※この作品はR-18です。

愛され過ぎた少女達   作:ウルハーツ

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2016年03月15日 投稿分


【GE】 アリサ・イリーニチナ・アミエーラ☆★

「任務完了。これより帰投します」

 

 アリサは耳に付けたインカムから繋がっているマイクを口元に寄せ、通信先として繋がっているオペレーターに向けて告げる。機械越しに『了解しました。今迎えを寄越します』と言う声を聞いたアリサは寄せていたマイクから指を話すと、手に持っていた巨大な武器……神機を両手で持ちながら足を進め始める。重い物を持つ様にして歩くアリサだが、その顔に辛そうな表情などは一切無い。あるのは何処までも清々しい笑顔であり、何も無いにも関わらずアリサは時折「ふふっ」と声を漏らす。何かを楽しみにしている様な、そんな笑顔。

 

 やがてアリサは自分を迎えに来た車に乗り、フェンリル【極東支部】へと到着する。彼女を初めとしたゴッドイーター達が集まる基地であり、住居でもある場所だ。アリサが帰投して最初に出迎えたのは、少々騒がしいエントランス。左には昇降機があり、そのすぐ傍には下へと降りる階段が存在していた。そしてアリサは迷わずそこを降りると、円形のカウンターの内で立って居る少女……ヒバリに話しかける。先程、インカム越しに話をしていたのは彼女である。

 

「アリサ・イリーニチナ・アミエーラ。ただいま帰投しました」

 

「長期任務、大変お疲れ様でした。アリサさんの任務は以上で終了です。十分な休息を取って、身体を休めてくださいね? また任務が入ったらご連絡致しますので」

 

「分かりました。それでは」

 

 アリサの報告に目の前の機械を操作した後に笑顔でヒバリは答え、その答えを最後にアリサは一度お辞儀をしてから真っ直ぐに先程通り過ぎた昇降機へと足を進める。その途中で同僚とすれ違えばお互いに軽く労いの言葉を掛け合い、そうしてアリサは昇降機に乗って階を移動。自分に充てられた部屋の扉へ到着する。だが自分の部屋でありながら、アリサはその扉を開けようとして動きを止めた。

 

「ん? あれ、アリサじゃん? 何してんだよ?」

 

「い、いえ……別に何でもありません」

 

「?」

 

 扉の目の前で固まっていた時、別の部屋から頭にニット帽を被った青年……コウタが廊下へと出て来る。当然彼は自分の部屋の前で部屋に入るのを戸惑っているアリサの存在に気付くと声を掛けるが、アリサはそんなコウタの質問に正確な回答を見せない。自分の部屋の前で立ち尽くしているその姿はどう見ても『何でも無い』とは思えないだろう。しかしコウタはアリサの言葉に不思議な顔をしながらも、「ま、お疲れ~!」とだけ言ってその場から去って行った。そんな彼の姿にアリサは1度溜息をつき、その後覚悟を決めた様に扉のノブへ手を掛ける。

 

 本来普通に開けることを想定して作られている筈の扉。にも関わらず、アリサはかなりの威力と共にその扉を開ける。中には自分の脱ぎ捨てた服や下着が乱雑している……筈だった。しかしそれは過去の事。開いた扉の向こう側に見えたのはまるで輝く程綺麗な内室と、その中にあるベッドの上にちょこんと可愛らしく座る1人の少女。アリサはその少女を見た瞬間、開いた扉を素早く閉じて鍵を掛ける。先程まで真剣だった表情は今現在、頬から何から緩みきっていた。そして少女もアリサの姿に気付くと、ゆっくりベッドから降りて立ち上がる。

 

「……お帰り」

 

「あぁ……天使が見えます」

 

「……天使?」

 

「あ、いえ。此方の話です」

 

 徐々に近づいて来るその姿を見て思わず呟いたアリサの言葉に思わず聞き返す少女……ハク。アリサはハクの言葉に緩んだ頬を引き締めてしっかりとした表情に戻すと、冷静に答える。そしてハクの頭に手を置いて「ただいま、です」と最初の言葉への返答を行う。その後、長期の任務で掻いた汗を流すため、シャワーを浴びにバスルームへと足を進めた。その際、【何時もの癖で】脱いだ服を部屋の中へと放り投げたアリサ。しかしそれが完全に落ちる前、ハクはそれを受け止めると洗濯物を集めている籠にそれを入れる。そんな光景にアリサは少しばかり恥ずかしそうに謝ると、今度こそバスルームの中へと入った。

