ランドソルの街で過ごしていたハクはその日、新たな人物と知り合う事になった。
ハクは特定の住処を持たず、数々のギルドを転々としていた事で、その日お世話になる予定のギルドへ持って行く手土産を購入しようとしていた時の事だった。自分の身長よりも高い位置に置かれていたそれを必死にとろうとしていた時、突然現れた少女がハクの代わりにそれを取って渡す。
「これで良いですか~?」
「ん……ありがとう」
「どういたしまして♪ それ、美味しいんですか?」
「……分からない。……初めて、買う」
欲しがっていた物はお菓子の類であり、少女からの問いにハクは初めてそれを購入しようと思った為に分からず、事実をそのままに答える。すると少女は顎に人差し指を当てて視線を上へ向けながら考える仕草をした後、何かを思いついた様に手の平へ拳を落とした。
「それじゃあ、一緒に食べてみません? 美味しいかどうか、分かってからの方が良いですよね★」
「……」
それはお茶の誘いの様なもの。ハク自身もそのお菓子がどんな味か気になっていた為、少し悩んだ末に頷いて答える。相手はまだ出会って数分の少女だが、助けてくれた相手という事もあり、少なくとも悪い人物では無いとハクは思っていた。
少女は自らを『ミソラ』と名乗る。そしてハクは彼女と共に購入したお菓子を食べて適当な話をしながらその味を堪能。その後、お互いに別々のやる事があった事で自然と解散になる。一度一緒にお菓子を食べれば、もう友達の様なもの。ハクはミソラの存在を記憶に止めて、もう1度それを今度こそ手土産用に購入した。
それからハクは時々ミソラと出会う様になった。買い物の時。散歩の時。ギルドの誰かと居る時ですら、何処からともなく現れて声を掛けて来たのだ。そして何故か誰もハクがミソラと出会った事には気付かず、ハク自身もミソラの事を誰かに告げる様な事はしなかった。……そしてギルドの誰かがミソラに関する事を話していても、ハクの耳には自然と聞こえない。
『良い感じですね! この調子で……』
寝静まるハクの夢の中で微かに響いた声も、ハク本人には届かない。だが彼女の言葉と行った事は確実にハクへ影響を与えていた。
別の日。ハクはとあるギルドの者達と街の中を一緒に歩いていた。だがふと、路地裏の方へ入って行くミソラの姿がハクの視界に映り込む。
「ハク様?」
「? ハクちゃん、どうしましたか?」
「……」
「ちょ、ちょっと! 何処行くのよ!?」
突然足を止めた彼女に気付いたギルドの者達が声を掛けるが、ハクは答えない。そしてそのまままるで何かに誘われる様に、ハクはミソラの入って行った路地裏へ向かい始めてしまう。普段通りの無表情だが、何処か様子が可笑しいと感じた者達はハクを追い掛けるが……路地裏へ入った瞬間、傍に居たにも関わらずハクの姿は消えてしまう。
気付けばハクの周りにランドソルの街並みは無かった。森の中で何処かハッとした様子で周りを見渡し始めたハク。すると彼女は少し開けた場所にあった石に座って微笑みを浮かべるミソラの姿に気が付いた。
「……」
「もう十分ですかね? ふふ、貴女の周りの人達がどんな反応をするか……楽しみです★」
微笑みながらミソラはゆっくりと手を伸ばす。再びハクの思考は靄が掛かった様になり始め、彼女の身体は無意識にその手を掴んでいた。
そして、その日を境にハクはランドソルから姿を消した。
数日後。ランドソルでは突然消えてしまったハクの所在を求めて、数々のギルドが動き始めていた。時にはハクが誰のギルドの一員なのかと争う事もあったが、まずはハクを見つける為だと結託する事が殆ど。しかしランドソルをどれ程探してもハクの姿は見つけられず、その手掛かりすら掴めずに居た。
「ハクちゃん、何処に居るんですか……」
