※この作品はR-18です。

愛され過ぎた少女達   作:ウルハーツ

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※既読推奨
【HDD】 塔城 小猫
リ【HDD】 姫島 朱乃


【HDD】 塔城 小猫&姫島 朱乃☆★

 夏真っ盛りのこの時期、駒王学園では近い内に体育でプールが行われる予定であった。現在小猫の使い魔としてこの世界で生きているハクは彼女に連れられ、そして彼女は自分の()であるリアスに連れられ、駒王学園にあるプールへ訪れていた。まだ水が張られていない為に大きな穴が開いた様にも見えるプールは現在、コケ等が生えていて非常に汚い。今のままでは水を溜めて泳ぐことは出来ても、入りたいと思う者は殆どいないだろう。

 

「さて、それじゃあ始めるわよ!」

 

 ホースを手に告げるリアス。小猫とハク以外にもこの場にはリアスを含め、男女合わせて6人の姿があった。全員が小猫と同じ悪魔であり、リアスを主とする者達。彼女の声でやる気を出すと、この場に居る男子2人が主にブラシを手に床を擦り始める。

 

「小猫、ハクにも手伝ってもらうわ」

 

「……分かりました」

 

『……』

 

 水を撒くリアスが小猫の姿を見て目を細めながら告げる。現在ハクは小猫の腕に抱かれており、夏の暑さと小猫の体温で徐々に苦しみ始めていた。見た様子は何も変化が無く、リアスもそれに気付いた訳では無い。だがハクが【人型に成れる】と知っている故に小猫へ告げた。主の命令故に拒否する訳にも行かず、小猫は渋々ハクを床へ降ろした。会話からハクは人に成るべきと当然感じた為、その姿を変える。

 

「ハクは悪魔じゃ無いので、力仕事は出来ません」

 

「分かってるわ。小猫は一誠(イッセー)達と同じ様に違う場所をこれで磨いて頂戴。ハクは私みたいに水で流せば良いわ」

 

「ん……」

 

 もう何度か会話をした事があったハクはリアスの言葉に頷き、差し出された別のホースを受け取る。小猫も同じ様にブラシを受け取り、別の場所で掃除をしている一誠と呼ばれた男子やもう1人の男子を見た後に違う場所へ向かった。小猫とその背後を着いて行くハクの姿は髪色も相まって姉妹の様に見え、リアスは思わず微笑みを浮かべる。

 

 自分が掃除する範囲を決めてブラシを構えれば、ハクがホースを手に水を巻き始める。床に生えるコケは小猫の強い力で磨かれて瞬く間に剥がされ、ホースから出る水に流されていく。途中ブラシの柄が小猫の力に耐え切れず1度折れるが、それ以外は殆ど問題無く作業は進んで行った。

 

「……ふぅ」

 

「……暑い」

 

「終わったら入れるから、我慢」

 

 数十分程立った時、小猫は自分の周辺にコケが残っていない事を確認して額を拭う。人より多い体力のお蔭で殆ど疲れてはいないが、暑さのせいで汗は流れる。動いていれば尚更だろう。幸い汗を掻く事は予想済みの為、普段の制服よりも軽装の小猫。他の皆も同じな為、先程名前の挙がった一誠と言う男子が鼻の下を伸ばしていたのはまだ記憶に新しい事である。そして動いていなくても同じ様に太陽の下に居続けていたハクも汗を流していた。気付けば麦わら帽子を被ってその頭を抑え乍ら照り付ける太陽を見ようとして眩しさに目を細めるハク。小猫はその様子を眺めながら、静かに告げた。

 

 本来プールの掃除はこの場にいる者達がするべき事では無い。だが今こうして行っているのは掃除という労働の向こうにある報酬の為だった。基本学校のプールを好き勝手に使う事は許されない。授業の際に入る事が出来ても当然授業中の為に遊ぶことは許されない。が、掃除が終わった後。今日1日だけここに居る全員はプールを自由に使う事が出来るのだ。話を持ち掛けられたリアスは学校のプールを自由に使えると言う事もあり、承諾。仲間達を連れ、こうして掃除に当たっているのである。

