※この作品はR-18です。

愛され過ぎた少女達   作:ウルハーツ

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リ【ワンピース】 ニコ・ロビン★

 悪魔の子、ニコ・ロビン。その名前は懸賞金首として顔と共に全世界へ知れ渡っていた。

 

 幼い頃から命を狙われ続けた彼女は時折人と出会っては裏切られ、日々を必死で孤独に生き続けていた。……そんな彼女はある時、1人の少女と出会う事になる。それは自分と同じ様に普通ではない力を持ちながら、大きな代償を持たない者。そしてその出会いが切っ掛けとなり、少女は一時孤独から解放された。

 

「貴女、怪我してるの?」

 

「……」

 

 雨の降る森の中、足から血を流したハクと出会ったまだ子供のロビンは怪我の手当をする。幸いにも歩けない程の怪我では無かったが、それでも歩き難そうなハクに肩を貸して、ロビンは雨を凌げる洞窟を見つけて共に中へと入った。

 

「……ありがとう」

 

「ううん。困った時はお互い様。……でも、どうしてあんな場所で怪我してたの?」

 

「……動物に……襲われた」

 

 森の中には自然を生きる野生の動物達も居る。ハクは猫の姿で行動していたが、それが災いして襲われる事になってしまったのだ。何とか人の姿となって力を使い、撃退には成功。しかし疲労を背負い、戦いでの怪我もあって動けなくなってしまった。故に雨が止んだら行動を開始しようと思っていたところ、ロビンと出会ったのである。

 

 自分よりも幼い少女との出会いにロビンは今までに無い程、安心していた。大人なら最初は親切にして来ても、自分の懸賞金を目当てに裏切る可能性がある。子供でも家族が居れば、巡り巡って逃げる事を余儀なくされる。だが今この時、間違い無くハクが自分の事を知らないとロビンは会話の中で確信した。

 

 それから雨が止むまで、2人は話し続けた。ロビンは過去に自分の身に起こった事等を伏せ、ハクは自分の使命を伏せ、互いに秘密を抱えながら。

 

「それじゃあ、貴女はこの島で住んでる訳じゃないのね」

 

「ん……」

 

「そっか……私もなの」

 

「……そう」

 

 自分達に定住して居る場所を持たない共通点がある事を知り、やがてハクに家族が居ない事も知ったロビン。自分と同じ、頼る相手がこの世界の何処にもいない事を知った彼女はこれからハクにどうするのかを質問する。そして帰って来たのは、『探すべき人を求めて、この世界を回る』というものだった。『探すべき人』、とは誰なのかは本人もまだ分かっていない。そんな曖昧で訳が分からない答え。……だが自分と命こそ狙われないものの、似た様な境遇である事を知ったロビンは提案する。

 

「ねぇ、一緒に行かない? 怪我が治るまでここで休んで、一緒に海へ出ましょう?」

 

 それは孤独と裏切りの中で出会えた似た存在だからこその提案だった。自分よりも幼げなのが余計に拍車を掛けたのだろう。そしてそれを聞いたハクはロビンと視線を合わせ、彼女の中に見えた果たすべき欲の存在に驚き目を見開いた。つまりハクにとって、目の前に居る少女はこの世界で欲を満たす対象だったのだ。

 

 ハクは自分の使命を果たす為に。ロビンは孤独から解放される為に。2人は共に行動する事となった。幸いにも森の中には自然に出来た果物などがあり、子供2人の食事には困らない。危険な動物を相手には主にロビンが力を使って撃退し、ハクの怪我が治るまで2人はそこで数日を過ごし続けた。

 

 それから数年以上、ハクはロビンと共にこの世界で生き続ける。時折ロビンの首を狙って海軍と呼ばれる組織に狙われる事もあった。だが欲を満たす対象であり、それ以上に仲間として一緒に居たからこそ、彼女と共に乗り越え続ける道を選んだ。……だが、唐突にその日々にも終わりが訪れる。

 

「ハク……?」

 

 ある日、ある街の中で正体を隠して宿を借りていたロビンは一緒の宿に泊まった筈のハクが居ない事に気付いて探す事にした。幸いにも街の中で見つける事は出来たが、空に星々を見上げる普段とは明らかに様子の違うハクにロビンは違和感を感じて声を掛ける。声を掛けられた事で肩を震わせ反応したハクは、ゆっくりと振り返った。しかしその表情は無表情ながらも何処か悲し気で、嫌な予感を感じながらもロビンは近づいた。

 

「……ロビン」

 

「ハク、一体何が……!?」

 

 儚げに自分の名を呼ぶハクへロビンが手を伸ばした時、突然その背後に巨大な扉が出現する。驚き目を見開くロビンの前で、ゆっくりと開き続ける扉。そこから溢れる光に目を開けられなくなってしまい、伸ばした手でロビンは咄嗟に目を覆った。だがすぐに扉の前にハクが居た事を思い出し、前の見えない状況でその名を叫ぶ。

 

『……さようなら』

 

「ハク!? 一体何処に、ハク……!?」

 

 微かに聞こえたハクの言葉。やがて光が収まり目を開けられる様になったロビンの目の前には、巨大な扉どころかハクの姿すら何処にも無かった。そしてそれから夜が明けるまで、ロビンは必死になってハクの名前を叫びながら彼女を探し続ける。だが結局、光に飲み込まれた彼女を見つける事は出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 砂の王国、アラバスタ。

 

 仲間だったハクを失ったロビンは数年後、ある組織に入りながら活動していた。組織のボスである男と手を組み、とある目的を果たす為に。

 

「!」

 