ペコリーヌと呼ばれる少女が不安げに胸の前で拳を握りながら、弱々しく呟く声。……それを彼女に気付かれない場所で聞いていたミソラは楽し気に笑みを浮かべる。ハクがお世話になり、広げて来た数多くの関係。その縁の強さと、それが揺れ動いている事実がミソラには分かっていた。
「でも、まだまだですよ。面白いのはここからなんですから★」
その更に数日後。ハクは突然発見された。とあるギルドの者達が特に汚れた様子も無いまま、森の中で眠るハクを見つけたのだ。
一体今まで何をしていたのか、質問をしてもハクは全く覚えていなかった。何時から消えてしまったのか、そもそも何処へ行っていたのか。本人も分からない様子であった。
その後、ハクは前と変わらない生活を送る様になる。時には危険に立ち向かう事になりながらも、ランドソルで暮らしていたハク。多少戦う事は出来ても、長い戦力にはなれない彼女は基本的に1人で街から出る様な事はしなかった。
ハクの周りに居るギルドの者達は、ミソラの存在を敵として知る。だがハクとミソラに面識がある事を誰も知らないままであった。
突如、ミソラを含めたギルド『レイジ・レギオン』の者達がランドソルを襲撃。そんな彼女達に対抗する為に、数多くのギルドの者達が死闘を繰り広げ始める。街に残っていたハクも自分の友達やお世話になった人達を守る為に、戦う事を選んだ。……その結果、ハクはミソラと再会する。
「……ミソ、ラ?」
「久しぶりですね♪」
ガトリングを手にしたミソラは巨大な人形『ぺんぽこりん』を扱いながら、ハクの知り合いや友人と敵対していた。ハクの存在に気付いたミソラは敵である事を忘れる様な笑顔で手を振りながら、ハクへ声を掛ける。周りに居た人物はハクとミソラに面識がある事を知り、驚いていた。
「……どうして」
「色々あるんですよ☆ あ、ところで……
「っ!?」
その問いを投げかけられた瞬間、ハクは頭の中に靄が生まれた様な感覚に囚われる。だがまだ意識はあり、その感覚に本人は戸惑っていた。
「私と戦いますか~?」
「わた、し……は……」
今までの生活で何度も一緒の時間を過ごして来た仲間達。そんな彼女達に相対するミソラ。そして街の事等どうとも思わない様な攻撃をするミソラの姿を見れば、何方に着くべきかは明らかであった。にも関わらず、ハクは戦意を失うどころか見せる事すらしない。様子が可笑しい事に気付いた者が近づこうとした時、ミソラは声を掛ける。
「最高ですね★! ……ほら、
「!?……ぁ……」
そう言って手を差し伸べる姿を前に、ハクは足をゆっくりと前へ踏み出し始める。本人の意思は残ったまま、その身体がミソラの言う通りに動き始めたのだ。ミソラの言う通りになるハクの姿に周りが動転する中、その隙を突く様にぺんぽこりんが大きく跳躍して大地を揺るがす着地をする。放たれた衝撃に周りが吹き飛ばされる中、ハクはミソラの元へと辿り着いていた。
「ハク!?」
「ハクっち!?」
「お仲間さん達に教えてあげましょうねぇ……私達のカ・ン・ケ・イ★! はぁむっ」
「んっ!」
大きく飛ばされた仲間が地面を這う様な体勢で離れてしまったハクの名前を呼ぶ中、笑みを浮かべたミソラは彼女へ見せつける様にハクと口付けを始める。舌を絡める深く長い口付けにハクは目を見開きながらも、抵抗する様子を一切見せなかった。それどころか、その身体はまるで歓喜する様に痺れる様な快感を感じ始める。
「ぅ、ぁ……な、に……を……」
「長い間、行方不明になっていた貴女はずっと私のところに居たんですよ? あんなに、愛し合ったじゃないですかぁ~?」
「ぇ……っ!」
困惑するハクへ告げるミソラの言葉によって、周りの者達を含めてハクは更に困惑してしまう。だがミソラが告げながら優しくハクの頭を撫でた時、その脳裏に本人の知らない記憶が蘇り始める。ミソラと甘く激しい口付けをして、身体を好きなだけ弄られて何度も絶頂させられた記憶。……その瞬間、ハクは秘部から多量の愛液を流して絶頂する。記憶の中の刺激が、今のハクを蝕む様に。
