そこが何処なのか、ハクには全く分からなかった。唯、新しい世界で使命を果たす為に日々を送っていただけだった筈なのに、気が付けば知らない場所で目を覚ましたハク。そんな彼女が最初に見た光景は、見慣れぬ少女の顔だった。……可愛らしい顔立ちをしている筈なのに、何処か本能が恐怖する様な混沌とした気配を持つ少女。思わず怯えてしまったハクは猫の姿のまま距離を取り、少女はそんな姿を見て笑みを浮かべながら自分の唇を舐めて一言。
「つっかまぁえた!」
また本能が自分の危機を知らせ、同時にハクは迫る黒い何かを辛うじて避ける。少女はそれに驚きながらも笑みを浮かべ続け、ハクはとにかく逃げ出す事にした。何処へ逃げれば良いかも分からない中、それでも彼女に捕まったら最後と確証の無い確信を抱いて。
「何処へ逃げたって、無駄ですよ~。うっふふふふふ♪」
背後から聞こえる少女の声を聞きながら、ハクは距離を取る為に足を止めない。先程避けた黒い何かは今もハクを捕まえようと遅い掛かり、それを跳んで避けてで何とか躱し続けるが……ハクはふと、気付いてしまう。
「ほらほら~、頑張ってくださいよ。今度こそ本当に捕まっちゃいますよ~?」
少女に追い掛けて来る気配は無い。にも関わらず、彼女の声は何時まで経っても聞こえ続けている事に。まるで距離を取っている筈が同じ場所を走っている様で、ハクは困惑してしまう。そしてその理由を探った時、すぐにその答えをハクは知る事が出来た。
『!?』
「あ、気付いちゃいました? そう、逃げても無駄なんですよ。例えこのBBちゃんから逃げようとしても、貴女と私の距離は決して離れない。ここはそう言う空間なんですから、ね?」
今の今まで走っていた筈が、ハクは唯々その場で足踏みしていただけだったのだ。距離は決して離れる事無く、BBと名乗った少女の言葉を聞いてハクは驚愕する。まるでこの場所は彼女が生み出した様な物言いで、迫る黒い何かを避けながらハクは人の姿へ変わる。
「ふふっ。傍で見ると、益々可愛いですね!」
「……ここは、何処。……なんで、私を……っ! 邪魔」
迫るそれは話をしようとしても尚、ハクへ襲い掛かり続ける。そこで到頭ハクは避けるだけで無く、反撃に出る事とした。自分を襲う黒いそれは1本だけで、身体を反らして躱した後にハクはそれを掴んで地面へ叩きつける。そして再び動き出そうとする前に、それを足で踏みつけた。もがく様に足の下で動き続けるも抜け出せない黒いそれはまるで触手の様で、ハクは嫌悪感を覚える。
「流石ですね。可愛い上に強いなんて、やっぱり人間には勿体無い。ここは私が貴女の主人となって、一生可愛がってあげましょうそうしましょう!」
「……人間じゃ……無い?」
「私を人間なんかと一緒にしないで貰えます?」
「……さっきの質問……答えて」
「もぅ、せっかちさんですね! それじゃあ……まずは大人しくして貰いますね?」
「!?」
突如、BBの背後からハクが踏んでいるのと同じ黒い触手が数本現れる。余りに突然の事に対処出来ず、避ける暇も無かったハクは瞬く間にその触手に捕まってしまった。両腕や両足、首にも触手が絡まる中、ハクの身体はゆっくりとBBの傍へ。
「ここは貴女の為に作った、私と貴女だけの空間。貴女は今日から私のペットとして、ここで未来永劫生き続けるんですよ」
「……ぃ、や」
「拒否権なんてありません。だって、私が決めた事なんですから。この空間ではBBちゃんが黒を白と言えば、世界がそうなろうとするんですよ。【貴女は私のペットです】」
「っ!」
目をジッと見られながら言われた言葉が、ハクの頭の中に入って浸食を始める。まるでそれが正しいとでも言うかの様な錯覚が起きそうになる中、それでもハクはそれを何とか跳ね退ける為に意識を集中した。自分は彼女のペットでも誰のペットでも無い、自分だけのものだと言い聞かせて。
