【原神】 蛍
旅を続ける私達の前に立ちはだかる敵。それを蛍と背中を合わせ、足を引っ張らない様に憑依召還は使わずに相手取る。世界を巡る中で沢山の人達と出会い、色々な戦い方を見て来た。時には教えてもらう事だってあった。だから、私のままでも少しは戦えるから。
目の前で浮かんでいた魔術師を地面に叩き落して、私は周囲を警戒した。他に敵と思われる気配は無い。もう、安心。
「ハク!」
「!?」
そう思って気を抜いた私に向かって、何かに気付いた様子の蛍が近づいて来た。そして私は彼女に押され……私の居た場所に、蛍の身体に黒い魔法が迫った。
「ぐっ!」
「ほた、る……?」
それは私が倒したと思って安心していた魔術師の魔法だった。完全に無力化したと思っていた。でも実際はこうして私に攻撃をして来て、それに気付けなかった私を庇って蛍が魔法を受けてしまった。まるで『してやったり』と言うかの様にゲラゲラと笑う魔術師の声に、私は蹴りを入れる。そして今度こそ完全に無力化したところで、私を守ってくれた蛍の傍へ駆けつけた。
「おい、蛍! 大丈夫か!?」
「はぁ……はぁ……だい、じょうぶ」
「……ごめん。私の、せい……」
私と一緒に駆け付けたパイモンの言葉に返した蛍だけど、その言葉に反して表情は明らかに辛そうだった。私がちゃんと魔術師を無力化出来ていれば、蛍が傷つく事は無かった。……私のせいだ。
「……パイモン。……休める場所……探して」
「あ、あぁ! 任せてくれ!」
「蛍……歩ける?」
「ぅ、ん……ふぅ……ふぅ……」
魔術師の攻撃を受けた蛍だけれど、目立った外傷は何処にも無い。だけど明らかに苦しんでいる姿から察するに、呪いの様なものかも知れない。もしそうなら、解呪する方法を見つけないと。周辺に町がある様には思えない。旅の中で学んだ中に、適当な解呪方法は何種類かあった。私でも、きっと出来る。
「あっちにキャンプの後があるぞ! 他に誰も居ないみたいだ!」
「ん……行こう」
私は蛍に肩を貸して、パイモンが見つけてくれた場所へ向かう事にした。そこは屋根のある休憩所の様な場所で、敵の気配は感じない。キャンプする場所もあるから、食事を作る事も出来る。一先ず蛍を屋根の下で横にして、私は蛍の身体を調べる事にした。呪いがどんな効果かは分からないけど、まずはその発生源を突き止めないと。
「……何処が、辛い?」
「はぁ……はぁ……ここ……」
「……」
蛍が訴える辛い部分。それは下半身の、あそこに近い部分だった。今までそんな呪いに出会った事は無かったけれど、絶対に無いとは言い切れない。少し嫌な予感を感じながらも、私は蛍の服を脱がして見る。……蛍のお腹にあったのは、紫色に発行する呪いの紋章。そしてあそこは異常な程に濡れていた。
「も、う……駄目っ!」
「!?」
それを見た瞬間、苦しんでいた蛍が突然私の身体を押し倒して来る。そして瞬く間に私は唇を奪われた。入って来る舌の感触に、抱きしめて来る蛍の暖かさに頭の中が真っ白になってしまう。少し離れた場所で「な、何やってんだ~!」と驚くパイモンの声が聞こえる中、やっと口付けを止めて顔を離した蛍の表情は変わらず苦しそうだった。
「ハ、ク……身体が、熱い……」
呪いの種類には色々なものがあるけど、今回の呪いがどんな物なのかは大体の察しがついてしまった。治し方は知らないけど、何となくこっちも察しがついた。確かに抵抗はある。でも蛍がこうなってしまったのは私のせいだから……私が、ちゃんと責任を持たないと駄目な事。
「お、おい! 2人とも何をする気……きゅ~」
「……ごめん」
一気に飛んで近づいて来たパイモンを取り敢えず叩いて気絶させる。そんな技術を見た事はあっても学んだ事は無いから、思いっきり叩くだけだけど。でも上手く行ったみたいで、パイモンは地面に落ちた。それを確認してから、私は蛍の前で着ていた服に手を掛ける。だけどそれを脱ごうとした時、蛍の手が私の手を掴んで止めた。
「?」
「私、が……脱がし、たい」
「……分かった」
こんな状況でまさかそんな事を言われるとは思わなかったけど、多分今は蛍が望む通りにした方が効率が良い。私は服を掴んだ手から力を抜いて、蛍に身を任せた。彼女が脱がせやすい様に、取り敢えずバンザイの体勢で待つ。私の服に手を掛けた蛍の呼吸は荒くて、それが呪いのせいだと分かっていても実は違うんじゃないかとさえ思える。……一応、告白された事がある訳だから可笑しな事じゃないのかも。