 だがその目的の為に乗っ取った王国で、ロビンは王女の元で過ごす1匹の白い翼猫の存在を知る。まだ一方的な認識であり、相手は自分の事に気付いていない。それを利用して、ロビンは翼猫が王女から離れた隙を狙ってその目の前に姿を見せた。

 

「久しぶりね、ハク」

 

「……ロ、ビン……?」

 

 大人になったロビンの姿にそれでもすぐに分かったハクは、人の姿になって驚いた様子で声を掛ける。それに微笑みを浮かべたロビンは……突然、ハクの足元から手を出現させてその両足首を掴んだ。

 

「ぇ……」

 

「貴女は何も言わず、私の前から姿を消した。だからもしまたいつか何処かで会えたなら、決めていた事があるのよ」

 

「っ!」

 

 ハナハナの実。悪魔の実と呼ばれるそれを幼い頃に食べたロビンは、壁や人の身体から感覚を共有する無数の手を生やす力を持っている。その力に助けられた事が何度もあったハクには、それがどれ程強いのかも分かっていた。だからこそ、それを自分に向けられた事に驚かずにはいられない。両足を掴まれた事で動けなくなったハクは腰にも左右に手が生え、それが背中へ回った事に戦慄した。そして制止の声を出す前にその手がハクの背中にある弱点、羽を掴む。

 

「んぁ!」

 

「ふふっ」

 

 身体を駆け巡る暴力的なまでに強い快感に、ハクは抵抗する余裕を一瞬で失ってしまう。そしてその隙を突いて無数の手が傍にあった壁からハクの身体へ襲い掛かった。瞬く間に両手、両足が手に捕まれて壁へ殆ど縫い付けられてしまったハク。そんな彼女に、ロビンはゆっくりと笑みを浮かべて近づき始める。

 

「たっぷり、お仕置きしてあげる」

 

 その言葉と同時に壁から更にロビンの手が生える。そしてハクの着ていた服の袖や裾から入り込むと、スカートの中へも侵入し始めた。

 

 

 

 

 

 スカートの中へ潜り込み、下着をずらして直接秘部を撫でる細く暖かいロビンの指先が齎す快感にハクは悶える事しか出来なかった。秘部だけでは無い。身体中を這い回り、撫で続ける無数の手。逃げようにも壁から伸びた手が両手両足をガッシリと掴んでおり、ハクの力を奪う為に羽を掴む手も存在した。

 

「ロ、ビン……」

 

「貴女は悪い子よ。何も言わず、私の傍から消えてしまった」

 

 それは新たな世界を渡る必要があったから。しかし当時はそれを説明する事も無く消えてしまい、ハクはロビンの言葉を聞いてその事を後悔する。説明する余裕を与えてくれず、服の中へ忍ぶ手が胸や腹部を撫で回す感覚に反応する事しか出来ない身体。すると、ロビンは胸の前で手を交差させながらゆっくりとハクの傍へ近づき始めた。

 

「また1人になってしまった。とても寂しくて、悲しかった……だから、私は貴女を許さない」

 

「……ごめん、なさい……」

 

 間近で見えるロビンの瞳に映るのは、怒りと悲しみ……そして憎しみが混ざった感情。ハクは彼女の姿を前に謝る事しか出来る事が思い付かなかった。少なくとも彼女の心に傷を付けた原因が自分であると、理解した故に。だがロビンの心に出来た傷は一言の謝罪で治る程に浅いものでは無い。

 

 もしロビンが子供の様に感情のままハクを襲ったならば、今頃ハクの命は無かったかもしれない。しかしこうして拘束した上で淫らな攻めを始めたのは、彼女に溢れる感情を抑える強い理性があったから。そして何よりも再会出来た喜びと、もう二度と逃がさないという決意が彼女の中にはあった。

 

 謝罪するハクの口元に手が回り、無情にも塞いでしまう。声を出す事も許されない中、ロビンは強く交差した手に力を入れた。途端に再び壁から増える手の数々がハクの身体に襲い掛かる。袖や首元から服に忍んだ手が胸、肩、羽を攻め続け、下から入った手が腹部や腰を撫で回す。そしてスカートの中に入った手が太腿、臀部、秘部を。手足を拘束する手とは別の手が二の腕や太腿を弄び続ける。

 

「~~~~っ!」

 

 全身から与えられる快感にハクの頭は彼女への罪悪感を抱きながらも、真っ白に染められてしまう。他に何も考えられなくなる中、ロビンは僅かに身体を寄せてハクの耳元で静かに囁いた。

 

「一度、壊してあげるわ」

 

 懸賞金首になってから、誰も信用して来なかったロビンが信じて一緒に居た存在。だからこそ、彼女はまたハクと一緒に居たいとも考えていた。だが今のままでは同じ事が起こるかも知れない。なら、他に何も考えられない様に壊してしまえば良い。……それが彼女の出したハクを自分の傍に縛り付ける方法の答えだった。

 

 耐えられる快感を優に超えたロビンの攻めに、ハクは絶頂を迎える。声を出す事も許されずに何度も、何度も繰り返される絶頂。やがて意識を失った時、ロビンはハクの拘束を解くと共に倒れ始めた身体を受け止める。そして先程とは違う優しい笑みを浮かべながら、ハクの頭を撫で始めた。

 

 

 その後、ハクは王国から。王女の傍から姿を消す事になった。王女は国を救う為に。そしてハクを探す為に奮闘し続けるが、国が解放されてからも結局見つける事は適わない。一方、ロビンは手を組んでいた組織から離れてとある海賊団の仲間となる。

 

『……』

 

「ふふっ、これからもずっと一緒よ」

 

 そんな彼女の傍らには、猫の姿のまま光の無い目をしたハクの姿が。まるで感情を失った様に何も言わないその姿を、動物と話の出来る海賊団の1人は不審に思いながら警戒していた。




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