【アズレン】 大鳳
大鳳に犯されたハクはその後、数日の間彼女から解放される事は無かった。ハクの不在を不審に思い始める艦船が現れた頃、満足した大鳳によって渋々解放されたハクは、身体を穢されて大事なモノを失った事に絶望しながらも、身体を清めて何事も無かった様に艦船達と接する。何処へ行っていたのかと聞かれはするが、決して答える事はない。今まで犯され続けていたなんて説明出来る訳がなかった。
解放されたからといって、ハクは大鳳から逃れられないと嫌でも分かってしまう。彼女の考えたゲームの様な約束『カウント』の存在がハクを常に苦しめ続けている。大鳳が絶頂するまでに複数回の絶頂を繰り返していたハクは、そのカウントを100以上にしてしまっていた。そしてこれはその時だけの話で終わるとハクには思えなかったのだ。必ず、残ったカウントを消費させる様に大鳳は迫って来ると確信していた。
「……減らさ、ないと」
無視をしてしまえば、何時どんな時にそれを理由にして襲い掛かって来るのか分からない。強制的に作らされてしまった借りを返さない限り、あの凌辱は再び続いてしまう。だがまた犯されてしまえば、減らすどころかそのカウントは増えてしまうだろう。自分が気持ち良くならない様にしつつ、100回以上大鳳を気持ち良くさせなくてはならないのだ。
「……」
決してハクは自らしたいとは思わない。しかししなければ確実に良くない事になると分かっている事を放置しておく訳にもいかない。重い足取りで、部屋から出たハクはまっすぐに大鳳の居るであろう部屋へと向かった。
外は真っ暗である。既に母港に居る艦船の数多くは眠っている事だろう。夜更かしをしている艦船も居そうだが、幸いにも道中でハクが出会う事は無かった。そうして辿り着いた大鳳の居る部屋。ハクがノックをすれば、入室を許可する返事が聞こえる。
「……」
「ふふ、お待ちしておりましたわ」
特に特別な服装でもない、見慣れた姿でまるで分かっていたかの様に妖艶な笑みを浮かべながらハクを出迎えた大鳳。全てが彼女の掌の上だと分かりながらも、ハクは覚悟を決めて部屋の中へと入る。他の誰にも見られない様に、その扉にはしっかりと鍵を掛けて。
「信じてましたわ~。貴女様なら、ちゃんと借りを返しに来てくれると」
「……奉仕は、する。だから、何もしないで」
「分かりました。カウントが0になるまで、大鳳からは何もしません。ふふ。あぁ、楽しみです。身は既に清めてありますから、いつでも」
ベッドの上へと移動する二人。大鳳の股間には自分を貫いた見るも悍ましく感じる男性器が今も尚、健在であった。これから始まろうとしているハクの奉仕に期待しているのか、その鈴口からは既に液体が分泌されている。
大鳳のそれを解放させて、ハクは恐る恐るといった様子で手を延ばした。小さな片手では包み込めない程に大きさがあり、とても熱く、定期的に脈打つ固いモノの感触。嫌悪感すら抱きながらも、それを刺激しなければならない事にハクは必死に我慢しながら手を動かし始める。今までに男性器を扱いた経験など無いハクの手コキは、決して上手い訳ではない。
「んっ、ふふ。その調子ですわ~」
だが愛する人の奉仕となれば、下手でも愛の補正で気持ち良くなれてしまうのだろう。分泌される液はその量を増していき、ハクの手を汚していくと共に滑りを良くする。本来存在しない部位からの刺激は、ハクを犯していた時以外に感じる事もないため、大鳳の耐性も低い。軽い刺激でも、時間を掛ければ確実に射精へと至れるだろう。
「ふぅ、ふぅ……気持ち良いですわ。もう少し、早く激しく……」
「……っ!」
既に手は液に塗れ、動かす度に卑猥な水音が響き続ける。大鳳も高まって来ている様子で、何もしないと約束した事もあって伸びそうになる手を抑えながらハクに刺激を求めてお願いする。まずは一回と、ハクも言われた通りに扱く速度を早くして……亀頭部分が僅かに膨らみ、そして放たれた。
「くっ!」
「!?」
全てを身体で受け止めていたハクは、その噴水の様に湧き出て来る精液の量に戸惑う。本来の男性が出す射精の量など知る由もないが、優に平均の三倍は出ている事だろう。上へ放たれた精液はハクや大鳳の身体に容赦なく降り掛かる。
「……これが……私の、中に……」
浴びて気持ちの良いものでは断じてない。寧ろ気持ち悪さの方が勝るも、これから100回近く出させなければいけないとなれば慣れる必要があるだろう。経験など皆無な中で、それでも人並みには持っている知識から……ハクは手に付いた精液を口に入れる。
「……ぅ、苦い」
「あっ。ふふ、復活しましたわ」
