【びたみんクエスト】4体目のあくま【二次創作】 作:はらだいこ
「うぉぉぉぉぉぉっっ!!」
雄叫びと共に全体重を掛けたバトルアックスを真正面から飛びかかってきた魔物レッドウルフに振り下ろす。頭蓋に叩き込まれた肉厚の刃はレッドウルフを一瞬で絶命させる。左右から波状攻撃を仕掛けてきたレッドウルフたちも一端受け身に回ったのを見計らって一匹ずつ確実に仕留めていく。
「はぁ……はぁ……流石に……この年で連戦はキツいな」
オンタートの街の兵士アクスは荒い息を吐いてレッドウルフの血に塗れたアックスを杖代わりにして青息吐息。鍛錬は欠かしていないとはいえ、やはり寄る年波には勝てない。鋼鉄製の鎧がずしりと鎖帷子越しに重く圧し掛かり壮年の肉体を苛む。
「アクスさんっ!大丈夫ですかっ!」
消耗したアクスの元に駆け寄ってきたのは同じく兵士の青年タロウ。こちらは雑魚モンスターの代表格スライドの大群を辛うじて退け先輩騎士のアクスの加勢に馳せ参じた。
「ああ、こちらもなんとか片付いた。それよりも住人の避難は?」
「はい、冒険者たちの協力もあって被害は最小限に抑えられそうです」
なんの前触れもなく街中に魔物が大量出現するという前代未聞の事態に街は大混乱に陥った。レッドウルフが食糧庫を荒らしたり、スライドが酸性の身体で建物の外壁を溶かすといった被害はまだしもデオークやコオークの女性への性的暴行だけは、なんとしても防がなくてはならない。
「よしっ!マンション琥珀方面で暴れているデオーク数体をミカミさんが一人で足止めをしているらしいっ!!我々も助太刀に行くぞっっ!!」
騎士が暇なのは平和の証拠。騎士に限らず公僕と呼ばれる職業全てに共通する法則である。オンタートの街の治安を守るという職務に誇りと矜持を感じつつも退屈に倦んでいたアクスの生活に潤いを与えてくれたミカミに対する思い入れは半端なモノでは無い。恋人の代わりに慰めてもらっていたタロウも同じ感情を共有している。
二人が走る石畳の上には、デオークやコオークの死屍累々と積み重ねられている。魔物の大量発生に乗じて火事場泥棒の真似を働こうとした半裸の盗賊達までも半死半生で呻きながらのたうち回っている。「すごい……これだけの魔物をたったの一人で……」
恋人以上に魅力的な異性と意識していたミカミに剣士としての畏怖を感じて手に握った剣の柄を強く握りしめる。
「おい待てっ!あれは……」
突然立ち止まったアクスはアパート琥珀の前で輪を作る様に固まっているデオークが四体。醜い豚鼻から鞴の様にふごふごと荒い鼻息が漏れ、口の端からは不潔なよだれがだらだらと滝の様に流れている。
「あがぁぁぁっ♥お腹壊れるぅぅぅぅっ♥♥」
男盛りの屈強な青年から棺桶に片足を突っ込んだ老人、女やもめの冴えない中年から精通前の少年、果てはホームレスに犯罪者、レッドウルフやコオークといった魔物まで、およそ雄と言える全てを受け入れてきたミカミの膣でもデオークの子供の大腿に匹敵する太さもある規格外の巨根の前に、身体の芯を情け容赦なく抉られて半狂乱になってよがり狂う。
ずごぉぉぉぉぉっっ!!
「んごっ!ふぐぅぅぅぅぅっっ!!」
ミカミの頭皮を引き剥がすような力で髪を掴み上げると、口は声を上げる器官では無く雄根を慰めるための穴と言わんばかりに容赦なく猛り切った肉根をぶち込む。
長命なエルフ種の中でもとびぬけて生命力が高く妊娠出産を短いスパンで可能にする特殊な胎構造のミカミでなければ即死の荒行。酸欠の脳に白い火花が無数に散ってミカミの新たなる官能を扉が開く。
しゅしゅしゅっ!にちゅちゅっ
「ぶぎぎっ!!」
「ぶごぉぉっっ!!」
ミカミの左右に控えたデオークたちはミカミの熟練の手コキにおぅおぅと上機嫌に文字通り豚の様に呻く。大人の握りこぶし程もある亀頭を子供の頭を撫でる様に丹念に愛撫しながら、輪っかにした指で恥垢のこびりついた亀頭のエラを丁寧に擦り上げる。
思いのほか弾力のある野太い茎を適度に圧迫しながら手首のスナップを利かせて緩急を付けて扱く。雌とみたら組み敷いて犯す単調な性交しかしらないデオークにはミカミは高級娼婦も裸足の年季の入った性技は刺激が強すぎて腰が浮き上がり蹄がたたらを踏む。
「糞ぉっ!あの豚どもミカミさんをっ!!」
若者らしくミカミが輪姦される姿に沸騰したタロウが剣を構えて突撃しようとする所をアクスの分厚い手がやんわりと引き止める。
「待て、これはあの人の作戦だ」
「作戦って……デオークに犯され殺されますよっ!!」
「まぁ、見ていろ」
今、感情のままに斬りかかってもデオーク四体相手にして勝てる保証はない。年の功でミカミの瞳から光が失われていない事を見抜いたアクスはミカミの策を信じて様子を見る。一方的にデオークにミカミを犯される状況に臍を噛むタロウの股間は悔しげな表情とは裏腹に黒い血が滾り、もっこりとしている。
「ぶごっ!ぶぎぃぃぃぃぃっ!!」
どぶっ!びゅるるるるるぅ~~!!
