※この作品はR-18です。

愛され過ぎた少女達   作:ウルハーツ

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【プリコネR】 クロエ☆

 お嬢様学校故に働く事を禁止されながらも、お金を稼ぐ為に違法なバイトに手を出していたクロエはその日、謎の怪しげな老婆の依頼で森に赴いていた。内容はとあるキノコの採取。森には危険が潜んではいるが、クロエは少し楽だと思いながらキノコを探した。見た目だけを伝えられただけのクロエには、それがどんな効果を持つキノコなのか知る由も無い。だが無事にそれを見つけて老婆の元へ向かった時、老婆は彼女に報酬と共に何処か妖し気な笑みを浮かべて口を開いた。

 

「お前さん、誰かを思い通りに操って見たいと思った事はあるかい?」

 

「なにそれ。別に無いけど」

 

 訳の分からない質問。クロエは訝し気に老婆を見ながら答え、それを聞いた老婆は唯笑うだけだった。そうして報酬を手にしたクロエは棒の付いた飴を舐め乍ら満足気にダウンタウンにある家族の元へ帰った時、扉を開けた彼女は美味しそうな香りに包まれた。そして元気に出迎える弟達と布団で横になる母親の弱々しい迎えを受け、クロエはキッチンに立つ。

 

「……お帰り」

 

「ただいま。今日はシチューなんだ」

 

「ん……もうすぐ……出来る」

 

 そこに居たのは弟達と同い年か更に幼く見える1人の少女……ハク。クロエ達とハクには血の繋がりも何も無いが、それでも彼女達にとってハクは家族だった。常にお金の無い生活で1人多く養うのは簡単な事では無い。が、彼女達はその苦労を選んででもハクを受け入れていた。そしてハクもまた、大変な環境の中で過ごすが故にその家族の力になりたいと日々を過ごしていた。時にはクロエと共に外で働き、時には家の家事を熟し、出来る限り生活の重しにならない様に。

 

『誰かを思い通りに操って見たいと思った事はあるかい?』

 

「……」

 

「……? クロエ?」

 

「や。何でも無い」

 

 身長の低さから台に乗って鍋をかき混ぜるハクの後ろ姿を見て、クロエはふと老婆に言われた言葉を思い出した。……クロエにとってのハクは家族を支える上での相棒の様な存在であり、母親や弟達と同じ様に守るべき存在である。だがどうしても血の繋がりの無い元々が他人だったと言う事もあり、その思いは似た様で少し違う。そもそもハクを拾ったのが自分だった故、余計にその思いは複雑だった。

 

 ジッと自分を見つめるクロエに気付いたハクの言葉に首を横に振り、皿を用意しながらも彼女は老婆の言葉を忘れる様に振り払う。だが夕食の時間になった時、シチューを食べる母親や弟達の喜ぶ姿とハクの僅かに表情を変えて嬉しそうに味わう姿を見てクロエには再び老婆の言葉が蘇った。そして再び彼女はその記憶を振り払ってシチューを食べる。……彼女自身、まだ気付いていなかった。母親や弟達への愛とハクへの愛が根本から違うという事実に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その日、猫の姿になったハクを肩に乗せて再びクロエはお金を稼ぐ為に老婆の元へ赴いた。彼女の依頼は前回と似た様に森で何かに使う素材を採取する事。今回は複数種類がある為、クロエとハクは話し合って同じ森で別行動を取る事にする。もしも危険に遭遇した時は、必ず逃げて自分へ知らせる様にクロエはハクに念を押してから。

 

 棒付きの飴を舐め乍ら目的の素材を数種類集めた時、自分へ近づく危険な影を察知してクロエは短剣を構える。そして襲い掛かるそれを瞬く間に無力化した時、少し離れた場所で走る足音が複数聞こえた事でクロエは駆け出した。するとすぐに見えたのは複数のモンスターに追われるハクの姿。それを見た瞬間、クロエの速度は更に跳ね上がった。そして盾を持つモンスターの盾を足場に跳躍し、目にも止まらぬ速さでモンスターの間を駆け抜ける。背後に時が止まった様に動かなくなったモンスターをそのままに、クロエはもう終わったとばかりに短剣をしまう。途端、モンスター達は一斉に倒れ消えて行った。

