【びたみんクエスト】4体目のあくま【二次創作】 作:はらだいこ
四方八方から殺到する蔦の波濤を掻い潜り、あくま”くぇぱな・めぃんく”を包む茨の防壁を渾身の奥義”みかみストレート―真―”で突破。あくまの姫の威厳を見せつける様に四本の腕で阿修羅の構えを取っていたくぇぱなはリンドウの刃の前についに倒れた。声なき悲鳴を上げて全身にベールの様に纏った黒い瘴気が霧散する。
『ようやく開眼した、みかみストレート―真―が無ければこちらが負けてたわね』
激戦を終えたミカミは赤いアンダーフレームの眼鏡をくいと上げて勝利の美酒には酔わずに、歴戦の剣士らしく戦闘の結果を冷静に分析する。
『あーあ、負けちゃいましたわね』
膨大なチカラを失い仰向けに倒れたくぇぱなの瞳からは赤い鬼火が消え、黒曜石の慈愛に満ちた穏やかな眼に戻る。戦いに敗れたにも関わらず、どこか晴れ晴れとした顔でむくりと立ち上がる。
『流石あくま、潔いわね……さて、約束を果たしてもらおうかしら♥』
しおらしいあくまの姫君にゆっくりと歩み寄るミカミ。百戦錬磨の剣士の精悍な表情が崩れて瞳を三日月の形になる。口角が歪み、荒い吐息が漏れる。
『はぁい、あくまは約束は違えませんの♥』
官能を刺激するBGMが流れ、お待ちかねのエロシーンに突入したことをマニィトに伝える。自然と早くなるクリックの指の動きに連動する様にひゆーにぇの手コキにも、より熱が入る。
「色んなゲームやったけど、これが一番好きみたいね。ちんぽの反応で分かるよ」
ウォーランド大陸で勇名(?)を馳せるミカミのファンたちの一部が有志を募り製作したエロRPG”びたみんクエスト”。ミカミの許可を得てミカミの大陸各地で残したエロ武勇伝を忠実に再現している。何気にRPGとしての完成度も高くやり込み要素もてんこ盛りで、廃エロゲーマーマニィトもうならせる極上の一作だ。
現在はクリア後の二週目で隠しダンジョンを攻略中。クリア特典で得られる”潜入美人捜査官眼鏡”は男子風呂潜入イベントを起こすためには欠かせないアイテムである。
「でも色んなゲームがあるよね。姉とか人妻とかふたなり、それにバニー。でも流石に鼻から精液吸引はちょっと引いたね~~」
積りに積もったエロゲーの箱の山。夏空を背景にして微笑む眼鏡のポニテールの女性や和服にニットセーターの女性のツーショットにヒトヅマッ!とシンプルなタイトル。爆乳バニーガールのイラストは何故かヒトヅマッ!のヒロインとキャラデザが酷似している。オナホール片手の二人の少女。けったいそうな属性のヒロイン五人が所狭しと雁首を揃えるパッケージ等、マニィトの守備範囲の広さがうかがい知れるラインナップの数々を、ひゆーにぇはにやにやと眺める。
マニィトは性癖を見透かされた事に羞恥心を刺激されて、雀斑が散ったふっくらとした頬を赤くする。照れるマニィトに悪戯心を刺激されてソファーの横に座ったひゆーにぇはさらに身体を密着させて肩にしなだれ掛かるとちょうど鼻のあたりに頭の旋毛が触れて胸焼けするような甘い芳香が流れ込んでくる。頭がくらくらして肥えた身体がラードの様に蕩けそうになる。
(あーんなことや、こーんなことさせてんのに、この程度で心臓バクバクいっちゃうとか……可愛っ♥)
日がな一日、変態的な性交に耽るかエロゲー三昧の退廃的な生活でも初心さを一向に失わないマニィトをついからかいたくなる。ぴちぴちのTシャツ越しの厚い胸についっと指を走らせたり、耳元にふぅ♥と甘い吐息を吹きかけてマニィトの反応を楽しむ。
「く、くすぐったいよぉ!」
「この程度で参っちゃダメよ。もっと敏感な所、くすぐるんだから」
