ライザリン・シュタウトこと、ライザは好奇心旺盛の少女である。幼馴染を巻き込んで冒険と称した村の外へ出る事も多く、ある日訪れた錬金術師との出会いを経て、自らの錬金術師としての才能を開花させた。村の外にあった廃墟を仲間達と共に再建し、自身のアトリエとして活用。村で両親の住む家と、アトリエを行き来しながら過ごしている。
「よい、しょっと。あれ、またここで寝てたの?」
「んぁ? おぉー、お帰り」
錬金術に目覚める切っ掛けとなった師。幼馴染達に、外からやって来た新たな親友。その全員が約一年前に村を離れてしまい、ライザは寂しく思いながらもアトリエへ足を運ぶ。その手に錬金術の材料となる物を抱えて。だが中へ入ってみれば、自身のアトリエでありながらそこには先客が居た。
彼女は上下共にとてもだらしのない服装をしていた。胸は強調され、肩や臍は惜しげもなく晒され、ホットパンツで足の付け根辺りから下も全て見えている。若い男子が見れば性癖が歪みそうなくらいの恰好。同性であるライザですら、ジッと見ているのが恥ずかしくなる様な姿で手を振るのは、唯一この島を離れなかったライザにとって少し特別な幼馴染の一人。
「エスティ、またこっちに泊まってたんだ?」
「家だとうるさくてな。やれ『私』だの、女なんだからだのと。俺は男だっての」
「あ、あはは……(その身体で男は無理があるんだってば)」
誰が見ても女性であり、男な訳がない。だがエスティは自分が男であると子供の頃から言っており、幼かったライザはそれを信じていた時もあった。だが成長するにつれて女性としての特徴や色気が生まれ、彼女が疑いようもなく女性なのだと分かって来る。その口調や仕草には僅かに男性っぽさがあるも、ライザからの印象は少々男勝りであるというだけ。
「今日も錬金術か?」
「うん。適当にここまでで素材は拾って来たけど……色々足りないんだよねぇ」
そう言いながら何かを期待する様な目配せをするライザにエスティは察した様子で着替え始める。何の躊躇もなく裸になった事で、ライザは驚きながらその視線を逸らした。ライザ自身、それが同性相手に見せる態度ではない事を理解している。しかしそれも仕方のない事なのかもしれない。言葉通りに男の子だと信じ切っていた幼い頃、ライザはエスティを意識していたのだから。
「っと。これで良いか。で、どこへ取りに行く?」
「えっと、鉱石類に木材とかも欲しいかな」
「じゃあ、山と森だな」
ライザと共に冒険へ出た事は何度もある。魔物と戦った経験だって多い。共に行くとなれば、エスティは心強い仲間であった。家から外出する準備を整えてここまでやって来ていたライザは荷物を降ろして即座に準備完了。二人は共に素材を手に入れる為、アトリエを離れる。
「二人で冒険するのも、何だかんだで慣れて来たね」
「だな。まぁ、デートみたいなもんだろ」
「へ? で、デート?」
「ん? どうした?」
男女が一緒に何処かへ行けば、確かにそれはデートと呼んでいいのかもしれない。だがエスティとライザはどちらも女性。自分を男性だと言い続けるエスティからすればデートでも、ライザからすればその印象は全くなかった。だが言葉にされてしまえば、意識せずには居られない。足を止めて顔を真っ赤にするライザに不思議そうな顔で振り返ったエスティは、本当に何も分からない様子で声を掛けた。
「な、何でもないよ。うん、何でもない。……ぐぬぬ」
「?」
幼い頃からの意識が今も残り、エスティのちょっとした事で心を乱してしまうライザは悔しく思う。そして必ず目に物見せてやると誓うのだった。
空が暗くなった頃、素材を持ってアトリエへ帰って来た二人。ライザが荷物をアトリエ内で整理する中、錬金術を扱えないエスティは寛ぐだけ。服装を過ごしやすい朝と同じ格好に戻して、ベッドの上で横になっていた。
