R18二次小説とかは読んでるんですがプロが書いた官能小説は読んだことないので、こんな感じの描写でいいのか結構不安。
なにぶん初めての試みなので大目に見てください
ドバッとするエッチよりドロドロに溶けながらのエッチの方が好き(予告)
改めて本編の綴√にしておいてよかったと思いました。
誰かと浴室に入るのはいつ以来だっただろう、と綴は思い返す。
小学校下級生の時、風呂に入る手間を面倒臭がっていたのを見兼ねた母が体を洗ってくれた。それっきりだったかもしれない。
風呂は一人で入るものという観念が染み付いているからか、背後に一輝がいることに言葉に尽くしがたい感覚を覚えた。
縄張り意識というやつなのだろうか。動物がテリトリーを侵されるのを嫌う気持ちが何となくわかる気がする。
だが、それは感情を理解出来ない動物の話だ。綴には、心を許した者同士だからこそ成り立つ心地よい侵犯のように思えた。
一輝も同じようなことを考えながら浴室に入った。尤も、一輝は誰かと風呂に入った記憶がなかったので、内心では綴以上に緊張していたりする。
入ってすぐ目に入った、鏡に映る綴の裸に息を呑む。自分の目の高さではなく、客観的な視点で映し出される景色が新鮮だった。
一輝が備えられていたバスチェアをシャワーの前に引っ張る。すると床を引き摺る音が反響し、予想以上に大きな音として耳を打った。
浴室なのだから当然のことなのだが、そんなことに体を強張らせた二人が顔を見合わせた。
綴のおっかなびっくりといった様子に、自分が怖気付いててどうすると一輝は声をかけた。
「じゃあ洗おっか。綴さん座って」
綴が小さく頷きバスチェアにゆっくり腰を下ろした。手に持っていたハンドタオルをバスタブの端に置いた綴は一輝に流し目を送った。
待ちわびるような視線を受け、一輝はノズルを回しお湯が出るのを確認してから綴の首に弱めのシャワーをかけた。
水が白いうなじから肩甲骨に流れていく。背骨を伝って尾てい骨に滑っていき、押されて潰れた臀部に広がった。
温かいお湯のせいか、ほんのりと赤みが増した肌を透明な流水が彩り、無防備な美しさを際立たせ背徳的な気分を催す姿になっていった。
こんなあられもない姿を見ることを許されていると思うと、無性に男の性を逆撫でされた。
体を充分温め終えたところで自分のハンドタオルを濡らしボディソープで泡立たせた。
その成り行きを鏡越しにこっそり覗いていた綴が背後の一輝にそっと背を預けた。
椅子の背もたれにするのとは違う、頼もしさを感じる支えに大きな息を吐いた。
「こうしててもいい? キミに寄りかかるの好きなんだ」
「いいよ。もっと楽にして」
一輝の言葉を聞いてゆったりと体重を預けてきて、最後安心したように脱力した。
すべすべと滑らかな肌触りの背が前面にびったり寄り添うようにつけられる。
服越しでは感じにくい人肌の温かさと柔らかさ。髪から漂ってくる女性特有の芳しい香り。鏡に映る綴の解放的な裸体。
五感の大半を穏やかに刺激され最高に心地が良い。
綴の肩越しに頰へ口付けし、細長い腕を手に取った。
「痛かったら言ってね」
姫様の御手を拝借する騎士のような慎重さで綴の腕を洗い始めた。
女性の肌はデリケートと良く聞くが、それ以上に綴を大切にしたいという想いが強く表れている。
後ろから優しく包まれてながらそんな気遣いをされてしまうと、こそばゆさと嬉しさで頭がどうにかなってしまいそうになる。
「一輝君……」
愛おしい想いを乗せて名前を呼ぶ。
空いているもう片方の腕を一輝の頭の後ろに回し、その唇に吸い付いた。
