※この作品はR-18です。

愛され過ぎた少女達   作:ウルハーツ

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リ【魔女の旅々】 イレイナ☆

 どうしてこんな事になってしまったのか。冷静になった私にはそれに対する答えを出す事が出来たとしても、意味が無いと分かります。

 

「……」

 

「これで、良かったんです」

 

 私の目の前に横たわる美少女の身体。無表情に、けれども微かに見える柔らかな表情がこの身体に命の宿っている事を示してくれます。服を一枚も来ていない生まれたままの姿で眠るその姿はとても美しく、とても儚げで……胸の奥で不思議な感情が膨らんでいく様な気がして、私は目を逸らす事にしました。

 

 心は満たされている。なのに途轍もない後悔と不安、そして恐怖が私の心を覆っていく様な、そんな感覚。彼女が目を覚ました時、一体私に対してどんな反応を示すのか。それが分からないからこそ感じるこの思いに、今すぐに逃げ出したくなって、それが駄目だと理性が制します。だから私は、彼女の前から動く事が出来ずにいました。

 

「……ん……っ……?」

 

「!」

 

 僅かに身動ぎした身体。そしてゆっくりと開かれる瞼の裏に隠されていた真っ赤な瞳。彼女の意思を宿したその目は部屋を一瞬見回してから、私へ向けられました。

 

「……イレ、イナ……?」

 

「おはようございます、ハク。気分は如何ですか?」

 

 子供の頃からずっと一緒だったから、今までと変わらない様に言葉を掛けます。私の言葉に彼女もまた、今までの様に返してくれると願いながら。でも彼女は私の言葉に返事をせず、目を閉じてから天井へ視線を向けてしまいます。

 

 私は……嫌われたのでしょうか。彼女の大事な物を、奪ったから。彼女が誰にも渡さず、守り続けて来たものを奪ったから。ですがそれをしなかったらきっと、彼女は私の傍から消えてしまう。彼女が失いたくないと思うものがある様に、私にも失いたくないものがあるんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 子供の頃から一緒だった彼女と共に旅をする中で、私は彼女の事を色々知る機会を得ました。色々な人達と出会い、そこで初めて私は彼女が共に居る当たり前が当たり前では無く、何時か終わりが来てしまうのか気になってしまいました。出会いがあり、別れがあるのなら、彼女との別れも何時か来るかも知れない。そう思うと、心が締め付けられて苦しくなってしまったのです。

 

 身体が猫を受け付けないのに、唯一彼女だけが大丈夫でした。猫が人に成れるのも、別に不思議な事じゃ無いと思っていました。けれども知れば知る程に彼女の特異な部分を知り、彼女の生きる目的を知り……彼女が何時かこの世界から消えてしまう事実を知りました。だから私は、彼女に気付かれない様に彼女の力や身体について調べる事を決めました。方法は非常に簡単でした。主に寝込みを調査すれば良いのです。

 

 彼女の力は羽の力を解放する事で発動する守りと、私の知らない誰かの力を借りる憑依召還。そして人と猫の姿を使い分ける能力。調べる内に彼女の力の主な起点、つまり条件となる部分を見つける事に私はやがて成功しました。それが彼女の守り続けたもの、即ち処女です。いきなりエッチな話になりました。ですがこれは大事な調査結果です。彼女の力が処女である事を条件とするなら、彼女が世界を渡る方法も力によるもの。なら、それが無くなったら……きっと彼女はこの世界から出て行けなくなります。

 

 だから私は覚悟を決めて、彼女が守り続けて来た処女を奪う決断をしました。それが彼女にとってどれ程酷な事なのか、同じ女性として。そして旅を続ける者として、分からない訳がありません。私と違って、彼女は帰りたい場所を求めて世界を旅していますから。だとしても、その為に私の目の前から居なくなるというのなら、他に方法は思い付きませんでした。と言うか寧ろ、これはチャンスなのです。彼女と相棒の様な、家族の様な関係でありながらも、私達は今まで唯一緒に居ただけ。これが成功すれば、きっと彼女は私から離れられなくなりますから。

