その日、1人のアイドルが街で通り過ぎた少女の姿を忘れられなくなってしまった。名前も知らない、初めて見た少女。見た瞬間に感じた時めきはレッスンをしていても、オフの日でも収まらない。……やがて耐え切れなくなったアイドルは、その少女と再び出会う為に街へ繰り出した。
「って、つい勢いで来ちゃったけど、どうやって探せばいーか分かんないじゃん」
丈の短いスカートを履いて制服姿で街へ現れた現役アイドル、和泉 愛依は自分の考え無しな行動に頭を押さえる。アイドルという事もあり、その仕草だけでも非常に様になっていた彼女を見る男性は数多く居た。褐色なその肌の露出した太腿や、整った顔立ちに視線が集中する中、そんな事は気にもせずに愛依は悩み始める。……だが日頃の行いか運命なのか、悩んで即座に彼女はその必要が無くなってしまう。
「……居た。居たじゃん! ちょーラッキー!」
彼女の視界には美味しそうにアイスを食べる小さな女の子の姿があった。綺麗な白髪は風に揺られ、真っ赤な瞳と感情の出ない無表情はそれでもアイスに釘付け。服装は真っ白なワンピースと清楚で純粋が具現化した様なその少女を見て、愛依は人前であろうと気にせずにガッツポーズを取る。そして躊躇もせずに近づいた愛依は、少女へ堂々と話し掛けた。
「アイス、好きなんだ? 美味しいよね~」
「……」
「ね、ね。名前何ていうの? この辺に住んでるカンジ? 前もここに居たっしょ」
「……」
突然話し掛けて来た相手に対する視線に含まれるのは当然、警戒だった。しかしそんな事は気にもせず、愛依はグイグイと少女の懐へ入ろうとし始める。これがもしも男性だったなら、周りに居た人物が通報するなりしていただろう。幼気な子供に話し掛ける不審者として。だが、そこは彼女の見た目が味方をした。寧ろ美少女と美幼女のセットに視線は更に集まり、愛依は少女の話を聞こうと質問をし続ける。
彼女のコミュニケーションに関する能力は人一倍高かった。最初はあった警戒も徐々に薄れる様になっていき、愛依は遂に少女の声を聞く事に成功する。名前を聞いて、住んでいる場所は流石に教えてはもらえないものの、度々この辺を訪れている事まで彼女は知る事が出来た。
「それじゃあ、ハクは最近この辺に引っ越して来たってカンジなんだ~。じゃあさ、うちが案内してあげよっか?」
「……案内?」
「そそっ。例えば、メッチャ美味しい団子屋とかさ~。なんか、そんなの好きそうじゃん?」
「団子……」
無表情のまま静かに呟いたハクの声音には、『食べて見たい』という感情が感じられた。話の間にアイスは食べ終わっており、ハクは街の中を見回して時計を確認する。今の時間は15時半頃であり、丁度先程食べていたアイスがおやつであった。
「……帰らないと、駄目」
「あ~。まっ、しょうがないか~。じゃあさ、スマホ持ってる? LINE交換しない?」
何とか彼女との繋がりを残したいと思った愛依はスマホを手に質問する。そこでハクは持っていた荷物から同じ様にスマホを取り出した。……念の為にと渡されていたそれには何人かの連絡先が入っており、愛依は取り出されたそれを見て意気揚々と目的を果たした。連絡を取る手段が手に入れば、遊びを誘う事も不可能では無いのだ。
「じゃ、今度うちとデートって事で」
「……団子、楽しみ」
「うちも楽しみだよ~!」
別れる際にそんな言葉を交わして、ハクは帰る為に足を進める。やがて迎えに来た自分がお世話になっている会社のアイドルと共に、街を離れるのだった。
「ヤバい。マジヤバいって、なにあの可愛い生き物。メッチャ撫でたい。うわぁ~、うわぁ~!」
ハクと離れて1人、悶絶する愛依の事等知りもしないで。
『次の土曜、お昼の後ってヒマなカンジ~?』
そんな愛依からの連絡を皮切りに話が進み、ハクは再び街へ繰り出していた。そして約束通り愛依に案内された先で団子を食べて、解散。そしてまた新たな誘いを受けては彼女と共に過ごす様になったハク。自ずと2人の距離は縮まって行き、遂には愛依の家へお呼ばれされてもついて行く程にハクは彼女へ心を許す様になっていた。
「ぬふふ。ここが良いのかな~、あっはは!」
「んっ……」