最初に射精したのは口に突っ込んでいたデオークだった。贅肉がたっぷり乗った腰が痙攣して糊の様な半固形状の精液が胃に濁流の様に流れ込む。口内射精を受けた事に連動して膣肉が万力の様な締め付けを見せてミカミに後ろから覆い被さっていたデオークが甲高い鳴き声を上げて子宮口に亀頭を抉り込む様に密着させて欲望を解き放つ。
ぶびっ!どぷぷっ!ぶびゅるるるるる~~!!
「ぶひぃっ!ふぎょぉぉ~~」
肉根が脈動してデオークの基準から見てもあり得ないほどの大量の精液が吐き出される。雄汁を身体の最も深い所で受け止めて収まり切らない精液がミカミの開き切った膣口の縁からぼたぼたと滝の様に垂れて石畳の隙間に染み込んでいく。
「「ぶぎょぉぉぉぉ~~!!」」
ぶゅるるるる~~!どくくんっ!びゅるるるるっっ!!
手コキをされていたデオークは仲良くほぼ同時に射精した。水鉄砲の様な勢いで吐きだされた精液はミカミの顔をドロドロにコーティングする。余りの粘度と量に、鼻孔を密閉されて危うく窒息しかける。
「あぐっ!はがっっ……ごふごほっ!!」
思うさま欲望をぶちまけたデオークはミカミ石畳に開放する。精液塗れでごほごほと咳き込むミカミに征服した雌に対する優越感に満ちた視線を剥ける。大量射精の充実感と虚脱感に浸るデオークたちは心地よく宙を仰ぐ。
「ぶひっ!ふぅぉぉぉぉぉ……」
射精直後で警戒心は皆無。牛の首もねじ切るデオークの怪力は、この瞬間は発揮されない。大陸に名を轟かす希代の痴女であると同時に歴戦の剣士であるミカミは、この隙を見逃さなかった。ミカミの全身のチカラが爆発的に高まり奥義”みかみストレート”が発動。腰に差したままだった愛刀”斬ヶ式リンドウ”が閃いた時にはすべてが終わっていた。
「ぶひ?」
何が起こったのかさえ分からず疑問形の間の抜けた鳴き声と共に精液の白とのコントラストも鮮やかな真っ赤な鮮血を大量に吹き出してデオーク達の巨体がずしんずしんと崩れ落ちた。
「ふぅ……ごちそうさま……中々楽しかったわ」
内心お肌に良さそうだと思っているデオークのザーメンパックを手で摘み落とすミカミにアクスとタロウが駆け寄る。次々と心配そうな声を掛ける二人に慈母の笑みを浮かべる。
「二人とも、ありがとう。ここら辺の魔物の掃討はこれで終了ね」
「はい!こちらも住人の避難も完了しました」
「後は、この事態の元凶を見つけるだけだな」
街中での魔物の大量発生が偶然であるはずも無く呼び水となったモノが必ず存在する。それを潰さない限りまた魔物たちが引き寄せられて街は甚大な被害をこうむる事になる。
「それについては目星がもうついてるのよ」
「と、言いますと?」
ミカミが見上げた先にあるのはマンション琥珀。オンタートの街ではありふれた建築の建物でとても魔物を引き寄せる様な何かがあるとはアクスには想像できない。
(二階から強力なチカラを感じる……マニィトの部屋ね)
チカラの波動は今まで戦ってきたねるぷらやぺりじあ、ぴゅらぁのと同様のモノ。すなわち”あくま”。いつも飄々とした軟らかい表情が険しいモノに変わる。
(これは、ちょっと手ごわいかもね)
強敵の予感に衣類と呼ぶには布地が少なすぎる縞柄の紐パン紐ブラを着直すと、応援を呼んで万全の体勢でとてアクスとタロウの精子を振り切り、魔の城と化したマンション琥珀へとミカミは単身乗り込んだ。
つづく