 

「今日はここで泊まりましょう」

 

「ん……疲れた」

 

 私の頭の上で揺られながら過ごしていた彼女は、辿り着いた宿の一室でベッドへ座りながら呟きます。小さな身体で揺られ続けるのは、それはそれで確かに疲れるのでしょう。ですが疲れるのはまだここからであり、私はまず身を清める事を提案します。一緒に入るのは私達の間で当たり前であり、とても心地よい雰囲気の中で互いの汚れを落とした私達は……ベッドへもう1度近づきました。

 

「ハク」

 

「……ぁ……」

 

 そして私はその小さくて軽い身体をベッドへ横にさせました。ずっと一緒に居ましたから、肌を重ね合わせた事だって少なからずありました。ですが今からする事は彼女の思いに反する事。行う事に覚悟も恐怖もありますが、やらなければ彼女は消えてしまう。そう自分へ言い聞かせて、私は彼女の服を1枚1枚脱がせて行きます。……むっ。

 

「やっぱり、可笑しいですよね。これ」

 

「……」

 

 服を脱がして裸になった彼女の身体を眺めて、特に身長は低いのに私よりも明らかに大きな胸にちょっと複雑な気持ちに。いや、まぁ一緒にお風呂とかにも入っている事から見慣れていると言えば見慣れてますけど、何度見てもどうしてこの身体にこの大きさなのか。何で私には……止めましょう。ここは考え方を変えるんです。そう、今からする事で彼女が私のものになれば、それはつまりこの胸も私のもの。うん、悪くありません。寧ろ、良いです。

 

「んっ……ぁ」

 

「ふふっ、気持ち良いんですね?」

 

 何度も触った事のある彼女の滑らかで触り心地の良い肌の感触を手に感じながら、私も片手間に服を脱いでいきます。この為に素早く脱げる様、用意はしておきました。簡単に脱ぎ終われば、服はベッドの脇へ。最初は戸惑いもあって色々困りましたが、回数を重ねる毎に行為へ入る事にも大分慣れました。今ではすんなりと準備を終えて、彼女と絡み合う事が出来ます。

 

「ん、ふぅ……はぁ……ハク。ハク……ちゅっ」

 

 足に絡み付いて、身体に絡み付いて、彼女の胸に顔を埋めて肌に口づけを落とす。それだけで心が満たされて行って、頭の中が『もっともっと』と彼女を欲して堪らなくなります。処女を奪うのは最後で良いのです。今はまだ彼女の身体を堪能して、締めに行えばそれで終わり。但し彼女に嫌われたりして何処かへ行かれてしまっては、どうしようもありません。何とか流れを作って、彼女の処女を……それが今まで出来ていれば、こんな悩みを抱く必要はありませんでしたね。

 

 

 

 

 

 ベッドの上で絡み合う美少女2人。きっと誰が見ても絵になっていて、興奮必須の光景でしょう。私に押し倒されて、借りて来た猫の様に大人しい彼女の身体へ触れる事で感じる高揚はとても心地が良いです。それこそ、やらなければいけない事なんて忘れてしまう程に幸福を感じます。ですが、達成しなければこの幸せを失ってしまうのです。だから絶対に忘れてはいけません。

 

「ハク」

 

「……んっ」

 

 彼女は名前を呼ばれるだけで、私のしたい事を理解してくれます。これぞ阿吽の呼吸、というのでしょう。私からする事も多いですが、彼女が私を受け入れて自ら唇を差し出してくれる光景は見ているだけで来るものがあります。

 

 あぁ、部屋の中に響き渡る水音が。舌で感じる彼女の味が、私の頭を支配しているのが分かります。このまま永遠に絡み合い続けていたい。旅も何もかも忘れて、彼女と共に身体を重ねるだけの日々を送りたい。そんな風に思ってしまう自分がそこには居ました。彼女と絡み合う度に思う事であり、思っても決して旅を止めるつもりはありませんけど。