 

「おぉ、これは中々涼しいな」

 

「!? ……ゼノヴィア……」

 

 この後楽しい時間があると分かっていても、今の暑さが薄れる訳では無い。同じく掃除をしていた仲間の1人が持っていたホースを空に上げて先を指で抑えれば、空高くに上がった水が辺りを雨の様に濡らした。恐らく少しだけ気分が舞い上がっているのだろう。普段なら経験出来ない事とこの後の楽しみを考えれば可笑しな話では無い。だが空高く上がった水の一部が纏まって落ちた先に居たのはハクであり、ハクは麦わら帽子の上からその水を浴びる事となった。突然の事に驚くと共にビショビショになってしまった事を受け、ハクはジトっとした目で元凶の名前を呼んだ。

 

「すまな……!?」

 

「あらあら、ふふ」

 

「お、おぉ~! ぐはっ!」

 

「見ないでください」

 

 ハクの声を受けて謝ろうとした彼女はその姿を見る為に視線を向け、言葉を途中で途切れさせてしまう。ハクの服装は麦わら帽子に白いワンピースのみ。濡れてしまった為に肌へ張り付き始めたワンピースはその色を薄れさせ、ハクの肌や下着を微かに外へ見せてしまっていた。幼げで穢す事も躊躇う様な少女の淫靡な姿を前に思わず息を飲む少女。少し離れた場所では嘗てハクに手を出した朱乃がその身体から視線を外さずに口元を抑えて笑い、一誠と呼ばれた男子が興奮すると共に小猫の拳に倒れる。

 

「後で干さないと、駄目だね」

 

「……ん」

 

 頭から煙を出して倒れる一誠を背後に近づいて来た小猫が少しだけ目線を反らしながら告げれば、ハクが頷いて答える。その後ハクは猫の姿になり、遠くから同じ様に見ていたリアスはその事に口を出す事は無かった。……そして時間が経ち、一同はプール掃除を終わらせるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 学生である全員は学校指定の水着を持っており、リアスや朱乃はその水着とは別に自前の水着を用意していた。小猫は学校指定の胸に『こねこ』と書かれたスクール水着であり、他にもアーシアと言う少女が同じ様に『あーしあ』と書かれた水着を着用していた。が、ハクは自前の水着も学校指定の水着も持っていない。小猫も入る間際の更衣室でその事に気付き、だが入れないのは余りにも残酷だと悩み始めた時。天使の様な微笑みを浮かべる悪魔がそこにはいた。

 

「こんな事もあろうかと、私が用意して置きましたわ」

 

「朱乃先輩……流石です」

 

「……」

 

 声に振り返った2人の前にあったのは小猫と同じ様にも見えるスクール水着。ご丁寧に胸には『はく』と書かれており、小猫が横で朱乃に告げる中、ハクはそれを受け取った。水に濡れてしまったワンピースを頭から脱ぎ、下着を取る。一瞬見えるハクの隠される事の無い裸に小猫と朱乃がジッと見つめ、その背後で2人の隙間から眺める者達も居た。が、それも一瞬。すぐに朱乃の用意した水着を着用したハクは胸の大きさ故に形の崩れる名前の場所を引っ張りながら2人へ視線を向けた。

 

「……」

 

「うふふ」

 

 小猫は羨ましそうで愛おしそうに目を細め、朱乃は同じく愛おしそうに。そして何かを抑える様に自らの頬に手を当てて笑みを浮かべる。その後2人に連れられて更衣室から出た時、既に着替えを終えていた2人の男子がハクを含めた6人の姿に気付いた。スタイルの良いリアスや朱乃の姿に、健気に恥じらう少女の姿に、特に気にした様子も無くプールを眺める姿に……そして幼さを残す小猫と更に幼げなハクの姿に。男子の片方である一誠が掃除の時以上に鼻の下を伸ばした。