 

 アリサがハクの正体を知ったのはもう数年前の事。アリサが任務の先で見つけ、何故か惹かれた1匹の翼猫。その拾った日からという物、自分の部屋に乱雑していた服が嘘の様に減って行くと言う出来事が始まったのだ。しかし減っていると言っても持ってかれているのではなく、綺麗に畳まれてしまわれており、当初は誰かが勝手に自分の部屋に入って居ると疑ったアリサ。任務に行く振りをして部屋に入る人物が居るかを調べたりしたが、結果は誰も入って居ないと言う事実のみ。それでも猫=犯人と言う答えは彼女の中に無く、部屋の中にカメラを仕掛けるなどをしても証拠は一切上がらなかった。それもその筈。カメラを置いているその姿を犯人であるハク自身がその場で目撃していたのだから。結局犯人は見つからず、アリサは部屋に入る誰かの存在を気にしながら過ごし続けていたある日。簡単にハクは見つかってしまう。原因はハクが長期の任務に出たアリサにしばらく帰って来ないと油断し、寝てしまった事。急遽キャンセルになり、帰投したアリサはすやすやと自分のベッドの上で眠る少女を見てしまったのだ。それからは簡単。少女の正体が他でも無い、猫だと【直感で】分かったアリサ。そんな彼女が取った行動は恐怖するでも追い出すでも無く、現状維持であった。既にハクはアリサに取って掛け替えのない【家族】になって居たのだ。服を片づけたりと感謝こそすれど怒る要因も無く、唯一アリサが言った事は『私の前では何時でも話すことの出来る【人】で居る事』であった。ハクはそれを了承し、それ以降アリサの部屋では人に。それ以外では猫の姿を取る様になった。

 

「……」

 

 ハクは洗濯籠に入ったアリサの服を洗うため、機械の中へと放り投げる。バスルームから聞こえるシャワーの音をバックに、機械の作動音を確認。ベッドの上へと戻り、何もせずに呆け始める。この世界に来て最初、ハクは怪物に襲われる毎日を送っていた。羽の力で切り抜け、何とか生き延び続けたハク。だが『気を抜けば食べられる』と言う恐怖は尋常では無く、安全になった今でもその胸に焼き付いているのだ。故に、何も無く呆けて居られるこの時間は彼女に取って幸せであり大切な物であった。

 

 シャワーの音が聞こえなくなり、バスタオルで身体を拭きながらアリサが部屋の中へと戻って来る。布一枚を片手に何も着ずにゆっくりとベッドへ近づくアリサ。やがて少々濡れている事を気にもせずにベッドへと身体を倒した。当然ハクは座っているが、そこまで面積を取って居なかったためにハクの傍で倒れる様にして寝る形となる。髪を拭く手は止まり、うつ伏せのまま安心したように息を吐くアリサの姿。その姿にハクはゆっくりその頭に手を伸ばし、撫で始める。

 

「……お疲れ」

 

「えぇ、本当に疲れました……しばらくこのまま……」

 

「ん」

 

 アリサが自分の部屋でこの様に安心して力を抜けるのは彼是1週間振りであった。長期の連続任務で数日間を乗り物などの移動と戦いで過ごし続けていたアリサ。移動の間に仮眠を取り、戦いが終われば次の場所へ移動。そんな忙しい日々を送っていたアリサにとって、自分の部屋に居られる事は。大事な家族と一緒に居られる事は何よりも幸せであった。故にどっと疲れが押し寄せたその身体はもう立ち上がる事も出来ず、ハクの優しい手を受け入れ乍らゆっくりと意識を落としていく。やがて、アリサはほぼ裸のまま眠りについてしまった。

 

「……風邪引く」

 

 深い眠りに落ちてしまったアリサの姿にハクは呟くと、布団をその身体の上に被せる。身体は既に拭いてあった様だが、髪は少々濡れている様子。ハクはアリサの髪を優しく拭きながら、自分もまたゆっくりと誘われる様に眠りに落ちて行く。そうしてアリサの部屋で2人の少女は同じ布団の上に隣合って眠りに付くのだった。

