ディープダンジョン 作:□リ
「なあ、何かあったのか? 俺で良ければ、言ってくれれば相談に乗るぞ」
いつも通りの迷宮探索。
しかしその日は一日、フェイトの様子がおかしかった。
集中できていない、というわけではないのだが、どことなく上の空に感じるのが一点。
それと妙にこっちを気にしてるというか、ふとした瞬間に何やらモノ言いたげな目でこちらを見てるのに気づいたりする。それで見返すと目を逸らされるのだが。
だから、探索を終えた後にそう聞いたのは当然のことだろう。
ところが彼女は、うつむいて押し黙ってしまった。
「俺には言いたくないことなのか? だったら聞かないが……遠慮なら、今更することはないんだからな」
もしかしたら黙って引き下がる方が正解なのかもしれない。
でも本当に触れられたくないことなら、こんなあからさまに態度には出さないだろう。
何より、俺の方こそ遠慮したくなかった。
彼女に悩みがあるのなら、それを聞いてやりたい。そして少しでも心を軽くしてやりたい。
それは今まで助けられてきた恩義でもあるし、純粋にフェイトへの好意でもある。
だから、黙り込む彼女の両肩に手を置いて、じっと返事を待った。
意を決したかのように顔を上げては、また躊躇って伏せる。それを繰り返すこと幾度か。
ここまで悩むというのは、余程のことなのだろう。
「あのね、えっとね……昨日、学校で授業があったんだ」
うん。それで?
「それでね、それで……この前、一緒にお風呂に入ったでしょ?」
うん。……うん?
「えっと……違ってたら、ごめんね。あのときの葉月……もしかして、その、勃起、してたの?」
そう言ってから、真っ赤になってまたうつむいてしまった。
学校の授業って、もしかして、性教育……? 何度も躊躇ってたのは、単に恥ずかしがっていただけ……?
いたいけな女の子が勃起とか口走るのはどうだろうとか、それにちょっと興奮したとか、恥ずかしがってもじもじしてるのも可愛いなとか、違うそうじゃない!
ヤバイ、どう考えてもヤバイ。
俺がフェイトの裸を見てみっともなく勃起した挙句それを掴まれて顔射したなんて、今まで都合よく忘れていたが、理解されてしまったならどう考えても絶交案件だ。
嫌だ、彼女に嫌われたくない。喚んでも来てくれなくて会えなくなるなんて、考えたくもない。
でも、嘘はもっと駄目だ。あんなことを仕出かして今更ではあるが、彼女には出来得る限り誠実でいたい。
どうすればいいか考えるが、こうなってはマルチタスクなんて働きやしない。
進退窮まってただ動揺するがままだ。
「あ、ご、ごめんね! 葉月を困らせるつもりじゃなかったんだ。答えたくないなら、答えなくていいから!」
挙句、気を使わせてしまう体たらく。
ここまでさせてしまっては、いつまでも情けないことを言っていられない。
覚悟を決めよう。
膝を折って、目線の高さを合わせる。
「いや、フェイトが謝ることなんて何もない。全部、俺が悪いんだ」
「葉月……?」
「ごめんな、変なものを見せて。気持ち悪かっただろう? 言い訳に聞こえるだろうけど、フェイトの嫌がることをしようとしたわけじゃないんだ。それだけは、信じて欲しい」
最初はキョトンとしていたフェイトだが、俺が言葉を重ねていくと、慌てたように遮ってきた。
「ま、待ってよ、葉月!? なんで謝るの?」
「なんで……って、だって、嫌だったろ? あんなことまでさせてしまって……」
「嫌って……なんで? 私、全然そんなこと思ってないよ?」
その言葉は、心底疑問に思っている風だった。
こちらを気づかってくれているのも間違いないが、嘘をついているようにも見えない。
だけどこのときの俺には、その様子が無性に腹ただしく感じられて、つい怒鳴るように自虐的な言葉を投げてしまった。
「で、でも、俺はフェイトのことを見て、その、いやらしいことを考えて、ああなってたんだぞ! 最低だろう!?」
「え……そ、それは、恥ずかしい……けど、嫌じゃ、ない、よ?」
嫌じゃ、ないのか?