念願も叶い、今では小さなハクを自身の膝に乗せて目一杯愛でる事も出来る様になった愛依。ハクも受け入れる様に目を細めており、愛依にはこの時間が至福であった。レッスンなどで疲れた身体も彼女から癒しをもらって、気付けばもう無くてはならないセラピーの様な時間。
「はぁ~、ハクってほんと、良い匂いするよね~」
「……そう?」
「うん。こう、グッと来るカンジ? なんて言ったら良いかな~……うーん、分かんないや。ただこう、止められないんだよね~」
そう言いながらハクの頭に手を置いて撫で、鼻を項へ擦りつける愛依にハクは少々身動ぎをするも逃げようとはしない。元々愛依はスキンシップが激しい為、彼女との時間にこの様な行為は多々あったのだ。最初は抵抗も感じていたハクだが、既に慣れてしまっていた事で受け入れている。それは愛依にとってかなり都合が良い事であった。
「なんか、ハクって美味しそうだよね~。ペロッ」
「ひにゃ!? ……っ!」
「あ、ご、ごめんって! ちょっとチョウシ乗っちゃった」
項へ埋めていた顔をそのままに、そこを舐めてしまった愛依はハクが普段出さない様な大きな声を出して飛び上がりながら逃げる姿を見て必死で謝る。流石にやり過ぎたと思ったのだろう。ハクは膝から降りてしまい、そのまま彼女は愛依から距離を取ってしまう。……それはとても愛依にとって辛い事だった。
その後何とかハクの機嫌を取った愛依だが、結局その日は再び膝の上へ乗せる事が出来ずに終わってしまう。ハクの保護者とも言える人が迎えに来る中で別れる事になった愛依は1人、自室のベッドへ突っ伏して後悔する。その時思わずやってしまった事を思い出して。
「なんかわかんないけど、凄く……良かった……」
普段とは全く違うハクの反応。無表情ながら恨みがましく見つめるジトっとした瞳。その光景を想像した愛依は内から溢れる愛でたい気持ちとは違う感情に支配される。もっとあんな様子を見たい。恥ずかしがって、乱れて、自分に全てを委ねるハクを見たい。……あの子を自分のモノにしたいと。
「ヤバいって、うち。……ハクの事、好き過ぎっしょ」
自分の想いに若干引きながら、枕に顔を埋めた愛依。溢れる感情を何とか押し止めた彼女だったが、何か切っ掛けがあれば爆発してしまうだろう。それこそハクを自分のモノにする手段があれば……。
薄れる意識に抗わず、そのまま目を閉じた愛依はやがて寝息を立て始めた。
目が覚めて最初に感じたのは違和感だった。下半身に何か変な物がある様な、そんな感覚。恐る恐る布団を捲って、少し下着が盛り上がっているそれを捲った時。うちは思わず出そうになった悲鳴を咄嗟に口を塞いだ事で防いだ。正直、危なかったと思う。だって、こんなの家族に見られたらヤバいなんてもんじゃない。こんな、男の人の……あれがあるなんて。
「何で、訳分かんない……絶対おかしいじゃん!」
うちの部屋には他に誰も居ない。だから思わず出た本音に答えてくれる様な人だって居る筈無い。パニックになって、どうすれば良いのか分からなくなった。家族に相談なんて、出来る訳無い。なら病院? こんなの、見せるなんて無理に決まってる。それに今日だってレッスンはあるし、ハクとの約束だって。
「ひんっ! な、何っ!?」
ハクの事を思った瞬間、それがうちの履いてた布に擦れて変な感覚が全身を駆け巡った気がした。変な声が出ちゃって、途端に恥ずかしくなってしまう。それにさっきに比べて明らかに大きくなってるし。一体どうすれば……そりゃ、そっちの知識が無い訳じゃない。流石に本物は家族のしか見た事無いけど、自然に授業とかでそういう知識は身についた。やるしか、無いかも。
「ぅ、くっ! ヤバっ!」
握った右手から感じるメッチャ熱い感触。それと同時に手が触れた事でまたあの痺れた感じが頭の中を巡って、うちは左手で口を塞いだ。これをしないとずっと変な声が出て、家族に気付かれるかも知れないって思ったから。マジな話をすると、気持ち良すぎて頭がどうにかなりそうだった。だけどこれを収めるにはそれしか無いって今のうちには分からなくて、それと同時に思い浮かべるのはハクの事。ただ握って上下に動かすだけでも終われる気はしたけど、この方が速く終わるって気がしたから。
「ふぅ、あぁ! んっ! ハク……ハクっ!」
