空から飛来する眩い光の球体を前に、ライザ達は絶望した。そしてそれが自分達へ与える衝撃と激痛に彼女達は倒れ伏す。まだ命はあるものの、今すぐ手当をしなければ間に合わない程の重症。だがそんな彼女達を前に、そこまで追い込んだ相手は心底つまらなそうな表情で座した。
「ふん、この程度か。つまらんな」
大精霊。少女の姿をしたその存在に挑んだ事が、この悲劇の切っ掛けであった。彼女の持つ錬金術に必要な物を手に入れる為に挑んだ結果、ライザ達は今死の危機に瀕している。まだ息のある彼女達の姿に止めを刺そうと手を上げた時、ライザの帽子が微かに動いた。そして伸ばされた手から放たれた光がライザへ迫った時、そこから飛び出た光輝く何かがそれを遮る。
「! ほぅ……まだ居たか」
「……」
それは人の姿になり、羽の力を解放したハクだった。彼女はこの世界でライザの両親に拾われ、ライザが生まれた頃からずっと一緒に居た。今までの冒険でもその殆どを彼女の帽子と頭の間で過ごし、人の姿を見せた事はライザ以外に一度も無い。だが、もうそんな事を気にしている場合では無かった。このまま放っておけば、ライザ達は死んでしまう。それはハクにとって容認出来ない事。故に飛び出しライザを守ったハクは1人、大精霊と相対する。
「ぅ……ハ、ク……」
「……逃げて」
「で、も……ぐっ……」
ハクの存在にライザ以外の全員が驚き戸惑う中、彼女とライザの会話を聞いた者の1人が残る力を振り絞って立ち上がる。それに倣って他の人物も必死で立ち上がり、立てそうにない者に手を貸してその場から離れ始めた。ただ1人、ライザだけが幼馴染に肩を貸されても離れようとしない。……ハクを置いて行けないと、その場に残ろうとし続ける。
「駄、目……ハクを、置いてなんて……いけ、な……ぃ」
「無茶、言うな……よ! 今、の……俺達に、何が出来るって、言うんだよ!」
「ここは、彼女に任せるしか……無いんだ」
「い、やぁ! ハ、ク! ハクぅぅぅぅ!!!」
ライザの悲痛な呼び声に、ハクは振り返らない。離れて行くライザとその仲間達。大精霊がいつ彼女達に攻撃を仕掛けても羽の力で守れる様に様子を見続けるが、大精霊は不敵に笑みを浮かべるばかりで一向に動こうとはしなかった。寧ろ敗走するライザ達を無様な様を見続け、彼女達が見えなくなるその時まで動きもしない。
「さて、お前の仲間は逃げた。次はお前が我の相手をしてくれるのか?」
「……」
「勿論、ただで逃げられるとは思っていないだろう。精々、我を楽しませるが良い!」
「!」
浮かぶ巨大な椅子の上、座した大精霊が立ち上がりながら告げる。そして始まる彼女からの攻撃に、ハクは避ける為に動き始めた。元が猫だった事もあり、その素早さは普通の人とは比べ物にならない。それを活かして迫る攻撃を避け続けるが……ハクにはそれしか出来なかった。
「どうした? 避けるだけか? つまらんな」
「……」
憑依召還を使えば攻撃に転じる事も出来る。しかし使えば最後、決める事が出来なければ敗北が決定してしまう。悩むハクの姿に大精霊は気分を害したのか、その攻撃は激しさを増す。避けるだけでは間に合わないと羽の力を再び使った時、大精霊は立ち上がって両手を上にして、先程ライザ達を全滅へ追い込んだ壮大な一撃を放った。だが守りに特化した羽の力を前に、その攻撃は無意味だった。轟音が響き渡るも無傷なハクの姿を見て、大精霊の表情が変わる。不機嫌から、何処か楽し気な表情へと。
「中々面白いでは無いか」
「……!」
2度目の羽も時間制限を迎え、残るは15秒間の1度のみ。それを覚られない様にしつつ、再び両手を上にして構える大精霊の姿にハクは飛び出した。最後の1回を使用すると同時に憑依召還を行い、その攻撃を無効化しながらも2本の剣で素早く連続に切りつける。嘗て、本来の力の持ち主が青眼の悪魔へ放った様に。