「うん……それって、葉月が私のことを女の子として見てくれているってことでしょう? 何とも思われてないのに比べれば、ずっと嬉しいかな」
そう言って、はにかんだ笑顔をこちらに向けてくれた。
この娘は本当に、どこまで良い娘なんだろう。男の生理なんてろくに知らないだろうに、こちらの事情を慮るばかりかポジティブに受け取ってくれるなんて。
その在り方はとても尊いものであると同時に、良い娘すぎて将来が心配にもなる。悪い男に騙されたりやしないだろうか。
……今の状況だと俺こそが悪い男だが、それは考えないことにする。
「ありがとう、フェイト。もちろん、フェイトは可愛い女の子だよ」
「えへへ。どういたしまして、葉月」
その後は、とんでもない会話があったことなど忘れたかのように、一転して和やかな空気になっていた。
マイルームに増設した冷蔵庫から飲み物を用意して、一服する。
そうしてるとふと、フェイトは何かに気づいたかのように、俺に問いかけてきた。
「あ、そうだ。そういえば、葉月は大丈夫なの?」
「大丈夫って、何がだ?」
はて、いったい何のことだろうと、用意した飲み物を口にしながら続きを聞く。
「その、男の人って、ずっと我慢してると溜まっちゃうって聞いたんだけど……」
ブハッ!! ゴホッ、ゴホッ! ゲホッ!
「キャッ!? だ、大丈夫、葉月!?」
だからあのときも、なんて続くフェイトの言葉も耳に入らず、口に含んだ飲料を全て吹き出してしまった。
幸いフェイトにはかからなかったようだが、自分の方は服も足元もびしょ濡れだ。
「気管に入っちゃったの? 落ち着いて飲まないと、駄目だよ?」
そう言いながら、ハンカチを手に俺の服から水気を取ろうとしてくれる。
ソファに座った俺に乗りかかるようにして、体に手を当てるフェイト。
さっきの台詞と今の体勢、そして気のせいか香る甘い匂いに、ついあのときのことを思い出してしまう。
ついさっきあんな会話したばかりで、何てことだろう。これじゃあまさしく、溜まっているとしか言い様がない。
できればフェイトに気づかれないことを祈るばかりだが……残念ながらその祈りは、天には届かなかったようだ。
「あ……葉月、これって……」
「あー……すまん」
フェイトの目は、バッチリと俺の股間のテントを捉えていた。
非常にバツの悪い思いをするが、もっと酷い状況を通過しているのが不幸中の幸いか。
とはいえ、その後のフェイトの行動はまったく想像もつかないものであった。
「うん……仕方ないよね、男の人だもんね」
何かを決意したような顔になったフェイトは、ハンカチを脇に置いて、そっとその手を俺の股間に乗せてくる。
「フェ、フェイト……!?」
「男の人は、こうなっちゃうと苦しいんでしょう? 私が、何とかしてあげるね」
ズボンの上から擦るように撫でるその手に、俺の欲棒はあっという間にガチガチになってしまった。
「あ、す……すごい、どんどん硬くなってくる」
やってることは極めて大胆だが、手つきはたどたどしく、表情は戸惑いに満ちている。
それはそうだろう、つい先日まで勃起の意味も知らなかった少女だ。こんな知識をどこで仕入れたのかはわからないが、慣れているわけがない。(というか慣れていたら嫌だ)
「えっと……ズボン、脱がした方がいいよね?」
そう、ためらいがちに聞いてくるフェイト。
止めるべきか? 間違いなく、止めるべきだろう。
だけど、あちらから言ってきているのだから、このままやってもらってもいいんじゃないだろうか。
そう、悪魔の囁きも聞こえる。
そうでなくとも、真剣な顔で一生懸命に取り組もうとしている彼女を止めるのは忍びなくもある。
止めるべきだ。
やってもらいたい。
彼女はやる気になっている。
2対1で可決だ。つまりは、流された。
俺はフェイトに対して、頼むと頷き返した。
ガチャガチャ
静かな室内に、ベルトを外す音が響く。
ジー……ッ
ゆっくり、ゆっくりとジッパーが下ろされる。
窮屈なズボンから解放されて、トランクスを一杯に押し上げるナニか。
ゴクリ、と唾を飲む音は、俺のものか彼女のものか。
そしてとうとう両の手でトランクスが下げらるに至り、元気いっぱいな息子が、彼女の顔の真ん前に飛び出した。
「わっ!? やっぱり……すごい」