もう頭の中が真っ白になって、訳が分かんなくなって、でも無我夢中でうちはハクの名前を呼びながらそれを扱き続けてた。そしたら何かがせり上がって来る様な感覚の後、頭の中で何かが弾けたカンジがする。あそこから白く濁った液が飛び出て、うちはそのままベッドへ後ろに倒れ込んじゃう。
「はぁ……はぁ……マジ、ヤバいって……そ、掃除しないと」
所謂賢者タイムって奴が来て、頭の中がドンドン冷めて行く。うちは部屋を汚してしまった事と、ハクを頭の中とはいえ穢してしまった事に後悔した。でも最初と違って小さくなったそれは感覚も大分鈍くなって、うちは取り敢えず部屋の掃除をする。基本的にスカートを履いてるから、覗かれない限りはバレナイ筈。とにかく今日は1日なんとか過ごして、今度のオフに病院に行こう。そりゃメッチャ恥ずいけど、このままじゃ不味いから。
今日はマジでヤバかった。家族の前では何とか何時も通りに出来たと思うけど、事務所でレッスンする時とかがマジで危なかった。下手に身体を動かすとあれが擦れて大きくなりそうになって、自然と前屈みになってたうちは注意もされたし心配だってされちゃって……正直全然集中出来なかった。でも何とかアイドル関係の時間を終えて、うちはハクと連絡を取る。昨日に続いて今日も一緒に居られる事が嬉しかったけど、今日に限っては複雑。断る事も考えたけど、ハクと一緒に居られる時間って実はかなり貴重だから捨てられなかったカンジだったりする。
「……愛依」
「あ、ハク。昨日ぶり。……っ!」
街の中で合流したうちらだけど、ハクを見た瞬間に身体が。あれが反応した気がした。必死に顔に出さない様にうちがする中、ハクはそんなうちの気も知らないで何時も通り。今日はうちの家へ行く事は出来ないって事で、何処か適当な場所で遊ぶつもりだったんだけど……ちょっとやっぱり余裕無い、かも。
「……愛依?」
「な、何っ?」
「……疲れてる?」
「へ、平気平気。へっちゃらだって! 今日も楽しく遊ぶっしょ!」
うちをドキドキさせるハクの顔が、覗き込んで来る。何時もの胸の高鳴りとは別のカンジに戸惑いながらも、何とか何時も通りに振るまったつもり。けどハクはそんなうちの空元気も見抜いたみたいに目を細めると、何も言わずに突然手を握って来る。物凄くドキッとする中、ハクはうちの手を引いて何処かへ向かい始める。柔らかいハクの手の感触を感じてちょっと顔がニヤケるけど、そのまま連れられて到着したのは……公園だった。ハクが真っ直ぐに向かったのはベンチで、先に座ったハクは隣を叩いてうちへ座る様に促してくる。
「今日は……休む」
「休むって……ぁ。……これ、チョー恥ずいんだけど~」
「……我慢」
まさかのうちがされたのは膝枕だった。メッチャ恥ずいけど、メッチャ気持ち良くてハクの匂いが頭の中にまで届いて、好きな相手の匂いだからかな。身体が、特にあれがムズムズし始めてしまう。ハクが善意でやってくれてるのは分かる。けど、今のうちにこれは正直言って良くない。襲っちゃう前に、離れた方が良いって分かってるけど……身体が言う事を聞かない。そんな意思の弱いうちに出来たのは、ハクに襲い掛からない事くらいだった。
ハクはうちの頭を撫でながら甘やかす様に休ませてくれる。でもその内ハクの方が眠そうにし始めて、船を漕ぎ始める姿はハッキリ言ってちょー可愛かった。そしてそんなハクの顔を見て、無防備な姿を見てうちのあれがドンドン大きくなる。ここは外で、ハクはうちの為にこんな事をしてくれてるのに。それに興奮するなんてサイアクなのは分かってる。なのにうちの身体はもう、無意識に動いてた。
気付けば自分が何処に居るかも分からなくなっていた。よく分かんない場所で、ベンチに座るハクの膝を枕に横になっていたうちはハクの使われていなかった手をゆっくりと持ち上げる。起こさない様にシンチョーに上げたその柔くて気持ち良い手。これでもし、握られたら……。
「ぅ、あ……ヤバっ……これ、凄すぎっしょ……!」
そう考えたうちの身体はまた勝手に動いた。ここが何処かなんて気にもしないでスカートを捲って、下着を降ろしてあれを晒す。そしてハクの手に握らせた瞬間、朝感じた気持ち良さなんて比にならないくらいの気持ち良さに身体が震える。もう頭が馬鹿になりそうなくらい、気持ち良い。ハクの匂いに包まれて、ハクの手に握られて……超絶幸せ。