 

「怪我は?」

 

「……平気。……ありがとう」

 

 お礼を言うハクの頭を満足そうに撫で、クロエは採取した物を確認する。依頼された量に十分で、クロエは再び満足した様子でハクの頭を撫でると自分が舐めていたのと同じ棒の付いた新品の飴をハクに渡した。普段から飴を舐める事の多いクロエ。お気に入りのそれはハクも好きであり、何かあった時にお礼やご褒美の様な形で渡す事が多かった。故にハクはそれを自然に受け取り、口に銜える。……老婆の元へ戻った時、2人が棒付きの飴を舐めていた事で少々喋り難かった。

 

 何時もの様に報酬を手にしたクロエは先に歩き始めたハクを追う様に老婆から離れようとした。が、それを止める様に老婆は1人で語り始める。

 

「実は最近面白い物を作ってのぉ。1つお前さんに分けてやろう」

 

「いや、別にいらない……って、何これ? 飴じゃん」

 

「お主らを見て作ったのじゃよ。決してそれをお前さんが食べてはいかんぞ? 使い方は……そうじゃのぉ。操りたい相手にそれを食べさせれば良い」

 

「怖っ。凄い危険な感じするし、全力で遠慮したいんだけど」

 

「ふぇっふぇっふぇ。使わないならそれでも良い。あぁ、その辺に捨てるのは不味いからのぉ。気を付けるんじゃな」

 

「ちょっ……足早っ。どうすんの、これ」

 

 押し付けられたのは自分が普段食べてるのと似た包みの色が違う棒付きの飴。明らかに非合法の危険な香りがするそれを手に、クロエは内心で頭を抱えた。すると中々来ないクロエを心配してハクが戻り声を掛ける。瞬間、クロエは咄嗟にそれを隠す様にしまった。

 

「……何か、あった?」

 

「チョー平気。何も無いから。いや、マジで」

 

「?」

 

 明らかに違和感のある否定の仕方にハクは首を傾げながらも、追及する事は無かった。クロエはそれに気付き、内心でホッとし乍らも同時に疑問を感じる。何故、自分はそれを隠してしまったのかと。だが考えてもその答えは出ず、2人は共に並んで帰路を歩いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それは突然訪れたチャンスだった。クロエの通うお嬢様学校は生徒の減少から共学化を視野に入れ始め、奨学金を餌に生徒を集める。クロエもその餌に釣られた1人であり、奨学金を手にする条件は『試験として編入してくる男子生徒と仲良くなる事』。2年生のクロエとは別に1年生と3年生の生徒が集まり、3人は『仲良し部』として活動する様になる。

 

 ある日、クロエは衝撃の事実を知る。それは試験編入した男子生徒とハクが知り合いだった事。そして更に追い打ちを掛けるが如くクロエは知る事になる。ハクが自分の知らないところで様々な存在と出会っていた事実を。男子生徒は沢山異性の知り合いが居り、ハクはその殆どと出会っていた。それは彼と共に出会ったり、彼経由だったりと形は様々。だが明らかに分かるのは……男子生徒とハクはまるで普段のクロエとハクの様に互いを信じ合う程の絆があった。

 

「……何か、ムカつく」

 

 自分の知らないハクを知る男子に。そして知らぬ間に自分よりも多くの知り合いを作っていたハクに。クロエの感情は複雑だった。それからハクと男子生徒の紹介で様々な女性に会えば、ハクが可愛がられる姿をその度に見る事にもなった。そしてそれが更にクロエの感情を揺らし、徐々に不穏な方向へと変わって行く。

 

「それじゃあ、また今度にゃ!」

 

「ん……また」

 

 その日、街で猫耳の女性と手を振り合いながら別れるハクを目撃したクロエは無意識に口に入れていた飴に歯を立てた。ガリっと音を立てて口の中で砕け広がる飴を最後まで噛み砕き、飲み込むと同時にハクがクロエの存在に気付く。そして近づいて来る姿にクロエは代わりの飴を取り出そうとして、偶然にも普段の包みと色が違う飴を手にした。