「ふふっ、ふふふっ、良いですよ。流石『数々の世界を渡って来た猫』なだけありますね。1つの世界の強制力じゃ、通用しませんか。…………本当に、み・りょ・く・て・き♪」
「……はな、して……」
「でも? でも? 貴女の弱点は知ってるんですよ~? だって、何度も世界を渡る姿を私はずっとずぅーっと見てたんですから! 首輪を付けられたり? メイドさんになったり? 他にも沢山。……快感に弱い事だって、ね?」
笑みを浮かべながらBBが手を上げて、指を鳴らした。その瞬間、世界は一気に変貌する。
ピンク色に染まった部屋の中、キングサイズのベッドが部屋の中央で半分以上の面積を陣取るそこへハクは放り投げられる。急いで逃げようとするも、間髪入れずに同じベッドへ乗って来たBBはハクの両腕を掴んで体重を掛ける事でベッドへ押し付けた。
「あぁ、先に言っておきますけど、貴女の力はここでは何の意味も成しませんので。羽の守り? 憑依召還? 何それ? って感じで」
「……う、そ……っ!」
今正にハクはそれを実行しようとしていた。だが幾ら解放しようとしても巨大な羽は現れず、力を借りようとしても何も起こらない。……最初から、BBに自由自在なこの世界へ連れて来られた時点でハクはもう詰んでしまっていたのだ。
「それじゃあ、面倒なのでちゃちゃっと服を。全部脱がさないで色々残して……はい!」
「……ぃ、ゃ……」
またしても一瞬だった。ハクの着ていた服の存在が一瞬薄くなると、気付けば胸も秘部も晒す姿にされてしまっていた。上着は肌蹴て下着が胸の上に乗せられ、下はスカートを残して下着が片足の膝に引っ掛かる様にして残る、見る者が見ればそそる光景。
「私の趣味か将又別の存在の趣味かは置いといて……率直に言って、最高です! あぁ、愛おしい貴女の乱れる姿。これが私のものに。では、頂きます!」
そこにハクの意思など有りはしない。BBは頬を染めながら舌なめずりをして、ハクへゆっくりと顔を近づけた。
卑猥な色に染まった部屋にあるキングサイズのベッドで、ハクはBBと言う名の少女に貪られる様に口付けをされていた。必死に抵抗しようと腕に入れていた力も徐々に弱まる中、口付けを止めてBBはハクの顔を見下ろす。
「甘くて美味しいですよ、貴女のお口。ふふっ、夢にまでみた貴女の身体。じっくりたっぷり、楽しませて貰いますからね」
「ゃ、め……んっ!」
もう、ハクが両腕を動かせる様になったとしても抵抗と言える抵抗にはならない。そう思ったBBは抑えていた両腕を解放して、自分も自由になった両手でハクの胸を下から包みながら持ち上げる様にして触れ始める。揺れる乳房を前に興奮気味に弄び、遂には胸の谷間に顔を掴んで大きく深呼吸。顔を上げたBBの表情は恍惚としていた。
「はぁ~。しあわせぇ……ふふっ。敏感なせいか、もう乳首も勃っちゃったんですね? 美味しそう♪ はむっ!」
「んぁ! 舐め、ないで……」
舌で乳首を舐め回され、ハクは反射的にBBの頭を掴んで遠ざけようとする。だがその力よりも更に強くハクの胸にしがみついている為、BBの身体が離れる事は無かった。生暖かい滑る舌が這い回る感覚に快感と不快感を同時に感じながら、彼女が飽きるまでハクは唯々されるがままになるしかないのだ。
「んちゅ、ふふっ。こっちも攻めてあげますね?」
「っ! そこ、は……ゃ!」
BBは片手で乳房を掴みながら舐め続け、もう片手をハクの秘部へ伸ばした。無駄な抵抗を続ける中、更に強い快感を受けてハクは身体を震わせる。膣内へと1本の指が侵入を始めれば、与えられる快感に何度も身動ぎして……その時は意図も簡単に訪れた。