「~~~~~っ!」
「思い出しただけでイっちゃうなんて、エッチな子ですねぇ~」
ハクが絶頂した事に気付いたミソラは楽し気にそう言って、ハクの身体を抱きしめる。左腕を腰に回して、右手で頭を撫でながら抱き寄せて見下ろすミソラを前に、ハクを助けようと動き出した者達は一様にぺんぽこりんによってその道を塞がれる。
「貴女はもう、私のモノだってあの人達に見せつけてあげましょうね★!」
ミソラが始めようとする行為。それはハクの周りに居た者達を絶望へ突き落とすものだった。
数日前。ランドソルから行方を暗ましたハクはミソラの元に居た。ミソラは自分の居るギルドの者達にハクの事を一切告げず、自分だけが知る場所へハクを連れて帰ったのだ。そして自由な時間、縛られた時間の無い時に彼女はハクの元を訪れていた。
「ぁ……おか、え、り……」
「ふふっ★ ただいま、です♪」
ミソラが現れると、そこに居たハクが焦点の合っていない瞳で出迎える。現在、ハクは一種の洗脳状態にあった。
ミソラは自分を害する存在ではない。ミソラは自分の為に何処かへ出向いている。ミソラは自分の
「今日も一杯愛してあげますからね★!」
「ん……」
ハクの元へやって来たミソラの目的。それはハクの身体を自分の思い通りに開発する事だった。元々常人よりもかなり敏感な身体を持つハクだが、それを自分の思い通りに開発出来れば、ハクを支配したも同然。例え洗脳が解けて仲間の元へ戻っても、簡単に堕とす事が出来る様になる。
一切の抵抗も無く、ミソラはその部屋にあったベッドへ自分を抱きしめるハクを抱える様にして移動。そこへ寝かせると、慣れた手つきで自分とハクの服を脱がせ始める。
「あぁ、何度見ても可愛いですね~♪」
「……ミソ、ラ……も」
「あはっ★! ありがとうございます! それじゃあ、はぁむっ!」
「んっ……ちゅ」
自分よりも小さな少女の裸体を前にして褒めるミソラへハクが返せば、それで気分を良くした様にミソラは答えてハクと口付けを始める。ベッドに倒れるハクの後ろ首に片腕を回して、深く長い口付けを続ける2人。舌を絡め合う度に響き渡る水音はミソラを昂らせ、ハクの頬には溢れた唾液が伝う。
ミソラの胸はかなり大きい。ハクも身体の割にはしっかりと実っており、2人の胸がぶつかり合い歪む光景は途轍もなく淫靡なものであった。ミソラは自ら胸をハクの胸に当てて押し潰しながら、固くなった乳首を何度も弾かせる。口付けに漏れて聞こえるハクの嬌声は、更にミソラの気分を良くしていった。
「私と比べてしまうと小さくても、十分におっきなおっぱいですね~♪ 取り敢えず、まずはここだけで手軽にイケる様になりましょうね★!」
「ぁ! ……や、さ……し、く……」
「あ、ごめんなさ~い★! 優しく、もみもみ♪」
ハクの胸を鷲掴みにした時、微かな甘い声と共に返って来た抗議を聞いてミソラは舌を出しながら謝る。そして今度は優しくその形を下から包み掬い上げる様にして揉みしだき始めた。ミソラの手によって彼女の思い通りに歪み弾む乳房。それに連動して漏れる甘い声。気を良くするミソラによって更に攻めは激しく的確になり、ハクは只管悶え続ける。
それから数時間後。徐々に身体に快感を溜める様に攻められ続けたハクはふとした切っ掛けでミソラが乳首を弾く等した際に絶頂する様になってしまう。既に何度も同じ様な開発を続けられた事で確かにハクの身体は彼女の思い通りになっており、数度の絶頂を経て力無く横たわるハクを見下ろしながらミソラは舌舐めずりをした。
「今日のおっぱいはこのくらいにしてぇ~、次は下も弄ってあげますね★!」