この状態になったブツを見るのは二度目であるはずだが、前回は慌ててたし病気と勘違いしてたから、そんなによくは見られなかったのだろう。
興味津々といったていで、マジマジと観察している。
「硬いし、すっごく熱いね。こんなになって、苦しくないの?」
そっと両手で握り、優しくさすってくれるフェイト。
ズボンに締め付けられていたときならともかく、そんなことされて苦しいわけがない。むしろ気持ち良くて仕方ない。
そう伝えると、彼女の顔は嬉しそうにほころぶ。
「そっか、気持ちいいんだ。それじゃあ私、頑張るね」
意気込んで、キュッと握ってきた。
程よい圧がかかってますます気持ちいい。
この先を期待して胸と股間が膨らむ。
しかしここで、フェイトはピタリと固まって表情を曇らせた。
「ごめんね、頑張るって言ったばかりだけど、ここからどうしたらいいんだろう……?」
どうやら、やり方がわからなかったらしい。
なんでも手を上下することは理解していたようだが、そのまま摩擦したら痛いんじゃないかと疑問に思ったんだとか。
うん、聞いてくれて良かったよ。
「こうやって……これでいいの?」
「そうそう。上手いぞ」
「えへへ」
丁寧に握り方や力加減を教えると、あっという間に吸収してこなれた手つきになってきた。
自分の足の間で、真剣な顔で俺の性器をジッと見つめ、言われるがままに努力する美少女の姿を見てると、背徳感で背筋がゾクゾクしてくる。
それと同時に、自分のために懸命に奉仕してくれるこの少女が、たまらなく愛おしい。 思わず頭を撫でると喜んでくれて、これまた嬉しい。
まだそう長い時間が経ったわけではないが、この魅惑のシチュエーションに俺の性感はどんどんと高まってきた。
「もうちょっと強くできるか?」
「うん……これでどうかな」
んしょ、んしょと掛け声をあげながら、ゴシゴシとしごいてくれるフェイト。
「ああ……すごくいいぞ。あとちょっとで、出そうだ」
「え? えっと、どうすればいいの?」
「そのまま、そのままで頼む!」
「う、うん」
二度目とはいえ前回は事故のようなもの。まだ勝手がつかめていないのだろう、困惑したように問いかけてくるフェイト。
しかしこちらも、マトモに返事をするだけの余裕はない。
今の俺は全神経を股間に集中し、ただフェイトの手の感触を味わうことに専念している。
フェイトの小さくて柔らかい手がもたらす快楽は自分で処理するときの比ではなく、腹の奥底からこみ上げてくる何かは既に爆発寸前だ。
「ああっ、出る、出るぞ! フェイト!」
背筋を上る激しい快感に、頭の中が真っ白になる。
フェイトの手の中で俺のイチモツは震え、ビュクビュクと猛烈な勢いで白い粘液を吐き出した。
「わ、わわ……ふわぁ……」
それは、突然のことで反応できなかったフェイトの口や頬、それに髪を白く彩り、また彼女の黒い服に染みを作る。
目に入らなかったのは幸いだったが、そのとき俺はそんなことを気にする余裕もなく快楽に打ち震え、荒く息をついていた。
「すごいたくさん……これが、精液なんだね」
一方で、興味深げに手に零れた粘液を見つめるフェイト。
それをぺろりと舐め取り、口に含む。
「うぅ……苦ぁい」
「あ、おい。大丈夫か? ええと、ティッシュがあるから、ここに吐き出して」
「んー……」
コクン
「うん、ありがとう。でも大丈夫だよ。ちょっと変な味でビックリしただけだから」
美味しそうに飲んでたのに、なんてぼやきながら顔をしかめた彼女に思わず我に返って慌てるが、差し出したティッシュは顔を拭うのにだけ使って、口にした分は平然と飲み込んでしまった。
「それよりも、どうだった? 葉月。気持ちよかった?」
「ああ……うん、すっごく良かったよ。ありがとう、フェイト」
未だあちこちに精液がついて汚れたまま、ニコリと笑いかけてくるフェイト。
ああ、きっとこんなことでは彼女が本当の意味で汚れることはないんだな、なんて。そんな臭いことを思わせる姿だった。
「それにしても、汚れちゃったな」
「うん……どうしよう、これ。落ちるかな……」
「すぐに洗濯した方がいいかもなぁ」
何せただの水からは程遠い。
臭いし乾けばガビガビになるしで、服にべっとりと付いてしまっているのは問題だった。
「あ、そうだ。じゃあその間、また一緒にお風呂入る?」
とても魅力的な提案である。