 

「んっ、ぁ……」

 

「ふふっ。もっと私を感じて、身を委ねましょうか」

 

 肌理細やかな肌を撫でて、胸を揉みながら臀部にも手を伸ばします。何処を触っても心地良い彼女の肌。そして撫でる度、漏れ出る様に吐息に交じる声。今この時間の幸せを噛み締めながら、私は彼女の上へ覆い被さります。彼女が苦しまない適度な体重を掛けて、私が彼女を支配するのです。他の誰でも無い、彼女は私だけの存在ですから。

 

 処女を奪うタイミングは非常に難しいです。それに方法に関しても悩みます。それこそ、生やす事だって不可能ではありませんが……例え私自身のモノであったとしても、彼女の中に穢れたそれを入れる事は許せません。彼女の身体は清いまま、私のモノとなるべきなのです。後、私に穢らわしい物が生えるのも嫌ですから。

 

「あ……ふふっ。もう、欲しがってますね」

 

「……」

 

 臀部に回していた手で下半身を撫でていると、太腿辺りで微かな水気を感じました。そして聞こえるクチュリとした響き。彼女の身体は既に更なる快感を求めているのです。他に誰も居ないこの部屋で、当然その相手は私。恥ずかしそうに視線を逸らす彼女を愛おしく想いながら、私は彼女の逸らされた瞳を追い掛ける様に顔を移動します。

 

「私を見てください。逸らす事は、許しません」

 

「……っ!」

 

 例え恥ずかしいと感じていたとしても、私から目を逸らす事は許せません。なので私以外を視界に入れず、私だけを見る事を強制します。真っ赤な瞳が私を見つめます。その吸い込まれそうな瞳から読み取れる感情は、羞恥と期待。何度も気持ち良くしてあげましたから、無意識に求めているのでしょう。なら、その期待に答えなくてはいけませんね。

 

 太腿を撫でていた手で、彼女の大事な場所をまずは優しく指の腹で撫でる様に刺激します。微かに身動ぎをしながらも言う通りに視線を外さないのは、とても良い事です。羞恥に染まった頬もとても魅力的で、だからこそもっと虐めてあげたくなります。恐らくこれも無意識なのでしょう、声を我慢している彼女を喘がせる為に、私は彼女の胸を弄っていた手でその先端の少々固くなった乳首を摘みます。

 

「んっ!」

 

「ふふっ」

 

「ひ、ぁ! あ、んぁ!」

 

 そしてそこから攻めを激しくして行きます。乳首に刺激を与えながら、秘部の入り口を撫でていた指を膣内へゆっくりと挿入。熱い程に暖まった彼女の濡れに濡れた膣壁を今度は指の腹で直接撫でるのです。最初は我慢しようとした彼女の声が、二段階三段階の刺激を受ける事で明確に部屋で響く様になりました。

 

 これだけの刺激を与えられれば、快感に弱い彼女の事です。そう時間も掛からずに絶頂する事でしょう。ですがここで、私は更に意地悪をする事にしました。膣壁を撫でる指を彼女の絶頂間際に引き抜いて、乳首の刺激も止めます。

 

「ぇ……」

 

 あぁ、切なそうに声を上げる彼女の瞳がとても綺麗で可愛くて仕方ありません。しかしここで私の劣情に任せて攻めてしまっては駄目なのです。ここは堪えましょう。非常に私自身も辛いですが、必死で堪えましょう。

 

「ハク、私の事は好きですか?」

 

「……んっ」

 

「ちゃんと言葉にしてください」

 

「…………好き」

 

「っ~~~~! ふぅ……なら、私にどんな事をされても受け入れられますね?」

 

「……」

 

「受け入れ、られますね?」

 

「……ん」

 

 言質は取りました。少々好きと言われた瞬間に思わず私が絶頂しそうになりましたが、何とか耐えられました。ハクは私の事が好きで、どんな事をされても受け入れられる。なら、私がハクの処女を奪ってもきっと大丈夫です。多少強引ですが、奪ってしまえばこっちのモノ。後が怖くはありますが、やるしかありません。