 

「……クロエ?」

 

「…………あのさ。丁度飴があるんだけど、舐める?」

 

「ん……頂戴」

 

 それは家に置いてしまうと弟達が見つけてしまった時、食べてしまう危険があると思って常に持ち歩いていた老婆の危険な飴。クロエは近づくハクの姿を前に、思い付いてしまう。既にハクの目にはその飴が映っており、普段から飴を渡す事の多かった故に不自然さは欠片も無い。…………一度思い付いてしまったそれは頭の中でこびり付いた様に拭えず、クロエは到頭長い間隠し持っていたそれをハクに渡してしまった。

 

 

 

 

 

 老婆から貰った危険な香りのする飴を舐めるハクの姿は普段通りの見慣れたものだった。何も変わらず、何も起きない現状に驚きながらも少しだけ安心もしたクロエ。だが共に帰路を歩く最中、ハクの舐めていた飴玉が半分程まで小さくなった頃にそれは起こった。

 

「……何か……ボーっとする」

 

「……」

 

 何処か虚ろな目に変わり始めるハクの訴えにクロエは一瞬固まり、周囲に人が居る事に気付いてハクの手を引いて建物と建物の間。裏路地へと入り始めた。それは罪の意識と僅かな期待。誰も居ない裏路地で、丁度良く置かれていた木箱にハクを座らせたクロエは虚ろな目になりきったハクと目を合わせた。

 

「……クロ……エ」

 

「最近思ったけどさ。あんた、(うち)の飼い猫って自覚無いっしょ」

 

「……」

 

「まぁ、家っつうか(うち)だけど。……とりま、これからうち以外の奴と極力話すの禁止。ってか人に成るの禁止ね」

 

「……禁止……ん」

 

「……これ、マジの奴じゃん。ウケる」

 

 言われた言葉を復唱するハクの様子を見て察したクロエは薄く笑ってその場から戻ろうとして……新たに思い付いた事に思考が傾き始める。人の居ない裏路地。バイト等で暗くなり切ってから帰る事も少なく無い為、まだ急いで帰る必要も無い。故にクロエは少し悩んだ末、更に奥へ足を進め始めた。虚ろな目のまま飴を舐め続けるハクを呼び、背後に連れて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 建物の影に隠れて光も差し込まない路地裏。人影が一切無いその奥の行き止まりに、クロエとハクは居た。樽や木箱で隠れて例え誰かが入って来てもすぐには見つからない場所。そこに入り込んだクロエは後ろで飴を食べ終えた目を虚ろにするハクへ振り返ると、命令する。

 

「じゃ、脱いで」

 

「ん……」

 

 言われた言葉に驚く事も拒否する事も無く、その通りに自らの服に手を掛け始めたハク。近くにあった樽に座りながらそれを眺め続けていたクロエはやがて何も纏わぬ生まれたままの姿となったハクへ続けざまに命令する。

 

「こっち来て。で、うちの膝に跨る」

 

「……分かった」

 

「……やばっ。何か、滾って来た」

 

 クロエは服を着たままだが、足元は短めのスカート。故に膝や太腿は晒されており、向かい合う形で座り込んだハクの柔肌をその部分で感じる事になった。後ろへ落ちない様に腰へ手を回せば、更にその肌を感じる事になり……クロエは内に沸き立つ感情を必死に抑える。感情のままに行動しても良いかも知れないが、下手すればハクに怪我をさせてしまうかも知れないと言う心配が彼女の暴走を抑えていた。

 

「最初はやっぱキ……」

 

「?」

 

 キス。そう言おうとしたクロエはつい先程までハクが飴を舐めていた事を思い出す。今してしまえば自分にも効果があるかも知れない。そう思って一瞬戸惑った彼女だが、すぐに答えを出した。この場に居るのはハクと自分だけ。もし誰かの命令に従う様になったとしても、その相手はハクだけ。……彼女は思った。『問題無いじゃん』と。