「なぁ、ライザ。前に話したお願い、どんな感じだ?」
「錬金術で男になるって話? うーん、流石に難しいと思うけど」
錬金術の凄さを知ったエスティはライザに相談した事があった。その力で身体を男に戻せないかと。戦闘で使うアイテムや薬、武器などを作る事も出来る錬金術だが、その身体を作り変えるのはとても難しい話。何より、ライザはエスティの性別が変わる事を本心では望んでいない。聞かれては適当に話して有耶無耶にしようとするが、エスティは全く諦めていない様子だった。
「はぁ……エスティは、どうしてそんな男の子になる事に拘るの?」
「どうしてって、俺は元々男だって言ってるだろ? 戻りたいだけだって」
「戻るって、エスティは女の子じゃん」
「いや、だから俺は」
誰がどう見たって一般以上に魅力的な女性の身体をして、女性の声をしているエスティ。そんな彼女が女性である事を否定して男である事を主張する姿は、不自然以外の何物でもない。彼女の両親だけでなく、多くの者が彼女の言葉を否定して来た。ライザ自身も否定しながら、かといって押し付けたりはして来なかった。嫌われたくないという思いもあったのだろう。
だが多感な時期でもあるライザは色々な意味でイライラを募り始めていた。
荷物を片付け終えたライザはゆっくりとベッドに座るエスティへ近づき始める。特に警戒する様子もなく自分が男である事を主張し続けるも、ライザはそれを聞き流しながら彼女の前へ立つ。何か様子が違うとそこでようやく気付いたエスティだが、既に気付いたところで遅い。
「えいっ!」
「はっ? ぁ……ぇ……?」
突然ライザが取り出したのは、彼女が錬金術で作り出したアイテムの一つ。黄色い煙が上がり、それを真正面から吸い込んでしまったエスティは身体から力が急激に抜けて行く様な感覚に襲われる。僅かに痺れも感じ始める中、同じ部屋に居ながらも使用者であるライザはそれを吸って逆に力が湧き上がるのを感じ始めていた。
「こんなに大きなおっぱいをいつも揺らしてさ。それで男の子だって言っても説得力ある訳ないじゃん」
「何、を……んひゃっ!」
心臓の鼓動が高鳴るのを感じながら、ライザはエスティをベッドに押し倒して馬乗りになる。少し揺らすだけで確かに弾むエスティの乳房を見て、思い出すのは外で戦っていた時の姿。今みたいに無防備な服装はしていないが、それでも確かにそれは揺れていた。錬金術の師と共に居た戦士の女性が一瞬頭に浮かび、自分よりも大きなそれをライザは鷲掴みにする。
「うわっ、ふわふわ。すっごく柔らかい」
「揉む、なぁ……!」
「自分は男だーって絶対に間違ってる事を何度も聞かされてるあたしの身にもなってよ」
「俺は、男で……んむっ!?」
一度我慢が限界を迎えてしまえば、もう後戻りは出来なかった。ライザは今までの鬱憤を晴らす様にエスティの胸を揉みながら、呆れた口調で話し掛ける。それに変わらない答えで言い返そうとしたエスティだが、ライザはその口にキスをする事で言葉を遮ってしまう。更に弱っているその口内へ強引に舌を入れれば、エスティの身体は分かり易い反応を見せた。
「ふぅ。あはは、凄い蕩け顔だよ? そんな顔、男の子じゃ絶対に出来ないよ」
「お、おれは……」
「まだ言うんだ? それじゃあ、この際ちゃんと教えてあげる。エスティはどうしたって女の子なんだよって」
エスティの衣服に手を掛けたライザはもう止まらない。勢いよく上へ引っ張れば、プルンと聞こえて来そうな程に弾みながらエスティのGカップ乳房が解放される。ちょっとした刺激で反応してしまっているエスティの乳首は既に主張する様に固くなっており、ライザはそれを容赦なく摘み上げた。