また勃ってしまうかもしれないが、今更これを断るという選択肢はないだろうと即座に快諾した……ところで、フェイトの体が半透明の球状魔法陣に包まれる。
時間だ。
「……よくよく考えたら、このままの状態で戻るわけじゃなかったな」
「あはは……そうだったね。それじゃあ、お風呂はまた今度かな?」
また今度か。それは、今から楽しみだ。
明日のことを考えながら、期待に胸(と股間)が膨らむ。
果たして今晩は眠れるだろうか。
「わぁ、随分と立派なお風呂にしたんだね」
「余裕もあったし、折角だからな」
あの日以来、迷宮探索を終えた後フェイトに処理してもらうことが、すっかり習慣となってしまった。
それも、一緒に風呂に入りながら、である。
当初はあった罪悪感も羞恥心も、常習化するに連れてすっかり消え去ってしまった。
今ではもう、これが毎日の楽しみになっている。
何のてらいもなく綺麗な肌を晒すフェイトと一緒に浴室に向かっていると、俺の股間は気の早いことに既に臨戦態勢を取り、全力で天を突く有様だ。
それを見たフェイトは、しょうがないなぁ葉月はなどと苦笑しながらそっと手を添え、さすってくれる。
「こんなに苦しそうなのに、我慢させちゃ可哀想だよね。先にしてあげるね」
この言い方だと、何やら下半身を俺と別の生き物と捉えているようにも聞こえなくはない。いや、主人の言うことを聞かないという意味ではあまり間違っていないのかもしれないが。
とまれ、してくれることに否はない。言われるがままに椅子に座り、フェイトに身を任せる。
「今日は、新しいやり方を試してみるね」
俺の足の間に膝をついたフェイトはそう宣言すると、肉棒の根本を両手で握りながらスッと顔を近づける。
まさか、と思う間もなく、俺の先端はフェイトの口の中に咥え込まれた。
怒張したナニは彼女には少しばかり大きいようで、やや苦しそうにしながら口いっぱいに頬張っている。
フェイトの小さな口の中は、とても熱かった。
ねっとりとした舌が亀頭に絡みつき、ときおり裏筋やカリ首を舐めあげられるのにゾクリと快楽が背筋を上ってくる。
正直なところ動きそのものは拙いし、ときどき歯が引っかかってちょっと痛かったりもするのだが、そんなこと問題にならないくらい気持ちがいい。
見下ろしたときに自分の股間のモノを一生懸命しゃぶるフェイトのが映るという、精神的充足感も影響しているのだろう。
これなら、すぐにでも発射できそうな気がしてくる。
「へへ。どう、気持ちいいかな?」
思わずその頭頂部を撫でると、嬉しそうにしながら聞いてくる。
最高だ。それにつきる。
「いったい、どこでこんなことを覚えてきたんだ?」
気になったので聞いてみると、ちょっと勉強してきたとのこと。
最近の小学生は進んでるんだな……。
「葉月に満足して貰えるように頑張るから、して欲しいことがあったら何でも言ってね?」
何でもと来たか。
何でもなんて言われるとリミッターを外して暴走したくなるが、そこはぐっと堪える。やりすぎてはいけない。
こんな健気で良い娘を傷つけるわけにはいかないのだから……なんて、今の俺に言えた義理ではないのだが。
「それじゃあ、そうだな……」
「えーと、これでいいの?」
精々この程度が妥当だろうと彼女に要求したのは、胸を使ってもらうことであった。
格好つけておいてなんだと思うかもしれないが、既に口まで使わせてしまったのだから、これくらいは何の問題もない。ないはずだ。多分。
「こんなので、気持ちいいの?」
「ああ。これがいいんだ」
「そうなんだ??」
もちろん、フェイトの未成熟な乳房では挟むような真似は到底不可能である。
俺が頼んだのは、先端部をこすりつけてもらうことだ。
亀頭が膨らみかけの胸を押し、凹ませる。
今更なんだが、俺はフェイトのおっぱいを触ったことなんてない。つまり、これが初めてだ。
胸も亀頭も柔らかく変形しながら、揉み合うようにこすられる。
刺激という点では全く物足りない
だが……こう、なんだ。わかるだろう?
おっぱいだ、おっぱいなんだよ。主体はあちらだが、俺は今フェイトのおっぱいを弄っているも同然なのだ。
硬い先端で胸を突き、ねぶる。時折、ツンと尖った乳首にぶつかる。
気のせいか、徐々に乳首にぶつかる頻度が上がっているような……?
「んっ……」
フェイトの口から、思わずといったていで甘い囁きが漏れる。
もしかして、感じてる……?