 

 既に水の張り終えたプールは掃除したばっかりだからなのか、太陽の陽ざしを受けて水面からプールサイドまで輝いていた。飛び込もうとする一誠はもう1人の男子に止められ、彼の言葉を受けて全員は準備運動を始める。揺れる胸を見て更に鼻の下を伸ばし、惜しげも無く晒される肌に鼻血が落ちる。っと、余りの視線に気付けば一誠の傍に小猫はいた。

 

「沈んでください」

 

「ぐはぁ!」

 

≪……≫

 

 小猫の攻撃に軽々と宙へ浮いた身体はそのままプールの中へ。一誠が吹き飛ばされた光景は慣れたものだが、水面に浮かび始める赤い色には流石に焦らざる負えない。間違えてはいけないのが、決して小猫が攻撃した事で血を流している訳では無いと言う事。……その血は彼の鼻から流れ出るものなのだから。

 

「小猫」

 

「……後悔はしてません」

 

「はぁ……イッセーを引きあげたら一度水を入れ替えましょう」

 

 流石に血の混じったプールに入りたいと思う者はいない。水面に浮かぶ赤にリアスが小猫へ視線を向ければ、謝る事無く小猫は告げる。不埒な目線からハクを守ったと思えばそれで彼女は満足であった。リアスはそんな彼女の姿に溜息を吐いた後、他の全員へ告げて一誠を回収する。そして一度水を抜いた後、再び溜まるまで照り付ける太陽の日差しから各々逃げる様に日陰へ入るのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 暑い日差しが照り付ける中、その水面を揺らしながら徐々に大きくなる影がやがて水面を超えて顔を出す。濡れた髪が首や肩に重く掛かるのを感じ乍ら大きく頭を振って水気を飛ばすのは、現在水の冷たさに心地良さを感じるハクであった。元々授業に使う為のプール故にその広さは公共施設に比べれば小さめだろう。だが8人で使うとなれば十分過ぎる広さである。

 

「……」

 

 聞こえて来る声を聞きながら力を抜けば、その身体は水面に浮かび上がる。太陽の暖かさと水の冷たさを半身ずつに感じて目を閉じれば、余りの心地良さにハクは眠気に襲われた。このまま眠る事が出来ればどれ程幸せか。ハクは抵抗する事も無くその眠気に身を委ねようとして……頭に感じた柔らかい感触に目を開いた。先程まで見えていたのは所々に雲が紛れる青空。しかし今現在見えるのは、目を合わせて微笑む朱乃の姿であった。

 

「ここで眠るのは危ないですわ」

 

「……」

 

「眠るなら一度上がりましょうね。ふふ、プールサイドに横になれる椅子を用意してますわ」

 

「……ん」

 

 ハクはプールの中に入る前、一誠がリアスに言われて傘やビーチチェアを用意する姿を見ていた。場所の方角は分かっていた為、小さく返事をした後に足を動かして移動し始める。優雅に泳ぐ姿に朱乃が再び微笑みを浮かべる中、その隣に小猫が歩きながら近づいた。……実はつい数分前、小猫は泳げずにハクと共に練習をしたばかりである。しかし飲み込みの早い小猫は数分で泳げる様になり、ハクの泳ぐ傍を同じ速度で移動する。

 

「寝るの?」

 

「……眠い」

 

「それじゃあ、私も寝る」

 

 小猫の言葉に反応する事無く、だが断る様子も見せずにやがて目的の物があるプールサイドへ近づいたハク。プールから上がると同時に沢山の水が身体を流れながら落ちて行き、ハクは軽く足や手を振った後に髪を大きく振って全体の水気を飛ばした。隣では小猫も同じ様に水気を飛ばしており、2人はそのまま目前に用意されたビーチチェアへ。用意されたチェアは全部で3つ。既にリアスが横になっており、ハクは空いていたチェアへ腰掛けた。

 