お互いに裸となった時、私は蛍に両肩を掴まれて床に押さえつけられた。呼吸を荒くしながらも再び顔を近づけて来た蛍を受け入れて、私達は口付けをする。だけどさっきと違うのは、お互いが裸だった事で肌が擦れる事。身長は蛍の方が大きいけれど、胸の大きさは少し私の方が勝っていて、そんな私達の胸が擦れる度に淡い快感が身体を刺激する。自然と蛍が私の足に自分の足を絡ませ始めて、私達は本当に絡まった。
「ハク……もっと」
「……ん」
また口付けを交わす。不思議と蛍とする口付けは心地良くて、私も満たされた様な気分になる。今まで奪われた事はあったけど、こんなのは間違い無く始めてだった。やっぱり、私は蛍とこれから先も一緒に居るのを悪くないと思っている。彼女が私を望んでくれるなら、私はきっと……受け入れられる。
「はぁ……はぁ……ハク」
「ほた、る……んぁ!」
蛍の身体が下へ移動すると、突然あそこに柔らかく生暖かい何かが触れた。それが彼女の舌の感触だと分かるのにそんな時間は掛からない。まだあんまり濡れていなかった私のあそこを舐めて攻めて来る蛍だけど、それは彼女にとって攻めと言うよりも準備だったんだと後で分かる。彼女の唾液で濡れた私のあそこに、蛍が自分のあそこを合わせ始めた事で何をしたいのかやっと分かった。淡く光る紫の光が私のお腹を微かに照らす中、小さな水音と共に私達の大事な部分は触れ合った。
「んっ!」
「ふぁ! あぁ……気持ち、良い……!」
最初の刺激に身体が震えるけど、蛍は私の身体を抱いて決して離れない様にする。そして快感を求めて、蛍は腰を揺すり始めた。合わさった大事な部分が唾液と愛液に滑り、擦れる。強い刺激はさっき以上に頭の中が真っ白になって、何かを考える余裕も無くなった私に蛍は追い込む様に口付けをしてくる。……それだけで、もう本当に何も考えられなかった。だけど唯一分かるのは、誰かを満たさなければならない私自身の心が満たされている、という事。
「ハ、ク……好き、好きっ!」
「ほた、る……私も……好、き……!」
殆ど無意識に、私は蛍の言葉に返していた。身体の奥底から湧き上がる快感の波とその終点を求めて、私達は一心不乱に身体を重ね合わせ続ける。
そして私達は同時に絶頂を迎えた。痙攣する身体を抱き合って、口付けをしてから身体を倒す。その瞬間、蛍のお腹にあった呪いの紋章が一際強く光り始めた。解呪の方法はこれであってるらしい。だけどこれだけじゃまだ足りないのか、紋章が消える訳では無い様子。これがある限り、蛍は苦しみから解放されない。なら、やるべき事は1つだけ。もっと蛍に欲望を解放してもらう。
「ぅ、ぁ、あぁぁぁぁ!」
「!?」
突然、今まで以上に苦しむ様な声を上げ始めた蛍。そのお腹の紋章が今まで以上に発光し始めた時、私は余りの眩しさに目を閉じてしまった。
「何、が……ぇ……」
光が収まった事で目を開けた私の目に映ったのは、女性にある筈の無い男性器を生やした蛍の姿だった。それはまるでクリトリスが肥大化した様な位置にあり、何かを求めているかの様に脈打ち続けている。これも、呪いのせい……? もしそうなら、私が何とかしないと。
「はぁ……はぁ……ぅ、ぁ……苦、しい」
「! ……やるしか、ない」
流石に男性器を前にしたのは私も初めてだった。だから何をどうすれば良いか、聞いた事はあっても詳しくは分からない。唯一分かるのは、これを刺激する事で赤ちゃんの元である精液が出るって事。刺激の方法は……あそこに入れる以外なら、擦れば良いのかも。
私は意を決して蛍の身体から生えた男性器を握った。それは彼女の身体にしては大きくて、私の片手では包み込めない。だから両手でお祈りをするみたいに握って、上下に動かしてみる。
「うぁ!」
「! ……痛い?」
「ぅぅ、ん……だい、じょうぶ」
動かすと同時に声を出した蛍に思わず手を離してしまったけれど、どうやら痛みを感じて出た声では無い様子。寧ろ、今のは快感を感じた時に出す様な声なのかも。だとすれば、これで間違いない。私はもう1度男性器を両手で包むと、今度こそしっかり上下に動かし始める。物凄く熱くて脈打つ感覚が、私の手にも伝わって来る。嫌悪感すら抱きそうな見た目をしているのに、不思議と私はそれに抵抗が無かった。……きっと、相手が蛍だから。
「? ヌルヌル、して来た……?」
「はぁ……はぁ……なんか、来るっ!」
「!?」
男性器の先が一際大きく膨らむと同時に割れ目の部分から突然白いのが飛び出した。それは握っていた私の顔や手に掛かり、異臭を発し始める。多分、これが精液。つまり、今のが射精……?