不敵に微笑んだひゆーにぇの唇を割って肉の蛇がぞろりとまろび出る。表面にびっしりと生えたぷりぷりの肉粒が鱗の様にも見える。
「くぇぱなとかいうゲームのあくまも似た様な口の構造だけどウチの方が気持ち良いから」
音を立てて生唾を飲むマニィトに、ほくそ笑むと大きく開いた股の間にしなやかな肢体を滑り込ませてしゃがみ込みと、細く尖った舌の先端で鈴口で玉になった我慢汁を潰す。
「最低、一分は持たせなさいよ。いっつも秒殺しちゃつまんない」
細い糸を引いて舌が亀頭をから離される。ぞっとするほど艶めかしいひゆーにぇの切れ長の眼の上目遣いに、こくりと頷くと再び画面に視線を戻す。無数の花々をあしらった文字通り華麗なくぇぱなの玉座に我が物顔で座ったミカミの腰の上でくぇぱなが甘い声で喘いでいる。
『ああぁぁぁんっ♥♥画面の前のみなさぁんっ♥わたくしぃ♥くぇぱな・めぃんくはぁ♥♥突然城に乗り込んできたエルフ女のふたなりちんぽにずこばこっ♥されちゃってますわぁ♥♥♥』
ミカミとくぇぱなのSEXは広域虚構通信界層<ネット>にライブ中継されている。画面の前で怒張を扱く男や股を濡らす女たちの欲望を敏感に感じ取ってくぇぱなの頭が沸騰する。肩口から生えた3、4本目の腕で数百万人の視聴者にダブルピース。元の1、2本目の腕で激しいピストンでぐちゃぐちゃになった性器を花びらの様にを広げて甘美な敗北の証を下賤の者たちに見せつける。
「やっぱ挿入部が見える体位は良いなぁ……ふぅおっ!くぅ……!」
「えろろんっ!ずるるっ!じゅぷるるるる!」
狭い口内で長い舌がとぐろを巻き、ぷりぷりの肉粒に亀頭粘膜を撫で上げられる心地良さは言葉では例えられない。特に亀頭のエラが肉粒で弾かれる時は発狂寸前の快感に雄叫びが上がりそうになる。人間の舌とは見た目通り構造が違うのだろう陰茎に巻き付いて適度に圧迫しながら扱き上げながら、鈴口の割れ目に平べったい舌の先端を差し入れ尿道を掻き回す。
(ぐぁ!やばいやばいうやばいっ!こんなの1分もなんて無理だっ!)
『お姫さまんこ気持ちよすぎっ!で、出るぅっ!!』
どびゅっ!どびゅびゅっ!どくくっ!びゅるるる~~!!
ひゆーにぇの舌に意識を根こそぎ持っていかれて最早ゲームの内容はまにぃとの頭に入ってきていないがくぇぱなの姫まんこの締め付けの前に一足早い射精を迎える。
『あぁぁんっ♥私を見事打ち取った殿方専用卵子に受精っ♥着床っ♥あはっ♥王子を孕みましたわぁ♥♥♥』
本来であれば受精着床まで一週間の間隔を必要とする所を、あくま特有の成長促進作用で画面の左下の丸い小窓(ワイプ)でくぇぱなのとっておきの卵子に無数のミカミの精子が殺到し受精→ぷちぷちと細胞分裂をしながら着床する過程をハイスピードで視聴者にお披露目する。
(46秒……30秒もたたずに出してた頃に比べれば、堪え性が身に付いたけどそろそろ限界かな……)
ぷんと亀頭が膨れ上がり、射精の予兆をひゆーにぇに伝える。変に焦らす気も無く止めを刺す様に舌の動きを激しくさせる。
じゅぷぷっ!ぬるるるんっ!ずぼぼぼぼぉっ!!
長い舌で絡め取ったペニスを咽頭まで誘導して扱き上げる。あくまの体構造であれば酸欠やえずく心配も無用。喉の粘膜を限界まで膨張した亀頭で抉られてじわりとひゆーにぇの肉裂が湿り気を帯び、切なく大腿を擦り合わせる。一発抜いたら間髪入れずに下の口で可愛がることを考えながら、マニィトの熱い奔流を受け止めた。
「あがっ!でりゅふぉぉぉぉっ!!」
射精快楽に支配されたマニィトの芋虫の様に太い指が、ひゆーにぇの頭を鷲掴みにして喉奥に亀頭を限界まで押し込む。これにはひゆーにぇも目を剥いて呻いた。
「むぐっ!んんーっ!」
どびゅるるるるるっ!!どくどくどくっ!びゅぅぅー!ぶびゅるるるっ!