「ぐっ! ……ふふ。はははは! 中々やるでは無いか! だが……足りんな」
「!?」
その攻撃は確かに大精霊を追い詰めた。しかし倒し切るには至らず、最後の一撃を放ったハクの前へ大精霊は片手を翳す。その手の平から生じる光がハクを飲み込んだ時、数秒を置いてボロボロになった彼女が大精霊の前へ転がった。既に憑依召還の時間も終わりを迎え、元の姿で倒れるハクを前に大精霊は再び座り込む。
「一瞬とはいえ、1人で我を追い詰めた事は褒めてやろう。我を楽しめた褒美をくれてやる」
大精霊はそう言ってゆっくりと手を上げる。すると倒れ伏したハクの両手に光の輪が生まれ、身体がゆっくりと釣り上げられる様に浮かびあがる。そして彼女の元へ引き寄せられる様に近づき始めた。やがて大精霊の手が届く場所まで運ばれた時、まだ意識のあったハクはその真っ赤な目で大精霊を見つめる。
「残りの生を我のペットとして生きるが良い。光栄に思え」
「……ぃ、ゃ……」
「ふん。我に負けたお前が拒否する資格は無い。ほら、これはその証だ」
上げられた手がハクの首に触れる。その瞬間、彼女の首周りに光が生じ始めた。やがてそれは形となり、敗北を示す様な首輪だけが残る。嘗て自分の自由を奪ったのと似た、屈辱的な首輪。
「ふっ、お似合いだな……精々、今後も我を楽しませるが良い」
「……ライ、ザ……」
首輪を掴んで引き寄せた大精霊が耳元で囁く言葉に、ハクはこの世界で自分と共にずっと居た者の名前を呟く。彼女達が何時か、自分を救いに来る事を信じて。
大精霊の膝の上、人の姿でハクは両手に光の輪を付けられて万歳の体勢を強制されていた。着ていた服は一部を残して殆どが無残にも引き裂かれ、露出した胸を鷲掴みにされながら弄ばれる。抵抗する手段も体力も残っていなかったハクは僅かに身動ぎをする程度で、大精霊の思い通りになるしか無かった。
「ふむ……中々に楽しませてくれる。最初は適当な暇潰しにと思ったが、愛着すら湧いて来た」
「……ぅ……ぁ……」
「まだ助けを期待しているのか? 愚かな奴だ」
普段、大精霊は自然の中で自身の浮遊する椅子に座りながら何もしない日々を過ごしていた。だがハクをペットとして降したあの日から、彼女は暇潰しとしてその身体を弄んでいた。彼女の想像していたよりもそれは楽しかった様で、不敵な笑みを浮かべながらハクの頬を撫でて言い放つ。それに弱々しくもハクは言葉にならない声を出した。そしてその中に微かでもまだ抵抗と解放への希望を抱いていると感じた大精霊は冷たい瞳で見下ろした。
ライザ達が敗れ、ハクがペットとして彼女に捕まってから既に1週間近くの日が経とうとしている。そしてその間、ハクは大精霊に弄ばれるのみで食事も何もしていなかった。弱るのも仕方の無い事であり、大精霊は今まで食事などをする習慣が無かった事でそれに気付かない。しかし、明らかに衰弱したハクの様子を見て遂に彼女は理解する。
「人とは面倒な生き物だな。仕方ない、我がお前に必要な栄養とやらを与えてやろう……ほら」
「んっ!?」
僅かに腰を浮かせ、ハクの首周りへ手を伸ばした大精霊は口付けをする。それは愛し合った者がする口付けとは違い、自らの身体にある栄養を移す為の行為に他ならなかった。強制的に流し込まれる暖かく滑る謎の液体が口の中を満たし、吐きだす事も出来ずに飲む事を強要される。やがて大精霊が口付けを止めた時、ハクは身体から力を失った様にぶら下がったまま、光の無い目で虚空を見つめていた。
「ふっ、美味いか? ……どうもお前を見ていると不思議な感情になる。それが何だか分からないが、少なくともこれは我を満たす方法らしい」
「……何……を……」