元々人間を遥かに上回る力を持った艦船に生やしたそれは、普通の男性とは比べ物にならない程に何度だって扱えてしまう。体力も多く、大鳳の様に愛しいモノへの性欲も兼ねてしまえば、嘗てハクが犯され続けた時の様に尽きる事も無い。ハクが自分の子種を自ら口に入れた事実で興奮した大鳳は瞬く間に固さを取り戻していた。
「……もう、一度」
「はい。何度だって、お付き合いしますわ」
貯まってしまったカウントを減らす以上、再び固くなる事はハクにとっても好都合。汚れた手のまま、更に滑りを良くした扱きで大鳳のモノに刺激を与える。
それから何度も、何度もハクは大鳳を射精させ続けた。腕の疲れを感じる程にまで繰り返し、身体を浴び続けた精液で汚して。そうして10回程繰り返した時、ハクは疲れの限界に達してベッドに倒れてしまう。
「今日はもう限界みたいですわね」
「……また、今度……今日だけで、100回は……無理」
「ふふっ。また貴女様と熱い時間を過ごせるのなら、大鳳は何時でも構いませんわ」
「……シャワー……借りる」
流石に精液塗れの姿で廊下を歩く訳にはいかない。汚れた身体を洗う為に、大鳳の部屋に備え付けられた浴室へ向かったハク。その後、出て来たハクは先程まで慣れてしまっていた部屋の異臭を改めて嗅ぎ、苦しみながらも自室へと戻る。大鳳はそれを笑いながら眺めていた。
毎日とはいかない。だがハクが覚悟を決めては、大鳳の元へと通う様になる。全てはカウントを減らす為。最初の様に手で扱く事もあれば、他の方法で大鳳を気持ち良くさせる事もある。例えば最初に手でした時、精液を口に含んだのは……口でするため。
「んっ、じゅる……ずずっ!」
「あんっ! 貴女様の小さなお口が、私のモノを……幸せ過ぎて、すぐに出てしまいそうですわ~!」
「むぐっ、じゅぶぶっ……ふぁやく、だひて」
フェラチオによる奉仕は手でするよりも早く大鳳を気持ち良くさせる事が出来た。しかしその分ハクの疲れも多く、手の時程に何度も出来る訳ではない。最初は手で、後に口で。種類を増やしながら、とにかく回数を減らし続ける事を目標にハクは奉仕を続ける。
「あぁ、出ますっ! そのお口にっ!」
「んっ!? んぶっ……ん、ぐっ…………はぁ、はぁ……あぁー」
口の中に容赦なく射精されたハクは目を見開きながらも、それをまずはリスの様に頬を膨らませながらも受け止める。そして脈打つのが終わると同時に男性器を口から出して、口内に放たれた精液を両手で皿の様にして作った上へ唾液と一緒に落とした。少しは飲んでしまっているが、最初の時と違って何度も浴びる等しているハクは精液への嫌悪感を薄れさせていた。
残りのカウントを半分にまで減らした頃、手や口だけではまだ足りないと考えたハクに大鳳は提案する。まだ身体には使える部分があると。自身が気持ち良くなってしまっては本末転倒。そこでハクが気付いたのは、足だった。
「……こう?」
「可愛らしいおみあしで……チラチラ見える縞々模様……うふふ」
「……難しい」
両足を合わせて男性器をその間に挟む事で、手とはまた変わった刺激を与える。答えとしては正解だったかもしれないが、それは手よりも口よりも疲れる行為であった。一度、二度と射精させた頃には足を上げる事も出来ず、シャワーも浴びれないまま大鳳の部屋で一夜を過ごす事に。
降りかかる精液を前に、最初の様な拒絶感がハクにはもう無かった。手で無事に射精を迎えた大鳳が心地良さそうにする中、ハクは残りのカウントを思い出す。……『3回』。それがこの時間から解放される残されたカウントだった。
「次は……口で」
「ふふっ」
嬉しそうに微笑む大鳳を前に、ハクはそれを口にはせずに次の奉仕を始める。何度も繰り返したフェラは確実に上達しており、どの部分に舌を這わせれば大鳳を気持ち良くさせられるのかをハクは意図せずして熟知していた。裏筋から亀頭まで、舐める事に抵抗も無い。瞬く間に上りつめてしまった大鳳は、そのままハクの口内に射精する。
「むぶっ! ……んぐっ、ゴクッ……ん、ふぅ……」
「美味しいですか?」
「……そんな訳、無い」
吐き出していた精液も自然と飲み込み、残り二回で終われる事への希望からハクはすぐに次の行動に出る。足を使った刺激で大鳳を射精させて、そのまま続けて足で二回目を迎えさせてしまうつもりで……ハクはベットの上で足を開いた。
「……えいっ」
「あんっ」
両足で挟み込んで、上下に足を動かす足コキ。疲労するという意味では大変だが、手や口に比べると行い易く、最後だという思いも込めてハクは激しく足を動かし続ける。ハクのショーツをじっくりと眺めながら、一生懸命に足を動かす姿と刺激に大鳳は気持ち良さそうに目を細める。
