※この作品はR-18です。

転生者の涙   作:私の矢が貴方を貫く

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 現代の日本に、人の手が一切入っていない森を歩いた事がある人はどれだけいるだろうか。例えいたとしても、その進みは蝸牛のように遅いものであったに違いない。

 あたしは今鬱蒼とした森の中を進んでいたが、その歩みは馴染みの散歩道を歩くように軽やかであった。

 

「エルシーちゃんは巨人時代に作られたというダンジョンにソロで潜ったりもしていた。つまりそれだけ冒険者として卓逸した能力を持ってることに違いない…。」

 

 描写特典システムによって森での足の運び方、重心の取り方などが生まれ持った能力のように身体に染み付いている。

 

「ついでに食べられる植物とかも解るわね…。この特典システム拡大解釈しすぎじゃないかしら?流石に森でサバイバルしたシーンは無かったのに。…森でオークに犯されたシーンならあったわね。」

 

 独り言を呟きながら、転生した時に持っていた皮袋に食べられる木の実を集めていく。

 因みにエルシーちゃんが原作で着ていた防具は、殆ど防御力が望めないファッション重視の装備である。(しかも若干露出してしまう)

 どうしてこんなのを着ているかと言うと、やっぱりこれも呪いのせいである。

 

「枝で肌が傷付いたらどうするのよ…」

 

 どうせ美しく生まれ変わったのなら、その美しさはキープしたい。たとえそれが更なる悪意を引き寄せることになったとしてもだ。

 

 木の枝に長い髪の毛が引っ掛からないように、ティラス製の両手剣で道を切り開いて行く。魔力を纏わして振るえば、岩ですら熱したバターよりも簡単に切り裂けるティラスの両手剣だ。切れすぎて枝を切り開いたときにすっぽぬけたりしないろうか。

 

「そんな心配も必要ないわ。何故なら平常時ならエルシーちゃんは完璧に使いこなしていたもの。」

 

 当事者としてはとても残念なことに、彼女はもう少しで犯されそうなシーンでは使い方を忘れてしまったのか、魔力を通すことすら忘れて雑魚魔獣の攻撃を防ぎその剣を砕かれていたが。

 

「流石に元男が子宮からの指示をはね除けられないことは無いよね…?」

 

 生まれ変わる前の自分がありとあらゆる面で、エルシーに劣っていた自覚はあるが、流石に性に対する耐性は流石に負けてない…筈である。

 

「そもそも子宮が精子を求める処女って何ですか…」

 

 どうにもこうにもため息が漏れてしまう。テンプレ転生したはずなのにどうしてこんな目にあってしまうのか。

 地球では見かけない植物に囲まれた森の中に一人。その上おちんぽには勝てない系女戦士になってしまった異常状態の中、身体に染み付いたスキルのせいでまともな生活も遅れないことが確定している。

 

 何という理不尽。あたしが何をしたというのだ!

 思わず叫びたくなってしまうが押さえる。あたしはここの森に何が生息しているか全く知らないのだ。

 

 マイナス方向に偏りがちな思考を抑えながら森の中を進むと、一つだけ情報を手に入れた。異世界でも日は沈む。次第に青ざめていく空の顔色を伺いながら解ったことだ。

 

「うぅ、寒い…」

 と思わず呟く。

 

 実際はそこまで寒くないのかもしれないが、格好がエロゲー主人公の服装だ。特に描写しなくても寒々しい格好していることが予測できるだろう。

 こんなところで、こんな格好では野宿も出来ない。そう途方にくれていた時である。

 

ガサリ、ガサガサ…

 

 遠くから何かが歩いてきた音が聞こえた。

狼、ゴブリン、オーク。異種姦モノでもメジャーな竿約達が頭によぎり、あたしは慌てて身を木の影に隠す。

 

 エルシーが持っていた羞恥魅了の呪いは、性的に嫌な目に会うと肉体が発情してしまうのだ。元男だから性的に見られても、別にそこまで嫌な気分になったりしないだろうが念には念を置くことにしたのだ。