「もっと与えてやろう。そしてまた最初の様に抵抗するが良い。それを屈服させる事こそが、お前が我を楽しませる方法だ」
与えられた栄養はハクにとって大きなものだったのか、一度の口付けだけでハクは喋れるまでに回復した。だが精神的には回復するどころか更に追い詰められ、再び大精霊が始めた口付けに。動き始める手の愛撫に身悶えする。
「そうだな。今からお前に、お前達人間の考える絶頂を与えてやろう。精々耐えてみせるがいい。但し、3度絶頂を迎えた暁には……お前の女としての尊厳を我が奪ってやる」
「!?」
「さぁ、始めるぞ?」
大精霊の言葉にハクは戦慄する。強制的に始められる絶頂を我慢する戦いに、ハクは思わず目を閉じた。
大精霊の手がハクの胸を愛撫しながら、腹部を撫でてゆっくりと秘部へ近づいて行く。そしてその細い指が入り口へ触れた時、大精霊は再び不敵な笑みを浮かべた。
「人間相手では味わえない快感を与えてやろう」
「!? ……ひぁぁぁ!」
入り口をなぞり上げる人差し指の先が微かに光った時、大精霊はその指をゆっくりとハクの膣内へ挿入し始めた。途端にハクが感じたのは、言い表せない様々な感覚。熱く冷たく、痺れる様で掻き混ぜられる様な……そんな人の指では絶対に与える事の出来ない快感。余りの快感に声を抑える事も出来ず、自分の大事な部分が壊される様な気がしたハクだったが、実際には指先が入っただけで何の傷も痛みも無かった。
「まずは、1回……絶頂しろ」
「んぁ、あ、ぁ……いやあぁぁぁぁ!」
普段のハクを知る人物からすれば信じられない程の声を発して、ハクは我慢する余裕も無く絶頂を迎える。震える身体を感じて指先を引き抜いた大精霊は濡れた自分の指を眺め、笑みを浮かべた。
「残り2回だ」
「ぅ、ぁ……誰、か……たす、け……」
誰に届く事も無いハクの声を聞き、大精霊は再び指をハクの膣内へ入れる。そして再び始まった抗い様の無い快感にハクは身を震わせるが、必死に耐えようとし続けた。……しかし、大精霊はそれを無意味と言わんばかりに胸を愛撫していた手に光を生じさせる。嫌な予感がしたハクだが、もう遅い。その手がハクの胸を掴んだ時、膣内と同じ様な感覚が胸にも与えられる。1ヶ所だけでも耐えられない刺激を2ヶ所同時に与えられ、ハクは瞬く間に絶頂した。
「ふっ、容易い。ほら、最後だぞ?」
「……」
「何だ、気絶したのか? 全く情けない……そんな事で逃れられる訳が無いだろう」
「ひやあぁぁぁ!」
余りの快感に意識を失ったハクを見て、大精霊は強引に攻めを再開する。強制的に意識を覚醒させられたハクは再び快感に悶え苦しむしか無い。……そして最後の1回も呆気なく迎えてしまう。胸と秘部に刺激を与え、最後は口付けをしながらハクを絶頂させた大精霊。3度の絶頂にグッタリした様子を見せるハクを前に、大精霊は楽しそうな笑みを浮かべて舌なめずりをした。
両腕を拘束する光を浮かせ、ハクを膝から退かせた大精霊はその頬に触れる。
「お前の女としての尊厳、我が奪ってやろう」
「……!?」
そう言って大精霊は自身の股間へ手を当てる。するとそこに生じた光の中に生まれた謎の隆起。やがて光が収まった時、ハクの目の前にあったのは本や想像でしか知らない男性器であった。
大精霊の容姿は少女の様だが、彼女は人間とは違う。その生態も人間とは全く別であり、そもそも性別という概念があるのかすらも怪しいものであった。そしてそんな彼女だからこそ、人間の男性と同じ様に生やす事が出来た。彼女にとっては見様見真似なのかも知れないが、それは確実にハクを犯す為のモノ。その存在に恐怖を隠せないハクを見て、大精霊は片手を振るう。
「ぃ、ゃ……やめ、て……!」
「最初に言った筈だ。敗北者に拒否権は無い」