「ふぁ! や、やめてぇ」
「ふぅ、ふぅ……可愛いよ、エスティ!」
弱々しく言葉を発してどうにも出来ない様子のエスティにライザは息を荒くして興奮し始めていた。今までも男だと思った事は一度だってないが、それでも間違った主張し続けるエスティにライザは襲うという形で
エスティの上で服を脱いだライザは彼女の上に覆い被さってキスをすると同時に胸を押し当てる。エスティより少しだけ小さくはあるが、ライザも十分に立派な胸を持っている。その柔らかな4つの肉塊がぶつかり合って弾み、擦れて揺れるだけで、二人は痺れる様な刺激的な快感を感じた。
「んむっ、ちゅ」
「ふぁ! らい、ざぁ……んっ!」
力の抜けた身体で、覆い被さるライザを押し退けようとしても、その腕を掴まれてベッドに押し付けられてしまえばそれで抵抗はお終い。されるがまま、ライザの好きな様に身体を触られ続ける。やがて快感によって更に弱ったエスティの腕から完全に力も抜けた時、ライザは少し下半身の位置をずらす。胸は当て合ったまま、続けて触れる様になったエスティの下半身。
「よい、しょっと。脱がしちゃうからね」
「ま、待てって。こんな事しても、意味なんか」
「まだ言ってるの? もう意味なんか関係ないって。エスティは女の子だし、これはあたしがシタイってだけ」
「お前、そっちの奴だったのかよ……!」
「うーん、ちょっと違うかも。多分、エスティだけだよ。はい、開いた」
上のボタンを外れ、半脱げに近い状態にされたエスティの下腹部には最後の下着のみが残されていた。本来であれば真っ白なそれは、これまでの行為で感じている証の様に僅かな変色があり、ライザは下着の中へゆっくりと手を入れ始める。
「あっつ……凄いムレてるね」
「っ! そこは、洒落にならない……から」
「うん、そうだね。だって洒落じゃない、から、ねっ!」
「ひぁああぁぁっ!」
その熱気を手で感じて、恐怖を感じる目と合ったライザは容赦せずにエスティの秘部を直接弄り始める。微かに聞こえて来る水音と、敏感な部分を触れられる事で声を我慢出来ずに喘いでしまうエスティの声がアトリエの中で響き、自身の手で反応する彼女の姿を見てライザの気分は更に昂っていく。
無意識に快感から逃れようと身動ぎするエスティの身体を、ライザは自身の身体と手で抑え込みながら強い快感を与え続ける。唾液も飲めずに喘ぎ続けるエスティの口元は熱い吐息を漏らし、ライザはそれすらも奪う様にまたキスを始める。
胸への刺激と口内への刺激。そして強い秘部への刺激はエスティを徐々に追い詰めて行く。彼女の中には確かに男だった頃の記憶があり、そのプライドの様な物も残っている。だが感じる気持ち良さは男では到底味わえない物であり、ライザの思惑通りに自分が女である事を思い知らされていた。まだ心は折れていないかもしれないが、確かに男としての尊厳には傷が付き始めていた。
「このまま、じゃ……うあぁ!」
「もしかして、もうイっちゃいそうだったり? 男の子なのに、女の子の気持ち良さで簡単にイっちゃうんだ?」
精神的にも追い詰められて、込み上げて来る快感からエスティは逃げられない。一際強い快感を受けた瞬間、エスティは頭の中で何かが弾けた様な錯覚に飲み込まれる。同時に身体が大きく震えて、その目は大きく見開かれた。
「う、ああぁぁぁぁ!」
女としての快感の頂点を体験して、エスティの心には確かな傷が残っただろう。しかしライザは一度絶頂を経験した程度で終わらせるつもりなど最初から無かった。
飛びそうな意識が再び刺激に寄って起こされ、エスティはライザの手で再び喘ぎ続ける。自分は女なのだと理解らされ、ライザに堕ちるまで。