「あぁ、イきますわっ!」
「ん……出して……っ!」
足を根元に力強く押し付ける様にして降ろせば、天井に向かって押し出された男性器の先から精液が飛び散る。足や太ももを汚す中、そのままハクは足の裏が滑る様になったのを利用して続けて射精させるために刺激し続けた。
「はぁん! イッたばっかりは、敏感で……」
「分かってる。……だから、これで……止め!」
一日に何度も射精する大鳳の身体では、間をおかずの連続射精も難しい事ではない。少し休憩すれば射精後攻めでは無くなってしまう為、その敏感な時間はとても短い。だがそれを上手く扱う事で、短時間ながらにカウントを稼ぐ事がハクにも出来た。一際大きく力を込めて、ハクは両足を並べながら大鳳のお腹へ押し付ける様に踏み込む。痛みよりも快楽が勝る強い刺激を受けて、大鳳は堪らずに射精した。
「くっ! はぁ、はぁ……気持ち、良かったですわ」
「……これで……終わり」
射精後攻めからの射精に息を荒くする大鳳を尻目に、全てが終わったと達成感を抱きながら、疲れからその姿勢のままでベッドに倒れてしまったハク。もう手でする必要も、口や足でする必要も無い。夜に通わず、大鳳の相手をしなくても迫られる理由はない。
――――――そんな筈、ありませんわ~
「ぇ……っ!?」
「ふふ、ふふふっ!」
ハクはその言葉を遠くに感じながらも、しっかりと聞き取れてしまった。そして一瞬訳が分からずに困惑する中、突然自分の足が掴まれた事で我に返る。逃げる間もなく、一瞬にして立ち上がった大鳳に両足を持ち上げられて上から圧し掛かられてしまったハク。自分のショーツ越しに宛がわれるのは、何日も掛けて奉仕し続けた男性器。
「約束通り、『カウントが0になるまで』は何もしませんでしたわ。長い長い前戯は終わり、待ちに待った本番を始めましょう! 大鳳と、愛し合いましょう!」
「そん、な……待って、ひあぁぁぁあぁぁ!」
「あぁ、入れただけでイってしまいましたのね。一回追加、ですわ」
無情にも追加される一回。だが当然、これは始まりに過ぎなかった。ショーツをずらして宛がわれた男性器は意図も容易くハクの中へと飲み込まれる。何日も掛けてハクが大鳳に奉仕をする間、ハクの身体も常に無意識化でその瞬間を待ち続けていたのだ。それを必死に抑えながらも、この時まで我慢していたが、大鳳に挿入されると同時にその我慢も解かれてしまった。
「あぁ~! その小さな手より、可愛らしい口より、細いおみあしより、貴女様の
「んぁ! 動か、ないで……ひあぁ!」
「ふふふっ! 突き入れる度に、愛液が噴き出てますわね。前より激しく、絶頂し続けてしまいそう。当然、増えてしまいますわね?」
「や、だぁ! もう、増やしたく……んあぁぁあぁぁぁ!」
「一回。ふふふ」
ベッドの軋む激しい音と、二人の結合部から響く大きな水音。両足を掴まれて逃げる事も出来ず、上から押し付けられる様に男性器を何度を突き入れられるハクは救いも無く絶頂を繰り返してしまう。一度絶頂してしまえば、また大鳳を絶頂させなくてはいけないと絶望して、それが容赦なく積み重なっていく。今までの全てが、解放には無意味で無駄な奉仕にされていく。
「ふぅ、ふぅ、さぁ! 私の子種を受け止めてください! この前では孕まなかったみたいですから、今度はもっと徹底的に、奥の奥へ私の愛を注いで差し上げますわっ!」
「だ、めっ! 出しちゃ……だめっ! ぃやぁあぁぁぁ!」
何度かの絶頂を繰り返して、遂には大鳳の子種を膣内へ注がれてしまったハク。その刺激と火傷しそうな程の熱を身体の内側に感じて、射精と同時に絶頂を迎えてしまう。大鳳が足から手を離せば、力の入らない身体はゆっくりとベッドの上へ。栓が抜けた事で秘部からは止めどない精液が流れ出し、それを見下ろした大鳳は頬に手を当てて妖艶な笑みを浮かべる。
「今日は返しませんわ、貴女様♪」
「ぁ……ぅ、ぁ……誰、か……」
目から光を失って身体を震わせながら、助けを求めるハクの姿を見て大鳳はその身体に覆い被さる。再び挿入すると同時にその頭を抱えて、真正面から抱き締める様にして。
「大鳳以外、要りませんわ。貴女様は大鳳だけのモノ。大鳳は貴女様だけのモノ。有象無象の事等、全て忘れさせてあげますわ」
その日、ハクが大鳳の部屋から出て来る事は無かった。その翌日も、更に次の日も。だが母港から完全に姿を消した訳では無く、再びその姿が見つかった時のハクを見た者は後に『抜け殻の様だった』と語る。
そして夜な夜な、ハクは再び大鳳の部屋へと訪れる。増えてしまったカウントを減らす為に。全てが無意味にされると分かっていても、逃げられない彼女に奉仕をする為に。