「ひぁ!」
体力の無くなった身体へ追い打ちを掛ける様に、既にシーツを水浸しにする程愛液を溢れさせたハクの秘部へミソラは容赦無く手を伸ばした。軽々と彼女の指先はハクの膣内へ押し入り、膣壁を擦り上げる。身体を震わせて一瞬でハクが絶頂してしまっても、ミソラは笑顔を浮かべたまま挿入した指を抜こうとはしなかった。
「ふふっ! すぐイっちゃいましたね! でもぉ、貴女の弱点はもっと奥の……この辺です♪」
「ひっ、ぁ……ああぁぁぁぁ!」
「凄いイキっぷりですね★!」
ハクの膣内の何処が一番に感じるのかを既に探り当てていたミソラの攻めによって、ハクはまた瞬く間に絶頂する。既にそこは開発をしなくても簡単に堕ちてしまう程に弱かった。だがそれを更に敏感にしようとしているミソラは容赦しない。何度も響き渡るハクの悲鳴にも聞こえる嬌声の中で、ミソラはその絶頂する姿を見続けていた。
それからも日が変わればミソラがハクの元に訪れて、その身体を彼女の思うままに開発し続ける。何時しかハクの身体は『ミソラにだけ』反応する様になり、『彼女の思うままに動かせる身体』となっていたのだった。
現在。
「あ……ぁ」
「全部思い出しましたか~? ふふっ★」
背後で聞こえる仲間達とぺんぽこりんの死闘。それすら遠くに聞こえる様な中で、ハクは忘れていた全てを思い出してしまった。当時のハクは洗脳によって意識が混濁していたが、今ははっきりしている。にも関わらず、ミソラの姿を前に戦意どころか抵抗する気すら起きずにいた。
「ハクっち! この! 邪魔ぁ!」
「おいハク! しっかりしろ!」
「ミソ、ラ……」
抵抗出来ないまま、ハクはミソラに抱き寄せられる。そして再び、死闘を繰り広げる者達へ見せつける様に口付けされた。口内を蹂躙するミソラの舌はハクの特に感じる部分を舐め回して、その身体からは力が抜けて行く。微かな抵抗を見せる様にミソラと自分の間に差し込まれたハクの手が重力に従って落ちる姿を前に、背後からは怒号が発せられる。
「貴女達は見ててくださいね♪ 私達が愛し合うところを……ふふっ★!」
そして始まる淫らなショーは誰にも止める事が出来なかった。外であろうと関係なしに脱がされたハクが敵であるミソラの手によって穢される光景。全てを知り尽くしているミソラの行為に抗う術は無く、ハクは簡単に絶頂へと導かれてしまい、それを前に怒りや悔しさ、そして僅かな興奮を仲間達は抱く。
「ひ、ぁ……あぁぁぁぁ!」
「それそれ~、イってイって、イキまくっちゃいましょ~!」
「は、ハクちゃん……」
「何だよこれ。止めろよ、止めろって!」
中には受け入れられずに武器を落とす者達も居る中、やがて2人の間を塞いでいたぺんぽこりんが倒れる。既にハクが完全に意識を失ってミソラの元に堕ちた中、近づいて来る者達を前にその余裕は崩れない。
「一旦引きましょうか! それじゃあ、どるるるるるる♪」
彼女の背後で大量に出現するガトリングの数々。それが全て相手へ向けられると、一斉掃射が始まった。相手が飛んで来る銃弾から身を守るのに必死になる中、ミソラはハクを抱えたままその場を後にする。
その後、ミソラは再び自身の所属するギルドの仲間達と共に戦闘。結果、ハクは今までお世話になったギルドの者達によってミソラから引き剥がされたが……その身体は既にミソラ以外には反応しない抜け殻の様になっており、全てが手遅れとなっている事に絶望する事となった。
『ふふっ★ あの子はもう、私のモノですから♪』
ミソラに対して悔しさを感じつつも、ハクが唯一反応する相手故に元に戻す手掛かりである事から手が出せない者達の鋭い視線が集中する。しかしそれを受けて尚、ミソラは内心で勝ち誇っていた。もう、彼女以外の誰もがハクをどうする事も出来ない。