「あむっ、ふぉら、イっちゃぇ!」
「っ! んんんっ!」
抵抗も出来ないと分かったハクの最後の手段は、自分の口を塞いで声を殺す事だけだった。絶頂を迎えて身体中から力を失ったハクの姿にBBは満足げに体勢を上げる。一瞬、これで終わりかと思ったハク。だが、BBは最初からこの程度で終わらせるつもりは無かった。
「それじゃあ、第2ラウンドと行きましょうか! ここから、徐々にオプションが付きますよ! まずはそうですね……感度2倍、とかどうです?」
「……ぇ……」
BBが何を言っているのか、ハクは理解出来なかった。だがその間に顔を近づけたBBはハクへ最初の様に口付けをする。途端、ハクは自分の身体に強い電気の様な物が走った感覚を受けて身体を震わせ始めた。
「この状態でここを弄ると~?」
「っ! ひぁ!」
「ふふっ。凄い声が出ちゃいましたね? でも、まだまだ始まったばかりですよ? ほらほら!」
先程とは比べ物にならない快感を受け、ハクは力の入らない手で必死に口を塞ぎ続ける。秘部を容赦無く攻めるBBの手はもうハクの愛液でビショビショになっており、瞬く間にハクは絶頂する。が、息を切らすハクを前にBBは笑顔で告げる。
「はい、第3ラウンド! 次は声の我慢禁止で~す!」
同じ様に口付けをされた時、ハクは口を塞いでいた手をベッドへ降ろしてしまう。口へ持って行こうとしても手は思う通りに動かず、戸惑う姿を前にBBは再び胸へむしゃぶり付き始める。
「駄、目っ! ひぁ! 止め、ああぁぁ!」
「もうイっちゃいます? すぐイっちゃいます? イってください! さぁ! さぁ!」
「ひっ、やぁぁぁぁ!」
抑える事も出来ず、普段は出さない大きな声を出してハクは絶頂を迎える。……当然、これでも終わらない。
「第4ラウンドです! そうですね……あ、こんなのはどうです?」
何も無い所から突然取り出したのは、部屋と同じ色をした小さな卵型の機械。何にも繋がっていないそれを手にBBは一度片手の人差し指を舐めると、唾液を塗りつけてからハクの右胸。その先端にある乳首へくっ付ける。まるで唾液がのりの役割を果たした様にくっ付いたそれを前に、BBは再び何処からともなく小さな機械を取り出した。
「弱・中・強。まずは弱からですかね。えいっ!」
「ひっあああっ! こ、れ……だめぇ!」
「気持ちいいですか? ふふっ。おまけでもう1つ、くっ付けちゃいますね!」
「む、りっ……あぁぁ!」
何時の間にかもう1つをハクの左胸の乳首へ同じ様にくっ付けたBB。与えられるのは緩い振動だが、元々高い感度が2倍になっているハクには十分に強い刺激であった。するとBBは笑みを浮かべながら、無言で振動を中へ。
「ひあぁぁぁぁ!」
「あ、イっちゃいましたね。それじゃあ、このまま第5ラウンドって事で。クリちゃんにも付けてあげますね!」
「やぁ! ぉね、がぃ……止め、ぅあぁ!」
「はい、くっ付きました! ついでですから、強にしちゃいましょう! それっ!」
「っ! ~~~~~っ!」
両胸とクリトリスに与えられる強力な振動は、もうハクに声を上げる事も許さなかった。身体が大きく痙攣して愛液を噴き出し、それでも止まらない振動にハクの身体は正しくイき続けてしまう。呼吸も出来ない様子で、BBは少し慌てて電源を切った。
「……ぅ……ぁ……」
「ちょっとやり過ぎちゃいました? でも、まだ仕上げが終わって無いので眠るには早いですよ? まぁ、眠っちゃっても良いですけど……すぐに目が覚めるでしょうから」
薄れ行く意識の中、BBの言葉にハクは声無き声で『もう止めて』と告げようとする。が、弱った彼女の声がBBへ届く事は無かった。
「最終ラウンドです。私のこれで、犯してあげますね♪」