 

 のそり、のそりとソイツが姿を現す。

 人間の子供ぐらいの大きさで、手にはそこら辺に落ちていそうな木の棒が握られている。その顔はしわくちゃで、薄汚れた緑の肌が遠くからでも見てとれた。間違いない、ゴブリンだ。

 

 辺りにソイツが歩く音以外は聞こえなくなる。更に念のために、あたしは鑑定能力を使った。

 

 

―――――――――――――

種族:ゴブリン

氏名:ギョ=フォンティーヌ四世

性別:雄

年齢:8

Lv3

体力:5

持久力:3

筋力:2

技量:12

敏捷:7

攻撃力:16

防御力:7

魔力:0

生体スキル

絶倫Lv32

生殖強化Lv62

催淫Lv53

攻撃スキル

棍棒Lv1

――――――――――――

 

 

 

…まぁ情報を制するものが世界を制すると言うし、多くの情報が見れるのは良いことなのだろう。

 そしてこの貧弱なステータスである。その癖やたら高いエロ系スキル、まさにゴブリン。…名前については突っ込まんぞ。どうせこの後殺す相手、名付けられた理由なんて考えていたら殺せなくなるではないか。

 

 そう考えてる間にも、ガサガサと大きな音を立てながらゴブリンは呑気に近づいてくる。

 

 そのすぐ近くの木の影に魔剣を装備した凄腕剣士(推定)が隠れているなんて、少しも考えていないのんびりとした足取りだ。間違いなく殺れるだろう。

 

あたしは……

 隙をついて首を刈る

 正面から撃破する

 

 

➡隙をついて首を刈る。

 

 木の影に身を隠し、息を潜める。

 近づいてくるのがゴブリンだからか、十分に脱力ができた。そのままあたしが隠れる木の横を通りすぎようとゴブリンが無防備にもその首を晒した瞬間、あたしは静かに踏み込んでその首を斬り飛ばした。

 

 案外何とか成るものだ。首を失い膝をつくゴブリンの死体を見ながら思う。

 

「なんというか、実感がないわね。この剣は切れ味が良すぎる…」

 

 目の前で首のない胴体から血が吹き出していて、辺りには噎せるような血の臭いが充満し始めているというのに自分でやった気分がわかない。

 

 「これが殺すと言うこと…(キリッ)」

 

 なんて冗談をやっている余裕はない。あたしがまだこの森の全生物に勝てると決まったわけではない。ゴブリンの血の臭いに引き寄せられて何がやってくる前に、あたしはすたこらと逃げ出すのだった。

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

➡正面から撃破する

 

 この程度の雑魚相手に不意討ちをしていたら、何時までたっても戦闘の経験がつめないに違いない。あたしは多少のリスクを負ってでも、正面からゴブリンを打ち倒すことにした。木の影に姿を隠すのをやめてゴブリンの目の前に踊り出る。

 

「さぁ、勝負をしましょう。」

 

 言葉と共に両手剣を前に構える。大丈夫。全てのステータスで上回り、武器も此方は魔剣にたいして彼方は木の枝だ。負けるはずがない。

 

「ギギッ!?グギャギャ!ギャッギャ!」

 

 あたしの声に反応して、此方を見たゴブリンはどうやら慌てているようだった。どうやら微塵も私のことを気が付いて居なかったらしい。

 ――チャンス!

そのまま剣を振りかざそうとするその時、

 

ジロリ

 

 熱を帯びたおぞましい視線を浴びて、思わず動きを止めてしまう。慌てて距離を離すとゴブリンは既に木の枝を構えていた。

 

 とは言え所詮は木の枝。魔剣を防げる筈がない。

 あたしは、ゴブリンの隙をついて、敢えて前へと飛び出た。降り下ろされる枝をギリギリまで引き付けてからかわし、懐に飛び込んだあたしは、相手の木の枝を斬り飛ばした。

 

「よしっ」

 

 安堵したのも束の間、ゴブリンは持っていた木の枝を投げ捨て、近寄ってくると、

 

「ひっ」

 

 いつの間にか臨戦態勢になったのか。あたしの足の付根に勃起したぺニスをこすりつけてくる!