「楽しんでるかしら?」

 

「はい。泳げる様にもなりました」

 

「ん……ふ、ぁ……」

 

「その様子から察するに、昼寝しに来たのね?」

 

 2人の姿にリアスが声を掛ければ、まだ座っていなかった小猫が答えた後に続ける。ハクも小さく肯定するが、次に出たのは欠伸であった。リアスは可愛らしいと感じ乍ら。小猫はジッと見つめ乍らその姿を捉え、リアスの言葉に再び頷いた小猫はチェアへ腰かける。……何故かハクの座るチェアに。

 

「……小猫?」

 

「? 何でしょうか?」

 

 小猫の行動に思わず驚いてリアスは声を掛けるも、余りに自然な様子に自分が可笑しいのかと一瞬錯覚してしまう。普段から一緒に居る事は分かっているが、まさかこんな暑い日に同じ椅子で眠るとは思っていなかったリアス。小猫とハクは互いに大人とは程遠い容姿や体格をしている為、大人用のチェアには2人で丁度良さそうにも見えた。故に少しだけ考えた後、リアスは「何でも無いわ」と首を横に振って2人から視線を外す。気にしてはいけないと自分に言い聞かせながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 目が覚めた時、ハクが一番最初に見たものは小猫の身体であった。同じ様な水着の姿で自分の身体を抱きしめる小猫はすやすやと寝息を立てて居り、ハクは自分がどれ程寝て居たのかを気にする。まだ日は夕日になっておらず、恐らくこの時間は空が茜色に染まる頃までは続くだろう。小猫を起こさない様に抜け出したハクは、チェアから降りてプールへ視線を向けた。

 

「起きたのね」

 

「ん……おはよう。……時間、は?」

 

「えぇ、おはよう。そうね、30分くらいかしら?」

 

「……そう」

 

 眠る時同様にチェアに座るリアスに声を掛けられたハク。時間も確認した後、ハクは再びプールへ近づいた。暖まった身体にプールの温度は当然冷たく、足先からゆっくりと入り始めようとしたハク。足を付けた後、何度か水を掬って身体に温度を馴染ませていた時。突然ハクの足が誰かに捕まれ、引きずり込まれた。

 

「ハク!?」

 

 目の前から急に居なくなった姿にリアスが驚いた立ち上がる中、やがてハクは水面から顔を出して頭を振る。無事な事に安堵したリアスだが、すぐに原因が分かった事で少しだけ怒った様子でハクの後ろに立つ存在へ視線を向けた。

 

「何事かと思ったわよ、朱乃」

 

「あら、ちょっとしたお茶目ですわ。ハク、今度は私と遊びましょう?」

 

 ハクを引きずり込んだのは朱乃であった。彼女は楽しそうに笑ってハクを誘うが、その言葉に拒否権が存在しない事をハクは理解している。リアスは呆れ乍らチェアに戻り、ハクは朱乃に後ろから抱きしめられて彼女の移動する先へ連れて行かれる。基本的に足を付けずに泳ぐなどして水面に顔を出していたハクにとって、足の着く朱乃に抱きしめられての移動は非常に楽であった。が、それは同時に彼女から逃げられない事も現していた。

 

「!?」

 

「ふふ」

 

 朱乃にお腹周りを左手で抱きしめられながら、何の予兆も無く右手で胸を揉まれた事でハクは目を見開いて驚く。朱乃の身体が少しだけ前屈みになって胸を押し当て乍らハクを逃がさない様にして、水着越しに再び右手を握れば胸が布越しに指の感覚を受け入れる。

 

「んっ……何、を……」

 

「言ったじゃありませんか。私と遊びましょう? と。ふふ、イケナイ遊び、ですわ」

 

 水の中故に揺れる水面が朱乃の手を隠し、他の誰からも彼女の行っている行為は気付かれ難かった。少し離れた位置で遊ぶ者達。それを見守るリアス。未だに眠る小猫。誰からも気付かれ難い状況で、朱乃は大胆にも行おうとしている。……嫌でもハクは理解出来てしまった。

