【ブルアカ】 小鳥遊 ホシノ
彼女が記憶の中で覚えている印象的な光景。それは心配そうに自分を覗き込む少女の顔。逆さに映るその表情は自分が目を開けると同時に合い、嬉しそうに笑って見せる。そしてその少女は喋り始める。
『おはよう!』
『……ん、おはよう』
それがシロコとカナデが初めて出会った瞬間。カナデは目を覚ましたシロコを友達の元へと連れて行き、受け入れられてからは毎日の様に会い続けている。カナデの保護者的な存在からもらったマフラーはシロコに取って大事な宝物であり、ついでにカナデも欲しいと言ったら断られたのはみんなの笑い話……な訳では無かった。
「……」
その日、シロコにとって余りにも都合の良い状況が訪れた。カナデは何時もの様に部屋のソファで転がっている。だが他の仲間たちは各々の理由で外出しており、カナデの周りには誰も居ない。本来であれば彼女を一人にしないであろうホシノが珍しいが、その大きな理由がシロコの用事であった。彼女が一番警戒しているシロコに用事があって居ないとなれば、一人でも大丈夫だろう、と。
「作戦通り」
シロコにそんな用事は無い。先生と呼ばれる人の元へホシノが向かい、他の仲間達も色々な用事で離れているとなれば、しばらくは誰も帰って来ない。今こそカナデを手に入れる好機とばかりに、シロコは慣れ親しんだ廊下で銃を構えながら慎重に進み続ける。やがて辿り着いた部屋をゆっくりと音を立てずに開けば、ソファで横になって寝息を立てるカナデの姿が。
「……よし」
しっかりと部屋には鍵を閉める。そして過去に使用した目出し帽を被れば、準備は万端。その制服と武器等から大抵の人物にはバレバレだが、カナデには恐らく通用するだろう。
「ぅ、ぅん……? だれぇ?」
「……」
「……え? だ、だれっ!? ホシ、んむっ!」
「騒がないで」
人が動く気配を感じたのか、シロコが手を出すよりも先に目を覚ましたカナデ。彼女は自分を見下ろす目出し帽を被った謎の人物に驚き、助けを求めようとする。しかし素早くシロコはカナデの口を片手で塞ぐと、そのままソファの背もたれに押し付けて自分もカナデの上へ。
「騒がない。約束」
「っ!」
「ん、良い子だね」
声を出せない状況で乗られてしまえば逃げる事も出来ない。怯えて涙目になるカナデを前に湧き上がる衝動を抑えながら、シロコは騒がない事を約束させる。必死に頭を縦に振って答えたその姿を前に、手を離したシロコ。当然喋れる様になったカナデは問いかける。
「な、何するの? お、お金は無いよ!」
「大丈夫、必要ない。もう欲しいモノは揃ってる。……ん、邪魔」
「ふぇ? シロコ? んぐっ!?」
シロコはカナデの顔に自身の顔を近づけると、キスをしようとする。だがそこで自分が被っていた目出し帽によって口が塞がっている事に気付いた彼女は容赦なくそれを取っ払った。何のための目出し帽だったのか……。カナデはシロコだと気付いて驚く中、強引にキスされ始める。
「んんっ!?」
「んっ、ジュル……まだ……はむっ」
ビックリするカナデを無視してキスは過激さを増していった。強引にシロコは舌を入れて、思わず逃げようとしたカナデの頭を両手でガッシリと掴んで絶対に逃げられない様にしつつ続ける。
口内というのは人に寄っては性感帯になりえる部分だ。例えそこまでとは行かずとも、快感を感じる事は難しい事ではない。カナデは自分の口内を蹂躙するシロコの舌に寄って上顎や下顎、舌自体も嘗め回され続けて徐々にその目が蕩け始める。身体に入った力が見る見る内に抜けて行き、やがてシロコが一旦そのキスを止めた時。カナデはだらしなく舌を出しながら次を待つだけとなっていた。
「……ん、エッチだね。もっとしよう」
「ま、まっふぇ……あぶっ、ジュルルっ!」
その蕩けた表情に興奮したシロコは、その後も執拗にキスを続けた。しっかりと目を開いて弱りながらもなすがままなカナデの姿を目に焼き付けながら。時折カナデの身体が跳ねる様に動くのは、軽い絶頂を迎えているからなのだろう。そんな事は配慮もせずに続けるシロコ。彼女がキスに満足したのは一時間近く経った頃であり、カナデは既に意識すら朦朧としていた。
「ん、ご馳走様。それじゃあ、次に行こう」
「はぁ……はあ……シロ、コぉ……」
「もう、グショグショだね。脱がすよ」
満足して次に進もうとするシロコとは対照的に、口内からの快感だけで完璧に出来上がってしまったカナデは真面に何かを考える余裕も無い。シロコがソファから降り、カナデのスカートを捲り上げてパンツを確認してからそのまま脱がし始めるのさえ本人には理解する事が出来ていないくらいだ。