 

「よく答えられました。ご褒美です」

 

「ん、ぁ……ひ、あぁぁぁぁ!」

 

 私は再び膣内に指を挿入しました。ですが今度は1本ではありません。親指と小指を除いた3本の細い指が、束となって彼女の中へ入り込んだのです。幼い彼女の身体は1本でもキュウっと締め付けて来るのに、その中へ3本。当然、強制的に彼女の膣内は広がります。痛がってしまうかもと不安はありましたが、反応からすると大丈夫な様子。私はそのまま指を出し入れしつつ、彼女の処女膜を探します。……それは、簡単に見つかりました。

 

「ぅあぁ! ……イレ、イナぁ……っ!」

 

「貴女の大事なモノ、私が頂きますね」

 

 彼女の答えは聞きません。快感に頭を振りながら私を名前を呼ぶハクへ既に決定した未来を告げて、私はそれを破る為に指を深くまで彼女の膣内へ入れました。水音のみが響いていて聞こえませんが、それでも不思議と感じた膜を破る音と感触。きっと、ハクも分かったでしょう。ですがそれに反応する余裕もなく、入れられた彼女は身体を大きく反らして絶頂を迎えます。

 

 不安でした。彼女の大事なモノを奪って、彼女の目的が未来永劫達成出来ない様に私はしたんです。絶頂の余韻が終われば、彼女は果たして私にどんな目を向けるのか。遂にやってしまった事を無かった事には出来ません。だから私は……彼女が真面に考えられなくなる様に、絶頂したその身体を再び攻め始めました。それは一種の逃避。我慢出来なくなった彼女の喘ぎを聞きながら、私は彼女が気絶するその時までその身体を攻め続けたのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 目を覚ました彼女は私の言葉を聞いて目を閉じながら天井を見上げてしまいました。全てが終わって、決して逃れられない彼女の心を受け止める瞬間がやって来たのです。心臓の鼓動が速くなり、恐怖が込み上げて来るのが嫌でも分かります。大事なモノを奪った私を、彼女は拒絶してしまうかもしれない。そう思うだけで、絶望が近づいて来る気がしました。

 

「イレイナ」

 

「っ!」

 

「……私の、初めて……奪った」

 

「……はい」

 

 名前を呼ばれるだけで身体が震えました。自分のした事を突きつけられただけで、喉元に冷たい刃物が当てられた様な気がしました。ですが私はそれを受け入れるしかありません。彼女の罵倒や軽蔑の感情を受け止めてでも、私は離れたく無かったのですから。

 

「無理矢理……酷い」

 

「そう、ですね……」

 

「……責任、取って」

 

「はい……はい?」

 

 言われた言葉を理解するのに、少々時間が掛かってしまいました。しかし確かに彼女は、私に言ったのです。『責任を取って』と。無意識に彼女を顔を見る事が出来なかった私は、それを聞いて反射的に顔を上げました。そして彼女の感情が込められた瞳を見たのです。

 

 軽蔑かも知れないと思いました。最低な人間を、親の仇を見る様な目を向けられていると……そう思っていました。ですが彼女の瞳から感じる感情は情愛の心。慈愛と言ってもいいのかも知れません。私に対する負の感情を一切持たないその瞳から伝わる想いに、私は思わず放心してしまいました。そしてそんな私に、彼女は身を持って教えてくれます。

 

「……イレイナ……好き」

 

「ぁ…………私も、大好きです」

 

 彼女は抱えていた使命を投げ捨てて、目的を果たせない事も受け入れて私と共に生きる道を選んでくれたのです。それを証明する様に私を抱き締めてくれた彼女の身体を、嬉しさで勝手に視界が歪む中で私も抱き締め返したのです。

 

 

 世界を旅する猫の心を射止めたのは、同じく旅をする可憐な魔女でした。……そう、私です。




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