 

 

 

 

 

「今貴女が着ている水着は旧型と呼ばれる種類で、こんな事が出来ますわ」

 

「っ!」

 

 朱乃がそう言って下腹部へ手を伸ばされた事でハクは戦慄する。彼女の手は容赦無くハクの腹部を撫でながら下へと続き、やがて臍の下辺りでその手が止まると何かを探す様に周辺を弄り始める。くすぐったい感覚に身を捩る中、それ手は突然ハクの地肌へ触れる様に侵入を始めた。驚いて揺れる水面を見れば腰の部分から朱乃の手が水着の中へ入っており、ハクの秘部をその指で弄り始めていた。

 

「ん、ぁ……!」

 

「少し場所を移動しましょうか」

 

 ハクが強い快感に悶える中、朱乃はハクの身体を軽々と抱いたまま移動し始める。他の場所で盛り上がる一誠達から距離を取って壁際に移動。ハクを壁と自分で挟んで全員へ背を向ける。明らかに不自然な光景だが、遊びに夢中の彼らが気付く事は無い。そして……ハクは真っ直ぐ前を見た先で眠る小猫の姿を見る。未だ眠り続けるその姿はとても心地良さそうで、その隣で眠るリアスも同じであった。

 

「ふふっ、小猫ちゃんの前で気持ちよくなりましょう?」

 

「ぃ、ゃ……んぁ!」

 

 気付けば両肩に掛けてあった部分を外され、胸を露出させられた状態で秘部を弄られていたハクは眠る小猫の姿を前に快感から逃れようと身動ぎをする。だが自分よりも大きく強い朱乃の手から逃げる事等出来る訳が無かった。もし小猫が目を覚ましてしまえば、今の姿が見られてしまうだろう。過去に小猫とした事があるとしても、全く違う誰かにされている姿を見られるのはハクに取って大きな恥辱であった。

 

「我慢しても無駄ですわ。ほらっ」

 

「ひっ! ぃあ! ……だ、めっ!」

 

 膣内へと侵入を始める朱乃の指先。乳房を掴み、乳首を摘む朱乃の手。強い快感と恥辱がその類に弱いハクを更に感じさせる。……そして何度も絶頂した事のある身体はハクの意思に関係なくその時を迎えてしまった。

 

「んっ、~~~~っ!」

 

 朱乃の腕の中で弾ける様に震える身体。頭の中が真っ白になり、やがて力無く倒れそうになるその身体を抱いていた朱乃は更に強く抱きしめた。このままではすぐにでも次の攻めが始まるだろう。ハクはそれを察して覚悟を決めて猫の姿になり、朱乃の手から離れる。驚く彼女を尻目に水に濡れて重くなる毛を感じ乍ら沈むハクは間髪入れずに人の姿に戻ると、朱乃から僅かに離れた位置で浮上した。

 

「はぁ、はぁ……もう、嫌」

 

「!」

 

 ハクは逃げる為にプールから上がると、女子更衣室へ入った。朱乃が逃げられた事に驚いて残念に思いながらも眠っているであろう小猫へ視線を向ければ、そこには夏の暑さも忘れる程に冷たい目を向ける彼女の姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 更衣室に逃げ込んだハクは着替えてしまおうと考えて自分の服を探し始める。小猫の荷物と一緒にされており、しまったのも小猫。故に小猫の鞄から探す為に時間を費やしていた時、突然扉が開いた事でハクは顔を上げた。朱乃が追い掛けて来たのでは無いか? と一瞬焦ったハクだが、そこに立って居たのは先程まで寝ていた筈の小猫。ハクは安心しながら、小猫に声を掛ける。

 

「……私の、服……何処?」

 

「……」

 

「? 小猫? !?」

 