 

「ッッッ!!」

 

 ゴブリンの予想外の攻撃に、一瞬動きが止まる。

 

(熱ッ!!)

 

 見ればゴブリンのペニスが、こすれていった下着の部分には、ねっとりとしたエキスがついていて、そのエキスがドンドン下着を通過して、性器に近づいてくるような気分になってくる。

 

(こんなゴブリンごときにっ!?)

 

 慌てて身を引いて、思わず距離をとってしまった。

 

「枝も持ってないゴブリン相手に距離を取るなんて…」

 

 余りの戦いのセンスの無さに悔しくなる。思わずゴブリンを睨み付けると

 

「グギャッギャッギャッ!」

 

 此方を見て嗤っていた。完全に格下扱いである。

 

「な、舐めるんじゃないわよっ!」

 

 こんなゴブリン、剣すら無くても倒せる。そこらに剣を投げ捨て、ゴブリンの懐に飛び込む。

 

「ハアァァ!」

 

 ゴブリンのパンチを軽やかにかわして、足払いを浴びせる。どさりとした音と共に、無様にゴブリンは森の中で倒れた。

 

「ふぅ、まぁゴブリンなんかに負けるわけないわね」

 

 大の字に倒れているゴブリンを見下しながら呟く。こんな雑魚に負けていてはやっていけないのである。そう思いながらゴブリンを見ていると未だソレが大きいままであることに気がついた。

 

「こんなもの、ただのチンポなのにさっきはどうして過剰反応してしまったのかしら…」

 

 両手でそれをしごきながら考える。幼い少女の指が与える刺激によってゴブリンのペニスは更に大きくなる。

 

「というか何故あたしはこんなものを触っているのかしら…」

 

 先程擦り付けられた部分が熱を持ち、思考が巧く纏まらない。しばらくしごいているとゴブリンが声を上げた。

 

 

「グギャギャ…」

 

 下に叩きつけられて意識を飛ばしていたのが治ったようだった。

 

「ギャッ!?ギャッ!ギ!」

 

 馬鹿にしていた相手にいつの間にか倒されていて、揚げ句弱点まで押さえられて要るのだ。相当に焦っているに違いない。勝者の気分に機嫌が良くなった私は、更に攻撃を加える。

 

 指でリズムよく扱きながら、大きく息を吸い、口の中の奥まで弱点を咥え込む。ゆっくりと、ゴブリンに大ダメージを与えるためにれろりれろりと、リズムを着けながらソレの先を舐める。

 

 先からじわりと生命の素が溢れてくるのが解る。この攻撃は利いているのだろう。だが此処で止めたりはしない。私を馬鹿にした罰である。

 

 私の口から逃れようとするのか、暴れる弱点の幹を唇で挟み押さえつけ、思いきり吸い上げる。直後、ゴブリンはぶるりとした痙攣と共に大量に生命の素を放出した。

 

 溢れる生命の奔流を口で受け止め、全て飲み干した。かなり苦い。それでもかなり戦いを有利に進められているので嬉しくなる。この調子で戦えばいくらでもゴブリンを倒せそうだった。

 

 

 実際に、大量の射精で事切れる前にゴブリンが仲間を呼んだが、転生者は同様の方法で倒していった。

 次第に追い付けなくなるゴブリンの処理に自分の性器、排泄器官まで使って対処していった。

 自覚なき淫らな戦いは続き、転生者はゴブリンの手に落ちた。彼女がゴブリンを産んでは繰り返す近親相姦によって、誕生することになる異形のゴブリンを産み落とすまで7年のことである。

 

END1誰も知らない勝者

 

 

 

 

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