腰が痙攣して跳ね上がり、喉奥にめり込んだ亀頭が爆ぜる。亀頭が脈動して胃に濁流の様な精液が流れ込み、一部、逆流した精液が鼻からぶびびと噴出する。咽頭の粘膜が亀頭に吸い付くのが堪らなく気持ち良く、射精が終わった後も魂の抜け出た様な惚けた顔で、ふわふわとした浮遊感に包まれながら射精の虚脱に浸る。
「はぁ……はぁ……!ごめんっ!大丈夫っ!」
我に返ったマニィトは慌てて萎えたペニスをひゆーにぇから抜き取る。窒息で死ぬことが無いとはいえ呼吸を堰き止められて薄ピンクのひゆーにぇの顔は茹蛸の様に真っ赤に染まっていた。
「ごほっ!がはぁ……ヘタレだと思ったらたまには強引な真似もするんだ……見直した……げふ!ごほっ!」
激しく咳き込むひゆーにぇを心配しながら背中を擦っていると、はっと異変に気付いた。
「何だ?……今朝から妙に騒がしいと思ったけど……うぉぉぉっ!!?」
祭りでもないのに今朝から人の叫び声や魔物の様な声が聞こえていたのはずっと気になっていた。引きこもりとはいえ、以前ならカーテンの隙間から窓の外の様子を窺うくらいはするのだが、ひゆーにぇと交わす肉の快楽の前に、とうに疑問は溶け消えてしまっていた。
しかし、ドアを賽の目上に切り刻まれてミカミが殴り込んできたとなれば、ヒキオタマニィトといえど現実と向き合わない訳にはいかない。
「ふぅ、結構固い封印が施されてて、面倒だったから強引に破っちゃった」
そこにはドロドロの精液に塗れた事を除けば、いつもと全く変わらないミカミの姿。下半身裸の間抜け格好のマニィトを認めると、にこりと笑って手を振る。
「はろはろ!マニィトしばらくご無沙汰でごめんね」
「いえ、そ、そんな、ミカミさん」
「ちょっとアンタ!ウチの愛の巣に何の用?」
久しぶりに対面したミカミへの照れ臭さで頭を掻くマニィトの前にひゆーにぇが仁王立ちする。顔には縄張りを荒らされた雌ライオンが浮かべる様な獰猛な笑みが浮かぶ。即座に臨戦態勢に移行して全身にチカラを漲らせたひゆーにぇはふわりと身体を中に浮かせて周囲に旋風を巻き起こす。床に散らばった菓子袋や衣類、さらにエロゲーの箱が出鱈目に吹き飛ばされてマニィトが絶叫する。
(なんて強い力……風の魔法を使うみたいね)
ねるぷらの炎、ぴゅらあのの雷、ぺりじあの氷、そして、ひゆーにぇの風の魔力。魔気を孕んだ竜巻が風の大蛇となって鎌首をもたげてミカミを威嚇する。長すぎる舌で、これ見よがしに舌なめずりをしてミカミを挑発する。
「ストップっ!スト―ォプっ!わたしはバトルする気なんてないわよ」
「はっ!ウチの力を見て怖気づいた?!徹底的に痛めつけて、二度とこんな真似できないようにしてあげる!」
「話は最後まで聞きなさいっ!闘うって言ってもわたしたちにはもっと、ふさわしいやり方があるって言ってるの」
血気に逸るひゆーにぇに大きな胸の前で腕組みして、じと目で睨みつけて一歩も引かない。ミカミの態度に多少の冷静さを取り戻したひゆーにぇはミカミの雰囲気からただの淫乱エルフではないと感じて様子見に出る。
「何よふさわしいやり方って。下らない方法だったら承知しないからね」
(ほっ、少しは話の分かる相手で助かったわね。街中であくまとどんぱちなんかやったらオンタートの街が更地になっちゃう)
「あくまもわたしもスケベ大好き♥なら話は簡単。マニィトに、どっちのまんこが良いか選んでもらおうって訳♥」
「マニィトに選んでもらうって……マジで言ってるの?」
「マジもマジ。公平なジャッジも呼ぶから……こっちに来れる?ぴゅらあの?」
『はぁい、もうここにいますよ~~』
「えっ……てっ、うわああああああああああっっ!!」
話についていけないマニィトが頭を抱えて、ふと、起動したままのエロゲーの画面に視線を落として仰天する。白い髪に角を生やした艶めかしいブラウンの肌の美女の上半身がディスプレイから生えていた。
つづく