心なしか赤みが増しているフェイトの顔をマジマジと見直すと、目があった。
「あっ……あの、これ、まだ続けた方がいいかな……?」
「いや、もういいよ。ありがとうな」
どうも恥ずかしがっているようだ。
これ以上、続けさせるのは可哀想かもしれないし、それにそろそろ刺激が欲しくなってきた頃だ。
ちょうどいい頃合いだろうと、また口に戻してもらうことにした。
「ん……ぺろ……ちゅぷ……くちゅ。……こうかな?」
「ああ、上手いぞ。その調子で頼む」
「うん。ちゅぷ……んぐ……んむ……」
先程の続きだが、少し口を挟んで改善してもらう。
特に敏感なところを集中的に舌で刺激してもらったり、唇をすぼめてしごいてもらったり、頬の内側にこすりつけてもらったり。
時折、深く飲み込もうとしすぎて目を白黒させることもある。多分、深い方が気持ちいいと伝えたからだろう。その気持は嬉しいが、苦しそうな様に心配になる。
「そんな無理しなくてもいいんだからな?」
と声をかけてみるが、まるで大丈夫だよと告げるかのように、こちらを見上げて目だけでニッコリと微笑みかけてくる。
そしてその間も、口は休まずに俺の股間を刺激し続けていた。
股間から伝わってくる、フェイトの口の小ささと暖かさ、それにぎこちなくも懸命な舌使い。
そして上目遣いに視線をあわせながら、グロテスクな肉棒を口いっぱいに頬張る美少女の姿。
両者が相まって、どんどんと高みに上り詰めていく。
ああ、もう限界だ。我慢できない!
「フェイト、受け止めてくれ!」
後から考えればそれは余りに無法であり、非難されるべき愚行であり、幾ら反省しても仕切れない。
しかしそのとき、興奮のあまり我を忘れた俺は反射的にフェイトの頭を抑え、股間を突き入れてしまっていた。
「むぐ!? んん~~っ!!」
フェイトの温かい口に包まれながら、思う存分その奥に向かって射精する。
たまらない解放感と達成感に震える。
「んん! ん~~っ……ゴクン、ゴクン」
涙目になりながら精液を飲み下すフェイトの姿も、今の俺にはその一助にしかならなかった。
いつも以上に長く、大量に放出し続けたと錯覚する一時。全て出し切った後にフェイトを解放し、そこでようやく我に返った。
慌てて膝を突き、未だ口内に残る精液に四苦八苦してる彼女に向かい合う。
「ご、ごめん! 大丈夫か!?」
「ケホッ、ケホッ……ケホッ」
処理しきれなかった白い液体が一筋、唇からこぼれ、そのまま何も言わずにうつ向いてしまう。
事ここに至ってとんでもないことをしてしまったと後悔するが、それに対する彼女の発言は、まったくの正反対であった。
「……ごめんなさい、うまくできなくて」
見当違いのことを、申し訳なさそうに囁くフェイト。
そんな彼女の姿にたまらなくなって、思わず膝立ちになってギュッと抱きしめた。
「あっ」
「君が謝ることなんて、何もないんだ。むしろ謝るのは俺の方だよ」
なるべく優しく、いたわるように、そっと頭を撫でる。
「ごめんな。無理するななんて言いながら、無茶させてしまって。苦しかっただろ」
「う、ううん! 私なら大丈夫だよ、このくらい慣れてるし。そんなことより、葉月はちゃんと、気持ちよくなれた?」
「……ああ、もちろんだとも!」
「えへへ、良かった」
本当にこの娘は、どこまで尊いんだろう。こんなことでも、まずこちらを気遣ってくれている。
その心づかいがとても嬉しく、そしてそれ以上に申し訳なかった。
今回の件は反省しなければならない。
二度と欲望に流されたりしないように……いや、流された結果が今なのだからそれは無理だろうけど、せめて彼女のことだけは傷つけないようにしないと。
遊びの範疇で済むように、しないと。
胸元にフェイトを掻き抱きながら、強く自分に言い聞かせるのであった。
でも、それと同時に予感もしていた。
こんなことを続けていればどうあってもエスカレートしていき、いずれ一線を越えてしまうのではないかと。
それはとても罪深く、恐ろしく、そして甘美な芳香を発していた。
[オマケ]
「フェイト。フェイトってば!」
「ひゃっ!?」
「どうしたのよ、ぼうっとして」
いけない。アリサに話しかけられてるのに、気づかなかったんだ。
今は学校帰り。
なのはと、アリサと、すずかと、それに私。いつもの顔ぶれ。
