観客席
三杉 「これは徹底的に外堀を埋める戦術に出ているな平戸」
弥生 「なんで淳」
三杉 「レギュレーションだ。交代はキーパー1回 他の選手3回に決められている。このままだと南葛の二の舞になるぞ。松山君率いるふらのはパスによる局面打開を重視しただけあって選手の全員がふらの小出身。実力差経験の差で他の小学校出身者はすべて控えだ。流石に交代したらパスワークすらドンドン怪しくなってくる。それは武蔵中で似たような経験をした僕だから解る。」
浦部「 でも松山がさっきシュートは打てたけど、基本存在から消えてるよな」
三杉「先の試合で平戸がやったこと、それは大空翼つぶしだ。それを警戒して松山君にパスを送りたくても送れないのさ。余程決定的な場面以外ね。リスクに見合うリターンが少ない場面ではパスはおのずと他を経由する。」
西尾「それじゃあふらのはこのまま・・・満身創痍になって後半に大量失点とかあるって事かどんなチームでも11人が10人9人と減れば辛いものだ」
中山「なら三杉ならどうする」
三杉「極力接触や次藤や金の動きを警戒しながらパス回しで様子を見るしかないね。もう相手のミス待ちしかない。でも現在レギュラーを二人失ったふらのの方がミスする確率は高い。試合勘ってのはそういうものだ。あくまで確率だけど。」
平戸のコーナーキックから始まります
蹴るのは佐野君
どうも変わったふらののキーパーモブ二号君おちつきがありません。
佐野それっ
佐野君のコーナーは高目ニアサイドだああ
そこには例によって平戸の巨漢三人が殺到している
金田「畜生っ今度こそクリアだ」
山形うおおおおっ
おおっとお金田君吹き飛ばされたああ
今度はファールはありません
でもボールは金田君渾身のクリア
なりませんバランスを崩して足に力が入ってません
ボールはペナルティスポット周辺を転がっているゥ
中川「クリアだ・・・」
金「チェストー」
走り込んだ金君が早い猛烈なスライディングシュート
中川「グハッ」
中川君に当たって ボールは倒れている金田君の足元へ
近くにいる次藤君が
「ハリケーンミキサー」
金田君は吹き飛ばされてゴールポストに激突
白目を剥いて昏倒
ボールは再びコーナーキックです。
松山「金田 中川大丈夫か」
中川「怪我したけどこの程度なら」
金田「ううううう立ち上がれん」
松山ダメだ これもアキレス腱が切れている
モブ二号準備だ。
モブ二号「ハイッ」
これは大変なことになりました山室君加藤君に次ぎ金田君も戦線離脱です。しかも再び蹴るのは佐野君 ふらの中最大のピンチを迎えました。