 服を出して貰おうと声を掛けたハクだが、小猫は若干顔を俯かせて目を見せずにハクへ近づき始める。その様子に何か危険を感じたハクだが時既に遅く、両肩を掴まれてそのまま床へ押し倒されてしまう。見上げる形になった事で見える小猫の目に、光は無かった。

 

「また、私以外の人とエッチした」

 

「……見てた、の?」

 

「ハクがイった時、起きたから。……分かってる筈」

 

「……上、書き……?」

 

「そう」

 

 以前朱乃に初めて襲われた後、ハクは小猫に上書きと称して襲われた事があった。今回はハクが逃げられない状況で襲われたのをハクの口では無く自分の目で見た小猫だが、それでも行う事は何も変わらなかった。一刻も早く朱乃の匂いを消して自分の匂いをハクにつける為に、小猫はハクの上に跨って口付けを始める。互いにザラザラと感じる表面の舌を絡ませあって、両手の握り合って、指を絡め合って。

 

 朱乃に責められたのは胸、秘部、腹部の3カ所。小猫は匂いでそれを感じると、的確に全ての箇所を舐め始める。快感に身動ぎする身体は先程の様に強い力で抑え付けられ、握り絡め合った両手の力が強くなる。再び胸を晒す様に上半身のみを脱がされて、ハクは弱りながらも小猫を蕩けた目で見つめ始めた。それが何を意味するのか、小猫は分かると同時にハクの秘部を攻める為に腰回りから水着の中へ手を入れ始める。小猫の手が入って生地が歪み、強制的に肌へ小猫の手が張り付きながらハクは入って来る指の感触に身震いした。

 

「イって良いよ、ハク」

 

「っ!」

 

 ゆっくりと覆い被さった小猫が耳元で優しく告げた時、入っていた指の攻めが明らかに一段階強くなる。既に絶頂した後の身体は容易く二度目を迎え、ハクは更衣室の中で小猫に覆い被られた状態で絶頂を迎えた。

 

「ぅ、ぁ……こ、ねこ……」

 

「可愛い。…………朱乃先輩」

 

「ぇ……」

 

 意識が朦朧とする中で、ハクは小猫が呼んだその人物の名前を聞いて困惑する。すると小猫の後ろから人影が現れ、更衣室の中へ入り始める。太陽の光を背に受けていた為に良く見えなかったその人影が小猫の呼んだ朱乃だと分かったのは扉を閉められる時と同時だった。

 

「小猫ちゃん」

 

「朱乃先輩。ハクとしたいのなら、条件があります」

 

「っ! 条件……?」

 

「ハクは私の使い魔で私の者です。ですからどうしてもしたいのなら、私に言ってください。勝手にされるぐらいなら、その方が良いですから」

 

 弱ったままのハクが小猫の下で驚く中、聞いていた朱乃も驚かずにはいられなかった。あれ程にハクを独占しようとしていた小猫が条件を付けて許そうとしているのだ。当然だろう。だがそれには当然理由があった。

 

 小猫からしてみれば自分の知らない内にハクを奪われる事が一番気に入らない事である。勝手にハクを襲われてハクが奪われでもしたら耐えられない。故に自分の見える範囲でなら許す事で朱乃のハクに対する欲求も収めようと思ったのだ。無理にここでハクに手を出さない様に等と言えば、自分の預かり知らぬ場所でハクを堕とされる危険もある為に。

 

「そして、ハクをこれ以上狙う存在が現れない様に協力してください」

 

「……そう、ね」

 

 しかし続けられた小猫の言葉で朱乃は本当の意味で小猫の思いを理解する。最初は小猫とハクだけの関係だったが、気付けばハクに惹かれて朱乃は割り込もうとしていた。だが、彼女だけでは無いのだ。ハクを狙おうとする者は。ここ最近だけでまるで吸い込まれる様に、誘惑される様にハクへ惹かれる者が増えていた。今現在遊んで居るであろう人物たちの中にも数人おり、リアスもまだ2人程では無いにしろ徐々に惹かれ始めている様に見える。……小猫はこれ以上1人でハクを独占出来ないと思い始めていた。故に朱乃と協力する事で完全な独占は出来ずとも、奪われない様にしたかったのだ。