 

「キスして。軽いのじゃ無くてディープな奴」

 

「……キス……ん、むっ……」

 

 ハクは言われた通りにキスをする為、クロエの後ろ首に両腕を回した。腰を抱かれたまま、そうやって顔を近づけたハクと迎えたクロエの唇が触れ会えば、続くのは2人の繋がりから鳴り響く水音。無意識に抱き合う力を強くする中、クロエは息継ぎする為に離れた一瞬の隙に次の命令を告げた。

 

「猫なら猫っぽく、うちを舐めて気持ち良くさせてよ」

 

「……ん」

 

「っ! ん、ふっ……やるじゃん。意外と」

 

 クロエの言葉を聞いてキスを止めたハクは少し体勢を高くしてエルフ特有の尖ったクロエの耳に舌を這わせ始める。ザラザラの表面と唾液の生暖かな滑りのある舌の感触にクロエは背筋をゾワゾワとさせながら、少し満足そうに笑みを浮かべる。するとハクは耳から離れ、次に首元に顔を埋める様にして首筋に舌を這わせた。

 

「んぁ……ちょっとストップ。うちも脱ぐから」

 

 胸元へと今度は舌を這わせる為にハクが顔を動かした時、クロエはその頭に手を置いてハクを止める。そしてハクの頭を撫でながら、片手で付けていたネクタイを引っ張る様にして胸元を緩め始める。ネクタイが取れれば鎖骨が見え隠れする様になり、それを前にハクは首に回していた手を離してクロエの胸元……よりも下にある服のボタンに手を掛け始めた。目的は当然脱がす事。外で裸になる事に少々抵抗はあるものの、現在目の前でハクが全裸な事を考えればクロエは止める気が起きなかった。

 

「……綺麗」

 

「っ! 急に褒めるのは狡いって。ちょっと嬉しいし柄にも無くトキメクじゃん。ってか、結構自由に喋れんだ」

 

「は、むっ」

 

「ちょっ、んぁ!?」

 

 突然褒められた事で思わず顔を背けて照れてしまったクロエ。するとまるでそんな隙を突く様に突然ハクは晒されたクロエの胸に舌を伸ばした。肌蹴た服の隙間から背中に手を回して直に肌同士を触れ合わせる様に抱きしめ、既に少々固くなり始めた突起を舌で包む様に舐め始める。突如身体を走る電気の様な快感にクロエは思わず声を上げる。そして舐め続けるハクを恨めし気に見つめ、お返しとばかりに自分を抱きしめている為に落ちないと確信してハクの背中から手を離すと、クロエもハクの胸を下から揺らす様に弄び始めた。彼女にとって1つ残念だったのは、ハクが胸を攻める為に自分の胸元に顔を埋めていた為、揺れるハクの胸を視認出来ない事である。

 

「うわっ、柔らか。んっ!」

 

「んっ、あっ……ちゅ、むっ」

 

 しかし手の平に広がる柔らかな感触はクロエに至福を感じさせる。互いに胸を攻め合えば、時折声を漏らしながら徐々に激しくなっていく。だが至るまでには行かず、何処かもどかしく感じ始めたクロエは到頭我慢出来なかったのか直接的な命令を下した。

 

「胸も別に悪く無いけどさ、刺激が足んないんだよね。だからさ……次はこっち」

 

「……ん」

 

 膝にハクを乗せたまま、クロエは短いスカートを引っ張る仕草をして告げる。それを聞いたハクは意味が分かった様で頷いて膝から降りると、樽に座るクロエの両足の間に顔を入れ始めた。そしてクロエがスカートを僅かに引っ張り、ハクは言われた通りにそこを隠す最後の一枚を横にずらして舌を伸ばす。途端に猛烈な快感にクロエの身体は一気に前屈みになり、思わずハクの頭を抱き抱えていた。

 

「これ、やばっ! マジ、気持ち良すぎるっ……!」

 

「んぶっ!? ん~ん~!」

 