綴の胸元を覗き込むような体勢になるが、綴の体を抱くようにしている上に綴からキスを落としてくるため苦にならない。
一輝の唇を深く食み、ストローで吸うように唇をすぼめる。ゆっくりと離していき、あぶれてしまったらぺったりと唇を貼り付かせ再び吸い上げる。
穏やかでいて性をくすぐる大胆なキス。
薄っすらと目を開けると、女の貌をした綴が映る。
「……好き」
そうすることが何よりの幸せだと、綴が愛の言葉を小声で言う。
確かめるように、キスと共に何度も繰り返す。
健気な奉仕がもたらす快感と興奮に一輝は鼻息を荒くし、鈴口に液体が滲むのを感じた。
ぼんやりと奉仕を享受しながらも何とか洗い続け、両腕にまとった泡をシャワーで流した。
次に洗うのは姿勢的に上半身前面。何も言われなくとも、綴は邪魔にならないよう両腕を一輝の後頭部に回した。
「結構恥ずかしいね。この格好」
眼前の鏡が今の綴を偽りなく映す。
全部を見てくれと言わんばかりに開放された上半身の裸と、男性に身を委ねた姿勢。自分のことなのにとてもいやらしく感じた。
「凄くエッチだ」
言い聞かせるように囁き、剥き出しになった綴の胸に泡だったタオルを当てた。
「ん……っ」
綴がくぐもった声を出し、震えた。
自分の胸が好きなように捏ねられている様子をまざまざと見せられる。
恥ずかしくて見てられないはずなのに、目を離すことが出来ない。
優しく丁寧に洗っている一方で、いつもこんな姿を見せているんだぞと綴に見せつけるように胸を揉む。
「手つきがやらしいよぉ……」
「やらしい事をしてるからね」
隅から隅まで泡塗れにすると、ハンドタオルを置いて胸を両手で揉みしだいた。
「んんっ……」
綴は目を伏せ、喉の奥で小さく声をあげた。
掌で持ち上げるように下から揉み、全体をほぐすように指を沈める。
ただでさえ滑らかな肌が塗りたくられたボディソープでいっそう摩擦の感じられないものになっていた。
慣れない感覚だが、性欲を著しく刺激する手触りだ。
綴もその感覚に集中しているのか、目を閉じて呼吸を早めながら、されるようにされている。ときおり切なげな吐息を漏らす。
「気持ちいい?」
「ん……。すごくいいよ」
今僕に見せつけている顔を綴さん自身に見せてやりたいなぁと思いつつも、せっかく愉しんでいるところを邪魔したくない一輝は揉むことに専念した。
痛くならないよう注意を払い、より柔らかな感触を味わうために綴の体ごと抱き込んだ。
上下に、左右に。大きく円を描くよう捏ね回すと、掌に先端が巻き込まれた。
「はぁっ」
白い喉を反らしておとがいをあげた。甘く蕩けた声は浴室によく響き、自分の声を自覚した綴は羞恥と快感に身を震わせ口を噤んだ。
硬くなった先端と柔らかな胸のコントラストが堪らない。摘み人差し指の腹で優しく撫でると、耐えきれないように体をくねらせる。
綴の首筋からむわっと雌の匂いが立ちのぼり一輝の鼻を充満した。
「ここ好きなんだ」
「普段はこんなに感じないはずなんだけど……」
もじもじと内股を擦り合わせながら言う。
すべりが良くなって敏感になっているのかもしれない。指で触っているだけなのに気持ちいいのだから、愛撫されれば言わずもがな、か。
今度ローションを買ってみようかと考えていると、ふとあることに気づいた。
「綴さん。胸少し大きくなった?」
「え?」
確かめるように揉みしだくと以前より溢れる量が多くなっている。微妙な差だが間違いなかった。
それに気づくと、胸だけでなく尻も盛り上がっており、全体的に肉つきが良くなっている。
自覚がなかった綴は首を傾げたが、あっと心当たりの声を出した。