腕を拘束する光の輪が動き始め、ゆっくりと男性器の上へ近づけられる自分の身体にハクは必死で足を動かして最後の抵抗をする。しかし大精霊が容赦無く動かしていた両足を掴み、膝の裏へ手を入れて抱え上げてしまう。光は徐々に下へと降り始め、後は挿入するだけとなった時。大精霊はハクと目を合わせた。
「我に犯される事、光栄に思うが良い」
「ひっ! いやぁぁぁぁ!」
その言葉を最後にハクの身体は下へ降りる。そして大精霊が秘部へ男性器を宛がい、やがてハクの中へ挿入が開始された途端、大精霊は掴んでいたハクの膝を引いて奥まで強引に入れてしまう。ハクの悲鳴が木魂する中、真っ赤な破瓜の証を流すその姿を前に大精霊は心底楽しそうに笑う。
「あっはっはっはっは! お前はもう、我の
「こん、な……の……」
「? 力が……そうか。お前の力は条件付きだったか。まぁ良い。もう必要無いものだ」
涙を流すハクの背中から光の粒子となって羽が消滅する。その光とハクの中に感じていた力が消滅する感覚に気付いた大精霊は不思議そうな顔をするが、すぐに事態を察して興味無さげに呟いた。そして繋がったハクとの行為を続ける為に、ハクの身体を強引に動かし始める。
「ん、ぁ……ぃゃ……あ」
3度の絶頂で濡れそぼった秘部を容易く出入りする大精霊の男性器。動く度に卑猥な水音が響き続ける中、それに伴って絶望したハクの弱々しい喘ぎ声が漏れ続ける。正にハクを支配し征服している感覚に大精霊は満たされた様な気分で動き続けた。ハクの小さな身体に入り込んだ男性器は狭い穴の中で締め付けられ、出入りする事で感じる緩急に大精霊もやがて限界を感じ始める。
「ぐっ、そろそろ出してやろう。我の子種を受け取るが良い!」
「んぁ……こだ、ね……? 駄、目……! それだけ、は……ぜった、い……に! いやぁぁぁ!」
自分の膣内で膨れ上がった男性器にハクが必死で首を横に振って拒絶するも、大精霊が聞く耳を持つ事は無かった。最奥へ届かせる様に掴んだ両足を引いて、到頭吐き出した子種がハクの膣内を満たしていく。ほんのりと感じるそれに絶望したハクは再び目から光を失って虚空を見つめるが、大精霊は構わずに再びハクの身体を動かして男性器の輸送を開始させた。
「1度で終わると思うな。お前が孕むまで、何度でも種付けしてやろう」
「ぁ……ぁ……ぃ……ゃ……」
大精霊からの陵辱はまだ終わらない。
怪我を治して仲間達と共に再び大精霊の元へ訪れたライザは椅子ごと背を向けた大精霊の元へ駆け寄る。その際、微かに聞こえる謎の水音を警戒しながらも彼女は武器である杖を構えた。大精霊はライザを見ずともその存在に気付いた様で、振り返らずに話し始める。
「あれだけの怪我を負って尚懲りずにまた来たか、人間。愚かな者共だ」
「ハクを何処へやったの!?」
「お前達が見捨てたあの小娘か? ……ふっ、それならここに居るぞ」
「!?」
ライザの言葉にゆっくりと振り返り始めた大精霊。やがて見える様になった彼女の姿……では無く、彼女の上に居たハクの姿にライザは言葉を失った。彼女と共に来ていた仲間達も一斉に絶句し、ある者は目を背ける様に。ある者は両手を口の前へ当てて驚愕し、男性達は直視してはいけないと視線を逸らす。
「ハ、ク……?」
大精霊の膝の上、両足の膝裏に手を入れられて抱え上げられながら、ハクは後ろから彼女の男性器で貫かれる様に犯されていた。ボロボロの服の彼方此方に残る白濁液は乾いており、秘部から溢れるそれはまだ新しい。涙が流れ続ける中、ハクは虚ろな目でライザを見る。
「……ライ、ザ……たす、け……て……」
「ふん。お前の元飼い主に自分が種付けされるところをしっかりと見せてやれ」
「ぃ、ゃ……も、う……やめて……ださない、で……」
放心したライザの目の前で大精霊は容赦無くハクの中へ子種を放つ。ドクドクと響く射精の音はライザの耳にまで届き、彼女は持っていた杖を落とした。