「あ、服が……もうこうなったらどっちにしても変わんないっしょ。よっと」
気付いた時には、ハクがうちのよく知る制服を着ていた。胸についたリボンが外れそうになってて、あれを外したら胸元が緩んできっと下着が見える様になる。それこそ下に引っ張れば、おっぱいを出す事だって出来るかも。なんかマジでうちの制服みたいにハクのサイズに合ってないし、余裕だと思う。なんでそんな服装なのか、ってかさっきからこれだったかは分からないし覚えても無いけど。
「はぁ……はぁ……もう、どうにでもなっちゃえ!」
あれを握らせて服を肌蹴させて、そんな事をしたうちに躊躇なんてもう無かった。ハクの下着を上にずらしておっぱいを出したうちは、もうやりたい様に間へ顔を埋める。弱めに触れればフワッフワなのに、ちょっと強く触れれば適度な弾力が押し返して来る。触れる度に漏れるハクの甘そうな吐息も聞こえて、あれが痛い程に固くなってた。
「はむっ、ちゅるっ」
「んっ……ぁ、ん!」
うちは赤ちゃんみたいにハクのおっぱいに吸い付いて、そのままあれを握らせたハクの手を動かしてみる。幸せなカンジと気持ち良さが同時に襲ってきて、今まで経験した事無い程にサイコーの気分になる。朝にやった時は気付かなかったけど、何時の間にかあれの先からヌルヌルの液が流れ始めてハクの手を汚していた。うちの身体から出た液が、ハクを汚してる。そう思うだけでもやっぱり、サイコーの気分。
「ふぅ、ふぅ……もう、出ちゃいそう。はむっ!」
「んぁ!」
朝の時と同じ様にせり上がって来る感覚があそこから来て、うちは出る瞬間に思いっきりハクのおっぱいに吸い付いた。頭の中で快感が弾け、あれが脈打つ度に白い濁った液が噴水の様に飛び散る。うちの服は当たり前だけど、ハクの手にもそれは掛かって……朝以上の後悔がうちを襲う。こんな場所で、寝ているハクの手を勝手に使って気持ち良くなってしまった事への罪悪感。
「……やっちゃった」
「ん……一杯、出た」
「へっ?」
寝ていた筈のハクが喋った事で、うちは上を見上げる。そこにはうちをジッと見る真っ赤な目があって、一気に血の気が引いた様な気がした。バレるとは何処かで思ってたし、このまま何事も無く終われるとは正直思ってはいなかったけど、実際にその状況になってしまうとどうして良いのか分からなくなる。何か言わないと。そう思いながらも思い通りに動けないうちを前にして、ハクは徐にうちのあれを握っていた手を離すと、それを顔の前に近づける。そして汚れた自分の手を眺めて、舐めた。
「んっ……苦い」
「な、何やってんの……?」
「愛依の、味……覚える」
「うちの……味?」
「……まだ、足りない……でしょ?」
ハクの言葉は余りにも予想外過ぎて全然理解出来なかった。でもうちの身体はまるでそれに答える様に正直で、あれがまた固くなった。それを見たハクはうちのあれにまた手を伸ばして……。
「……愛依なら……良い」
「ハ、ク……ハクっ!」
「あいたっ!」
うちを受け入れてくれたハクへ思わず抱き着こうとして、うちはベッドから落ちた。鈍い身体の痛みと共に、自分が今何処に居るのかに気付いて……まず最初にあそこを確認。そこにあれは生えて無くて、その代わりまるで漏らしたみたいにビショビショだった。
「ぁ、ぇ……? ゆ、夢……?」
確かに生えるなんて可笑しいし、あんな外でするのも変な上に途中からハクの服装とか色々ありえない事があったけど、夢の中で結ばれた瞬間に目覚めるってある意味サイアクじゃない!? それこそ、もう少し寝てたらもっと気持ち良い事してたかも。悔いても仕方ないって分かってても、いざ分かると悔しくて堪んない!
「はぁ……って、ヤバっ! 遅刻!」
時間を見て思わず飛び上がったうちは、急いで惨状の後始末をしてから着替えて部屋を飛び出した。まさかあんな夢を見るなんて思わなかったけど、もしまた似た様な夢を見る事が出来るなら、今度は結ばれた後の話が見たい。……やっぱうち、ハクの事が好き過ぎ? まぁ、悪く無い気分だし良っか!
「でも流石に生えるのは無しっしょ!」
今日も午後にはハクと約束がある。学校行って、レッスンして、それから一緒に過ごして。忙しくなりそうじゃん♪