「寧音にトレーニングしてもらったからかな」
「トレーニング?」
「うん。体力付けるために色々教えてもらったんだよ」
「そうなんだ。でも前までしてなかったのに急にどうしたの? 言ってくれれば教えたのに」
何気ない質問に綴は返答に窮した。ちらりと窺うような横目には恥じらいの色が浮かんでいた。
何故かわからない一輝が純粋に疑問を抱いていると、観念したように言葉を紡いだ。
「その……、ちょっと立て込んでた時寧音に『一輝君とご無沙汰なんだよね』って思わず愚痴ちゃったことがあって、その流れで根掘り葉掘り聞かれてさ」
「あの人何してるんだ……」
下世話な話題に事欠かない寧音だが、そのせいか恋人というものにとんと縁がないらしく、綴が一輝と一緒にいると嫉妬混じりにしょっちゅう揶揄ってきていた。
一体ナニを聞き出されたんだと頭を抱えそうになるが、
「大丈夫。そういうのは独り占めしたいから絶対言わないよ。恥ずかしいし」
と事もなげに言われ一輝が鼻白む。
さらりと付け加えるとこがズルいと思うのだった。
「適当にあしらったは良いんだけど、結構気になってたことがあったから相談したの」
「えっ、僕嫌なことしてたっ? ごめん!」
「ん? なんで謝るの?」
綴が不思議そうに言ったが、すぐ「あ、言い方が悪かったね」と補足した。
「いっつもボクが先にダウンしちゃってるから、一輝君物足りないんじゃないかなって」
厳しいトレーニングを毎日こなしている一輝と一般の女性と大差ない毎日を送る綴とでは隔絶的なスタミナ差がある。
一輝に攻められている内に失神してしまうことも何回かあった。消化不良で終わらしてしまっている気がしてならなかったのだ。
「そんなことないけどなぁ……」
セックスレスを感じたことは一度たりともない一輝は正直に言う。
が、綴は体力を飛ばしきって微睡む気持ち良さを知っている身として、一輝と一緒にその余韻に浸りたいという思うことも少なからずあるので、結局は体力をつけないといけない結論に至る。
そう言われた一輝はしげしげと綴の体を見つめる。
体力をつけるためにトレーニングしたことはわかったが、それと胸と尻が膨らんだことに関係があるのだろうか。
筋トレやストレッチに臀部の筋肉を大きくするものはあるが、胸を大きくするものはない。寧音が体でそれを証明している。
つまり寧音のトレーニングで大きくなったとは考えづらい。
しかし、ここでトレーニングの動機が鍵になる。
メスの胸や尻はオスを惹きつけるための、いわゆるセックスアピールの役目があると言われている。
綴が一輝を意識しながらトレーニングした結果、体が応えて身体的魅力を発揮したと考えると筋が通る。
「……エロすぎない?」
「キミのせいなんだからね」
ぷいっと顔を逸らす綴があまりに愛おしく、綴の体が発する誘惑を存分に堪能する。
あの煽情的な下着を着けていたのも気持ちの表れだったのかもしれない。
「そんなこと言われたら我慢できなくなっちゃうよ」
「あっ……」
猛った陰茎を尻になすりつけると、その正体を悟った綴が甘い声を上げた。
脱衣所で焚き付けられたきりずっと苛立っている陰茎がじっとりと綴の臀部を舐める。
柔らかい尻の肉が亀頭を受け入れ、肌の滑らかさと鈴口から滲み出た粘液で艶かしい感触を与えてくる。
綴が持つセックスアピールを余すことなく愉しむことで精嚢がゾワゾワと騒めき、陰茎に精液を送り込む。
びくびくと波打つ陰茎に、綴が発情した表情で一輝の顔を見つめる。
だが、物欲しそうな顔とは裏腹に「だめ」と口にした。
「ボクも我慢してるから、キミも我慢して?」