 

「……ふふっ、良いわ。協力しましょう。その代わり、私もハクとしても良いのね?」

 

「……私と一緒になら、良いです」

 

 2人は互いに僅かな間を置いて言葉を交わす。……朱乃は小猫に協力する事でハクと関係を持てる様にして、何時かは自分に溺れさせる事で小猫から奪う事を考えていた。対する小猫は許しながらも朱乃が何時か自分からハクを奪おうと考えているのを察していた。当然彼女も譲る気が無く、更に言えば互いに互いの考えを理解し合っていた2人。第三者にハクが奪われない様に協力関係を築きながらも、互いに完全な信用は無いと言って良かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから約30分。女子更衣室の中から3人が出て来る事は無かった。

 

「ん、ぁ! もう、む、りぃ……!」

 

「ふふっ、可愛いですわ」

 

「ハク」

 

「んっ! こ、ねこ……ん、ちゅ」

 

 中では小猫に両腕を頭の上で抑え付けられたハクが朱乃に攻められており、胸や秘部を弄られて感じるその姿を前に小猫は我慢する事もせずに逆さに顔を向かい合わせてキスを始めた。小猫の顔で視界が真っ暗になった事で他の部分が敏感になり始めれば、朱乃の手が齎す攻めへの感覚が増してしまう。

 

「今度、何か用意しても良いわね。ふふっ」

 

「ぅあ! ま、た……来ちゃ、う……!」

 

「イきなさい、ハク」

 

「ひ、ぁ、ん~~~~~っ!」

 

「っ! これは……潮、ですわね」

 

 抑え付けられた状態で身体が震え、何度目かの絶頂にハクは到頭秘部から潮を吹いてしまった。更衣室の床よりもハクの下に居た水着姿の朱乃にその殆どが掛かり、彼女は顔についたそれを舐める。っと、ハクの手を離した小猫が朱乃の元へ。それが何を意味するのか分かった彼女はハクから一度離れると、先程小猫が居た位置へ移動してハクの上でその両腕を掴んだ。

 

「はぁ……はぁ……やす、ませて……」

 

「駄目。今度は私の番だから」

 

 今日最初にハクを絶頂させたのは朱乃であった為、このまま止めてしまうとハクを絶頂させた回数に関して小猫は1回負けてしまう。故に彼女はハクの懇願を無視して攻めを再会する。潮を吹いた事で更に濡れた秘部に顔を近づけ、ハクと同じ猫特有のざらざらな舌でその場所を舐め上げれば……途轍もない快感にハクの身体は震えた。大きな声が出そうになれば先程の小猫の様に朱乃がその口を塞ぎ、小猫は膣壁までも舐める様に舌を入れ始める。気付けばハクの潮は全て彼女の唾液に置き換わり、もう何度も絶頂を迎えた身体は容易くその時を迎える。

 

「ちょっと朱乃、小猫。何時まで……中……に……っ!」

 

 ハクが絶頂するその瞬間、更衣室のドアが開かれてリアスが現れた。故に彼女は両腕を朱乃に押さえつけられて、小猫に大事な場所を舐められるハクの絶頂を目の当たりにする事となった。呆けるリアスをそのままに、度重なる絶頂で意識を失ったハクから顔を離して満足気に息を吐いた2人。その後、ようやく我に返ったリアスが2人の元へ詰め寄る。傍から見れば幼い女の子を2人で無理矢理襲っていた様に見え、実際その通りだったのだから仕方ないだろう。

 

「はぁ。取りあえずアーシアに預けるのが一番かしらね。全く……」

 

 更衣室の前で正座する2人を置いて、横抱きに抱えたハクを下僕である僧侶(ビショップ)の少女に預ける為に歩き出したリアス。そんな彼女の頭の中には何時までもハクが絶頂する瞬間が繰り返されていた。




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