「…………」
無言でシロコは脱がしたパンツを見つめる。愛液に濡れて重くなった生地。ジッと見つめた挙句、彼女はおもむろに袋を取り出してそれを入れると、自身のカバンへとしまい込んだ。持ち帰る気満々である。
パンツを手に入れたシロコは、カナデの足を広げてM字開脚の姿勢にさせる。甘い絶頂を何度も繰り返したカナデの毛も生えない子供の様な秘部周り、その中心は蜜を垂らしながら呼吸に比例して軽く動いており、シロコはそれを目前にして息を呑む。
「もぅ、変な事……しない、でぇ……」
「ん、大丈夫。変な事じゃないから。いただきます、あむっ」
「っ!? ひぁあぁぁぁ!?」
少し固まっていたシロコはカナデの言葉が切っ掛けで再び動き始める。カナデの両足を自身の両腕で抱える様に掴んで絶対に動かせない様にしつつ、その秘部に顔を近づけて……入り口に舌を付けると同時に唇でその周囲を完全に覆ってしまう。
今までのキスとは違う、直接的で強い快感。既に熱く燻っていたカナデの身体はそれだけで容易に絶頂を迎える。声も抑えずに部屋の中へ響き渡る中、無意識に逃げようとする身体はシロコに抑え込まれて絶対に逃げる事が出来ない。
「レロッレロッ……ん、美味しい」
「ふぁ! んあぁ、シロ、コ……ひゃあっ!」
最初の接触で絶頂してしまったカナデだが、シロコの攻めは寧ろここからが本番だった。舌先で入り口を探る様に舐めてから、今度は膣内へと侵入を開始。溢れ出る愛液を飲み、暴れる足を抑える為に腕へ力を込めて、堪能し続ける。
「あ、たま……おかしく、なっちゃ、うぅ!」
キスされ続けた時の快感を優に超え、逃げる事も出来ずにその小さな身体で受け止める事しか出来ないカナデの嬌声は部屋に響き続けた。シロコはその後も永遠と夢中でカナデの秘部を貪り続け、気を失う事も出来ないままに数時間と時が経ち続ける。
「た、すけ、て……ホシ、ノ……んぁ!」
「ふぅー! ふぅー! 今度は、おっぱいを」
「何やってるのかなぁ~?」
「ぁ……不味い、夢中になり過ぎた」
「怒らないって約束は出来ないけど、取り敢えず正直におじさんへ話してみよっか?」
「…………カナデ、美味しかった」
部屋の鍵を開けられた音も、後ろに近づかれていた事も、シロコはカナデを貪るのに夢中で気付けなかった。しかも見られてしまったのは、カナデの保護者とも言える存在。言い訳も思いつかず、放った言葉を最後にシロコへ無情な言葉が告げられる。
「ホシノ……怖かったぁ!」
「よしよし。悪者は封印したからねぇ~」
「で、この有様と。自業自得って訳ね」
部屋の隅で正座させられているシロコと、ホシノへ涙を流しながら抱き着くカナデの姿が部屋には広がっている。帰って来た仲間たちは一様に最初は何があったのかと首を傾げるが、『シロコが遂にヤった』とホシノが告げるだけで全員が全てを察する。そしてシロコに与えられた罰は以下である。
1.カナデが許すまで正座で過ごす事。
(もし一日で許されない場合、後日も継続する)
2.ホシノが許すかカナデがしたがるまで『会話厳禁』。
(伝言として誰かを通しての話は有り)
3.先の罰を破った回数に応じて、お菓子タイムの参加を禁ずる。
「うわぁ……シロコにはきつそうね」
「そうじゃないと、お仕置きにならないからね~」
「か、カナデ……許して、欲しい」
「ふんっ!」
「はい、お話一回。一日追加ですよ~」
「ぁ……ガクッ」
内容が内容のため、誰でも甘やかしてしまいそうな仲間も今回はホシノ側であった。シロコが正座する期間は決して長くないとホシノは分かっている。だが会話厳禁に関してはホシノの許しも必要な為、回数も合わせればそれなりに尾を引く期間となるだろう。
これはその出来事から月日が経った後に起こり得る出来事。
「ねぇ、シロコ?」
「ん、どうしたの?」
「あの、ね……ずっと前、シロコがした事……覚えてる?」
「! ……ん」
「よく、分かんないんだけどね? 偶に、その……ムズムズするの。あの時の事、思い出しちゃって。またしたら、ムズムズしなくなるかな?」
「……そうだね」
「本当!? じゃあ、もし用事が無かったら家に来て! あの時の、もう一回して!」
「ん。今度は合意の上だね? なら、いっぱいシテあげる」
何も知らないカナデに強い快感を与えた事で、彼女自ら求めて来るこの瞬間を果たしてシロコが狙っていたのかは彼女だけの知る事。だが確かなのはこうなった場合、シロコの欲しかったカナデは結果的に彼女のモノとなる。