意識の無いハクの傍で告げるBBの股間にはスカートを持ちあげる様に生えた男性器があった。服を着たまま下着だけを脱ぎ、それを生やした彼女の目的はハクを犯す事。何でもありの空間では、男性器を生やす事等造作も無かったのだ。持ち上げられたスカートの一部分が期待で溢れた我慢汁で濡れ始める中、BBはハクの足元へ。両足を開いて間に入り込み、ハクの両肩を両腕で押さえ込む体勢になって秘部へそれを宛がい始めた。
「種付けプレスで、確実に孕ませてあげますからね! ふふっ、行きますよ」
もう度重なる絶頂で濡れに濡れたハクの秘部に男性器の先が触れる。そして僅かに侵入出来たのを確認したBBは……戸惑い鳴く一気に最奥までそれを突き入れた。
「んあぁぁぁぁぁ!? ……な、に…………!?」
「おはようございま~す! ご主人様のおちんちんで、豪快なお目覚めですね!」
「…………嘘……わ、たし……おか、され……ぃ、やぁぁぁぁぁ!」
「凄い絶望感漂う悲鳴ですね。でも大丈夫ですよ。これから一生、ここで私と過ごすんですから! ……何の問題もありません♪ ほら、動きますよ?」
「ひぃ! あっ! やぁ!」
ハクの悲鳴を聞きながら、それでも笑顔で告げたBBは腰を動かし始める。ハクの愛液は男性器の出入りを受け入れる様に滑り、流れる破瓜の証とも言える血をベッドへ撒き散らしながらも卑猥な音を立てる。最奥まで男性器の先が届く体勢なのか、彼女が奥へ突き入れる度にハクは今まで感じた事も無い感覚と快感に頭の中が真っ白になってしまう。
「分かり、ますかっ! 私の、おちんちん、がっ! 貴女の、子宮口、にっ! キス、してるのが! 凄く、気持ち良いですよ! この調子、だとっ! すぐ、出ちゃいそう、ですね!」
「抜い、て……ぃやぁ!」
「この体勢でっ! 抜く、訳っ! 無い、じゃないです、かっ! 全、部、中に出してっ! 妊娠、させてあげます、よ!」
「出さない、で……ひぁ……妊娠、なんて……したく、ない! 貴女の、なんて……あぁ!」
「酷い、事、言いますねっ! まぁ、それも、時間の問題、です! さぁ、そろそろ、ですよ!」
腰の動きが激しくなる中、自分の中に入る男性器が大きくなり始めた感覚にハクは必死で首を横に振って拒否の意を示す。だがBBにハクの思いは関係なかった。自分に目を付けられた時点で、彼女の運命は自分の物だと心から思っている故に。
「出し、ますよ! イき、ます! イクっ! イクイクイクっ! イックっ!」
「っ! ぃゃぁぁぁぁ!」
大きく背中を反らせてハクの最奥、子宮へ直接注ぐ様にBBの男性器は射精を始めた。脈打つ男性器の感覚が射精している事実を知らせ、ハクは声を我慢出来ない事もあって大声を上げる。……そして2人の身体から力が抜けると、BBは繋がったままハクと目を合わせた。
「はぁ、はぁ……もしかして、これで終わりとか思ってます? そんな訳無いじゃないですか!」
「ぅ、そ……止め、て……助け、んむっ!」
BBの言葉に絶望したハクは、自分達以外誰も居ない場所で思わず助けを請ってしまう。だがそれを言い切る事も許されず、口付けに塞がれた。そしてBBが指を鳴らした時、彼女の身体は僅かに光始める。と同時に射精と共に消耗した疲労感が彼女の中から消え去った。
「ふぅ。それじゃあ、延長と行きましょうか。孕んだかどうかは分かるので、取り敢えずは孕むまでって事で!」
そう言って再び腰を振り始めるBBにハクは只管犯され続ける。何もかもがBBの思うがままの世界で、ハクの命に終わりは無い。心が壊れれば修復され、ハクはこの先もBBの愛するペットとして犯され続ける。孕んでも、孕んでも、未来永劫終わる事の無い時間の始まりであった。