蛍のお腹にある紋章が再び光ると、微かに色が薄れた様にも見えた。だけど消える訳では無い様で、それが示す事は1つだけ。つまりこうやって射精をさせる事で、蛍の身体から呪いを出す事が出来る。なら、今のを繰り返せば……?
「……蛍?」
「ハク……ごめん、ね」
「!」
苦しそうに身体を起こした蛍は、突然謝ってから私をまた押し倒した。しかしさっきと違うのは、彼女に男性器が生えている事。蛍は私の上で馬乗りになると、徐に男性器を私の胸に押し当て始める。そして谷間に挟み、左右から胸を寄せて包み込んでしまった。私の胸はそのままなら半分程度、寄せてしまえば包み込める程の大きさだから、男性器は完全に隠れてしまう。だけど蛍が腰を前に出せば、胸の上部分に射精する際にも膨らんだ丸いところが出て来る。さっきの射精で出た精液とヌルヌルな何かで滑り、胸の中は蛍の好きな様に動かす事が出来る様子だった。
「あ、あぁ……柔らかい……ハクの、おっぱい」
「んぁ……ほた、る……んっ」
何かに憑りつかれた様に腰を振りながら恍惚とした表情を浮かべる蛍を前に、私は何も出来なかった。ただ擦れる感触が刺激となって、私の身体は反応するだけ。だけどそれでも蛍にとっては良い事だったのか、私を見ながら更に腰を振りが激しくなる。……そして。
「あぁ……出るっ!」
「っ!」
強く胸の中で突き入れられた途端、胸から飛び出た丸い部分の割れ目から再び精液が発射される。当然その上にあった私の顔にそれは掛かり、瞬く間に顔全体が精液に濡れてしまった。胸の谷間でまだ脈打つ男性器から微かに零れる残りが、胸の中も汚している。男性器は大丈夫だったけど、流石にこれは嫌悪感を抱かずにはいられない。正直、気持ちが悪い。臭いも酷いから、尚更。
「はぁ……はぁ……ハク」
「んむっ!? んんっ!?」
顔中がそれに濡れた事でちょっと気分が下がっていた私は、蛍が胸から抜いた男性器を口に入れて来た事で訳が分からなくなってしまう。頭を掴まれて仰向けのまま、強引に口の中へ入れられた男性器。顔に付いていた精液と丸い部分に残っていた精液が口の中に入り、苦くて不味い嫌な味が広がる。だけど蛍はそんな事お構いなしに腰を振り始めた。
「んぐっ、じゅ、んぶっ!」
「はぁはぁ……暖かくて、気持ち良くて……また、出るっ!」
「んっ!? んぶっ、んんんっ!」
口の中を蹂躙する男性器の先が膨らんだ感触を舌が感じた瞬間、途轍もない量の精液が口の中で放たれる。一瞬溺れそうになる程の量に苦しさが襲うけれど、蛍は私の頭を掴んだまま解放してくれる様子が無かった。男性器が脈打つ度に放たれる精液に口が満たされ、もう入らないと思っても出続けるそれに呼吸も厳しくなる。……窒息しないために私が出来るのは、それを我慢して飲む事だけだった。
「ふぅ……ふぅ……」
「っ! ケホッゴホッ! ……はぁ、はぁ」
やっと満足した様に男性器を抜いて床に尻餅をついた蛍の姿を眺め、私は咳をしながら顔を下に向ける。飲み切れず口の中に残った精液が口から垂れて床を汚した。未だに嫌な味と臭いが支配する中、私は横目で蛍の腹部にある紋章を眺めた。……大分薄れているのを見るに、後少しで消える。
「!?」
突然、私は心臓が強く高鳴った様な錯覚を覚えた。下腹部が疼いて、蛍の男性器から目が離せなくなってしまう。一体どうしてこんな現象に襲われたのか。もし精液を出す事で呪いが解呪出来るのなら、精液そのものに呪いを混じっているって事。それを呑んでしまったのが、原因かも。
「ハク……して、良い?」
「……」
「私と繋がろう。一緒になるの。駄目、かな?」
大分呪いが薄くなった事で苦しさは薄れた様子の蛍が、何かを抑えた様子でそう問い掛けて来る。彼女が何をしたいのか、分からない訳じゃない。だけどそれを許してしまえば、取り返しのつかない事になってしまいそうで……怖かった。彼女と一緒になるのは、別に嫌じゃない。だけど、それを失うのは不味い気がした。