 半ば無理矢理押し付けられた事で鼻と口が塞がり、ハクは苦しそうに鈍く声を上げる。そこで我に返ったクロエが謝りながら抱擁を止めれば、ハクはクロエの秘部から流れる愛液を鼻や口周りに付着させたまま荒く呼吸を繰り返した。そして虚ろながらも何処か恨めしそうにクロエを睨み、再び再開する。今度はジッと上目遣いでクロエの様子を伺ったまま。しかしその姿がクロエを更に興奮させ、彼女は強い刺激と自分を見つめ乍ら舌を伸ばすハクの姿にやがて到達する。

 

「ぐっ、あぁ! イ、クっ! ~~~~っ!」

 

 絶頂に達する直前、クロエはハクの頭を抱かない様に我慢して片腕で自らの口を塞いだ。声にならない声が響き、クロエは力無く後ろに寄り掛かろうとして……間もなく再びハクの舌を感じ始めた事で思わず身体を震わせる。下を見れば変わらずに自分を見つめて舌を伸ばすハクの姿があり、クロエは少し焦りながらハクへ命令した。

 

「ちょ、ストップ! マジ今は無理……はぁ……はぁ……流石に焦った」

 

 現在のハクはクロエの言いなりであり、彼女が攻めろと言えば攻め続けてしまうのだろう。絶頂後でもそれは変わらず、ハクはクロエに言われて初めて行為を止めた。

 

 ジッと見つめられる中、息を整えて余裕を取り戻したクロエ。自分が絶頂したのなら、彼女の中で次に絶頂するべきなのは当然ハクであった。故に彼女はハクへ命令する。自分の膝に後ろ向きで座る様に。ハクは言われた通り立ち上がり、背中を向けたままクロエの膝上に座り込んだ。するとクロエは後ろからハクの秘部に手を伸ばし、耳元で告げる。

 

「声の我慢、禁止だから」

 

「ん……ひぁ!」

 

 言われた通りに行動するハクにそれを告げれば、クロエが聞くのは普段耳に出来ないハクの喘ぐ声となる。例え普通の時に攻める事があったとしても、ハクの性格上我慢するのは間違い無い。故にまたと無い機会であり、クロエはそれを逃さなかった。

 

「うわぁ、ウケる。もうビショビショじゃん」

 

「あ、うぁ! クロ、エ……ひぅ!」

 

「……マジさ、あんた可愛過ぎ。……やっぱ誰にも渡したく無い」

 

 左右からハクの秘部に手を伸ばし、弄り始めれば聞こえて来るその嬌声にクロエの攻めは更に激しくなる。既に陽も落ちて完璧に暗くなった路地裏に響くのは幼い少女の喘ぎ声と淫らな水音だけ。落とさない様にクロエが胡坐になり、その上でハクが似た様な形で座り、只管強い快感に頭を振って髪を揺らす。……やがてハクに限界が訪れた時、曲がった足先がピンと伸びて身体を震わせた後にハクはクロエの身体に力無く寄り掛かった。

 

「ふぅ。って、もう結構暗い時間じゃん。シンド……もう今日は夕飯、買って帰るかな。偶にはうちらが楽したって良いっしょ」

 

「……」

 

「つうかどうやって元に……あぁ。……ハク。今の出来事をソッコウ忘れて今日の夜、寝た時に夢で思い出す。で、今は元に戻って。って感じで良いのかな……」

 

「…………あ、れ」

 

「あ、良いっぽい。とりま急いで服着て家帰ろ」

 

「……なんで……裸……?」

 

 ハクの疑問にクロエは答えず、乱れた服装を整えてハクにも服を着せる。そして始終混乱した様子のハクを連れて帰宅したクロエ。その夜、ハクは眠りの中で路地裏に連れ込まれて言いなりにされる夢を見る事になった。が、夢は結局夢。それをクロエへ告げる事は無い。……だが何故かクロエ以外の人物とは極力話さない様になり、気付けば服が乱れている事が以降度々あるのだった。しかしクロエに聞いてもその答えは返って来ず、ハクが自分の身に起きた事実を知る事は無かった。




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