「……その方が気持ちいいから?」
「うん」
学生時代からやっている我慢比べだ。
何戦やったかはもはや覚えていないが、たった一回だけ勝った以外は引き分けているのは確かだ。
ここであっさり負けてしまったら勿体ないだろうと必死に言い聞かせ腰を引くと、未練がましく鈴口から粘液の橋が架かって途切れた。
ふと見ると、内股を合わせていた綴の脚がすらりと伸びて大きく開いており、秘裂が露わになっていた。
雄の気配を感じ取った体が、受け入れる準備が出来ていることを必死にアピールしていた。
太ももに手を添えると綴はガクガクと腰を震えさせ、深い皺を眉間に作った。ぞっとするほど美しい苦悶の顔だった。
「はぁ……はぁ……ぁっ」
深呼吸か喘ぎか区別がつかない吐息が続く。
すりすりと期待させるように内股へ撫で下ろしていくと、一際甲高い嬌声を上げ、もっと撫でてほしいとばかりに脚が更に広げられる。
「意地悪しないで……。早く洗ってよ……」
綴が一輝の手に自分の手を重ね弱々しく握った。
愛撫をやめさせるものか、先を促すものか。懇願の言葉がなければ後者だと受け取っていただろう。
「軽めに終わらせよっか」
一輝としても一年この時を待っていた手前、綴の痴態を見ているだけで興奮のあまり達してしまいそうだった。
綴は目を閉じたままこくこくと頷いた。
タオルを手に取り胸から腹へ移る。胸とは対照的に引き締まっており、張りのある弾力が心地良い。
骨盤とくびれの対比も美しく、つい掌でなぞってしまう。
「うぁ」
緩んだ綴の口からうわ言のような声が溢れた。
一輝の手が下へ降りていくにつれて綴の腰が悩ましげにくねる。
そして下腹部──子宮の上に掌が乗った瞬間、綴が一輝の腕に縋りついた。
「そこはっ、だめ」
「なんで?」
「ずっとじんじんしてるの……今触られたら──ぁっ!」
言葉の途中で撫でた途端綴の腰が大きく跳ねた。
綴がいやいやをするように首を振るが、綴の体は一輝の愛撫を求めて自発的にくねらせる。
「あぁ……そんな優しく撫でないでぇ……焦れったいよぉ……」
散々胸をいじめられて発情してしまっている部分に弱い刺激を送られる。
体の中心に染み渡るような快感に酔いしれる綴。
決して強いものではないからこそ、どこにも快楽を逃がすことが出来ない。
「後でたくさんいじめてあげるからね」
「〜〜っ!」
一輝の囁きに悦んでしまい、毛が逆立つような気さえする衝撃が綴の体を走る。
目に涙を溜めて、ひどく歪な笑みを浮かべた。本当に同一人物なのか疑わしく、狂おしいほど淫靡な顔だった。
無意識に綴の下半身に手を伸ばしかけたが、寸前で思い留まり、綴の体にシャワーを浴びせた。
完全にスイッチが入ってしまっている綴の体をこれ以上刺激するのを躊躇ったのだ。
恐らく綴は耐えるだろう。一度我慢すると言ったからには綴は確実に耐える意志を持つ。
だがなりふり構わず耐えようとするのが問題だった。
端的に言って、その姿はあまりに卑猥で、嗜虐心を唆る。
すでに陰茎に大量の精液が溜められている今、綴の痴態を前に爆発を抑えられる気がしなかった。
爆発するのは、ベッドの上だ。
しかしその決意は、
「じゃあ次はボクが一輝君を洗うね」
堕落した天使のような笑みと獰猛な獣の目をした綴を前では、あまりに心許なかった。
妄想しながら書いてるせいで、書いてるものがちゃんとエロいのか判別つかない。
書いてる自分がぞわぞわするってボクっ娘ほんと最強。
なんかの感想返信で言ったような気がしますが、我慢比べは一輝が勝ってます。
貫徹の精神を溶かしに溶かして綴の方から屈服しました。
あーエロい(早漏)