 

 

 

 

 

 ゆっくりと微睡みの中でアリサは目を覚ます。最初に感じたのは普段とは違う違和感。寝起きだと言うのにも関わらず、横になって居る場所と肌がまるで直に触れている様な感覚にである。不思議に思いながら自分の身体を確認した時、アリサはそこでやっと自分が裸である事に気が付く。そして眠る前の最後の記憶を思い出し、自分が寝てしまった事を理解した。幸い、ハクが布団を掛けたお蔭で寒さなどは感じていない。その事にアリサはハクに感謝の意を向けようとして……固まった。

 

「な……あ……うぅ」

 

「すぅ……すぅ……」

 

 アリサに取ってハクは上に『愛しの』と言う言葉が付いても違和感の無い存在であった。そしてそんな存在が今、目の前で無防備に吐息を立てて眠りに付いている。もしもハクが裸だったならば状況からして勘違いしてしまいそうであるが、そこは着ているので問題は無い。しかし、目の前に居たその存在に。一緒に眠っていたと言う事実にアリサは声を上げる事も出来ず、唯静かに悶え始めた。が、ふと目の前で眠るハクの姿にアリサの中で小さな悪戯心が生まれた。

 

「ふにふに……ですね」

 

 眠るハクに起きてしまうのでは無いかと言う恐怖をどこか心地よく感じ乍ら手を伸ばしたアリサは、そのままハクの頬を2回程突く。肌触りの良いその感触と、弾む様にして返す弾力。肌だけでハクは知らぬ内にアリサの心を捉えてしまう。そうしてアリサが突き続けていれば、ハクは寝苦しそうに顔を極僅かに歪め乍ら動かす。「んぅ……」と呻く声はあげる物の、起きる気配は未だ無い。

 

 アリサの思考を包んでいた微睡みは知らぬ内に消え、あるのは目の前に居る幼気な女の子に触れたいと言う気持ち。駄目と心の中で理解しているが、アリサの手は止まらなかった。そしてその手が気付けばハクの唇にそっと触れる。肌とは違うが、同じ様に触り心地の良いその感触にアリサは何処かで静かに歓喜する。と、アリサに取って予想外過ぎる出来事が起きてしまった。

 

「はむ……んむ……ちゅ」

 

「あ、ああああ、は、ハクがわた、私の指を……!」

 

 唇を触ってたアリサの指が、突然ハクの口に咥えられてしまったのだ。まだ眠りに付いている意識の中、どんな夢を見ているのかは分からない。しかしアリサの指を何かに見立てる様にハクは舐め始めた。身体は人であっても元は猫。特有のザラザラとした舌の表面がアリサの指を絡め、ちゅっちゅと音を立てて吸うその光景がアリサの心を刺激する。と、アリサの心が頂点に達するその前にハクが口を指から離す。ハクの唾液によって濡れてしまった自分の指をアリサは凝視し続ける事数秒。ゆっくりとその指を……自分で咥えた。自分がやっている事を理解できる前に、アリサの中にある思いが行動を起こさせてしまったのだ。故に舐めて少しした後、アリサは顔を赤くして指を離す。自分のしていた事を、舐めていた物を理解して。だが、これがアリサの中にある理性の鎖を壊し始める切っ掛けとなった。

 

「ハク……ん!」

 

 触れてた肌と同じ様に気持ちの良かった唇。先程まで自分の指を舐めていた舌。それを自らで味わうと言う考えが彼女の中で浮かびあがり、没になる前に身体が行動を起こしたのだ。ゆっくりと顔を近づけ、ハクの唇にそっと自分の唇を当てる。香水などでは無い、ハク本人から香る良い香りが鼻を突き抜ける感覚。それがアリサの気分を興奮状態に近づける。そして起きない様に少しずつ自分の舌を閉じられた隙間に入れ始めれば、まるでハクは分かっているとばかりに指同様に舌を絡め始める。結果、お互いに深いキスが始まった。当然ハク自身は眠ったままである。

 

