ッ!!』

 

翔真渾身の叫びにジャンヌ・オルタは顔を赤くした。自分はただの影だと

思っていたのに、今目の前に自分を女性として見てくれる青年がいる。

次第に、ジャンヌ・オルタの胸の鼓動が早くなる。

 

『だけど・・・私はもう消える定めよ。今更・・・・・・』

 

『俺はずっと待ってるッ!30歳、50歳ッ!例えジジィになっても

カルデアで・・・ずっと待ってる!・・・・・・』

 

『・・・・・・バカね。でも、アンタとなら・・・』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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懐かしい夢を見た。それは今は愛しくて仕方ない嫁と出会った時の話。

あの戦いから数年後のこと。翔真は青年から一人の男性へと成長した。

ことしで28歳の彼は、ベッドから降りると一番にカーテンを開けた。

 

「いい朝だな・・・ジャンヌ、朝だぞ?」

 

「う~~・・・もうちょっと~」

 

「全く。また深夜までゲームしてたな?」

 

毛布の中でもぞもぞとする女性。それは言わなくとも分かるさ。

さぁて・・・起きそうにないな・・・なら。俺は彼女の耳元で囁く。

 

「早く起きないと、エッチなことジャンヌにするぞ」

 

「ふにゃああああァァ~~!!」

 

顔を真っ赤にしてお目覚めしたのは、嫁でありサーヴァントである

ジャンヌ・ダルク・オルタだ。俺はジャンヌって呼んでる。だって

オルタだと可哀想だし、ダルクだと可笑しいし。

「はぁ・・・はぁ・・・」

 

「おはよう。目は覚めたか?」

 

「あああ朝から!変なこと言わないでよ!?この変態・・・」

 

「悪い悪い。でも、朝御飯は一人だと寂しいからさ」

 

「うぅ・・・わ、分かったわよ!・・・なら」

 

ジャンヌはしぶしぶ上半身を起き上がらせ、顔を自分の方へ向ける。

別に誰かが見てる訳じゃないんだが・・・なんか恥ずかしいけどやるか。

 

「おはよう、ジャンヌ」チュ

 

「・・・おはよう」

 

 

照れる顔も可愛いな。

 

 

 

 

 

 

 

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