ジャンヌ・オルタとの甘い生活。〘完結〙 作:どこかの超電磁砲
今回はリクエストで槍トリアとのIFを送ります。
「アルトリア・・・お前を愛してる」
「マスター・・・こんな私でもいいのか?」
「関係ない。俺はお前じゃなきゃ嫌だ。これからはずっと一緒だ!
一緒にご飯食べて、何処かに出掛けて、二人で楽しい思い出を作ろう」
「!・・・はい!」
アルトリア・ペンドラゴン(オルタ・ランサー)を選んだ世界。翔真は
瀕死の重体でありながらも、最後までアルトリアを想う。彼女もまた
マスターとして慕う翔真を抱きしめる。
「マスター・・・一緒に・・・」
「ああ・・・」
二人は爆発に巻き込まれ、辺り一体は炎に包まれた。
「アナタ・・・アナタ、朝ですよ?」
「・・・そうか。おはようアルトリア」
「おはようございます、アナタ」
最大規模の戦いで二人は命を落としたはずだった。だが、運命の悪戯か
翔真とアルトリアは別の世界で生を受けた。二人はその世界で再会を果たし
幾つものデートを重ね、やがて結婚した。
「アルトリアの作るご飯はいつも美味しいな!」
「そう言ってもらえるとありがたいです」
「ははは。そう言えば、お腹の子は大丈夫なのか?」
「心配性ですね・・・大丈夫。すくすくと育ってますよ」
お腹を優しく撫でるアルトリア。そのお腹はふっくらしており、翔真は
彼女のお腹を見て、にこやかに笑みを浮かべる。今現在彼女のお腹には
二人の子供がいた。妊娠4ヶ月を迎えて、取り敢えず一段落である。
「今でも信じられません。アナタとの間に子供が出来るなんて・・・」
「確かにそうかも。けど、この世界だと俺もアルトリアも普通だしな」
翔真もアルトリアも、転生した際に生前の力は無くなっていた。だから
二人は普通の人間であり、アルトリアが妊娠しても可笑しくないのだ。
朝食を終えると、翔真とアルトリアは出掛ける。翔真が運転する
ランボルギーニは唸りを上げ、家のガレージから飛び出す。
「風が気持ちいいです」
「だな・・・アルトリア、これ」
「!・・・これは・・・」
「今日結婚記念日だろ?だからさ・・・」
翔真から渡されたのは、ハートの形がついたアクセサリー。記念日に
ふさわしいプレゼントにアルトリアは喜びを隠せない。やがてトンネルを
抜けると、海の方へと出た。ランボルギーニを浜辺の近くに止めると、
翔真はアルトリアと海へと歩く。
「アナタ。嬉しいです・・・プレゼントありがとうございます」
「別にいいって。まあ、あの頃・・・お前に色々出来なかったからな」
カルデアに居た頃、戦いばかりの毎日だった。互いに信頼し合い
戦い続けた・・・だが今こうして、翔真とアルトリアは普通の生活を手に入れた。
「アルトリア、この先大変かもしれない・・・けど、俺は絶対に
お前の側にいる。これから先も愛してく・・・だから」
「はい。私も・・・同じ気持ちです。二人・・・いや、三人で楽しい
思い出を作りましょうね。アナタ・・・」
二人は唇を重ねる。影はやがて一つになり、二人の濃密な時間は
夕暮れまで続いた。