【英雄伝説】 フィー・クラウゼル
【英雄伝説】続・フィー・クラウゼル
【英雄伝説】 シャーリィ・オルランド
フィーが遊撃士となってからは数々の依頼が彼女の元へとやって来る。最年少の遊撃士という事もあり、時に子供扱いされる事はあるが、フィーの実力は確かに認められている。故に彼女を頼った依頼が多いのだ。困っている人が多いという事でもある。
ハクはそんな彼女の傍で、彼女の仕事を手伝う事が多かった。殆どの時間を共に過ごし、戦いの時は背中を合わせる。移動の時は彼女の腕か頭の上に居る事が殆どだ。
ある日、フィーは遊撃士として依頼を受ける。それは『見慣れぬ魔獣が徘徊している』というもので、調査と駆除が目的だ。フィーはハクと共にその魔獣が目撃された場所へ向かい……そこで、ドローメと呼ばれる魔物の種類に酷似した魔獣を発見する。
「新種かも」
「……倒す?」
「ん。油断しないで」
「……分かった」
物静かな2人の会話はそれだけ。だが何年も共に居た信頼関係がそれで十分にさせていた。ハクは迂闊に倒れない為に戦いの練習をしており、強いとは言えずともフィーのサポートは最低限熟せる様になっている。時に近接、時に遠距離射撃を行ってフィーが徐々に魔獣を追い詰める中、ハクはそんな彼女の補助をする。
「膨れた。自爆かも」
攻撃を与えられた魔獣が膨れ始める。それはドローメの自爆する予備動作と酷似しており、フィーはハクに告げながら距離を取る。元々後ろに居たハクはそんなフィーの元へ近づこうとして……魔獣が頭頂部を自分達へ向ける姿にフィーは気付いた。
「っ! ハクっ!」
「!?」
フィーの声を聞いてハクもそれに気付いた。そして彼女はフィーが避ける様に言うよりも早く、羽の力を使う。途端、魔獣の頭頂部から破裂する様に汚い粘液が発射されて純白の羽を汚した。
「っん……」
「平気?」
「ん……大丈夫」
フィーと自身を守る様に包み込んだ羽が時間を経て沢山の羽根を撒き散らしながら消滅する。魔獣の行為はやはり自爆だったのか、その姿は既に跡形も無くなっていた。
「取り敢えず、討伐完了。だね。ブイ」
ハクは自分へ向けられるピースサインに同じ様に返してから、フィーと共に次の仕事を確認する為、自分達が居る支部へ向かって歩き始める。……既に小さくなってしまった事で、ハクは自分の羽にまだ魔獣の粘液が付着している事に気付かなかった。
夜。複数の仕事を熟したフィーとハクは自分達が夜を明かす宿へと戻る。各地をまだ巡る様にして過ごしている為、決まった家を2人は持っていなかった。
帰宅すると共にまずは夕食の準備をする。基本的に交代でしており、その日はフィーが作る番だった。そして夕食を済ませれば今度は一日の汚れを落とす為にお風呂へ入る。それは別々では無く一緒に入るのが殆ど当たり前であった。
「? 羽、汚れてる」
「……昼間の?」
「かもね。洗うよ」
「ん……優しく、お願い」
敏感な羽についた穢れは薄くなっており、それを知らない2人はただ綺麗にする為だけにそれを流す。その後、お風呂を出れば同じベッドで明日を迎えるまで熟睡。毎日を忙しく過ごしている2人はそれが当たり前の日々であった。
しかし、この日。熟睡出来そうにない事態が起こる。
「……っ!」
「? ハク……?」
真夜中。眠りについていたフィーは自分の傍で眠るハクが何処か忙しなく身体を動かす事で目を覚ましてしまう。暗闇で微かに光る眼だけが見える中、徐々に慣れて来たフィーの視界に映ったのは、頬を染めて何処か切なそうに身体をモジモジとさせるハクの姿だった。
「ふぃ、ぃ……」
「!」
何処かで嗅いだことのある匂いがフィーの鼻を刺激する。汗を流して苦しそうにするハクの姿はまるで熱を出した病人の様にも見えるが、それが違うとフィーにはすぐに分かった。……それはまるで、ハクを求める時の自分と雰囲気が酷似しているのだから。その証拠に、ハクの股下は既に大量の愛液を流して濡れていた。恐らく匂いの原因はそれだったのだろう。
「……」
切なげに弱々しく自分の名前を呼びながら、服の袖を握って求める様な眼差しを向けるハクの姿を前にした時、フィーは我慢をする事は無かった。寧ろ普段は自分から求める事が殆どだった事もあり、珍しくハクから求められた事に歓喜の感情すら抱く。
眠気など当に飛んでいた。求めるハクの姿に一瞬でその気になったフィーは布団をベッドの下へ落とす様に剥がしてハクの身体に手を伸ばす。そして座る体制になった後、ハクの身体を抱き寄せ始めた。
「ふぃ、ぃ……ぉね、がぃ……」
「ん、任せて。……んっ」
胸元で自分を見上げる様なハクの姿を前に、フィーは頷いてから口付けを始める。ハクもフィーの口付けを求めて積極的に舌を絡ませ始め、その間にフィーの手がハクの着ていた服を脱がしていた。既に何度も脱がした経験があるからか、その手際は非常に早いものだった。
「もっ、と……欲しぃ」
「随分、積極的だね。良いけど」
生まれたままの姿になったハクの身体を抱きしめて、フィーは上からまるで親鳥が小鳥へ餌を与える様に口付けをする。背中に回した手には舌が絡まる度に力が籠められ、寄り強くハクの身体を抱きしめる事でフィーは全身でその肌の感触を感じていた。
「……足り、なぃ。もっと、もっと……私を……メチャ、クチャ、に……して……」
「…………分かった」