 キスをしてしまえば最後、アリサの心にある壊れかけた鎖が崩壊する。ハクの唇を奪いながら、アリサは起こさない様に注意した上でハクの服の中へと右手を入れ始める。頬だけでも良かったその肌を腕全体で感じ乍ら、やがてたどり着いたのは胸の谷間。アリサ自身、自分が何をしようとしているか理解して要る。それが不味い事である事も当然。だが、身体は心に正直に動いていた。

 

「んっ……んん」

 

 ハクは普通と比べて感度が高い。眠ったままとは言え、胸に触れたアリサの腕が彼女の身体に快感を与える。それでも起きないのは余程深い眠りに入っているからだろう。アリサは起きない事を確認し、強めに行っても起きないのではないか? と結論を出す。そして、胸の谷間に入れていた腕を動かしてそっと右側の胸に触れた。乳房の感触は肌の何倍も心地良く、アリサは恍惚とした表情でその感覚を手で感じる。そうしてじっくりと優しく、それでいて堪能する様に触り続けた。

 

「んぁ……ん!」

 

「気持ち良い……んですね? ほら、ここも……こんなに」

 

 儚げに声を上げるハクの姿に更なる興奮を覚え乍らアリサは胸から右手を抜くと、到頭ハクの秘部へとその手を伸ばす。布越しにも仄かに暖かいそこは、触らずとも濡れている事が分かった。既に歯止めが利かない状況になったアリサは戸惑う事も無く、ハクのスカートの中に手を入れる。そして一枚の布越しに暖かく濡れたそこに、ゆっくりと触れた。と、ハクは強い快感を受けた様にピクリと身体を動かす。が、起きる気配は未だに無い。

 

 触れただけのその部分を今度は摩る様に動かし、左手でハクの身体を優しくともしっかりとホールドする。既にアリサの中で『起きてしまうかもしれない』等と言う考えは消え去っていた。それ以上に目の前にある存在が欲しい故に……。そうして擦り続ければ、ハクの下着は水気を増し始める。そこでアリサは遂に布越しでは無く、直に触るために下着の中にも指を入れた。ぬるっとした感触を指に受けながら、割れ目を探し続けるアリサ。その指がたどり着いた時、ハクの身体が大きく動く。

 

「ひぁ! ……ん……はぁ」

 

「今、軽くイった……のでしょうか?」

 

 少しばかりの痙攣を起こした後、ゆっくりと落ち着きを取り戻したその身体に、アリサは帰ってこないと分かりながらも思わず質問する様に呟いてしまう。そして自分の手でハクがイったと言う事実が、アリサの行為を更に激しい物へと変換させた。直に触れるだけでは足りないと指を挿入し、口を自らの口で貪る。起きない方が不思議なその攻めだが、不思議な事にハクが起きる気配は無かった。

 

 既に部屋の中にはハクの秘部から聞こえる水音が響き、アリサと繋がる唇からも声が漏れ出続ける。帰って来たアリサを心配し、その部屋の扉を叩く物が居ても気付く事等出来はしない。そうして部屋の中を包む雰囲気の中、アリサはハクの身体を堪能する様にその身体全体でハクを包みながら攻めを続ける。やがて寝入りながらも積み重なる快感が、ハクの身体を再び限界へ導いた。

 

「んんっ!! ……はぁ……はぁ……」

 

 秘部から溢れる愛液が布越しに広がり、ベッドの上を濡らしていく。ハクの絶頂と共に身体では無く、心で同じ様に頂点へと達したアリサはゆっくりとハクの秘部から指を引き抜いた。舐められた時以上に濡れている指が、自分の口元に広がる唾液が、自分がしていた事を実感させていく。そしてやっと冷静になった時、アリサは顔を真っ赤に染め乍ら慌て始めた。

 

「わ、私は何て事を……! と、とにかく着替えさせて布団も変えて……あぁもう! ドン引きです!」

 

 その後、ハクが寝ている間に濡れてしまった彼女の下着を着替えさせる等、後始末を無事に終えたアリサ。何も気づかず目を覚ましたハクの姿をアリサはしっかりと見る事が出来ず、その事にハクが不思議そうに首を傾げるのは余談である。そしてアリサの行動を『扉越しに聞いていた者が居た事も』また、余談である。




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