見れば、なのはとすずかもこちらを向いている。
心配かけちゃったかな。
「まあ……わかるけどね。あれはちょっと、ショックだったわよね」
「う……うん、そうなんだ」
そう、私の頭から離れなかったのは、まさにアリサの言うあれが原因だった。
授業で見せられた性教育のビデオ。
赤ちゃんがあんな風にできるなんて、今までまったく知らなかった。
平然としてる子もいたけど、私と同じく驚いた風な子も少なくなかった。
でも、私が一番ショックだったのは、そこじゃない。
「わたしも、ビックリしちゃった。お父さんやお兄ちゃんとお風呂いっしょに入ることあるけど、あんな風になってるのなんて見たことないよ」
「バカね、当たり前でしょ。娘や妹相手にそ、そんなことになってたら、変態みたいじゃないの!」
「あはは……」
あんな風……変態みたい……葉月のあれって、やっぱり、そういうこと……だったのかな。
ど、どうしよう。どうすれば、いいんだろう。
「フェイトちゃん? どうしたの、何か変だよ?」
「だ、大丈夫だよ? 何もないよ?」
頭がぐるぐるして、何も思いつかない。
今までこんなこと考えたことなかったし、そもそも私は何も知らなかった。
葉月は私のことどう思っていて、私にどうして欲しいんだろう。
何もわからないよ……。
「むー……やっぱりおかしい」
「はぁ……あのねぇ、フェイト!」
うわっ、ビックリした!?
気がついたらアリサに両頬を掴まれていた。
「ショックだったのはわかったけど、幾らなんでも引きずりすぎよ。あたしたちはまだ子供で、すぐにどうって話じゃないんだから、今は忘れておきなさい」
「う……うん、わかったよ。ごめんね、心配かけて」
でもね、私は今すぐその答えが必要なんだ。
この3人に相談してみようか?
でも、葉月には絶対に誰にも言わないでくれって頼まれてるし……。名前とか伏せれば大丈夫かな?
「フェイトちゃんには、ちょっと刺激が強かったみたいね」
「フェイトちゃんは、純粋だから」
「ボケボケのなのははともかくとして、あんたは随分と余裕そうじゃない」
そういえば、アリサもちょっとは動揺してたのに、すずかだけはいつも通りだ。
ボケボケなんて酷いよーと抗議するなのはを尻目に、私とアリサはすずかを注視する。
「あー……えーとね。ほら、わたしよく本を読んでるでしょ。そうすると何というか、結構そういうシーンもね、あるんだ」
「あんた、いったいいつもどういう本を読んでるのよ……」
「べ、別にそういうのを選んで読んでるわけじゃないよ!? ただ、大人向けの本を読んでると、そういうのもあるってだけだからね?」
「すずかちゃんは読書家だもんね。いつも難しそうな本を読んでるし」
「本が好きなだけだよ。……まあ、お姉ちゃんの持ってる漫画にはエッチなのも結構あるんだけど」
後半はゴニョゴニョと小声で言っていて聞きづらかったけど、私の耳は聞き逃さなかった。
それだ!
「すずか、それ私にも見せて!」
「……」
「……」
「……」
あ、あれ。3人とも驚いた顔でこっちを見ている……よ?
「フェイト……あんた」
「フェイトちゃん、そんなに興味あるんだ?」
「あ、あはは……わたしは別に、構わないけど」
「あ、ち、違う、違うの! 違わないけど、違うのー!」
その後、結局全員ですずかの部屋に押しかけることになりました。
もちろん学校帰りに寄り道するわけにはいかないので、一度帰宅して着替えてからの集合です。
すずかに見せてもらった漫画は、とても勉強になりました。
学校のビデオではイマイチわかりづらかったことが、とても具体的に描写されていました。
男の人のがあんな風になって、女の人はあんなことするなんて……。
葉月もやっぱり、ああいうことしたいのかな?
そういえば、男の人は定期的に女の人の体で射精しないと溜まるって書いてあったけど、葉月はあんなところで生活していて大丈夫なのかな。
そうだ、聞いてみればいいんだ。
うん、そうだよね。わからないことがあったなら、本人に聞くのが一番だし。
もし遠慮して我慢してるなら、私が何とかしてあげないと。
そう決意したら、一気に気分が軽くなりました。
次に喚び出されるときが待ち遠しいです。
なんて、そう思っていても、いざ本人を前にしたらどう切り出せばいいのかわからなくなってしまったんだけど。