「入れるから」
「ぁ……」
何も答えられなかった私に近づいて来た蛍が、仰向けに私の足を開いて男性器をあそこへ宛がい始めた。止めなきゃいけない。拒否しなきゃいけないのに、何故か私は抵抗する事が出来なかった。擦れ合わせた時から既に自分の愛液で濡れていた私のそこは蛍の男性器をまるで歓迎する様に受け入れ、遂に丸い部分が私の中に入り込む。すると蛍は私の耳元に口を近づけて、囁いた。
「ハク……大好き」
「っ! んあぁぁぁ!」
その言葉と同時に男性器が私の最奥へ一気に突き込まれる。私の初めては容易く破れ、彼女の侵入を許してしまう。痛みなんか一切無かった。彼女のモノが私の中に入った事で、満たされた様な気持ちに支配される。処女膜とは別の何か大事な物が消えて行った様な気もしたけれど、それが何かは分からない。
「動く、よ」
「ぅ、ん……んあっ、あ、あっ!」
両手を床に突いて私に顔を近づけてから、そう宣言して動き出した蛍。彼女が動く度に男性器が私の
「ハクの膣内、暖かく締め付けて来て……もう、出そう」
「ぅん、良い、よ……出し、て……私の中、蛍で……満たして」
「!」
蛍の出す精液が呪いの元に生まれたものだとしても、精液本来の効果を持っているのなら孕んでしまう可能性も十分にある。だけど、
「出、る……出るっ!」
「っ! んああぁぁぁっ!」
脈打つ男性器。多量に放たれた微かに感じる熱の塊を意識した時、内側から湧き上がる様に絶頂の波が襲い掛かって来た。身体が震えて、繋いだ手に自然と力が入る。それから少しの間、私達は繋がったまま絶頂の余韻に浸っていた。だけど突然、蛍の腹部にあった紋章が再び光輝いて……最初から何も無かったかの様に紋章も、男性器も消滅していた。
「……解呪……出来た?」
「うん。ありがとう、ハク」
もう苦しみも何も感じていない様子の蛍が微笑みながらお礼を言って来るけど、元々は私のせいで抱えてしまった呪い。だからお礼を言うのは私の方。
全てが嘘だったかの様に消えてしまったけれど、私の身体や膣内には確かに蛍から出た精液が残っている。もうきっと、蛍の身体に男性器が生える事は無いだろう。そう考えると、今回で孕まなかったら彼女との子供は出来ないのかも。蛍との子供……少し、欲しいと思う自分が居た。
無事、解呪には成功した。もう苦しみが襲う事も無い様で、普段通りの蛍を見て私は安心すると同時に倒れてしまう。まさか、こんな形で身体を重ねる事になるとは思わなかった。蛍は私にとって欲望を満たす対象では無い。だけど、彼女に身体を許した事に後悔なんか欠片も無い。
「……臭う」
「何処か身体を流せる場所を探してもらおう。パイモン、起きて」
「ぅ、ぅ~ん? あれ……オイラなんで寝てたんだ? って、何か凄い臭うぞ?」
一応服装を整えたものの、流石に臭いはどうにも出来ない。だから身体を流せる場所を探したいけど、今の私達は体力を使い切っていた。そこで私が気絶させたパイモンを蛍が起こす。どうやらパイモンは蛍が呪いを受けた事も覚えていない様で、取り敢えず身体を流せる場所を探して欲しいとお願いすれば「任せてくれ!」と言って空へ舞い上がった。覚えていないのは、ある意味助かった。起きた時の言葉は仕方ないと分かっていても少しショックだったけど。
「ハク……また、しても良い?」
「……ん」
それが何の事なのかは流石に聞かなくても分かる。
私は蛍の事が好き。元の世界へ帰る事よりも、彼女の傍で生きて行きたいと今では思う。だから彼女が望むなら、いくらでも私は身を捧げよう。
それが私の見出した、世界を巡る旅の終わり方だった。
「おーい! 湖があったぞ!」
「行こう、ハク」
「ん……」
遠くから聞こえるパイモンの声を聞き、立ち上がった蛍の差し出す手を私は掴んだ。