ハクの言葉にフィーは目を見開いた。だが求められてしまえば仕方が無いとばかりに彼女は暫し黙った後、頷いてからハクの身体を押し倒す。自分に凭れ掛かっていたハクの身体が下になり、両手首を掴んでベッドへ押し付けた状態でフィーは三度口付けをする。それは求め合う様な情熱的なものとは違う、貪る様な激しい口付けだった。
「欲しがったのは、そっちだから」
それは激しくする事への言い訳なのか。フィーはそう告げると同時にハクの身体にも手を伸ばした。項や肩、脇や腹部を撫で回しながら最終的にその手が行きついた先はハクの胸。少し何時もより張っている様に感じながら、フィーが揉んだ時。想像もしない現象が起きる。
「ぇ……」
フィーは余りの出来事に口付けを止めて呆然してしまう。だがその目には確かに白い液が映っていた。ハクの胸、その先端である乳首から揉んだ瞬間噴水の様に噴き出したそれをフィーは知識でしか知らない。しかしそれは妊娠するといった原因が無ければ出ない筈のもの。
「母乳……?」
フィーは困惑する。ハクが妊娠をする筈は無かった。何故なら自分と特別な関係になったとして、性別の壁によって子を宿す様な行為は出来なかったのだから。可能性としては、ハクが見知らぬ男性と行為に及んで妊娠した可能性だが……ずっと一緒に居たからこそ、それがあり得ない事をフィーは知っている。
「……まぁ、いいか」
答えが出ないと悟ったフィーは考える事を止めた。そして軽く手を握る様にしてハクの胸を揉む度に、乳首から流れ出る母乳を眺めてゆっくりと顔を近づけ始める。冷静になれないハクは自分の胸から母乳が出ている事にも気付かず、フィーの吸う行為に快感を感じて嬌声を漏らしている。
「ん、美味しい」
普段飲む事のあるミルクとは違う味わいにフィーは気に入った様子で再び口を付け始める。それがハクの身体から出ているという事も、味を気に入る要因の一つとなったのだろう。後でどうして母乳が出るのかはしっかり調べると決めながらも、今はそれを味わう事にフィーは集中した。当然胸を吸われれば、その快感にハクは悶える。
「ふぃ、ぃ……っ!」
「む。仕方ないな」
ハクが何かを求める様にフィーの名前を呼ぶ。下腹部を擦る様に太腿を擦るその姿に何を求めているのか察したフィーは母乳を吸いながら手を伸ばしてハクの秘部に指を当てた。ムワッとする程の熱を感じて、ハクが刺激を欲しがる姿にフィーは微かに微笑む。……そしてその指が秘部を撫であげる。
「ひっ、あぁぁぁぁぁ!」
「……撫でただけ。なのに、イっちゃったんだ」
頬を火照らせながら、恥ずかし気に顔を逸らすハクの行為がそれを認めている様にも見えたフィーは撫であげた指を今度はゆっくりと秘部の中へと挿入させ始める。入って来る指の感覚にハクは身体を震わせながらフィーの身体へしがみ付き、そんな姿を眺めながらフィーはハクの乳首を吸う。その姿はまるで乱れるハクの姿を肴に母乳を飲んでいるかの様であった。
ハクの身体は元々敏感だった。そしてフィーとの行為によって、彼女の攻めでより感じられる様に身体が無意識の内に開発されている。……そして今回、ハクが求める様になってしまった原因のせいで敏感になっており、その3つの要素によってハクは即座に絶頂を迎えてしまう身体になっていた。
「んっ! ~~~~~っ!」
「イってばっかり、だね」
「あっ、あっ! んあぁぁぁぁ!」
フィーが指を動かす。それだけでハクの身体は絶頂する。フィーが指を深くに入れる。それだけでハクの身体が震える。イキ狂いそうな程に乱れるハクの姿を見て、フィーも普段以上に感じるハクに楽し気な様子で攻めを続けた。
「~~~~っ! ~~~~っ! ……ぁ……」
「あ…… 飛んじゃったか」
ハクは何度も絶頂を繰り返した末、遂には母乳を噴き出しながらゆっくりと倒れる様に意識を失ってしまった。フィーは口の中に吸わずとも広がった味に舌鼓を打ちつつ、ハクが攻めて起きるか確認するも……既に身体が震えるのみで本人の意識は戻りそうにない。
求めていたハクが倒れてしまった事で、場の空気は一気に静まる。まだ流れる母乳も行為の間ずっと飲んでいたフィーは既にお腹一杯で飲めず、気付けば空が明るくなっていた事もあってフィーはそのまま起床する事とした。
同日。目覚めたハクの様子は何時も通りだったが、変わらず母乳が出る身体のままであった。
一体ハクの身体に何が起こったのか。遊撃士協会の力を借りてハクの身体を診察してもらった結果、それが魔獣の粘液による作用である可能性が浮上する。
「新種の魔獣だから、分からない事が多いって」
「……私、このまま……? 胸が張って……苦しい」
「分からない。でも、そうだったら……私が飲む。安心して」
羽は身体の一部。そこに付着した事が原因かもしれないと分かり、何時まで母乳が出続けるのかは分からないまま診察が終了。不安そうなハクの言葉にフィーは安心させる様にハクの頭を撫でながら、告げる。
「……赤ちゃん、みたいだった」
「流石に、幼児プレイは嫌。美味しかったけど」
それから2人の行為にフィーが母乳を飲むという内容が追加される事になる。母乳が身体に良い事や成長に良いと聞いて、育ち盛りのフィーがより積極的に飲む様になったのは2人だけが知る事実だった。
「喉、乾いた」
「……私は、牛じゃ無い」